2024.12.19
システムの穴を運用でカバーしようとしてミス多発… バグが大量発生、決算が合わない状態から業務効率化を実現するまで
ピョートル氏キーノート(全1記事)
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ピョートル・フェリクス・グジバチ氏:みなさん、こんにちは!今日はいつもと違ってキーノートスピーカーとしてのピョートルなので、一番伝えたいメッセージを話してから他のゲストのみなさまにバトンタッチしますね! 僕が生まれ育ったのは共産主義のポーランドです。
(スライドを指して)ポーランドは、昔からこうした風景だったのです。ちょうど2~3週間ぐらい前に行ってきたのですが、ヨーロッパで今一番経済成長をしている国だと言われているんですね。
詳しい話は、3週間でなんと5万5千部売れた僕の著書である(『ニューエリート グーグル流・新しい価値を生み出し世界を変える人たち』)を読んでいただけると幸いなのですが、今日みなさんに一番お伝えしたいのは、「変化を恐れるのではなく、変化を乗りこなして楽しんでいただきたい!」(ということ)です。
ちょっと後ろのスライドを見ていただくと、カエルさんがいるんですね。みなさんぜひ、ご自分がどんな体制で、どんなマインドセットで、変化に接しているのか考えてみてください。
ピョートル:(このスライドの)下から行くと、茹でガエルといいますね。ご存知ですか、茹でガエル。(変化に気づかずに)そのまま茹でられてしまうカエルです。
(会場笑)
その次、茹でガエルの中にも何らかの気づきがあるカエルがいるかもしれないんですよね。要は(このままじゃダメだと)気づいた層もいるということです。
次に(その状況を)変えたい層がいます。たぶんみなさんの中にもすでにいらっしゃると思うのですが、これからの世界をいかに変えていくのか。まさに世界を変える(カエル)んですよね。ぜひお願いします。
(会場笑)
(スライドを指して)次に実践層という、常に変化を起こしている方々がいらっしゃいます。その次にはなんと、変革型というリーダーもいますね。
ピョートル:侑未さん、最後は「アルケミスト」といっているものですが、これはどんな人たちでしょうか?
世羅侑未氏(以下、世羅):「アルケミスト」という言葉を聞いてピンと来る方はいらっしゃいますか?
ピョートル:パウロ・コエーリョかな?
世羅:そうですね。多くの人も小説かなと思うのでしょうが、なにか新しい世の中だったり、他の人に対して、自分が何か新しい価値を出すために、自分自身が変わっていく人を「アルケミスト」というのだと私は思っています。
ピョートル:ぜひ、プロジェクト・アルケミストの話を詳しくしましょう。『ニューエリート』を読まれた方?
(会場挙手)
僕の古い作品を無視して、ぜひAmazon.co.jpにアクセスしていただき、『ニューエリート』という本を今すぐご購入ください。宣伝ではないんですけれども。
(会場笑)
とりあえずちょこちょこ頑張って勝ち抜いて部長になって、「がんばるぜ」という人生を送っている方々もいらっしゃると思います。ただ、実際によく見れば、世界を変える人たちはのらりくらりと年功序列制度で働いてる人たちではなく、自分たちでゼロからイチまでの価値を作る人たちですね。
ピョートル:彩香さん、1分くらい、ちょっとお話していただいてもいいですか? ちょうど僕の『ニューエリート』の本にも掲載されている仁禮彩香さんです。彩香さんは今、何をやっているんですか?
仁禮彩香氏(以下、仁禮):仁禮彩香と申します。もともと私は、湘南にある湘南インターナショナルスクールに行っていて、今は大学生で21歳になっちゃったのですが……。今は新しい中学校を作る準備をしています。どうして学校に興味があるのかというと、もともと私が幼稚園のときに行っていた学校がきっかけです。
その学校では、一人ひとりが違いを持っていて、その(違いを持っている)人たちが一緒に生きることをどのように考えていけばいいのか、ということを、先生が幼稚園の私たちに聞いてくれました。(私たちは)自分で問題解決ができるし、自分たちで共存することを学べると(先生たちが)信じてくれているようなところでした。
日本の小学校に入ったら、今度は自分たちの生き方や学校の枠の中で決められたことだけをやって、「決められたことだけをできる子」が一番正しくて偉いというスタイルに入っちゃって……。
ピョートル:これ(スライドの「24時間戦えます! 昇級昇進! マイホーム!」)ですよね?
仁禮:そうそう。もうびっくりして、「私、ここであと5年間も過ごすの無理」と思いました。それで、小学1年のとき、幼稚園の先生に、自分が学びたいのはこういう学校ではなくて、もっと自分のことを知ることができて、友達のことを理解できて、一緒に新しい世界を自分の力で切り拓いていけるところで学びたいと伝えたんです。そうしたら、1年後に小学校を作ってくださって、(私は)そこに通ったんですね。
だから、日本の教育や人が成長すること、学ぶことに興味関心があります。日本の学校のスタンスについては、いろんなことが言われていると思います。
学校という単位においても企業においても、人が多く時間を過ごす場所が、その人の生き方やこれからの学び方を育む場所だと思います。それはこれからも変わらないことだと思いますし、世代を超えた学びのかたちを作りたいと思っています。よろしくお願いいたします。
ピョートル:ありがとうございます。ぜひぜひ彩香ちゃんの今後の活動にご期待ください!
仁禮:土曜日にはサタデースクールがあるのですが、今日、実はそこに通ってきている生徒さんたちがいるんです!
ピョートル:そうですよね。今日はインスピレーションの会で「ピョートルのキーノート」という企画だったのですが、僕より若い方にインスピレーションを送っていただいたほうがいいです。
司会者:あとで懇親会のときにぜひいっぱいお話を伺ってみてください。
ピョートル:ありがとうございます。
ピョートル:今日は、これからいろんなお話があると思いますが、よくよく考えると最近テクノロジーの進化やデジタル化などの話はたくさんあります。もちろんデータを集めてデータを分析するのはこれからの世界で生き残るためには、必要不可欠なものだと思います。しかし、もっと直感を活かすことを大事にしたほうがいいと思います。
要は、アナログのインスピレーションという世界においては、どんなひらめきを作っていくのもみなさん次第です。今日はいろいろなおもしろい話が(聞ける機会が)あるはずですね。
ワークショップの中で、インスピレーションを(得て)、なんらかの社会貢献でもいいですし、自分の人生に変化を起こしていただければ幸いです。(これからのみなさんが)「素早く行動できる」ということを、今日のワークショップで期待していいですか?
持ち帰らずに、すぐに行動に起こすことが大事です。「自分の価値観に近い決断ができる」(ということ)をぜひ、この会が終わった瞬間にしてみてください。
「何を世界にもたらしたいのか、何を世界から得たいのか」を考え、それに沿った意思決定とアクションをし、みんなで自己実現を成し遂げましょう!
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