2024.12.19
システムの穴を運用でカバーしようとしてミス多発… バグが大量発生、決算が合わない状態から業務効率化を実現するまで
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阿部広太郎氏(以下、阿部):もっとお話を聞いていきたいんですけれども、あと残り時間もわずかなので、質疑応答の時間にしたいと思います。このライブを聞いてくださってる大学生の方が、質問を寄せてくださっていると思います。どうですか?
司会者:たくさんコメントと質問が来ておりまして。
タカシ氏(以下、タカシ):ありますか。よかったです。
司会者:お二人の言葉にすごく励まされている方々もたくさんいらっしゃいます。
タカシ:うれしいですね。
司会者:私から気になった質問を1つご紹介させていただきたいと思います。今回の(「ひたむきに10年続けると、何が見えてくるのか?」という)テーマにも通ずる部分がある、いい質問なのでおうかがいします。
「向いてないって思ったことはありますか。その時に辞めようと思ったことはありますか」というご質問をいただいてるんですけれども、そのへんはいかがでしょうか。
タカシ:率直に言うと、向いてないなと思う時はあったし、辞めたいなと思った時もありました。あったんですけど……歌を歌わせてもらっている仕事って、もちろん聞いてくれている方に対して励ましたり、笑顔になってもらいたいって気持ちがあるんですけど、意外と歌ってる自分にも、その歌詞が染み渡ったりするんですよ。
自分自身も鼓舞しているような、歌に励まされているような感じになる。だからちょっと辞めたくても辞められないなって思います。この人生の半分以上を歌に支えられてきているから、歌と僕は腐れ縁のようになってきていて、切っても切り離せない存在なんだなとも思うんですよね。それぐらい自分はこの職業にどっぷりはまっているし。
あとはユーキも他のメンバーもいて、応援してくれてる方もいる。たくさんの人に支えられているから、恩を返したいと思うんです。「辞めたいな」と一瞬思った時もあったけど、でもそれは一時的な感情だったんだなと、今は思いますね。
よく「時間が解決してくれる」って言うじゃないですか。僕はそれを大事にしているというか、意外と理にかなってるなって思うことはありますね。
司会者:いいですね。周りを見渡した時に、「恩を返さなきゃいけないもんな、もうちょっとがんばろう」と、鼓舞されたんですね。
タカシ:そうですね。支えてくれているたくさんのスタッフの方や、マネージャーさんがいるので。そういうことを考えますね。
司会者:ユーキさんはいかがですか。
ユーキ:僕もたまに「辞めたいなぁ」っていう気持ちになる時があって。バラエティ番組に出始めた時とかは特にそうでした。自分のキャラとかわかってなくて、「ドジっ子」って言われても、「それって演じるものじゃないし……」って。
タカシ:まあまあ、そうやね。
ユーキ:正直、すごくキャラに迷走してた時期があったんです。どうしようかと本当に悩んでいたんですよね。そういう時に、メンバーのみんなが「そのままでいいんだよ」ってそばで支えてくれて。それが立ち直るきっかけになりました。正直「ドジっ子担当」を全うしていると、将来危ないんですけど……。
(一同笑)
ユーキ:でも、メンバーに「それだからこその良さがある」って言われることが多くて。特に(3号車の)リョウガは、そばでずっと一緒にいたメンバーだから「そのままのほうがおもしろいから」って節々で言ってくれるんです。
僕は、ちょっと間違ったりすることが多いんですよ。ミスが多い。でもミスした時に「いや、それは絶対訂正しないほうがいい」「それがユーキの良さだから!」って言われて、ちょっと「おっ!」って思えたりして。感動というか、よかったなって思える瞬間でもあるので。なんかうれしいんですよね。
タカシ:うれしいよね。
ユーキ:そういう瞬間は、10年やっていてよかったなって思えます。
タカシ:それこそ自分もさっき言わせてもらいましたけど、「肯定してくれる力」にはかなりパワーがある。この何年間か、そのひと言が刺さったり、救われたりするものがあったので。意外と「何気ない言葉」って大事なんだなと思います。
ユーキ:そうですね。将来もずっと、ドジっ子担当でいこうかなとは思いますけど……。
タカシ:いや、それは困るけど!
