2024.12.24
「経営陣が見たい数字」が見えない状況からの脱却法 経営課題を解決に導く、オファリングサービスの特長
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司会者:それではさっそく対談を始めさせていただきたいと思います。川栄さん、これまでこのキャンプサミットで大阪、札幌、福岡、名古屋と進めてまいりましたけども、各地の印象ですとかいかがですか?
川栄李奈氏(以下、川栄):おいしいものをたくさん食べました(笑)。
(会場笑)
司会者:なにを召し上がりましたか?
川栄:えっと……じゃがいもとか。
佐藤裕氏(以下、佐藤):札幌で?(笑)。
川栄:そうです。もんじゃ焼きとか、お好み焼きとか。
佐藤:お好み焼き。
司会者:大阪ですね、きっと(笑)。
川栄:福岡は、えーっとなに食べましたっけ……? なにか食べました。
(一同笑)
おいしいものをいただきました。
佐藤:おいしいものをいただきました(笑)。そして、名古屋では?
川栄:名古屋は少ししかいなかったので。でも、ご飯おいしかったです!
佐藤:感想はそれなんですね(笑)。おいしいものを食べたという感想。
司会者:そんな川栄さんはですね、ちょうど今回ご参加いただいているみなさんと同世代です。とはいえ、2010年から社会で活躍されている社会人としては先輩ですので、いろいろとお話をうかがっていきたいと思います。
川栄:よろしくお願いします。
司会者:裕さん、川栄さんとここまでずっとツアーを回られていましたが、印象はいかがですか?
佐藤:4都市を回った感想の前に、もともとテレビでみていたアイドル時代の川栄さんから女優の川栄さんになり、一緒にお仕事をさせていただく中で一番感じたことがあります。
これについては毎回言ってるんですけども、毎回色が違う。役もそうですし、会うタイミングによっても違ったりするんです。そのあたりが女優の裏側なんじゃないかなっていうこともあるし。すごく魅力的に感じます。
(舞台上を指しながら)たぶんみなさんがこうやってみてる景色とぜんぜん違ってですね……これはこの間ちょっとポロッて言っちゃったんですけど。名古屋で当然、最初に楽屋へご挨拶へ行きますよね。
マネージャーさんに「いつ行っていいですか?」と聞きながらいったりするわけです。(タイミングによっては)お化粧もしてるだろうし。そして「今どうぞ!」と、ドアを開けた瞬間、パックしたままで出てきたんです。「マジか。そっちで出てくる?」みたいな。マネージャーさんもそこでGO出すんだなぁと。
川栄:(笑)。いや、待たせるのはダメだなと思って。
佐藤:ありがとうございます。
川栄:私は「今ぜんぜん大丈夫です」みたいな感じでしたよ。
佐藤:本当に本人かどうかわからないぐらいのパック具合でした。
そういった川栄さんの姿を見つつ、実際に話してみると同世代じゃないような大人に感じたりするギャップもあります。でも、始球式では無邪気。なんとも、ギャップがあるんですね、はい。
司会者:いろんな川栄さんの魅力が今回の対談でみなさんにも伝わるかなと思います。
さて、本日ですね、そんな川栄さんとお話したいテーマたくさんあります。お時間の関係もありますのでルーレット形式で、テーマをピックアップしてお願いしたいと思います。
ではこの中から川栄さんの現在の女優という職業に至るまでの遍歴についてうかがっていきます。ルーレットの上にある「キャリアのスタート」「ターニングポイント」は重要なポイントですので、ここは必ず聞いていきたいと思います。
ということでまず1つ目のテーマはこちらです。
「キャリアのスタート」というと、川栄さんといえばAKB48ですね。アイドルですけれども、そもそもAKBに入ったきっかけを教えていただけますか?
