2024.12.19
システムの穴を運用でカバーしようとしてミス多発… バグが大量発生、決算が合わない状態から業務効率化を実現するまで
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大嶋祥誉氏(以下、大嶋):じゃあ仲山さんの話。すごく気になってる、この4ステップ。これ、極めてすごいなぁって私、感動してるんですけど。
仲山進也氏(以下、仲山):僕もけっこう、イケてるかなぁと(笑)。
(会場笑)
大嶋さんの本を読んでいて、さっきの20代、30代、40代のところに書いてある内容がほぼ同じだなって思ったんです。
大嶋:私もそういうふうに思いました。
仲山:ステージにすることのメリットって、人はそれぞれ、働き方については「こうしたほうがいい」みたいな意見ってあると思うんですけど、真逆な意見とかもありますよね。「好きなことをやったほうがいい」とか、「好きじゃないことをやったほうがいい」とか。「どっちやねん!」みたいなのあるけど。でもステージで考えると、好きなことをやらないほうがいいステージと、好きなことをやっていったほうがいいステージとありますよね。
まぁ最初って「足し算」で、まさにさっき大嶋さんの図で読み上げたところと一緒です。だから、大嶋さんの図を読み上げて解説をしていったら、違和感がたぶんないことに気づくと思うんですけど。
大嶋:さすがコンテンツメーカー。
仲山:20代、足し算ステージの「意図を持って働く」「シンプルな仕事をバカにしない」「ルーティン作業で脳を鍛える」「基礎力を身につける」「論理的思考力を身につける」「まずやってみる」「量稽古」。言ってることは同じです。
伊藤羊一氏(以下、伊藤):同じですよね。
仲山:やってるうちに、だんだん仕事ができるようになってくると、振られる仕事も増えていって、キャパオーバーになってきて、でもなんとか工夫してやり切るみたいなことはやっていくと。
キャパオーバーの仕事量をなんとか収められるっていうのは、パフォーマンスが上がったということなわけで、パフォーマンスが上がったということは、自分がなんらかの強みを発揮できているからこそ収まったということだと思うんです。その頃には本当の意味の強み、仕事に使える強みっていうのが浮き上がってくるよねっていうのが、足し算の後半に起こるだろうなと。
それが見えてきたら、その強みを磨くステージに移っていきます。それが次のステージの「引き算」で。引き算っていうのは、強みを磨くための仕事に寄せていって、それ以外のものは人に引き渡すなり、やらずに済むような方法を考えましょう、という話です。
仲山:それで、他の人が「これが常識だ」とか言ってるのも、「自分に関係なければ捨てちゃっていいんじゃない?」って、そういう引き算のイメージなんです。
この大嶋さんの30代のところに書いてある、「自分の範囲を広げる」「ブルーオーシャンを見つける」「バリューを意識した仕事をする」「既存のアイデアを組み合わせて新しいことをする」「複数のスキルを掛け合わせる」「自分から動きを作る」が、特にそうですね。「バリューを意識した仕事をする」というところが引き算とかぶっていて。
この中の「複数のスキルを掛け合わせる」みたいなのが、僕の中では「掛け算」のステージなんですけど。掛け算のステージは2つ意味があって、自分の中の違う強み同士を掛け合わせるっていうのが、まず一つ。
あと、いわゆる「歌って踊れる野球選手」というやつです。野球がうまいだけの人は山ほどいるし、歌って踊れる人も山ほどいるけど、歌って踊れる野球選手、だとだいぶ減るよねってことです。なので、オンリーワン性、独創性を高めるために掛け合わせます。
あとは自分の強みが確立して、強みの旗が立つことによって、「今やろうとしているプロジェクトにその強みが必要だから、一緒に入らない?」みたいなオファーが来やすくなるという意味で。自分の強みと他の人の強みを掛け合わせて仕事をしていく働き方ができるようになるのが掛け算っぽいなと。それが2つ目の意味合いです。
伊藤:なるほど、だから「仕事の報酬は仲間」という。
仲山:そうですね。それで一緒にプロジェクトをやりきった人が集合して、やりきって解散するみたいなことを繰り返している間に、いい仲間がいっぱい周りにいる状態になっていくっていうのが掛け算のステージな感じで。
だから、40代のこの「人脈を広げる」とかも、そこにつながってる感じですね。「チーム編成力を身につける」って、まさに掛け算の話で。「余計なこだわりを捨てる」は引き算に近いかもしれないですけど。「大きな仕事に関わる」も自分1人じゃできないことをみんなでやるみたいな感じだし、「自分のブランドを確立する」も、まぁそうですね、チームの中でこういう仕事をやれる人、みたいな感じで確立していると思うので。
それで、掛け算のステージで、自分の仕事の範囲が広がっていく中で、いろんな人から誘われるわけですよね。まさに羊一さんが言った、3つのテーマからそれぞれからオファーが来て、「とっ散らかって忙しいな」と朝も起きにくくなっていくみたいな。「疲れが溜まってるよな」みたいな、そういうとっ散らかった状態になっていくのが掛け算のステージの後半に起こるかなと思っていて。
そうすると、まさに今の羊一さんの、3つがつながった話っていうのが、僕の中で割り算っていうことだと思っているんです。
伊藤:これかぁ!