(一同笑)
ユーキ:箇所箇所で、うまくいかない時はあります。ダンスをしていても、やっぱりうまい人がいると圧倒される。「すごいなぁ、自分はできないな」と思うんですけど、自分は正直に表現するしかないなと思います。本当に熱く、そのままの気持ちをぶつけるダンスになっちゃうんですけど、それぞれの見せ方があるので、その「僕なりの感動のさせ方」でいいと思うんです。
タカシの歌い方も(タカシなりの感動のさせ方が)あると思うし、それがあるから、人生が変わっていきますね。表現力というのがあるから、このお仕事はすごいおもしろい。果てがないと感じるきっかけになるのかなとは思いますね。
タカシ:それぞれの味も出てくるし。ユーキはダンスリーダーという役割もあるから、別に言葉で伝えられなくても、体で表現して「こういうことを伝えているんだな」って理解させることができる。本当に「そのまんま」でいっていいんだなと思いますけどね。
司会者:ありがとうございました。他のコメントでもちらほら「苦しい部分、つらい部分ってどうなんですか」というコメントがあるんですが、今のお話でそういった部分も少し垣間見えましたね。ありがとうございました。
司会者:阿部さん、他に何か気になる質問はありましたか?
阿部:そうですね。ちょっと僕、お二人の話にのめり込みすぎて、質問を見てなかったです。すみません……。
(一同笑)
阿部:めちゃめちゃ聞いちゃって……。
タカシ:よかった。
ユーキ:ありがとうございます。
阿部:超特急のみなさんのパフォーマンスに吸い寄せられる理由って、(みなさんが)葛藤していることとか、実はちょっと大変だったというところを、これまであまり見せないようにといか、その大変さを乗り越えた自分でいることを大事にされているからのような気がしています。
その姿が、そこに至るまでの葛藤や大変さを含んでるから、より輝くし魅力的なんだよなと、今話を聞きながらジーンとしちゃいました。
司会者:ありがとうございます。じゃあ私のほうから質問を読み上げますね。
司会者:「学生時代に東京と大阪を往復して、仕事と学校を両立されていたタカシさんが、その生活を継続できたモチベーションやご褒美などがあれば知りたいです」。
この質問者の方は「就活など忙しくて、『Progress』(超特急の10周年記念ツアー)が終わってしまったら心が折れそう」ということです。
今回の10周年もそうですけど、何か節目に落ち着いた時に燃え尽き症候群になってしまわないように、気持ちを高めさせるノウハウがあれば、お二人におうかがいできますでしょうか。
タカシ:そうですね。長期間のツアーで千秋楽を迎えた後は、やっぱり「やりきったな」という感じがします。着地して一息、一呼吸おくのもすごく大事やと思うんです。でもその時点から次の目標を作っておくというのも、大事なんじゃないかなと思いますね。
ユーキ:もちろん今はツアー中なんですけど、ツアーの後も、自分の中では意外と先の予定が決まってるんですよね。一応けじめとして1回終わるけど、もうその先のことはいろいろ決まっている。結果としては一呼吸おきはするけど、もうその時には、次の先の目標を見ておかなきゃいけない。
もちろん何か終わった時に、燃え尽き症候群のような感覚はあるかもしれないんですけど、僕もメンバーも満足することがないので。「もっと、もっと」が強く出ちゃうところがあるんです。
だから先々の決まっていることについて「ゆっくり考えていこうか」と話し合ったり、逆にもう1週間後に何かあるとわかっている時は、終わった瞬間からすぐに「切り替えてこう」となれる。もう「次の作品はどうやって見せようか」と話す場合が、けっこうあるんです。
「終わった時に先のことを決めておく」というのが1個、いいきっかけになるのかもしれないなと思います。
司会者:なるほど。それで常に集中力とか切らさずに、ずっと走り続けられるんですね。非常に参考になりましたね。質問者の方も、ぜひ参考にしてください。
司会者:最後にもう1つだけ質問させてください。かなりマイナビらしい質問になっているんですが、「お二人が就活をするとなった時に、長所は何と言いますか?」。
阿部:長所、定番ですよね。
司会者:就活のシーンだと「長所を教えてください」「短所を教えてください」という質問がよくあるんです。そうなった時に、お二人はなんて答えますかね。
タカシ:なるほどな。長所という言葉を避けてきた人生なのに……。
ユーキ:(笑)。僕の長所は、よく動くことです。
司会者:おお。
ユーキ:あと僕はとにかくいろんな人とコンタクトをとることを大事にしているので、「がんばっていろんなコミュニティを作る能力があります!」と言います。
司会者:(笑)。ありがとうございます。タカシさんは、どうですか?
