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【テレビの企画力×データ分析力】元ダウンタウンDXプロデューサ西田二郎氏と語るYouTubeの未来(全6記事)

アマプラがテレ東を抜いて7位に テレビ視聴で人気のチャンネル&アプリのランキングを公開

【3行要約】
・YouTubeが国民の60パーセント以上に浸透する中、企業のマーケティング戦略転換が急務となっています。
・元日テレ『ダウンタウンDX』プロデューサーの西田二郎氏が、エビリー顧問就任を機にテレビ業界の知見とデータ分析の融合について語りました。
・これからの企業が取り組むべき、データドリブンなコンテンツ制作とは。

顧問就任がYahoo! のトップニュースに

庄野数馬氏(以下、庄野):エビリーの顧問就任記念。「テレビの企画力×データ分析力 元ダウンタウンDXプロデューサーの西田二郎さんと語るYouTubeの未来」。

(一同拍手)

庄野:さぁ、始まりました。二郎さん。

西田二郎氏(以下、西田):はい。

庄野:これは、いっぱいの方からすでに(動画視聴の)申し込みをいただいていて。「いったい西田二郎は、テレビを辞めて何をするんだろう」と。聞くところによると「ReHacQ−リハック−」からも同じような(取材を受けたと)。

西田:そう、これまずそもそも(会社の)紹介をしなくてもええのかいな!?

庄野:大丈夫です。ちょっとそこ(西田さんがテレビを辞めた理由)が聞きたくて。

西田:え!? いいんですか!?

中川恵介氏(以下、中川):はい。

西田:そもそもこのイベントは「顧問就任」というリリースを出していただいて、えらいニュースになったんですよ。

庄野:そうなんですよ!

中川:なりましたよね!

庄野:エビリー史上初めて「Yahoo!ニュース」のトップを飾らせていただきまして。

中川:Yahoo!(ニュースの)トップを。

西田:ビックリしましたもん!

庄野:うれしかったですよ。

西田:ReHacQ! 高橋(弘樹)くんのところ。「『なんでテレビ局を辞めたんですか?』って聞きたい」と。うれしいやん、そんなもの。

庄野:そのReHacQさんの前に、前に! うちがやらせていただきます。(ReHacQプロデューサーの高橋)弘樹さん、すみません。ということで、今日は何をやっていくかをスライドで紹介していきたいと思うんですけど。

その前に僭越ながら、今日のMCを務めさせていただきます。エビリーのプロデューサーの庄野数馬です。よろしくお願いいたします。

西田:よろしくお願いします。

(会場拍手)

「ダウンタウンDX」プロデューサーが顧問になった理由

庄野:ありがとうございます。そしてこのあとね、あらためてご本人からもご自身のお話をしていただこうと思うんですけども。この度(エビリーの)顧問に就任していただきました。ご存じ、日テレ系の『ダウンタウンDX』を作られた方でございます。数多くのテレビ番組を手掛けられて。あとは地方のテレビ局を盛り上げようという取り組みをされていて、二郎さんは、もうね、テレビ界の異端児というか。風雲児というかね。

また、テレビでは、やっていないようなデジタルの取り組みとかもすごく早い方だったんでね。SNSでのタイアップを練られたり、YouTubeのチャンネルでタレントさんを起用したりというのは、実は誰よりも早くやっていらっしゃった方なので。そんな二郎さんとYouTubeの未来を話していこうと。

西田:よろしくお願いします!

庄野:というところで、弊社の代表の中川でございます。では、中川さんから、エビリーの紹介を。今、これほとんど二郎さんのファンが見ているので。

西田:そんなことないですよ。

中川:はい。エビリーでございます。エビリーは私が2006年に設立した会社でございまして、今現在、東京都渋谷区にあり、テクノロジーとクリエイティブの両方をやっています。お願いします。

事業として、テクノロジーでは、動画のSaaSの事業など複数のプロダクトをやっていまして。それに加えて制作から広告、分析までソリューション事業を、PR・マーケティング領域と教育・コミュニケーション領域の両方でやっています。

西田:これがすごい! 要は、このレンジ(の広さ)が。

庄野:早くも。

西田:要は、だいたいは、みんな専業やねん。1個だけ、ここだけ。

庄野:そうですね。

西田:「SaaSのここだけです」とか。

庄野:「餅は餅屋」という言葉もありますけれども。

西田:分析(担当)は分析をするとか、作るのは作るだけ。これ、エビリーは全部ある。

庄野:西田さんありがとうございます。もうちょっと静かにしてもらっていいですかね?

西田:なんでやねん。

庄野:褒めていただいてうれしいんですけど。

西田:これが、俺がエビリーの顧問をやりたいと思った理由でもあるわけやんか。

庄野:ちょっと静かにしていただきたくて。

西田:なんでやねん。

(会場笑)

庄野:これね。こうなると、もうあさっての方向に話が行ってしまうので。

西田:いかへんやろ! でも、これは知ってほしいところです。

庄野:ありがとうございます。

庄野:代表の出代(でしろ:映像業界用語で出番)を作らせていただいてもいいですか?

西田:お願いします。

国民の約60パーセント以上がYouTubeを見ている

中川恵介氏(以下、中川):今日のテーマにあるような、YouTubeに関する事業を、(会社の)1つの核として持っていまして。中でも我々の強みとして、「kamui tracker」という、一言でいうとYouTubeの視聴率のデータベースを持っていまして。国内の登録者数1,000名以上のYouTubeのチャンネルを網羅しておりまして、今は約5万人のユーザーさんに使っていただいています。

そのいくつかのデータを使って読み解くYouTubeのトレンドについて、二郎さんのプレゼンの前に少しばかり紹介させていただければなと思います。

西田:お願いします!