大嶋:なるほど。
仲山:割り算って、要は、共通の因数が発見されるっていうことじゃないですか。
伊藤:因数分解ってことね。
大嶋:あぁ〜、そういうことか。
仲山:なので、「これだと全部つながるんだな」っていうのが見つかるのが、割り算な感じなんですね。
伊藤:でも、さっきの祥誉さんの例でいうと、1、2、3、みたいな。まぁ大きく言って、そんな感じですよね。
大嶋:まぁざっくりね。
伊藤:なるほど。ちなみに「加減乗除だ、これは」って思いついた瞬間、心の叫びみたいなのは……。
仲山:ありました。でもね、この本には「今回初めて思いつきました」的な位置づけにも若干なってるんですけど……。
伊藤:なってるけど、実は?
仲山:実は2015年に……(笑)。
伊藤:もう言ってるんだ。
仲山:「共創」、Co-creationのテーマで本を書いた時に、共創体質とはなにかを考える時に、加減乗除のことはもう言っていて。この「乗」のステージになってないと、強みを確立してないうちに「加」のステージの時にコラボしてもダメだよねと。
イケてないコラボでよくあるのって、お互い「このブランドとこのブランドがコラボしましょう」って言ってなんか作ったりすることでう。お互いの思惑としては、「向こうのファンがうちに流れてきたらいいな」ってお互いに期待してるだけ、みたいな。
(会場笑)
それが足し算っぽいイメージのコラボです。で、だいたいうまくいかずに終わる。
伊藤:コラボって、確かにちゃんと考えないと意味ないですよね。
仲山:掛け算的なコラボをするためには、お互い強みが立っていて、それをすり合わせて、新しい化学反応が起こるイメージです。
伊藤:ちなみに僕はこういうことに気づいたのって、半年前にそういうことがあったんで気づいたんですけど、みなさんおっしゃってますよね。だから、このお二人もおっしゃってるし、尾原和啓さんも『どこでも誰とでも働ける』で、この掛け合わせっていうのを言ってるし。
藤原和博さんも、「1万分の1の強み × 1万分の1の強み × 1万分の1強み」と掛けていけばすごくなるっていう。やっぱりこれは、みんなおっしゃってますよね。掛け合わせるって。
大嶋:あんまり焦ってコラボしないことですよね。
仲山:そう、焦ってコラボしないことです。
大嶋:意味がない。たぶん、ここで仲山さんの言うところの足し算でやったところで意味がない。私はつい「超越的」って言っちゃうんですけど、本当に自立をして、この3のステージあたりから考えても遅くないんじゃないかなと思います。
伊藤:なるほどね。だから、当たり前なんですけど、「自分のバリューはどこにあるの?」みたいなことは、超明確に、一言で言えるような話じゃないとそこに行かないですもんね。
仲山:バリューが明確っていうの1つの目安で、僕が最近話をしているのが、本の中には載ってない、文字数を減らすために削ったコンテンツで、「ステージ診断」っていうのがあって。
大嶋:おぉ〜。私、さっき聞きたかったんですよね。みんなにね、それぞれがどこのステージにいますかっていうのをちょっと見てみたい。これ、すばらしいです。
伊藤:これ、じゃあみなさんでやってみましょうか、正直ベースでね。「苦手な仕事を徹底的にやるうちに、人並み以上にできるようになった経験がある」。「いいえ」か「はい」。
大嶋:正直ベースでね。
伊藤:いきましょう。次、「本を書けるレベルで得意な分野が2つ以上ある」。これ、いきなりハードル上がってますよね?
