2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
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志田帆歌氏(以下、志田):今日のアジェンダですね。まず最初に登壇者の紹介をして、「就活でやりがちな仕事選びと後悔」「自分らしいキャリアとは?」「転職は確かな情報を基に、自分の持ち味と掛け合わせて選ぼう」というお話をして、あとは質問やお知らせというかたちで考えております。
今日は盛りだくさんで、質問回答の時間がたぶんはみ出ちゃうかなと思っているので、もし残れる方がいたら残って聞いていただけるとうれしいです。今、べらべらとしゃべっている人間が、ポジウィルの広報の志田と申します。よろしくお願いします。
岡千尋氏(以下、岡):お願いします。
志田:じゃあさっそく、登壇者紹介に行きましょう。ポジウィルの岡千尋です。よろしくお願いします。
岡:ポジウィルの岡と申します。よろしくお願いいたします。簡単に自己紹介なんですが、関西の大学を卒業した後に、当時あまりキャリア志向ではなかったので、お給料がそこそこもらえて定時で帰れて、お休みもしっかり取れるというので就職先を決めました。
「人気で決めない」というところが今日のテーマなんですが、そういったかたちで最初の就職活動をしまして、ものの見事にミスマッチで2年で早期退職して。その後、リクルートキャリアという会社に転職をして、会社の看板だけじゃなくて自分の個人の力もつけていきたいなと思って。
ベンチャー企業を挟んで、今はポジウィルというスタートアップの会社で「POSIWILL CAREER」という、キャリアのパーソナル・トレーニング事業をやっています。トレーニングといって、キャリアの相談に乗っているような事業でカウンセラーをやっております。本日はよろしくお願いいたします。
志田:お願いします。
岡:一応、細々とYouTubeもやっておりまして。キャリアに関することを発信していて、「こういう感じで相談に乗っているんだ」というリアルな動画も撮ってますので、もしよければチャンネル登録してもらえるとすごくうれしいです。お願いします。
志田:お願いします。チャット欄に貼ったので、ぜひみなさんチェックしてみてください。
志田:次は本日のゲスト、ワンキャリア寺口さんです。よろしくお願いします。
(一同拍手)
岡:ありがとうございます。
寺口浩大氏(以下、寺口):ありがとうございます、お願いします。ワンキャリアという会社は、人の数だけキャリアをつくるというミッションのもと、仕事選びを透明化している会社です。就職や転職も情報はいっぱいあるんですが、確かな情報がどこにあるのかわからないという。あと、自分に合った情報になかなかアクセスできない。そんな課題を解決しています。
また転職は、今日みたいに集まって安心して感情を共有できる場がないよね、という孤独の問題を解決していきたいなと思っていて。もしかしたら、20代の方は最近使ってくださった方もいらっしゃるかなと思うんですが、ワンキャリアは「ONE CAREER PLUS」という、次のキャリアが見れる転職サイトも今年の6月にリリースしています。
いわゆる、“働く人のための新しい地図”を作れたら良いなと思ってやってます。(サイトを見た人からは)「さまざまな人のキャリアパスの事例が見れておもしろい」と言ってもらっています。
どこでどんな仕事をやっていた人が、どんな理由で、次はどこで仕事をやってるんだっけ? という情報は、これまでいろんなところに散らばってたんですが、ONE CAREER PLUSでは1ヶ所に集めていて。2ヶ月で1,000件以上、そういうキャリアの道が見え始めています。今後、さらに多くのキャリアの実例をここに集めていきたいなと思っています。
そういう中で、キャリアのケースとか、どこで何をやってた人にどういう可能性や選択肢があるんだっけ? という情報が見えてくるなと。僕自身もすごく日々勉強で。
自分の知ったことは、ちゃんとオープンにシェアできる場を作っていきたいなと思って。もちろん楽しい時間にしたいですし、せっかくなら何か1つでも役に立つ情報があったなと思ってもらえたらうれしいなと思ってます。よろしくお願いします。
志田:よろしくお願いします。ありがとうございます。
志田:そうしたら、さっそく今日のコンテンツにいきたいと思います。「就活でやりがちな仕事選びと後悔」ということで、けっこう事前アンケートでも「興味ある!」という声をいただいてたんですけれども。
最初に言ったんですが、今日はいろいろてんこ盛りになっちゃっているので、ばーっと私のほうで実例を紹介していくので、岡さんと寺口さんは何かツッコミがあれば止めて(補足して)いただけるとありがたいです。
岡:はい。
志田:じゃあ、就活でやりがちな仕事選びの1つ目なんですが、まず「人気企業ランキングの上位の会社だから行く」というところです。右側に人気企業ランキングを貼っているんですが、ここって数年間変わっていないんですよね。
「自分のやりたいことって特にないなぁ」という中で、みんな「人気のある会社なら間違いないでしょ」というところで就職先を決めている。寺口さん、「僕だ」って言ってますね。
