2024.12.24
ビジネスが急速に変化する現代は「OODAサイクル」と親和性が高い 流通卸売業界を取り巻く5つの課題と打開策
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箕輪厚介氏(以下、箕輪):おもしろい。じゃあ、あと10何分なので、質疑応答いこうと思います。みなさん、聞きたいことがなにかあったら地声でお願いします。「ぶっちゃけ人事トーク」なので、なんでも答えます。
どうぞ。似合ってるね、そのChampion。
(一同笑)
質問者1:下はNIKEなんです。
(一同笑)
箕輪:うん。いいね。一番良い。
質問者1:面接の中で聞く質問として、この質問は相手の本質を突けそうな、必殺技みたいなの質問を教えてください。
諸戸友氏(以下、諸戸):いや、逆に教えてほしいよね。
(一同笑)
諸戸:君、知ってそうだもんな。
沼野井伸拡氏(以下、沼野井):人事側が聞く質問ですか?
質問者1:はい。
箕輪:決定的なね。
沼野井:僕、質問って、1個単体で聞くのは意味がないと思っていて。
例えば、志望動機っていう答えがないものを端的に聞いてしまうと、良し悪しがないことなのに「会社のことが良いと思って」っていうのが答えだと思ってて(就活生がそれを)言うと、冷めます。聞いてると。
志望動機って、要は自分のゴールの方向にあるものなので、そこと、今の自分の長所短所とか、いろんな質問が組み合わさって相手の中身っていうのがちょっと見え始める。なので、1個だけでわかることってたぶんないと思うんですね。
だからさっき諸戸さんも(おっしゃっていたように)良い人とどこで出会うかって言ったら、交流の中で長く触れることによって、理解をしていける。だから面接の中の端的な、1時間くらいの場でわかるって、ないと思います。
箕輪:だから、Q&Aじゃわからないということですよね。
沼野井:そうです。
箕輪:でも、Q&Aを絡ませていくうちに人間がにじみ出て、なんとなくバレてくし、わかってくるって感じですよね。(なにか)ありますか? これ聞いたらわかるぞ、みたいな。
米山健一郎氏(以下、米山):うちは半分、食の会社なんで、「食べるの好きですか?」は聞きます。
(一同笑)
箕輪:「あまり食には興味ないですね」って言ったらどうするんですか?
米山:そしたら、うちじゃない(笑)。
箕輪:なんで来たんだよみたいな(笑)。
米山:あらゆるポジションがあるんで。SEもいれば、ライターやマーケティングの人もいるんで、必ずしも一致はしないんですけど、食べるのが好きかどうかだけは。
箕輪:そもそもうちに来る理由があるかどうかってことですよね。
米山:食のマーケットを変えましょうっていう。
箕輪:ミクシィさん的には、なんか決定的な質問ってあるんですか?
柴山知也氏(以下、柴山):質問はないですね。やっぱり、これまでどういうことをがんばってきて、その背景にはどういうことがあって、というところがちゃんと自分の中で構成できてるかどうか。そして、僕らミクシィグループとご一緒する意義がちゃんと見出せているのかどうかっていう、結局そこだと思うんですよね。
箕輪:ですよね。だから、「大学生のときになにやりました?」って、そいつの人生なんだから正しいも間違ってるもない。ただ、本当そのまま、良い悪いじゃなくて、それが合ってるかどうかですよね。
柴山:そうです。自分がなにかを信じて、ちゃんと突き進んでいれば、そこはみんな評価すると思います。
箕輪:そうですよね。
柴山:はい。
箕輪:どうですか? なにかありました? 決定的な。
諸戸:ありましたね。僕、今思い出した。
箕輪:ええっ。
諸戸:名前の由来を必ず聞きますね。
箕輪:うわー。
諸戸:名前の由来。なぜなら僕は、2人目が5月に生まれるんですけど、すごく参考になるんですよね。
(一同笑)
諸戸:「なるほどね!」って。「ご両親すばらしいね!」みたいな。
箕輪:その心はなんなんですか? 名前の由来を聞くのは、自分が単純に知りたいのか。
諸戸:そうです。僕が知りたいんです。ただ、「名は体を表す」じゃないですけど、けっこう表れてるな、と。それに、自分の名前のことをちゃんと言える子ってあんまりいないんですよね。だから、いろいろ考えてるんだなとか、育ちが良いのかなとか、なんとなくの参考にはなる。別に名前じゃなくても、「お昼なに食べた?」みたいな話でも良いと思うし。
箕輪:この前、LINEの田端(信太郎)さん(注:現在はスタートトゥデイ)の本作ってて、そのなかで出たのが、答えがない質問したときに、わーって言って全否定してまた返してくるとか(そのやり取り)でなんかわかる、と。
諸戸:そうかもしれませんね。
箕輪:そうですよね。「好きな色なに?」とか。
諸戸:そうなんですよね。理想としているのが、もう終わっちゃったんですけど、『笑っていいとも!』のタモリさんで。あの15分20分でしょうもない話が続いていくじゃないですか。でも、その人となりっていうのがしょうもない話から見えてくる。
だから僕も、あまり志望動機とか夢は聞かずに、話の流れでなったら聞く。基本は「誰が好きなの?」とかそんな話をして。最後は「じゃあ友だち紹介して?」って。
(一同笑)
箕輪:紹介させる。
諸戸:はい。紹介させて。
箕輪:たしかに、タモさんって、あえてなのかもしれないですけどMCは上手くないですからね。回さないし。
諸戸:なるほどね。
箕輪:間があるじゃないですか。
諸戸:ある。
箕輪:でも、だからこそ相手の人間味が全部出ますよね。
諸戸:たしかに。そうかもしれないですよね。
箕輪:普通の会話なんですよ。
諸戸:そうですね。本当に普通の会話しかしないですからね。
箕輪:わかりました。ありがとうございます。
諸戸:(質問者に)参考にならなくてすみません。
(一同笑)
質問者2:就職活動をする上で、いろいろな業界で必要とされるこれからの人材はどんなものですか?
