2024.12.24
ビジネスが急速に変化する現代は「OODAサイクル」と親和性が高い 流通卸売業界を取り巻く5つの課題と打開策
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堀義人氏(以下、堀):記念すべき第1回G1カレッジも残り2時間弱ということになります。最後の全体会セッションですが、このセッションにおいては、4名のパネリストが基本的には皆さんのメンター的にコメントをしながら皆さんのキャリアについて考えていく。要はアドバイザーみたいな形で進めていきたいと思います。
今回は12名の学生が発表をしていきますが、(発表時間は)2分間ということになっています。このセッションにおいては、なるべくグループの中に選ばれなかったそれ以外の方にも、しゃべる機会を与えようと考えてます。まずは、小澤さんから簡単に一言ずつ、ワークショップをやった感想・コメントをお願いしたいと思います。
小澤隆生氏(以下、小澤):ありがとうございます。僕のグループの方、手を挙げてください。皆さんありがとう。ビックリするくらい優秀です! 本当にすごかった。(拍手)
(会場拍手)
小澤:社会問題ってこんなにあるんだなっていうくらい本当に思いましたし、その中でも「情報格差」とか「高齢化社会」とか……ずいぶん若いのに高齢化社会を心配してるんだね(笑)。
(会場笑)
小澤:でもそうだよね。皆さんが支えなきゃいけないんだからね、ご老人を。それは当然皆さんが考えるべきだ。なるほどなと思いましたね。そんな中でも……。
堀:小澤さん、おっさんっぽい発言になってますけど(笑)。
小澤:もう歳なんで(笑)。今日はイチオシのを連れてきてますから、楽しみにしてください。ちょっと噛み気味なんですよ、彼。落ち着くようにね。みんな、ウチのグループの人を応援してあげてください。ウーフー!(会場を盛り上げる)
(会場拍手)
堀:次はりんちゃんお願いします。一言。
小林りん氏(以下、小林):小澤さんの後めちゃくちゃやりにくいんですけど、大丈夫?(笑)ちょっとノリを変えて。でもワークショップもそうですけど、今日昼過ぎからお邪魔して、今の学生さんってすごく真面目なんだなって為末さんとも話をしてて。
私、大学時代ってスキー部だったんですね。でも、春と夏と秋とずっとバイトして冬に何ヶ月もスキーする、みたいな日々だったので、こんなふうに若いときから社会の問題を考えて、しかも行動に移していこうとする人がこんなにいるってことに感動を受けてます。これからの発表を楽しみにしてます。よろしくお願いします。
(会場拍手)
堀:ありがとうございます。為末さんお願いします。
為末大氏(以下、為末):僕も、ワークショップでみんなすごく優秀でビックリしたんです。大人の知恵であざとく「だいたいG1ってこういうのがウケるから」って知恵を付けていったんですが、もし失敗したら僕の作戦ミスかなと思ってちょっと責任を感じてるんですけど、応援します。頑張ってください。
(会場拍手)
堀:では宮城さんお願いします。
宮城治男氏(以下、宮城):さまざまな課題の話をしてくれたんですけど、今から皆さんが本気で頑張ればみんな全然解決できたり、そのために貢献できるっていうリアリティを感じたんですね。しかもそれを、今日集まった仲間とかと一緒に仕掛けたりしていったら、それだけでひとつの流れができてると思うんですよ。
そういう「自分たちがこれからやるんだ」って思いで、今日のプレゼンも聞いていただきたいと思います。ありがとうございます。
(会場拍手)
堀:ありがとうございます。じゃあ簡単な進め方を申し上げると、2分間ここでしゃべってもらった後に(パネリストの)どなたかに手を挙げて質問をしてもらって、バンバン進めていって、終わった段階で(グループ以外の)皆さんにも30秒のチャンスを与えるということでやっていきたいと思います。まず、トップバッターは? じゃあお願いします。
(会場拍手)
発表者:こんにちは! 国際基督教大学(ICU)から来ました1年の○○と申します。今日の全体の流れを通して、僕の中に……10年後の課題と自分のキャリアですね、今回の課題は。それを考えたときに、日本の伝統文化を含めた芸術の衰退と、平和貢献活動、世界に対する外交問題をどうやって解決していくかということに、僕はフォーカスをしていきたいと考えました。
この課題を考えたときに、今まですごく繋がらないものがあって。海外と日本というまったく別のものに乖離を感じていたときに、「足もとを見ろ」という茂木(健一郎)先生の言葉を受けて足もとを見て……(自分の履いている下駄を見せる)。僕、毎日下駄を愛用しています。
(会場拍手)
