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若手起業家セッション②「今の時代を生き抜くための必要なスキルは何か?」(全1記事)

学んですぐ役立つスキルに価値はない 若手起業家たちが語る、答えを自分で作っていく時代に必要なこと

2018年7月7日、TRI-SEVEN ROPPONGIにて「第6回東京リクルートフェスティバル」が開催されました。これは、全学年の大学生が参加可能な、多彩なゲストともにキャリアを考える大型のリクルートイベント。本記事では、若手起業家3名によるセッション「今の時代を生き抜くための必要なスキルは何か?」の模様をお送りします。

若手起業家3名の自己紹介と取り組み

大澤創太氏(以下、大澤):はじめていきます。みなさん今回は若手起業家セッションにお越しいただき、ありがとうございます。モデレーターを務めさせていただく株式会社FirstMake代表の大澤創太と申します。今日はどうかよろしくお願いいたします。

まずはじめにみなさん一言ずつ自己紹介をお願いします。どちらからいきましょうか? では石川さんからお願いします。

石川聡彦氏(以下、石川):初めまして、株式会社アイデミーの石川聡彦と申します。

Aidemyとは、AI、ブロックチェーンといった先端技術に特化したプログラミング学習サービスを提供していて、人工知能を学べるサービスだと日本でナンバーワンのユーザー数を誇るプログラミング学習サービスで、無料から学習できます。

みなさんお気づきかもしれませんが、私の名前は英語だとイニシャルがAIとなっていて、今25歳なので、25年間AIについて研究していたことになります(笑)。大学も去年やっと卒業して誰よりも長く大学にいたので、みなさんと近しいんじゃないかなと思います。ありがとうございます。以上です。

大澤:ありがとうございます。次に斎藤さん、お願いいたします。

斎藤孝俊(以下、斎藤氏):お願いします。誰やねん的な感じだと思うと思いますが、株式会社almaという名前の会社を最近立ち上げました。誰でもデザイナーになっていけるような世界観を目指して「ココディー」というデザイナー向けのサービスを最近始めました。

今日は一応僕が1番若手らしく23歳なんですけど、まだ大学4年生を3回やっているので、石川さんよりもみなさんに近いんじゃないかなと思っています(笑)。よろしくお願いいたします。

大澤:ありがとうございます。では最後に真子さん、お願いいたします。

真子就有氏(以下、真子):みなさんこんにちは。TECH::CAMPとTECH::EXPERTというテクノロジーの取り組み事業をやっております真子と申します。

若手起業家と書いてあるのですが、私28歳なのでもはや若手なのかみたいなかんじはあるんですけど、起業したのは21歳のころだったので、それからずっと今の会社を続けています。大学4年の時ですね。

このメンバーはスキル系をやっているというところで、学生時代にやるべきこととか、これからなにを学んでいくべきなのかとか応援しますので、そのあたりもお話できればと思います。よろしくお願いします。

今、プログラミングやってなくて大丈夫?

大澤:ありがとうございます。そもそも今日、いまここにきてくださっているみなさんがどういう属性の方なのか知りたくて...大学生の方ってどれくらいいるんですかね。大学1年生? 2年生? 3年生……結構バラバラなんですね。

一応、今日のテーマが「今の時代を生き抜くための必要なスキルは何か?」ということで、たぶんみんないま、英語を勉強しなきゃだとかプログラミングをやらなくちゃとかいろいろ悩んでいるところだと思うのですが。実際に起業家として活躍している方々に、これからの時代を生き抜くためにどのようなスキルが求められているのかというところを議論していただきたいなと思っています。

今回の登壇メンバー的にも、スキル系のサービスをやっている方が多いので、自分がやっているサービスの話でもいいし、一般論でもいいし、いまなにをするべきなのか・どういうスキルを身につけていくべきなのかという話をもらいたいなと思います。

では、ざっくばらんに、いったん話してもらえればと思います。

真子:必要なスキルですが、学生の方の前で登壇することが多くて、その時に話すのは正直セールスという側面がどうしてもあって「迷っていたらプログラミングをやれ」という圧倒的なポジショントークを見解し、論理武装し、全員受講してもらうみたいなことをやっています。