タカシ:そうですね。僕は「フットワークが軽いですよ」って。
(会場笑)
タカシ:「フッ軽ですよ」というのと、あと「何時間でも人の話を聞くことができます」ですね。
ユーキ:ああ、確かに。
司会者:納得される部分ですか。
ユーキ:メイクさんとか初めての方とかでも、タカシとはすぐ溶け込んで、ずっと話しているんです。毎回、その場所だけほんわかしているんですよね(笑)。空間が温かいので、見ていてすごいなと思います。「コミュ力」というのかな。人間性?
タカシ:でも「コミュ力がある」というわけではないんです。人の話を聞くことによって、だんだんと自分も心を開くことができるから、いい意味で整合性が取れているんじゃないかなと思うんですよね。
司会者:なるほど。こういうカチッとした質問もいいですね。ありがとうございました。
司会者:名残惜しいのですが、そろそろ終了のお時間が迫っておりまして。
ユーキ:早っ。
タカシ:あっという間なんですね。
司会者:そうなんですよ。あっという間でしたね。
ユーキ:だんだんと空が暗くなってきましたね。
タカシ:いつの間に!
司会者:本当ですね(笑)。お二人、今日はいかがでしたでしょうか。いろいろとこの10年間を振り返って、いろいろなシーンを思い浮かべながらご質問にお答えいただいたかと思うんですけれども。
阿部:ぜひ感想を聞きたいですね。
ユーキ:今見てくださっている方の中には、ちょうど僕ら世代の方だったり、それこそこの先の就活をどうしようかなと思っている方がたくさんいると思います。
僕はとにかく、「好きなこと」を一番大事にしてほしいです。何が普通かというのは難しいんですけど、普通に戻るのは簡単なことだと思うんです。
でも目指しているもの、自分の中で輝いているもの、本当にこれが好きで仕事にしたいと思っているものがあれば、挫折しかけたりもすると思うんですけど、せっかくなら僕はめげずにトライして、いろんな方向から攻めてみるのもありだと思います。
いろんな経験を培った上で見えてくるその先の景色があると思うし、僕らも10年続くとは思っていなかったけれども、とにかくトライしていったら、結果が今につながっていったりすると思うので。トライする気持ちを大事に、がんばってほしいなと純粋に思います。
司会者:ありがとうございました。
タカシ:そうですね。何事も自分に正直になることがすごく大事だと思います。自分らしくあったほうがいいなと思うんですよね。僕たちみたいな仕事もそうだし、就活しててどういった仕事をしたいというのもあると思うんですけど。
頭の中で「今の僕、私、こんな仕事やりたいな。こんな仕事に就きたいな」と思うものに対して、「向いているかな、向いていないかな」とか「決まるかな、決まらないかな」とか悩むこともあると思うんです。でもそれを1回なしにして、「自分は何が本当にしたいの?」と、自分に正直になって突き進めばいいと思うんですよね。
例えば、誰かにこう言われたから、ああ言われたからとか。人それぞれそういう(人の意見も)大事にしていると思うんですけど、僕は「最終的には自分だな」と思うから、そこには本当に“超特急”で、真っ直ぐ突き進めばいいんじゃないかなと思います。今回のとても濃い1時間の中で強く感じました。
司会者:ありがとうございます。阿部さんはいかがでしたか?
