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「me&stars」 新会社設立記念イベント(全4記事)

山田孝之氏、CIO就任で俳優業と役員業の比重は? 「バランスは取ろうと思います」

2017年9月5日、株式会社ミーアンドスターズの設立に伴い、設立記念イベントが開催されました。イベントには、代表取締役社長兼CEOの佐藤俊介と、俳優で取締役CIOの山田孝之氏が登壇。会社のビジネスモデルや設立のきっかけ、山田孝之氏が取締役として参加することになった経緯について語りました。本パートでは、CEOの佐藤氏とCIOの山田孝之氏の2名が記者からの質問に解答。競合となる動画配信プラットフォームとの差別化戦略など、今後の事業展開に関する具体的な質問が数多く寄せられました。

クラウドファウンディングに挑戦した経緯

質問者1:山田さん、またおうかがいします。山田さんはクラウドファンディングで江戸ガラスのグラスを制作したり、いろいろとビジネスに積極的に関わっているという印象なんですが、どうして最近そういったビジネスを立ち上げることに興味を持っているのか聞かせてください。

山田孝之氏(以下、山田):それもさっきと同じ答えになっちゃうんですけど、ビジネスにもともと興味を持ったわけじゃなくて、あれもたまたま知り合った方とお話をしていて意気投合して。ものづくりをしていた方だったのでなにかものづくりをしたいですという話をしていて。

最初に上がった案はぜんぜん違うものだったんですけど、そこからなにができるか練っていったら最終的にグラスにたどり着いて、一緒に工場に行ってこの職人さんたちはこういうおもしろいことができるみたいな、そこでコミュニケーションを取ったらちょっとおもしろいことができそうだな、となったので「じゃあ作りましょう」と。

なんでクラウドファンディングにしたかというと、僕たちはこれをあくまでおもしろいと思って作ったんですけど、それをいきなり商品化して在庫抱えるのも大変ですし、欲しいと思った方たちに買っていただけたらいいなと思ったのでクラウドファンディングというかたちをとりました。

CIOとして何をやるのか?

質問者1:今回CIOということで、チーフイノベーションオフィサー。イノベーションという言葉は本当に最近いろんな場所で聞くようになりましたけれども、ちょっとふわっとしてるようなところもあると思うのですが、具体的にイノベーションオフィサーって何をやるんでしょうか?

山田:ふわっとしてるから、たぶん僕に合ってると思うんですけど(笑)。なにかしらおもしろいアイデアを出したりすることだと思います。

佐藤俊介氏(以下、佐藤):私は経歴上ずっとベンチャー出身で、今は大企業のイノベーションに挑戦している立場なんです。私の今のキャリアは普通なかなかないキャリアでして。イノベーションに挑戦する同志、僕はトランス・コスモスの中でイノベーションを起こしてこういうことを今始めてますから、「孝之君も新しいイノベーションを一緒にやろうよ」くらいのイメージですね。

山田:佐藤さんがトランス・コスモスに入った経緯やそこで求められていること、ポジションなどが、ミーアンドスターズで僕に求められていることなのかなと思っているので、佐藤さんの背中を見つつ学んでいけばいいのかなと思っています。

佐藤:プレッシャーが(笑)。

質問者1:ミーアンドスターズということで、このスターというのは基本的にはスターダスト(プロモーション)の俳優さん?

山田:違います、違います(笑)。

佐藤:(笑)。

山田:だいぶ狭くなっちゃいますから(笑)。

質問者1:いろんな事務所の方たちがでられるということでしょうか?

山田:そうですね。それこそタレントさんやミュージシャンになると思います。それ以外いろんな分野で活躍している方たちに声をかけさせてもらおうと思っているので。あくまで主観的な捉え方になるかもしれないですけど、僕らなりにスターだと思える人たちにお声がけしていくつもりです。

佐藤:さきほどトップオブトップという言い方をあえてしましたが、そういう意味で孝之君が言ったような主観に基づいた我々にとってのおもしろいことを一緒にやろうという人。その人は世の中から見るとトップオブトップではないかもしれないですが、もしかしたら。なのでそれを前提に考えてもらったらいいかもしれないです。

山田:第一は僕らがこれをおもしろいと思って、自信を持って動いていることなので、それに賛同してくれる方たち、なにか自分も新しいことをやりたい、挑戦したいという気持ちがある方たちに声をかけようと思っています。

過去最高値にも挑戦したい

質問者2:販売する商品の価格帯だとか想定しているレンジがあれば、だいたい参加者がいくらくらいで何が買えるのかを知りたいと思うので教えていただけますでしょうか?

佐藤:そうですね。けっこういろいろなレンジがありまして。数千円から、上限については挑戦もしようと思っていまして、場合によっては過去最高の値段がつくことも……。アップル社長のティム・クック氏とのランチに6,000万くらい付いた例があるんです。なので場合によっては、我々もそのくらいに挑戦するような案件も考えてみたいなと思っています。

山田:ティム・クックほどの人がいるのかという話ですね。

質問者2:そういう流れで言うと孫正義さんとか、そういう人も想定はしている?

佐藤:孫さんやってくれますかね?(笑)。

山田:時間がなさそうですよね。

佐藤:やってほしいですよね。後継者に1時間くらい時間をあげるとかやってほしいですね。

質問者2:下は数千円から上はもう数千万?

佐藤:やるからには目指したいですよね。やはり今までにないようなことをやるわけですから、そのくらいのところまで目指したいなとは思います。

俳優業とのバランスは?

質問者3:佐藤さんが山田さんに対して非常にこだわりがあるとおっしゃっていました が、例えばどういったこと?

佐藤:例えば、私はビジネスマンなのでどうしてもビジネス寄りのことを提案しようとするじゃないですか。そしたら、「これはこうしたい」とか「これはこう」っていうのを彼ははっきり言ってきます。そもそも餅は餅屋でやっているので、同じ感覚でいても逆に困るんですけど。そこをすごくこだわりを持ってはっきり自分の意見を言いますので、そこがしっかりしてると言うか。

質問者3:具体的な例はありますか?

佐藤:具体的な例で言うと、例えばビジネスに寄った話ってお金がかかってくるところが多いので、そういうところは逆に「任せます」って言ってもらえますし、僕が決めていいと。

逆にコンテンツに関して、僕が全部決めるということはほとんどなくて、コンテンツに案を出しても、「いや、その人はちょっと違うかな」とか。そういうこともあったり、「この人はいいですよね」とかというのをはっきり言ってくれる。

山田:単純に、提案されたものの中では「それだと芸人さんが営業でやるのと変わらないので」ということだったりだとか。「それだと違うんじゃないですか」みたいな感じです。あくまで僕のあれですけど、線引きとか。それだとあまりプレミアムな体験にならないんじゃないかとか。

質問者4:山田さん、俳優業との比重というか、これからどういうかたちですか? 経営者と俳優。

山田:1番知りたい。経営者ということはまったくないです。もちろん俳優として生きているので、その上でですけど。でも俳優ですよね、一応。

(一同笑)

山田:本当におもしろいと思うことがいっぱいあるので、いろんなお声がけしていただきます。でもどんどんやっていたら最近本当に時間がなくなってきたので、ちょっとバランスは取ろうと思っています。でも来年もドラマとお芝居はもう3つ確定しておりますので、俳優だと思います!

司会者:以上で終了させていただきます。ありがとうございました。

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