2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
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堀義人氏(以下、堀):ということで、残り11分。後はこちら側で引き取って、今の30秒のプレゼン、自己紹介、あるいは意見に対する反応ということにしたいと思います。まずは小澤さんから、簡単に2分ずつくらいお願いしたいと思います。
小澤:いやあ、いいですねー。すごい人からアホっぽい人まで。これが若者の元気ですよ。僕もその頃があったなと思い出して、ちょっと力不足になってました。もう今はね、元気になりましたよ。ありがとうございます。でね、ひとつ……僕も自分のキャラ設定がわかんなくなりつつあるけどさ(笑)。
(会場笑)
小澤:とにかく、元気なことが一番。それと、ここにいる皆さんはすごい! みんなすごい! 友達になったほうがいいよ! 僕も友達になりたいね。僕は若い頃からずっと、人に会い続けてきてるんです。そこから新しい人生、新しいドアがどんどん開かれるんです。
自分は本当に夢なんてなかったけど、いろんな人、いろんな経営者やいろんな友達の意見を聞いて「そうか、そういうことだったのか」、どんどん学ぶことがあったと。できるだけ多くの友達を今日作って、そして堀さんがおっしゃるように、できるだけ多くの行動をしてください。
そういう、したほうがいいなって行動がたくさんあった。いま発言したことで頭でっかちの口だけ野郎になるか、行動をともなって5年後10年後「ああ、確かにやったよな」って思うかは、すごく楽しみだなと思いました。
いろんな、20人くらいお話をされたのかしら。そういう方々、3年後5年後も友達付き合いを続けて「確かにやったな!」って人が、ぜひ10割目指して、さしあたってはG1カレッジの複数開催かしらね。ここにいる連中、皆さん方が、どうやってこの後コミュニケーションをとり続けるか。
絶対とり続けたほうがいいよ! 僕らのコンセプトは、ものすごい若者を一堂に会したら何が起きるだろうか、どんな化学反応が起きるだろうかっていう……だって変なビーカーにボコボコ詰め込んでるようなもんだから、今回。とんでもないことが起きるぞこれ! ぜひ仲良くなってくださいね。そう思いました。以上でございます。
(会場拍手)
堀:ありがとうございました。小澤さんはちなみに選考委員会のメンバーで、選考の中で一旦落ちた人も十数人引き上げて。(落ちた)メンバー全部のフェイスブック見て、その中で面白いコメントがあった人をどんどん引き上げていったってことなんで、おそらく本来は選考で落ちてた人も、もしかしたらここですくい上げてたかもしれないなってことです。
一方では、すごく応募も多くて。ここ(会場)満杯でしょ? これでも、もっとすごい倍以上の応募があった中で選ばれたってことなので、良いメンバーが集まって僕らも嬉しく思ってます。じゃありんちゃんお願いします。
小林:何か新しいことを成し遂げていくとか、大きな動きを作り上げていくときって何が必要なのかと思ったとき、3つくらいあるのかなと思うんですね。ひとつが「原体験」。さっきの愛じゃないけど「何で自分はこれなのか」っていうのが腹の底からあること。
もうひとつが、行動をしていってファインチューン(微調整)していって、方向は違うかもしれないけど、少しずつ軌道修正しながら行動を繰り返していけば、必ず具体的なイメージになっていくんじゃないかなと思います。
3つ目が、一人では何もできないので仲間を集めてくってことが、すごく大事かなと思います。学生のときにはどれにフォーカスすればいいのかなって、さっき皆さんのお話を聞きながら考えてたんですけど、行動していくとかネットワークを作っていくというのは、社会に出てから私もずいぶんできてきたなと思うんです。
だけどやっぱり原体験を積むっていうのは、社会人になって仕事を持っちゃうとなかなか旅にも出れないし、1年休業して……まあ今はいるかもしれませんけども少ないので、ぜひ学生時代というときに「自分はこれなんだ、これで社会に貢献したいんだ」っていう何かを見つける原体験を積んでもらえたらなと思いながら、皆さんの話を伺ってました。今日はありがとうございました。
(会場拍手)
堀:ありがとうございました。りんちゃんは皆さんご存知のとおり、軽井沢にインターナショナルスクールを作り上げてしまって。いくらお金を集めてきたかっていうと相当な金額で、それで作ったと。日本の教育界を変えていく改革のリーダーということでそういったメンバーがいて、「行動」「仲間を集めよう」というメッセージが皆さんに刺さっていると思います。次、為末さんお願いします。
為末:小澤さんからだんだんトーンが落ちていくって感じに(笑)。じゃあ僕も3つ、皆さんにお話ししたいなと思います。
「突き落としてくれ」っていう内容があったので……1つ目は「結局勝たない人は仲間が作れない」。悲しいかな、僕もメダルを取らないとここにいられなかったんですね。だから皆さん、これから勝つ必要があります。