阿部:私もお話を聞きながら、超特急さんの魅力について考えていたんですけど。超特急の「超」という字は、「超える」とも読めるなと思って。10年の中で、本当にたくさんのものを超えてきたからこそ、にじみ出てくる惹きつけられる力があるんだろうなと思いました。
また今回の10周年で、新メンバーのオーディションにチャレンジしてみようというところ。新しい出会いを求めていくんだという、自分で自分たちを超えていく機会を、自ら生み出しているんですよね。またそこから化けていくんだなと思いました。
(お二人のお話が)すごく真っ直ぐに心に響いて、みなさんのコメントにも「就活中で、勇気もらいました」という声があったりして、「届いてよかったな」「今日の機会を設けることができてよかったな」と思いました。ありがとうございました。
ユーキ:ありがとうございます。
司会者:ありがとうございました。それでは最後に、超特急のお二人から素敵なお知らせがあるとうかがっております。
阿部:お知らせの1つ目は、みなさんのオーディション企画ですね。「超特急募」について、ぜひコメントいただけますでしょうか。
ユーキ:超特急10周年にして、「超特急募」というオーディションを開催しています。1時間を通してずっとお話してきましたけれども、歌やダンス、エンターテイメントに興味を持ってはいるけど、なかなか踏み切れないという方がいたら、この超特急募が1つのきっかけになるかもしれないと思っていますので、ぜひとも応募していただきたいなと思います。
僕たちもギラギラ燃えています。まだまだ上へ上へと目指している中での超特急募ということで、新しく光るものだったり、歌声やパフォーマンスだったり、とにかくこれが武器だというギラギラしているものを、いろんな人に見てほしいと思っている方は、ぜひとも応募してみてください。新しいきっかけになるとおもうので、応募をお待ちしています。では、タカシから。
タカシ:新メンバーを募集させていただいて、この先にある、今の超特急が見えていない世界を、切り開いていけたらいいなと思っています。今ユーキも言っていたように、いろんなダンスボーカルグループがいる中で、超特急募に募集してくれて、「こういうことをしたい」「もっと表現したい、歌いたい」と言ってくれる人は、いい意味で只者じゃないなと思うんですよね。
そういった気持ちをすごく大事にしたいし、「これからこんなことをしていきたい」と本気で思っている人を探していきたいなと思っています。5月31日の23時59分が締め切りで、あともう少し時間がありますので、もし興味があったらぜひ応募してください。お待ちしております。(※ボーカル限定で6月15日まで期間延長)
ユーキ:お願いします。
阿部:もう、締切間近ですね。
タカシ:そうですね。
阿部:楽しみにしております。そしてもう1つ、6月10日のリリースの件をぜひお願いします。じゃあ、タカシさん。
タカシ:(新しい)楽曲の『クレッシェンド』は、日頃お世話になっている、僕たちを応援してくれている8号車の方に向けた感謝の曲です。配信リリースの6月10日が、CDデビューを向かえて10周年というタイミングでもあるので、みなさんに感謝を届けるにはうってつけの日程じゃないかなと思っています。
楽曲も僕的に新しい挑戦をしていますし、振り付けもユーキがやっていたりします。新しいことをしながらも、今までの超特急(の集大成)を見せていけたらと思います。新鮮な気持ちを持ちながら披露させてもらえる楽曲だと思っていますので、ぜひとも楽しみに待っていてくれるとうれしいです。
ユーキ:『クレッシェンド』なので、だんだんと曲が強くなるという変化も、ちょっと今までとは違ったテイストなので、これも新鮮かなと思います。
阿部:ありがとうございます。
司会者:いやぁ、本当に楽しみですね。
阿部:私も聞けることを、楽しみにしています。
ユーキ:ありがとうございます。
司会者:大変中身の濃い1時間でしたね。
タカシ:そうですね。本当に。
司会者:楽しい1時間でした。ぜひまた次の新しいメンバーの方と、こちらで次のお話を聞かせていただけるといいですね。
ユーキ:そうですね。
司会者:以上を持ちましてSTARTオンラインイベント、「その仕事好きですか?」を終了いたします。最後までご視聴いただいたみなさん、ありがとうございました。ユーキさん、タカシさん、ありがとうございます。
ユーキ:ありがとうございました。
タカシ:ありがとうございました。
(会場拍手)
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