中川:というところで、「データトレンドで見るYouTube」というテーマで、少しお話しさせてください。すでにご存じの方も多いと思いますから、YouTubeの国内の月間のアクティブユーザー数が7,370万人。

国民の約60パーセント以上がYouTubeを見ていると。そんな実態でございます。年代別の利用率でいうと、そこを見ていただくとわかるように、もう若い世代からシニア世代まで幅広く。特に足元、40代以上のユーザーがけっこう増えているところでございます。

西田:これは年々、どんどん世代が広がっていく感じですかね?

中川:はい。広がっていくと思います。おっしゃるとおりで、認知率でいうと97パーセントのみなさんが知っていると。

西田:知っていると思います。

中川:なので、もうなくてはならないメディアに育っていると。

庄野:昔は「若者だけのメディア」みたいなイメージがありましたけれどね。

西田:もう違うね。

庄野:もう「俺には関係ない」ということが、みなさん言えなくなってきてるということですね。そして、これが二郎さんに見ていただきたい数字なんですけれども。西田さんがいらっしゃった日本テレビ系列よりYouTubeが上にいっていると。

西田:何!?

中川:今はテレビでYouTubeを見ている人がものすごく多くて。2023年の12月末時点で、約3,800万人のYouTubeのユーザーが、テレビで見ている。

庄野:スマホじゃなくてテレビで見ている人の割合がこれ。

テレビの画面で一番見られているのがYouTube

中川:直近のデータでいうと、コネクテッドTV。いわゆるテレビでインターネットの番組を見る、そのアプリケーション、番組で一番多いのがYouTube。なので、実際に3,800万人以上のユーザーがすでに(テレビでYouTubeを見ている)。

西田:あのテレビの画面で言うた時には、一番見られているのがYouTubeやということですね?

中川:そうです。

庄野:そうですね。でも日テレもがんばってますよね?

西田:がんばってますね。でも、これはたぶんいろいろあるんですよね。テレビの画面で見るだけじゃなくて、あとから「TVer」とかで見るのに適している(テレビ)局とか、そんなのもあったりするやろうから。

庄野:そうですね。

西田:テレビのここ(画面)で見ることだけが、すべてではないかもしれない。逆ですよね。YouTubeをここ(テレビ)で見る時に、YouTubeのクオリティがそれに耐えるものになっているというものだから。

庄野:そうですね。映像美も含めてですよね。奇しくもね、先ほど冒頭で高橋弘樹さんというお話がありましたけども。YouTubeのビジネス界は、もはや政治界を席巻しているであろう、弘樹さんの出身のテレビ東京よりは、はるかに見られていると(笑)。

西田:これはもう高橋君のおるReHacQは、(グラフ上でYouTubeを示す数字の)半分ぐらいかもしれへんで?

庄野:そうですね(笑)。

西田:テレビ東京を超えている可能性もあるやんか。

庄野:本当に。

西田:テレビ東京は(視聴時間が)14.9でしょ? ReHacQは22ぐらいかもしれへんやん。コネクテッドTVって言うんやな? 「コネクテッドTVで、めっちゃ見られてるらしいな」って、言っておきます。「エビリーさんが言うてましたよ」って。

庄野:ありがとうございます。

2024年の企業YouTubeチャンネルの総視聴回数は1,030億回

庄野:そういう時代の流れがある中で、企業のYouTube活用ですね。

中川:そうですね。当然、企業もYouTubeの活用がすごく増えていると。企業のYouTubeチャンネルの総視聴回数は2024年に1,030億回。

庄野:再生数がね。

西田:再生数か。

中川:あとは、いわゆるYouTuberのタイアップを行っている企業数が6,380社。ものすごい数が実際にYouTubeを活用している。

西田:やはり効果があると思っているから、これだけ伸びているということでしょ?

庄野:そうですね。私もビジネス、バラエティ、それから音楽とか、いろいろな企業さまのYouTubeチャンネルをプロデュースさせていただいていますけどね。今回は、そういった企業さんで、これからYouTubeを始めてみようかなとか、もうちょっと手遅れかなと思われている方もけっこういらっしゃるんですよ。

意外と大きな会社さんほど、まだやっていなかったりしてね。そういう企業のマーケの方々にもぜひご覧いただきたいと思うんですけども。YouTubeは大きく出ましたね。中川さん。

中川:はい。実はYouTubeは社会も動かしているということですね。どちらかというとYouTubeを見ている視聴者って、YouTubeの世界だけにとどまっているように言われていたんですけれども。2024年の選挙、あとはフジテレビ問題。この2つが実際に社会を動かしているというデータです。次のスライドをお願いします。

政治関連のYouTubeの視聴回数の推移で、YouTubeというカテゴリが14カテゴリあるんですけれども。その中でも「ニュースと政治」というカテゴリが非常によく見られていて。2022年1月時点では約3,700万回だったのが、その2年後の2024年1月でいうと、約14億回の再生が回っている。なのでYouTubeと政治は非常に(相性が)いい。それが実際に都知事選とかを見た人が、実際に選挙に行く。

西田:これはホンマの感じが伝わるんやろな。

庄野:そうですね。

西田:あとは嘘を言う感じになって「これは!」とか。

庄野:自分が思っていることを語りやすいのは、ありますよね。やはりテレビだと、特に選挙直前とかになるとね、いろいろな党が出たら(時間の)分配とか……。

西田:言える、言えないもあるし。

庄野:言える、言えないもあるし、時間もきっちり決まっているのもあったりしますしね。

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