でも、今日はそういうつもりで来ていないので本当にセールスとしてではなくて「プログラミングやっていないと、本当に大丈夫?」とは心から思っています。なにか人生の目標があってそこから逆算して今何かやっていることがあればいいと思うのですが、これからあらゆる産業がテクノロジーの影響を受けることは間違いなくて、絶対自分の仕事でテクノロジーを活用した何かになると思います。

その時に、土台となるプログラミングだけじゃなくても、Aidemyさんがやっている機械学習はこれから時代の主流になる技術になると思うので、そういうところを何も知らないというのは、「国語算数理科社会を学ばないで大人になりました」「掛け算できないですけどよろしくお願いします」みたいな。そういうことを言っているように僕は聞こえてしまいます。ポジショントークではなく心から本当にそう思います。スキルの観点で言うとこんな感じです。

情報革命の時代だからこそ、ITで社会に貢献できる

大澤:実際にいまここでプログラミング勉強している人はどのくらいますか?やっぱり少ないんですね。結構いろんな学習サービスが出てきていて、まだこの人数なのってなんでなんでしょうね...。

実際にサービスを運営している方々にどういう要因があるのかみたいな仮説があったらぼくも聞いてみたいですね。

石川:そもそもここにいる人はめちゃくちゃ優秀だと思うんです。なぜかというと、一般的な大学生って、今日土曜日、台風きているという状況でわざわざここに足を運ばないんです。ここにきているみなさんってめちゃくちゃ優秀だと思うんです。

ここに来てくれている人たちってこれから世界を変えていくような学生なんだろうなと確信しておりまして、そういった方たちがプログラミングをやらないのはすごくもったいないなと思います。

僕は結構世界史って好きなんです。18世紀から19世紀ってどういう時代なのか、一言で言うと産業革命の時代なんです。同じように今この21世紀って100年後200年後、世界史に取り上げられるようになったらどういう時代になっているかと考えると、僕は情報革命という言葉で表現できるんじゃないかなと思っていて、これからプログラミングとかITって100年後もずっと続いていく主流になるのは間違いないと思います。

その中で、やっぱりみんなめっちゃ優秀なタイプなんです。でも、もったいないなと思うのは、「優秀」と言われる人は、みんな弁護士とかお医者さんになろうとするんです。

みなさんも、もしかしたら目指している方がいるかもしれません。しかし、弁護士とか医者ってなると、もしその道のトップになりたいと思うと30年、40年という時間が必要になるんです。でもプログラミングやITっていうスキルであれば、特に人工知能だと5年前からブームの技術なので、歴史が浅く、その道のトップが非常に少ないんです。だから、1年間くそ頑張ればその道のトップになれる。

多分ここにいるみなさん優秀なので、プログラミングをやると、既にお餅の持ち前の技術が生かされて、より社会に向けて貢献できるのではないかなと思います。

ジェネラルに知識を身につける

大澤:なるほど、ありがとうございます。それでは斎藤さんにもお話を聞きしたいですね。サービス内容がほかのふたりと違って「デザイン」の領域なのでちょっと違う感じの話が聞けそうだなって思って!

斎藤:なるほど。デザインやってるよーって人とか、デザイナーになりたい人います? いますね。後ろにめちゃくちゃアクティブな人がいるんですけど(笑)。

デザインという文脈だけで固定したくないんですけど、デザインというものだけでいうと、やっぱり必要になってくるだろうなという予測があって、時代的なものでいうと、AirbnbとかWeWorkとかの会社、創業者がデザイナーみたいなところがあったり、デザインというところがめちゃくちゃ事業の核になっている意識をして事業が組み立てられていて。

そこでヨーロッパの論文でデザインに力を入れている企業は事業成果3倍になっているみたいなのが明確に出てたりして、いろいろあるのですが、僕はデザインだけが全てではないと思っています。

大澤:他に必要なスキル、こういうのがあるよねみたいなのって教えてもらってもいいですか?