箕輪:なんだろう。これからの人材。
でも、僕の作ってる本って全部結論が同じで、結局「自分が何者か」そして「なにがやりたいかを探せ」ってだけなんですよ。それは『多動力』も、『人生の勝算』も、『お金2.0』も、『日本再興戦略』も、最近出した『AIとBI』(注:『AIとBIはいかに人間を変えるのか』)もそうです。
波頭亮さんの『AIとBI』も一番端的にそれを言っていて、今までは金儲けが上手い順に人間の序列ができていた。これからは、「自分はこれをやりたい」っていうのを明確に描けるかどうかの順に豊かか貧しいかが決まると。
『お金2.0』も同じようなこと書いてあるんだけど。要は、それが儲かるとかじゃなくて「これがやりたい」っていうのがすげえ明確で、それが人を巻き込めればそいつは豊かで。逆に、金儲けは上手いかもしれないけど「やりたいことがわからない」ってやつは、貧しくなっちゃうんです。というか、金儲けも上手くないんだと思う。
だから結局、これ全否定するみたいだけど、就活ってあくまで手段で。もうやりたいことが溢れんばかりで、「ミクシィ入ったらもっと加速するっしょ」みたいなやつが強い。「クルーズ行ったらワンチャンあるな」みたいな。たぶんそういう人の方が欲しいですよね。
諸戸:たしかに。
箕輪:そういうことだ。
(一同笑)
箕輪:では、どうぞ。メガネが似合ってる。どこで買ったの?
質問者3:さっき買ってきたばっかり。
箕輪:さっき!? なんかね、反射が良いよね。
質問者3:ありがとうございます。
箕輪:新品の感じがする。
質問者3:岡山大学から来ました。エントリーシートの件で質問があって。志望理由ってみんな良いこと書いてくると思うんですけど、そのなかでも「こいつ良いな」って思うところは、どういうところを見てるのか教えていただきたいです。
沼野井:エントリーシートやめます。
箕輪:(笑)。やめるんですか? 足切りというか、人数絞るんですか?
沼野井:別の手法をとります。
箕輪:ん?
沼野井:別の手法をとります。
箕輪:まだ言えないけど、エントリーシートではなくなると。それはなんで? コスパが悪いの? 時間がかかりすぎる?
沼野井:意味がない。
箕輪:意味がない。だってあんなのね、いくらでも時間かけたら良いのできますもんね。
沼野井:作れちゃう。
箕輪:なるほど。どうですか。エントリーシート。
米山:うちもとってなくて。
箕輪:ええー。
米山:一度も見てなく、むしろFacebookのプロフィール参考にしてます。
箕輪:ああそれ聞きたい! ちょっと一回合算して良いですか? SNSは見ますか?
沼野井:見ます。
箕輪:見る。炎上してたら、まあ炎上の仕方にもよる。
(一同笑)
沼野井:炎上の仕方にもよりますけど。
箕輪:うん。
米山:かなりSNS見ます。
箕輪:見る。
米山:はい。
箕輪:おもしろい。
米山:必須。逆にFacebookプロフィールだけで、判断しようっていうくらい。
箕輪:逆に、Twitterってそいつのことわかるんですけど、Facebookプロフィールとエントリーシートってたいして変わらなくないですか? 大学とか。
米山:行動とかがわかる。
箕輪:プロフィール(を見る)っていうか、タイムライン(を見る)みたいな。
米山:そうです。そういう行動が読めて、それで、危険かどうかは察知できるじゃないですか。
箕輪:わかる。こいつメンヘラでやべーなとか。
米山:投稿の質が危険なときが。
箕輪:わかりますよね。ネガティブのことばっか言ってるなみたいな。「俺もバーベキュー行きたかったなあ」みたいな。
(一同笑)
米山:ぜんぜん不思議にはならないと思うんですけど。
箕輪:「また雨だよめんどくせえ」とか。もう、エントリーシートからSNSをウォッチする時代に変わってるんですね。おもしろい。
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