川栄:きっかけは高校1年生の時に、友達に「オーディション一緒に受けよう」と言われてオーディションを受けました。受かると思ってなかったので、軽い気持ちで受けたら受かっちゃったってなって。「あ、やばいな」って思って。
そこから、受かったからにはちゃんとやらなきゃいけないなと思ってAKBに入りました。
司会者:入られてからは、劇場公演があることをもともとはご存じなかった。そこですごくびっくりしたとお聞きしてますけども。
川栄:テレビで見ているAKBしか知らなかったのです。なので、劇場で踊っていると知らなくて。でも私は最初、研究生だったので、毎日レッスン終わって自主練も行かなくちゃいけなくて。すごく歌もダンスもすごく苦手だったのでとても辛かったです。
司会者:なるほど。裕さん、普通の会社……普通のと言うと変ですけど一般的な就職活動でも、入ったら知らないことがあったというのはよくありますよね?
佐藤:そうですね。今回の川栄さんの話、自分の就職とか働くに転換してもらうとすごくおもしろいんですけど。そもそもアイドルになると思っていて、友達から声がかかったんですか?
川栄:いや、思ってなかったです。
佐藤:では好きなことをどうしてもやりたいから、というきっかけじゃなくて?
川栄:たまたまです。AKBは好きだったんですけど、別に入りたいとかはありませんでした。たまたま友達に「受けよう」と言われたんです。
佐藤:そしてオーディションを受けて、軽やかに受かってどうしよう……みたいな感じですけども。そのときに不安とか、どうしようとかはならなかったんですか?
川栄:「どうしよう」ってなりましたね、最初は。先ほども言ったように、歌もダンスもすごく苦手意識が強いんです。もちろん歌とダンスが基本なので、もうそれは絶対にやんなきゃいけないことでしたが、最初は本当にやりたくなかったです。
佐藤:いわゆるギャップですよね。でもそのギャップを見たときには嫌だと思って、こう社会人だと逃げる人もいるんですよ。逃げずに続けたのはなんでなんですか?
川栄:オーディションを受けて落ちてる人がたくさんいる中で受かるということは、自分の中でなにかいいことがあるのかなととらえました。
佐藤:それは自分で? 誰かからのアドバイスですか?
川栄:アドバイス?
佐藤:普通だと、オーディションなどを受けて落ちると「くそーっ!」となります。でも自分が受かった時、落ちた人のこと考えたりするのは誰かのアドバイスなのか。自分で自然とそう思ったのかという。
川栄:自分で思いましたね。それこそ、友達も受けて落ちたんですけど。
佐藤:友達は落ちた? 圧倒的に気まずい。
川栄:(笑)。でも、今も仲いいです。そういう人が身近にいたので、私はがんばらなきゃという思いはありました。
佐藤:ありがとうございます。
司会者:はい。そんなキャリアのスタートだった川栄さんに転機が訪れましたということで、次のテーマがこちらです。
トップアイドルとして活躍から女優へ転身されるというのは、大きなターニングポイントだったと思うんですけれども。お芝居1本でいくと決められたときのお気持ちを教えていただけますか?
川栄:もともと自分が……歌もダンスもそうなんですけど、すごく自分がやりたいと思って始めたわけではありませんでした。小さいときからそんなに自分の欲がなく生きてきたので。でも、初めてお芝居をしたときは「お芝居、楽しいな」「お芝居をやりたい」と自分で思ったんです。自分のやりたいことをやった方がいいかなって思って、AKBを卒業しました。
司会者:裕さん、いかがですか?
佐藤:僕もそうですし、みなさんもそう思うんですけど。
川栄さんが女優に転身されるタイミングは「まだまだAKBでぜんぜん走れるよね」というときでした。そのタイミングでいくリスクというか……僕らからすると、まだまだいいじゃないというところなのに変わる、そのターニングポイントの決断の不安など、考える部分はありました?
川栄:不安よりもすごく楽しみなほうが大きかったので。「失敗したりしたらまた違うことやればいいや」くらいのテンションでやりました。
佐藤:今までそういう大きな決断をしてきたんですか?
川栄:そうですね、はい。
佐藤:そうすると、過去の経験的にもいわゆる不安よりも楽しそうだな、やってみたいなっていう方が優先されていたんですか?
川栄:そうですね。楽しいことして生きていきたいって思う人間なので。はい、思いました。
佐藤:今の同世代の人たちが全員とは言わないですけど。一部の人たちには「現状がよかったら挑戦しない方がいいかな」「楽しそうでも今の方が安全だから」という人が多いんですね。そういう人たちはどう思います?