斎藤:僕がそもそもマーケターだったんですけど、1年前からスタートアップで働いていて、今年の1月に辞めて自分で会社を作ったんで。全部つながってくるなという感覚はあります。デザイン、マーケティング、プログラミング、どれか1つだけできるからといって何かできるというわけではなかったなと思います。

結局、今、自分で何かやろうと思ったら、全部やっているしというのがあって、僕がやっているわけではないですけど、わかっているから人に言えるところはあるし、そこはにじむように溶けていくようなものだから、どこから起点するのかというのが必要なだけで、多くを知っていくというのもありじゃないかなと思います。

大澤:なるほど。あくまで必要なスキルは、幅広い知識を持っていてプロジェクトの進行管理ができるみたいなところだと。、その「最初の入るポイント」として、斎藤さんはデザインをおすすめする感じですか?

斎藤:そう、デザインはデザインで他はなんでもいいと思うんです。みんながやりたい職とか自分の好きな職があると思っていて、考え方があっているとかそういうのを選んで突っ込んでいけば何か生まれるということを経験から持っていて。

僕はマーケティングが性にあってめちゃくちゃ好きだから、コトラーっていうマーケティングの大御所がいるんですけど、分厚い本を毎年リニューアルして出してきて内容はほぼ一緒みたいなおっさんがいて、そういう人の本がめちゃくちゃ好きで、ずっと読んでいたという感じでした。

すごく性にあっていて、そういうものが結構大事なのかなというのと、それをちゃんと仕事にした時に、これだけじゃなくていろんな領域がつながって仕事ができているんだなというところを理解してくると思うので。そうしてその横の職にも興味を持っていくみたいなところができていくと、めちゃくちゃ仕事できるようになるなと思います。スペシャリストっぽさはないかもしれないですけど、ジェネラルな考え方で必要なのかなと思います。

土台を決める「親の教育」の重要性

大澤:ありがとうございます。ここまでは必要なスキルの話をしていましたけど、この必要なスキルたちを踏まえたうえで、もっと短期的に「大学生活」をどうやって過ごしていけばいいかというアドバイスをしていただけたらなと思います。それでは、真子さんからお願いします。

真子:TECH::CAMPって、すごい優秀な学生が400人以上、卒業した人も含めているんですけど、かなり優秀層なんですね。30代後半で事業部長やっていたみたいな人も社員としているんですけど、その人よりもむしろ21歳の早稲田の学生の方が優秀みたいな人も中にはいて。

その人は初任給1300万円で外資銀行に3000人中の5人とかに選ばれて行ってしまいましたけど、僕はずっと起業しろって言ったんです。札束でほっぺ殴られて、ちょっと気持ちよくなっちゃって、外資銀行に行ってしまって、「おまえは人生終わった」ってずっと言ってるんですけど(笑)。

そういうのは置いておいて、突き抜けて凄い人の共通点があって、暗闇にダイブする力がめちゃくちゃ強いんです。自分がやったことないことや、知らないことに対してやってみるというということをためらわない。そういう力がみんなすごく強いです。

自分で1回決めたら絶対にやりにいくんです。だから例えば「マーケティングやれ」ってお願いするじゃないですか。そうすると本屋にあるマーケティングの本を全部1週間以内に読んでくるんです。そして記事も全部読んでノートにまとめて、偉い人にも会いに行って、まとめた上で具体的なアクションプランを提案するみたいなことを一切人と揉めることなくやるみたいな。

そういうことが何も言わずにできている。ここまで普通はやらないですからね。そういうのって、正直、僕は幼少期から10代前半に決まってしまっている「親の教育」なんじゃないかと思っています。

大澤:たしかに、それはあるかもしれませんね。

とにかく自分で主体的にイベントを開催してみる

真子:まぁ親の文句を言っても仕方がないので、どうすればいいか。ちなみにこの中で飲み会の幹事やったことある人いますか? 僕はこの「飲み会の幹事」をやることがすごく大事なんじゃないかなと思うんです。

飲み会じゃなくてもいいんですけど、自分が創意工夫して人を集めて何かやるみたいな経験って、優秀な人たちにはみんな経験があるんです。人を巻き込む力とかですね。そういうって絶対「えー、やらなくていいよ」っていう声があるじゃないですか? そういうのにとらわれずに、俺はやりたいと思ったからやるんだよみたいな。お前らがどう思おうが興味ない、俺がやりたいと思ったらやるみたいな感じで。