何で勝つかっていうのは結構大事で、僕はハードルじゃなかったらたぶん勝ててなくて。100メートルやってたら日本ランキング5番目くらいで終わって、たぶんここには来れていないと思うんです。だから皆さん、まず勝ち方、それからどこの土俵で勝つかっていうのを考えてほしいなと思います。価値がない人には残念ながら、人間は打算的なものなので仲間が寄ってこないんですね。
もうひとつは、僕はメダルが目標だったんですが、目標を決めると達成しちゃうことがあるんです。そうすると、その後の人生が残っちゃう。これは結構悲しい話で。何か大きなことをやろうと思ったら私たちの人生は戦い続けなきゃいけなくて、そのときに山頂に登るために頑張るんじゃなくて、山登り自体を愛するしくみをどうやって作るか。これが生涯勝ち続けるコツだと思います。
3つ目、僕が感じてたことは「人生に意味なんてない」ということなんです。だから自分で決めなきゃ、人生なんて結局フワッとして終わるわけです。仮決めでもいいから、自分で一応「こっちだ」という方向を定める、どの山にするか定めるということが大事だなと思いました。
(会場拍手)
堀:ありがとうございます。皆さん、G1カレッジを卒業した後に「G1アンダー40」に選ばれるかどうか。G1アンダー40には100名強が入ってきてますが、そこに選ばれるかどうか。G1アンダー40を卒業した後に「G1サミット」に選ばれるかどうか。
これはダボス会議(世界経済フォーラム)でもそうなんですが、シェイパー(グローバルシェイパーズ)があって、YGL(ヤング・グローバル・リーダーズ)があって、それから本体のほうに入っていくわけです。
そこに選ばれていくってことは、何らかの結果を出さなきゃ選ばれないですね。そういったメンバーが集まって日本を変えていく、世界を変えていくということなので、これから5年10年、G1アンダー40でもお会いできたら嬉しいなと思います。そのためには何らかの結果を出さなきゃならない。勝つということ。
そういった意味で突き落とすかのような、ガシッと為末さんからのメッセージがありました。じゃあ宮城さんお願いします。
宮城:皆さんの話を聞いていて、なんかできるような気になってると思うんですよね。私はずっと起業家、スタートアップをしていく人たちの応援をしてきて、我々の中での最大の褒め言葉は「あいつアホだね」とか「あいつ能天気だね」「おめでたいね」っていうこと。そういうやつは、やっぱり何かやらかすんですよね。
今日、皆さんの最後のノリの感じをぜひ覚えておいていただきたいんですよ。何というか、能天気なモードで皆さんがやりたいことに挑んでいただきたいなと思います。
社会起業家って難しい仕事だと思うかもしれないんですけど、誰もがまだ本気でチャレンジしていない領域なんですよね。そこに皆さんが本気で挑んだら、必ずその分野の第一人者になれます。ぜひ、アクションを起こしていただくことを期待しています。
(会場拍手)
堀:ありがとうございました。今回のテーマで社会起業家的なものが多かったと思うんですが、それは宮城さんがおっしゃるように、どんどんやっていただけたらと思います。
一方ではアカデミックな分野において、ノーベル賞を取るという形の活躍の方法もあると思いますし、あるいは企業に入って、今日の程(近智)さんのようにアクセンチュアのトップに昇り詰めていくような形の方法論もあります。
さまざまなキャリアがあると思うんですね。政治家になっていく、あるいは起業家になっていく、今からアスリートにというのもいらっしゃるかもしれませんし、学校を作っていくとか、いろんな形での改革の方向性があると思いますので、何をするかをぜひ考えていただいて。
どうせやるなら、勝てなければ意味がないんですね。勝たなければその中で存在感がないし、そうすると人が集まってこないし、やりたいことが実現できなくなってしまう。相対的に自分の能力との比較をしながら、自分が根源的に何がしたいのかということを突き詰めてみて、その中でなるべく視野を広げて多くの人に出会っていくのが重要なんじゃないかと思ってます。
今回はそういった多くの人に出会う……特にトップクラスですよ。冒頭から日本のトップ、僕らが選んだ中で最高の頭脳とマインドとプレゼン能力を含めた、改革できる力を持ったトップクラスに出会う機会があったかと思いますし、その中で自分たちが発言をする機会が多かったと思うんですね。
発言をすることによって自分で気付きがあって、多くの人の中で自分の相対的な能力だったりとか、気付きあるいは自分の足りなさを認識しながら、これから頑張っていくことになると思います。
来年もまたG1カレッジをやることになると思いますが、皆さんとまたお会いできることを楽しみにしながらこの全体会のセッションを終えて、これからはボードメンバー全員が集まった形のクロージングセッションに移りたいと思ってます。パネリストの皆さん、そして発表した皆さんに拍手をして終わりたいと思います。どうもありがとうございました!
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