川栄:自分のそれが楽しいんだったらいいんですけど。自分がやりたいことをやるのが絶対に一番だなとは思います。
佐藤:その考え方は小さい頃からそうでしたか? やりたいことをやる。
川栄:家族が「自分の好きなことをやりなさい」と育ててくれたので。AKBに入るときも「もちろんあなたがやりたいことならいいよ」と言ってくれました。そしてAKBを辞めるときも、「もう辞めるから」とお母さんに言って「あ〜、わかった」という感じでした。
佐藤:そういう習慣的なところで、女優へのところもストレスなく変えられたと。
川栄:はい。
佐藤:はい、ありがとうございます。
司会者:では続いてのテーマに参りましょう。この中からランダムでピックアップして参ります。次のテーマこちらです。「一番楽しい瞬間」ということですが、せっかくですので「お仕事の現場で一番楽しい瞬間」を教えていただけますか?
川栄:なんだろうな……。ドラマや映画などで3ヶ月間くらい共演者の方と一緒にいるんですけど。お芝居をやっていく中で、すごくまとまった瞬間、みんなの気持ちが一致する瞬間があるんです。そういうときはすごい楽しいですし、やっててよかったなと思いますね。
佐藤:そこまでのプロセスって、なにか難しいこととかありそうですよね。
川栄:そうですね。お芝居でいうと、自分が考えていたキャラクターと監督が考えてたキャラクターが違ったりすると、けっこう大変だったりします。そうなったらさらに話し合って、そして一致するのがすごく楽しいです。
佐藤:仕事的に言うと、自分がやりたいことと上司が言うこととぜんぜん違うってめちゃくちゃあります。そのときに抵抗しないんですか?
川栄:自分の思っていることは言いますけど。
佐藤:主張して、でもそれでもグッてくることはないんですか?
川栄:あります。でも、自分がやりやすいようにというより、結局撮るのは監督なので。私は、監督の意見を受け入れる方なんです。だから、あまりそこで強く言ったりはしないです。
佐藤:そこはなぜでしょう。自分の主張があるんだけど、先ほど話していた「みんなで一体になりたい、つくりたい」を優先されるんですか?
川栄:そうですね。1人の意見でまとまるわけでもないですし、みんなで作り上げていくものなので。そこはみんなで話し合ったりとかします。
佐藤:それはもう本当に同世代のみなさんは経験することなんですけど、川栄さんのそういう考え方はいつごろからそうなったんですか?
川栄:いつごろ……。でも小さいときからけっこう周りを気にするというか、気にかけるタイプでしたね。「この人、どう思ってんだろうな」とか、そういうのをすごく考えるタイプだったんです。そういうのは小さい時からわりと気にかけてました。
佐藤:では今、周りの大人たちもそうやって見ているのですか? なにを考えてんのかなとか。
川栄:見ますね。
佐藤:そこで自分の主張の変え方とかもあるんですか?
川栄:変えます。人によって、「これはあまり言ったら逆にダメなタイプだろうな」「この人には逆に言った方がたぶんわかってくれるな」とか。
佐藤:就職に置き換えると、22〜23歳の人たちからすると、僕らは30歳を超えたいわゆるおっさんですよね。
川栄:はい。
佐藤:「はい」じゃなくて(笑)。
川栄:(笑)。
佐藤:そんなに素直に「はい」と言われちゃうと困る(笑)。まあ……おっさんなんですけど。
川栄:間違えました(笑)。
佐藤:間違えじゃないですよ。気を遣ってほしかっただけです(笑)。
川栄:ごめんなさい(笑)。
佐藤:つまりその、わかんないじゃないですか。年齢が違うと価値観とかわかんないものを今そうやってすんなりわかるっていうのは経験ですか?
川栄:そうですね。私は15歳からAKBにいます。最初はまったくわからずにいたんですけど、徐々に大人の方と一緒にいる期間が増えるとすごく慣れてきますね。
佐藤:先ほどうかがった2ランク上の体現だと思うんですが……この後も出てくると思います。
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