最初の一歩は仲のいい友達でいいので、集めて遊びに行こうとか、そういうことを月に1回くらいやる。そして慣れてきたら、知らない人たちとかを集めてこういうイベントをやってみたり。イベントはとても勉強になるのでいいと思っています。

最終的にはどんどん膨らんでいって事業になったりするので、自分のアイデアに人を巻き込むことを月に1回くらいやっていると、突き抜けた人材になると僕が約束します!ならなかったら謝って焼き肉とかおごるので言ってください(笑)。

その代わり、月に1回はやってください。本当にそれだけで年収数百万とか一瞬で上がると思います。僕はそんな感じです。

大澤:真子さんが約束してくれているので多分だいじょうぶだと思います(笑)

真子:はい、Facebookで「イベントやったんですけど役に立ちませんでした」って言ってくれたら焼肉おごります(笑)。

大澤:はい。では次、どちらがいきますか?

斎藤:したほうがいいというか、成長をしたい前提だから違うパターンの人もいるかなと思うのですが、成長は試行回数と良質なインプットによって決まると感じていて。

試行回数、トライアルの数ですね。めちゃくちゃ数をこなしていくということと、それをちゃんと正解になるように良質なインプットを入れて、ちゃんと正解するってことを何個も何個も積み重ねていったら成長するなと思っていて。

実感がわかない感じもなんとなくしていい喩えがパッと出ないのですが、超必要だと思うのは、よくわからないカオスな中だけど、これをやるといっぱい経験を積める場所にいることと、間違った方向に誘導されず、ちゃんと価値のあるものに向かっていけるように、周りの人がアドバイスをしてくれる環境にいるとめちゃくちゃ成長すると思います。

一度の思い切った行動が、やがて普通になっていく

大澤:そういった環境にどうやって身を置くかっていろいろ手段があると思うんですけど、やっぱりそのうちの1つにインターンが入ってくるんですかね?

斎藤:それはあるなと僕も思います。超イケてるなと思ったら、多分その人はイケてるし、その人と働くということは自分もイケてるような学びをたくさん得ながらいろんなことができると思っていて。いいなと思ったら声をかけていくのがいいと思います。

大澤:いまどき、FacebookやLinkedinで声かければ大体返事くれますしね。

斎藤:「焼肉食べたい」と言えば連れていってくれるdivの経営者もいますしね(笑)。

大澤:なにかを始めたいと思ったときの「ひたすらに声をかける、発信する」みたいな行動力もすごく必要なのかなと思います。

斎藤:たしかに。でもそれは無理させたくないから、「いつでもいいよ」くらいがいいですね。それは思いますね。

真子:こういうのって結構慣れてくるんですよね。ぶっこみ力みたいなのがだんだん慣れてきて麻痺してきて、別にこれが終わった後に、「ランチしてください」とか「焼肉おごってください」って言ってくれたらおごりますけど(笑)。

そういうのは慣れてくるんです。それと、別に人って成長しなくてもいいんです。人生楽しければそれでいいので。そうして心の壁みたいなものが無くなっていくんです。劣等感がどんどん消えていくんですよ。

「自分はなんでもできる」「別に成長してもいいししなくてもいい」……いろんな選択肢がある中で「自分はいくらでも形にすることができるし、現実を変えることができる」と思うと自信が持てます。それが人生の幸せにつながってくると思います。

自分には自信がない、成功体験がないという人は、常に自分の心に壁を作って「あの人は間違っている」「自分は正しい」という発想なんですよね。被害者気質から抜け出すことが幸せになるのに1番大事だと思っていて。そのためにぶっこみ力というか、普通の人がためらうようなことをどんどんやっていくことが大事だと思います。

大澤:確かに麻痺していくというのはありますね。おそらくこちらの行動力と向こうの行動力では、こっちからみたら相当ハードルが高いと思いますが、一旦足を踏み入れると普通みたいな感覚になっていくんだろうなと思います。だからこそどう攻めればいいか難しかったりするんです。

個の力の時代で必要になる「ぶっこみ力」

石川:ぶっこみ力と関係してくるのですが、ぜひ皆さん大学卒業までにTwitterのフォロワー2000人超すことを目指してくれてもいいんじゃないかなと思います。

この中でTwitterやってる人? 