仲山:そうなんですよ。
(会場笑)
仲山:「ストレングスファインダー」っていう強みを調べるツールがありますけど、僕、「最上志向」があって……。
伊藤:僕も最上志向があるよ。
大嶋:私も最上志向あるよ(笑)。
仲山:「中途半端なレベルで強みとか呼んじゃダメだよね」って思っちゃってるから(笑)。
(会場笑)
大嶋:わかるわかる、その感覚。
伊藤:じゃあこれ、あれですね。でもちょっとハードル高いんで、もうここに、「ひょっとしたら」本を書けるレベルに……。
(会場笑)
仲山:そうそう、そういうふうに、本当に出版できるかどうかは出版社さんの判断次第になっちゃうので、ここで言うのは、純粋に自分の得意なテーマで10万字書けるコンテンツを持ってるか、みたいな感じ。誰一人として読まないかもしれないけど。
伊藤:けど、書ける。
仲山:「書けるぞ」っていうレベル。
伊藤:なるほど、なるほど。
仲山:「自分の中に、コンテンツ詰まってますよ」っていう。
伊藤:なるほどね。
仲山:「量稽古、済んでますよ」っていう。
伊藤:みなさん、考えてみてくださいね。それが2つ、または3つ以上。
仲山:1個しかなければ、まだそこは引き算の1つの強みを磨いている感じで、2つ以上あったら掛け算な感じ。
伊藤:または、「社外の組織で強みを活かして仕事をした経験がある」。
仲山:完全アウェイの会社とかに入り込んで。
伊藤:これだとなんか、ちょっとありそうな感じも。成功してなくてもいいんですよね? 大失敗に終わっちゃっても。
仲山:成功している必要があるかもしれない。
大嶋:確かにね、次のステージに行くにはね。
伊藤:じゃあ、強みを活かして仕事をして、それなりに成果が……。
仲山:そう、ちゃんとフィットした経験があるか。
伊藤:それがあるんだったら3で。「3.自分が中心メンバーとなっているプロジェクトが増えすぎて、中途半端になった経験がある」。それだったらまだ乗で、4に行って、「4.複数の仕事が中途半端になることなく、自由な仕事ができている」ということで、除になるわけですね。
大嶋:まさに超越的な。
伊藤:おー、5、行ってないわ、明らかに。
仲山:僕も最近キャパオーバー気味です。それで、最後が「はい」になった人は、この本読まなくてもいいです、って書いてあります。
(会場笑)
大嶋:たぶんここに行くと、時間が超越しちゃうので、無限になるんですよ、実は。
伊藤:尾原和啓さんとかその状態にあると思いますよ!
大嶋:そうでしょう?
伊藤:今日も1時間ぐらいメッセージでお話しさせて頂いて。忙しいのに。私の自己ブランディングのすごさについての解説と……。
量子コンピューターについてと、今度11月にあるフェスをやるんですけど、フェスについて各20分ずつぐらい、要は色んなテーマでお話しさせて頂いたのですが、尾原さんはなんでこんなことできるんだろうっていう。
大嶋:だから、忙しいんだけど忙しくない。要するに、いい意味で暇な状態になっていくのが、このタイプですね。
伊藤:完全にそのステージに行っちゃってるんだ、たぶん。
大嶋:たぶんね。想像するに、今のお話を聞いているとね。
伊藤:それから、かつ、加とか減とか乗とかっていうステージもあるし、それから1、2、3とかっていうのもそうなんだけど、これ確実に「あっ、俺、今日から2だ」っていう話じゃなくて、まだら模様なんですね。
仲山:そんな気がします!