発表者:年間300日以上下駄を履いていることで……下駄ってすごく利便性があって、木ということで廃材からも作れるし、海外行ったときに裸足で歩くとガラスとか踏んじゃって痛かったんですけど。
そういうのを子どもの貧困とかに対して、木で……しかも下駄っていう一見して「This is Japan」と外国人留学生が言ってくれるみたいな日本を体現しているもので、子どもの平和だったり移動の手段であったりを与えることができると気付きました。
伝統文化を支援物資として輸出することによって、日本の伝統文化を海外に根付かせる、ある意味日本の伝統という「傷」をつけることによって、ソフトパワー的な問題で平和活動にも貢献できる。日本の伝統が日本国内で廃れても、海外に傷をつけることによって……。
今、結構アーティストが日本でくすぶってて、海外に出て戻ってきて有名になるみたいな逆輸入アーティストが多いと思うんですけど、そういう意味で、もし将来の日本で紙や下駄が廃れてしまっても、誰かが将来海外でそれを発掘することによって、逆輸入して廃れた後の伝統文化を残せる。
そういう意味でも、僕は下駄や紙の無限の可能性、あと文化財のほうでいったらイタリアの壁画保護だったり、そういうものにすごく有効性があるので……(制限時間オーバーのアラームが鳴る)外交と平和問題を解決したいと思います。
堀:はい、ありがとうございました。
(会場拍手)
堀:この問題はどなたが……りんちゃんかな。一言コメントするとしたら、りんちゃんか為末さん、あるいは宮城さん。バンバンいきましょう。好きなこと言ったらどうですか。
小林:すごくインパクトのある出だしで良かったと思います。今、宮城さんもおっしゃってましたけど、自分のキャリアを通じてどうやっていくのか、自分の具体性がもう少し見えると良かったかなと思います。頑張ってください。
堀:ありがとうございました。次、2番目どうぞ。お願いします。
発表者:早稲田大学4年の○○と申します。私たちは10年後の日本の課題というのを海外・世界という文脈で考えました。ずばり、日本の人道支援、人道面におけるプレゼンスの低下です。
現在、シリアやソマリアでは絶え間ない人道危機が起きています。人が今も死んでいます。ソマリアでは来年も飢饉が起きます。そうなったときに、私たちはどう対処するのか。私たちは何をするのか。人間として。これらの深刻な問題というのは、イノベーションやビジネスで解決できるのか。これが僕の問いかけです。
ひとつのキーワードは「人間としての責任」です。実際に欧米諸国の人々……欧米は国としても人としても市民社会の組織としても、非常にアグレッシブに活動しています。
ですが日本はどうでしょうか。日本には、このような紛争地におけるロールモデルがおそらくいません。途上国でのビジネスモデルは今たくさん生まれています。ソーシャルビジネスなんかが良い例なんですけど、紛争地に絞るといないわけですね。
ですから、まず私が解決するとしたら、人生をかけて紛争地における平和構築とテロリズムの武装解除に従事したい。そして私がロールモデルになってやる。これが私のアクションです。そして私からの問いかけです。
皆様、このパネリストの方々にも問いかけたいですけれども、どのように紛争や人間としての責任を認識し、そして解釈するか。これが私たちの班で出た、皆様への問いかけです。このようなことをも考えられる人こそが、次世代のリーダーなのではないか。私たちの意見は「次世代のリーダーはビジネスだけでは終わらない」、そういう意見でした。ご清聴ありがとうございます。
(会場拍手)
堀:ありがとうございました。ちなみに誰グループだったんですか? モデレーターは。ああ、漆(紫穂子)さん。で、1番目のモデレーターはどなた? 岩瀬(大輔)さんだったんだね。じゃあ、漆さん(の発表者)に関してどなたか。
為末:はい。立派すぎて返す言葉もないので(笑)、すごいなと思ったのと……実感として世界を感じるってことを、どういうふうに作っていけばいいのかはずっと思ってまして。
僕もヨーロッパは試合で行ったりしたのでそこの感覚はあるんですけど、アフリカはわからないし東南アジアのほうもわからないので、実感としてどう自分ごとにするかってのは、すごく大事な話だなと聞いて改めて思いました。
堀:はい、ありがとうございました。僕はちなみに、大きなことを掲げたとしても、自分が動かす力がなかったらあまり意味がないと思うんですね。したがって、自分がどうやってパワーを構築していくか、あるいは影響力を構築するかってことを考えないと、大きな問題解決はできないと思ってるので。その辺のプロセスとかも考えていかなくちゃいけない気はしますよね。
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