(会場挙手)

ほぼ全員ですね。鍵アカしか持っていない人? 

(会場挙手)

2人ですね、この2人は今すぐ鍵を外しましょう(笑)。それ以外の人はフォロワーを2000人まで増やしましょう。これはなんでかというと、これから会社を勤めると思うのですが、今まではどの会社に勤めるかで個人の評価がされていたじゃないですか。これが変わりつつあると思うからです。

20世紀は「三菱に所属するって凄いね」とか、そういう時代だったと思うのですが、21世紀って自分が所属しているコミュニティが自分の価値を代替されなくなると思います。わかりやすい例だと、銀行員とかがいいのかなと思います。銀行出身とか言うと、ちょっとネガティブなイメージが先にきちゃいますよね。

AIの導入で500人削減するらしいみたいな話が巷にはちらほらあったりして、銀行員という肩書が少しずつ力を失いつつあるんです。では、自分の価値を代替する表現はどのようにされるのかというと、「自分でモノづくりをした」とか、「自分のTwitterでの発信力が何人なのか」というところになってくるんです。

僕たちの会社でも採用活動はTwitterでやっています。フォロワー数が多い人には積極的に僕からDMしていますし、「ぜひうちの会社で働いてください」と言います。もしこの中でフォロワー2000人以上超えた人は僕に言っていただければ、絶対僕たちの会社で雇うんで(笑)。

どうやって2000人増やすのかというところの1つにぶっこみ力がいいなと思っていて、例えば「今日リクルートフェスティバルがあって面白かったです」ということを言って、リツイートしてもらえそうなツイートを作れば、結構リツイートしてくれるんです。

僕も一般よりはフォロワーも少し多いので、言ってくれればリツイートするので、そういうところでぶっこみ力を使って、自分のフォロワー数を増やす。卒業までに少なくとも2000人は増やすのとかもゲーム感覚で面白いんじゃないかなと思いますし、ここにいるみなさんは優秀な方ばかりなので、あとはやるだけです。

大澤:ありがとうございます。

Twitterは自己表現の場所

真子:Twitterは「ご飯美味しい」とか投稿しちゃだめですよ(笑)。イケてる高層ビルのレストランでご飯美味しかったとかそういうのはいらないです。

大澤:自己表現の場として使ってほしいですね。さっきおっしゃられていたみたいに、自分がなにをするか、なにを発するかによって評価される時代になってくると、Twitterでつぶやくことと、サービスを作ることってほぼ同じことだと思うんです。自己表現のツールだと思うのでもっと有効活用してほしいなと思います。

真子:僕は9割くらいリツイート狙いの投稿しかしてないんですよ。Twitterは自分の人格みたいな。たまに採用とかもやりますけど。結局見ている人にとってどんな価値があるかを考えるんです。自分本位ではなくて、どうやれば読んでいる人がよかったって思ってくれるかということだけを考えて投稿すれば2000人くらいいきますよね。そして石川さんに採用してもらえるという(笑)。

石川:すぐ採用します(笑)。

大澤:でも自己表現が大事になってくる中で、それを実際に手にとって触れるものに落とし込むのがやっぱり難しいというのはもちろんあると思ってて、そういう自己表現のハードルを下げてくれているのがおそらくこの3人のサービスなんじゃないかなと思っていて。

一歩踏み出してサービスを使ってみるなり、教本を買うなりしてみて、なにかができるようになったらそれを使って自己表現してみるという、そういう連続を起こすいいきっかけが今日生まれてたらいいなと思います。

「答え」は自分で作っていかなければならない

大澤:では、最後に1人だけ質疑応答を受け付けたいと思います。

質問者1:ありがとうございました。先ほども話に合ったのですが、プログラミングが今大事だという話がある中で、あまり周りにもやっている人がいないのですが、そこの1番の弊害は何かを聞きたくて。

僕が思うには、プログラミングが大事なのはわかっているけどなんのためにするという目的がないという、僕の意見でしかないのですがどう思うのかというところを教えていただければと思います。