大嶋:そうそう、もちろん。
伊藤:まだら模様で、「この部分4だけど、この部分3だわ」みたいな。
大嶋:いったりきたりする。
仲山:あと、みんなああいうふうなステージみたいに示されると、「なるべく自分が上にいると思いたい欲」みたいなのってあると思うんですけど……。
(会場笑)
大嶋:ある、ある。
仲山:例えば本に書いてある、3.0のここの一文は自分に当てはまると思ったら、「私は3.0になれている」みたいなふうに思いがちだけど、めっちゃ大事な1.0のここのところ抜けてますよね、みたいな。
(会場笑)
大嶋:あるあるです。
仲山:あるあるですよね。なので、4.0とか、3.0、除のステージが尊いということではなく、今自分どこにいるのかみたいな。例えば、転職したばっかりの時って、別にね、50歳だろうが60歳だろうが、「また加からやらなきゃ」みたいな。そんな感じで、自分を観察するための枠組みとして使うのがよいと思います。
伊藤:ひとまずちょっとみなさんの状況を聞いてみますかね、さっきの質問で。まぁ、まだら模様でいいんで。まだら模様で、できれば、なんかでも、上のほうに行ったほうがかっこいいんで……。
(会場笑)
ちょっと聞いてみたいと思うんですけど。「とはいえ自分は1の加の状態だよ」っていう方って、どのぐらいいらっしゃいます?
(会場挙手)
そんな感じですね、半分弱。じゃあ、「減の状態になってる」という方。つまり、強みを今追求してるっていう方?
(会場挙手)
これは3分の1ぐらいですかね。「乗の状態になってるぞ、強みが複数ある」っていう方。
(会場挙手)
大嶋:おぉ〜。
伊藤:はい。除の状態である!
大嶋:ふふ(笑)。
(会場挙手)
伊藤:という感じですね。そうすると、まぁざっくり、1が半分、2が3分の1.5ぐらい。残りが……ですね。
仲山:ちなみに、「本を書けるレベル」ってサッと書いてあるけど、これってやっぱり、想像するのとやってみたのではぜんぜん違うじゃないですか。
(会場笑)
伊藤:ぜんぜん違います。
大嶋:ぜんぜん違う(笑)。
仲山:それについて、述べておきたいことありますか?
伊藤:ありますよ!
(会場笑)
僕、ライターさんとかと書けばいいんだけど、そうすると直しとかいっぱい入ると嫌だなぁって。Webの記事とかをやると、結構直すんですよ、僕。そこで本は、「一言一句書く」ってしたんですけど。
今まで2冊本を書きましたが、2回うつになりそうになりましたね。
仲山:ははは(笑)。じゃあ、100パーセントと。
(会場笑)
伊藤:100パーセント。最初の本、『キングダム 最強のチームと自分をつくる』っていう本を書いたんですけど、「5月18日までに全部あげてください」って言われて。でも、「全部あげてくださいって言われても、これ無理じゃんよ」っていう状態だったのが、ゴールデンウィーク前ですね。
だから、ゴールデンウィークは10日間休みを含めて取って、家族を実家に帰しまして、10日間、朝の6時から夜の23時まで、篭ってひたすら書き続けたっていう時に、もう本当に気が狂いそうになった。それから今回の本も、『1分で話せ』って、担当の編集の方は、祥誉さんから紹介してもらったんですけど、ニコニコしながらスケジュールのお話をいただく。
大嶋:彼女はすごい人だよ(笑)。
伊藤:そう。「伊藤さん、これ、ぜひ3月、4月の新入社員が読む時に店頭に並べたいんです」と。「でもそのためには1月とかにはできてないと……。1月というか、今2月で、もうダメですよね?」って。「それでも出すのです」と。3分の2ぐらいしかできてないのに、あと10日で「全部仕上げよう」となり。あの時は本当につらかった。
精神を病むかと思ったくらいです。本を書くということは(笑)。
(会場笑)
仲山:本当にハードな作業ですよね。
伊藤:いや、本当ですね。ここだけドヤ顔で申し上げると、「もう2度と本は書きたくない」って思ったんだけど。もうこうなっちゃうと、出版社の方が「次はこんなテーマでどうですか?」とかって来ちゃうもんだから、どうしようもないという。
大嶋:そうだよ、来るのよ〜。
伊藤:「あー、なんかハマっちゃった、やべー」みたいな。
大嶋:ちなみに10万部とか超えちゃうと、他の出版社からも、20社、30社と出版のフォーが来るんですよね。来ましたよね?