岡:(笑)。わかりますね。
志田:ランキングの上(の企業)から受けている方、たぶん寺口さんだけじゃなくてけっこういらっしゃるんじゃないかなと思っております。けっこう大きな例の1つかなと。
志田:続いて、就活でやりがちな仕事選び2つ目。「世間の評価とか友だちの目を気にしてしまう」。人気企業ランキングとちょっと被るところはあるかなと思うんですが、誰も知らないような会社だとちょっと気まずいというか。
「他の人からどう見られるんだろうな」と気にしてしまったりとか、「せっかくなら友だちに自慢できるような有名企業に入ったほうが楽しいんじゃないか」というところから、こういう会社の受け方をしていく。寺口さんは「これも僕だ」とおっしゃっていますが(笑)。こちらもけっこう多い事例かなと思います。
3つ目、両親や家族に気を使ってしまう。これも寺口さんと岡さん、当てはまってるんじゃないかなと思うんですけれども。
岡:はい(笑)。「僕ですね」(笑)。
志田:(家族に対して)今まで育ててきてくれたから、ということで気を使ってしまう。親が喜んでくれるような会社ってどういうところかな、という軸で選んでしまう。
他にも、実際に親から「福利厚生が良い大手じゃないと幸せになれないよ」とか、終身雇用に甘えようぜ的な意見をいただいたりと、両親に気を使って会社選びをしてしまう方もすごく多いかなと思います。実際(ここに)いらっしゃるお二人もそういうところがあるかなと思うので、また後で詳しく教えてください。
志田:こういった仕事選びをしてきた方が、どういう後悔をしてきているかなんですが、ポジウィルに相談にいらっしゃる方の声とかも反映させてこちらを作っています。
「人気企業ランキング上位の会社だから行った」という方に多い後悔として、人気企業と言っても自分に合う企業じゃなかったとか、福利厚生にも環境にも文句はないけど、何か満たされないとか。結局、自分に何が合っているかわからないというところで、離職を繰り返してしまうような後悔が多いかなと思っております。
実際、岡さんはいろんな方の相談を受けてるかなと思うんですが、このへんはどうですか?
岡:そうですね。私も当時そうだったんですが、相談を受けていて思うのは、人気企業にがんばって入ろうとする人たちの特徴として、まじめだったりとか。フィットしないことが起こった時に、「自分だけ合ってないんじゃないか」というので、自責に捉えすぎちゃう人がけっこう多いなと思っていて。
(会社に)入ってから、自分だけが満たされてないところに罪悪感をものすごく感じて、転職したいと思ってるけどなかなか踏み切れないとか。「これを手放して、もっと自分にとって良い環境に転職できるんだろうか」という不安を抱えている人もけっこう多いので、そういったところで悩んでいる人が多いかなと思いますね。
志田:なるほど。
岡:あとは、会社のカルチャーにフィットしないとか、仕事内容にフィットしないとかって、本人だけの問題じゃないケースもけっこうあるんですが、それに適応しようとしすぎてがんばりすぎて、メンタルダウンしちゃう人もけっこういるなと思っているので。
人気企業に入れたからと言って、別にそれが自分に合うとは限らないので。結局、自分にとって良い会社って何なんだっけ? ということを見つめ直す機会は必要なんだろうなと思います。
志田:なるほど、ありがとうございます。
志田:寺口さん、このへんどうですか?
寺口:いや、もう「僕もこうやったなぁ」と思ってて。入社1ヶ月間、最初は研修所で集合研修だったんです。やっぱり適応するのが難しくて、高熱を出して1週間ぐらい寝込んでたりとか。
「なんでこんな体調悪いんやろうな」と思いながらも、「自分だけ合わへんのかなぁ」となって。なので、「直さないと、直さないと……」というのを引きずって、無理して自分の感覚を殺してやっていて。結局、4年目に限界がきてしまったんですけど。
志田:逆に4年がんばったのはすごいですね。
岡:すごいですね。
寺口:そうですね。「違和感は鮮度が命、感情と体は正直」というのは忘れないようにしたいなと思ってて。これはいろんな方から「まさにこれです」という反響をいただいて。
もやもやって言語化できないからもやもやなので、言語にできるだけでもすっきりすると思います。ここらへんは、僕も言語にするまでにけっこう時間がかかりましたね。当時はもうずっとやってました。
岡:「違和感は鮮度が命」って、めちゃくちゃわかるなって思っていて。よく私も相談させていただくんですが、もやもやさえもわからなくなってる状態の人が、けっこう多いなと思っていて。違和感が違和感に感じなくなって、何が自分の体なのかもわからないという状態になった人も、けっこう多いなと思っているので。
もう少し早く来てもらったほうが解決策があるのになぁ、という人も中にはいらっしゃるので、違和感を感じているうちに解決しておくって、けっこう大事やなとは思います。
寺口:抱え込みすぎだなぁ、と思いますよね。
志田:なるほど。ありがとうございます。たぶん、同じように考えていらっしゃる方も多いかなと思います。
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