真子:学んだ瞬間に役に立つスキルってやっている時点でもう価値がないと思います。それって正解を探す生き方ですよね? これをこうやってこうやればこうなるっていう、弁護士になったら年収が上がるとか、これからはそういう時代は終わってるんです。

答えをトレースして作る時代ではなくて、自分たちで答えを作っていかなければいけない時代なんです。だからプログラミングを学んでむちゃくちゃ儲かるとかそういうことは別にないです。もちろん学生でも学んで半年で、時給3000~4000円で働いている人はいっぱいいますけど。

そういうのはスキルとしてあるんですけど、これからテクノロジーを使って課題解決をしていくことは明白じゃないですか? そういうときにテクノロジーがどうやって動いているのかを絶対知っておいた方がいいと思うんです。

正解が見えていることは基本的にやらないと思います。こうしたらこうなるとかそっちに行けば行くほど、市場価値が薄くなります。なんかわからないけど面白そうだからやってみるとか、世の中絶対これがメインストリームだからやってみるみたいな、そういった心意気でやらないと誰かが引いた道の上を走るだけです。そして市場価値が薄くなっていくと思います。

仕組みを知った上で、合う合わないを判断すればいい

斎藤:ちょっと喋ってもいいですか? プログラミングは1回やった方がいいというのは僕もあって、テクノロジーがこれからの社会を作っていくという要素はプログラマーだけではないとは思っています。

だから、仕様とか仕組みを知った方がよくて絶対やった方がいいけど、合う合わないはあるような気はして。そこまで知ったうえで、はまる場所を探していくことは全然いいなと僕は思います。何も知らないで好き嫌いするのではなくて、やった上で好き嫌いするという判断でやらないって意思決定していけばそんなことに悩まなくなると思います。あとは職業はいろいろあるよと僕は思います。だから頑張ってください。

石川:優秀な人あるあるなんですけど、考えれば考えるほどやらない理由が見つかってくるんです。つまり、今日プログラミングやりたいって思った人がいても、「あれ、でもプログラミングってAIで代替されるんじゃない?」みたいな、そういうのが出てくるんです。

考えれば考えるほど、人はやらない理由を見つけてしまうので、人は動かなくなってしまいます。なので、ここにいる皆さんは「今すぐ影響される」っていうことが大事なのだと思います。今日いろいろ話を聞いた中で、プログラミングをやった方がいいなと思ったら、今日やってみる!

ぶっこみ力が大事だと思ったら、今日真子さんにぶっこんでみる! Twitter増やした方がいいなと思ったら、今鍵を外す! そういうことができるかできないか、という単純な話だと思います。やってみてうまくいかなかったら、その時また変えればいいので、共感したら影響されてやる、というのがシンプルに大事なのではないかなと思います。

真子:とりあえず帰ったらProgateやりましょう。Progateをやって続かないなと思ったら夏休みにTECH::CAMPしたらいいと思います。

大澤:最後1分くらいありますけど、宣伝とかしておきますか?

石川:私たちはAidemyという無料から始められるプログラミング学習サービスを提供しています。このサービスはエンジニア向けなので、プログラミング初めての人がいきなりAidemyやると、「難しい、辞めよう」となります。なので、初心者の方はぜひProgate(笑)、もしくは動画サービスとかから初めてください。スキルアップして、人工知能プログラミングを始めたいぞ!と思ったタイミングでまたAidemyを見ていただければと思います。

斎藤:僕のサービスはデザイナーになれるサービスを目指しているのですが、今データ版でやっているところなので、調べたら登録だけできて1ヶ月くらい待たされるみたいなかんじになっていまします(笑)。なので2ヶ月後くらいにちゃんと公開するタイミングがあって、そのタイミングで僕と会った縁でやってみるかみたいなかんじでやって、はまったらいいんじゃないかなと思うので、とりあえずProgateをやって待っていてください(笑)。

大澤:それでは今日の話を聞いてぶっこみたいと思った方は、ぶっこんでみてください。少なくともこの3人だったらメッセンジャー送っても返してくれると思うので、ぜひぜひ連絡してみてください。今日はこれで終わりにしたいと思います。みなさん長いお時間ありがとうございました。

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