伊藤:だから、それも今ちょっとつらい原因ですよね。
大嶋:選ばなきゃいけないからね。
伊藤:で、最初はうれしいなと思って聞いてたんですけど、だんだん「どうしたらいいんだ?」とわからなくなって、それは、自分の好きになるってことで片付いたんですけど、量子コンピューターはまだ片付いてないんで……。
(会場笑)
それはまだちょっと憂鬱なんですけどね。
仲山:ちなみに、だいたい10万字ぐらいじゃないですか、本の1冊って。10万字って、イメージわかないじゃないですか、書いたことないと。で、ブログとか書く時に、2,000字ぐらいは書くことあると思うんですよね。
伊藤:つまり、原稿用紙5枚ぐらい?
仲山:そうです、それを50個。自分の得意テーマに関して、小見出し、ブログタイトルとして50個を書き出せるかっていうのをやってみると、本を書けるレベルで得意なことがあるかどうかを判断する目安になるのかなぁと。
伊藤:なるほどね。
仲山:ちなみに、うしろにいる編集者の柏原さんが教えてくれたんですけど、「本を書きましょう」となって、作り始めて、しゃべったやつをライターさんがまとめるみたいな作り方がありますけど、それを10何時間とかしゃべりを録ってるうちに、同じ話のループになってきて、5万字止まりになって、本にならないケースっていうのがけっこうあるって。
大嶋:ふーん、そうなんだ。
柏原里美氏:5〜6万字に壁がある気がしますね。
仲山:5〜6万字の壁。
大嶋:あー、確かにね。それを超えて語れるかどうかっていうことね。
伊藤:いやぁ、今話してるだけで気持ち悪くなった。
(会場笑)
伊藤:仲山さんはけっこう命を削る?
仲山:削るというか……。
伊藤:どういう感じですか?
仲山:もう吐きそうになります。頭の中がいろいろつながりすぎて、どう表現したらよいかわからなくて。
伊藤:吐きそうになりますよね。
仲山:はい。
伊藤:執筆時間って何時からとか、けっこう決めてました? もう年がら年中?
仲山:いや、なるべく何も予定のない日を確保し、やっぱり締め切りの力を借りながら。
伊藤:締め切りないと、もう無理ですよね?
仲山:無理です、無理です。だから、「締め切り作ってください」って編集者さんにお願いしたりして。で、自分を動かす感じです。
伊藤:それで書けたのが、2つ以上あれば……。
仲山:そうですね、テーマが2つあれば掛け算ステージ。羊一さんが3つ得意テーマがあると言っていた、まさにあの状態です。
伊藤:なるほどね。そういうことですね。で、それはどうやって鍛えるんですかね? 2つ以上っていうのは。鍛えようと思ってやってないですよね?
大嶋:自然に湧いてくるんじゃない?
伊藤:湧いてくるんですよね、なんか自然とね。
大嶋:アイデアが出てくる、降りてくるのか。
伊藤:なるほど、そういうことですね。だんだんわかってきました。
仲山:それから、1つの強みがちゃんと立つところまでやると、もともとちょっと得意だったものとかも掛け合わせやすくなると思っていて。
大嶋:それはあるある。
仲山:僕、ずっとただの趣味としてやってきたサッカーが、なんか知らないけど……。
伊藤:仕事になってるもんね。
仲山:仕事に掛け合わせられるようになってきて。
伊藤:なるほど。だんだん近づいていくんですね。
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