2024.10.10
将来は卵1パックの価格が2倍に? 多くの日本人が知らない世界の新潮流、「動物福祉」とは
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はあちゅう氏(以下、はあちゅう):みなさん、21〜22歳で社会と対面しているというところが共通点ですが。この辺で6月30日に発売される前田さんの本のお話を。
前田裕二氏(以下、前田):そうです。本を出すことになりました。
はあちゅう:『人生の勝算』?
前田:『人生の勝算』というのですが。
はあちゅう:そうなんですね。
はあちゅう:そろそろお時間になったので、質疑応答とさせていただこうと思います。なにか質問のある方はいらっしゃいますか?
なかなか出しにくいですよね、出しにくかったら、ぱっと上がらなかったら次にいきます。いいですか?
質問者1:自分も起業を考えているのですが、1つのビジネスを長期的に続けていくのは難しいかなと思いまして。新しいことを始めるときに、ビジネスアイデアのひらめくきっかけや、もとになるものがあったら教えていただきたいなと思います。
はあちゅう:全員ですか。
質問者1:はい。
はあちゅう:おねがいします
家入一真氏(以下、家入):長期で続けることについては、僕も飽きっぽいタイプなので、今まで何度も起業していますし、そこは今の時点から長期で続けるのは難しそうだといったことはあまり考えないほうがいいのかなと思っています。
自分がどういった世界をつくりたいのかというところから入るほうが、すごくいいのかなと。……お名前はなんでしょうか?
質問者1:タケイです。
家入:タケイさんがどういう人生を歩まれてきたかはわかりませんが、こうした人生を歩んできた自分だからこそできること、目指すべき世界をまず想像して、こういった世界であれば自分のような人間がすごく楽しく生きられるな。
自分じゃなくても、自分が本当になんとかしてあげたい人たちなど。そういう人たちに、「こういう世界が訪れたらすごくハッピーになるな」ということを想像して、その世界をつくるためになにを成すべきなのかをすごく考えるべきです。
その最短距離が起業なのであれば起業でもいいし、もしかしたらNPOなのかもしれないし、どこかの会社に就職することなのかもしれない。それはどの選択肢を選んでもいいはずです。
まずはその世界を描けるか描けないかということが、すごく大きなことだと僕は思っています。ですから、まずは世界を想像してみてくださいという感じですかね。
森川亮氏(以下、森川):僕も近いのですが、1つは未来がどうあればいいかな、ということを描いておいてやるやり方と、もう1つは今の現状の課題を解決するという2つがあります。おそらく、難しいものほど長く続くと思いますね。
逆に言うとすぐに実現してしまうものは誰でもやってしまうので、なるべく先にあって、なかなか難しいものになるべく時間をかけてチャレンジすると、おそらく競合がいないのでそれを達成した時に長く続くような気がします。
前田:起業アイディアをどうやって思いつくかという質問だとすると、僕、明確に2つあります。
1つ目は掛け合わせですね。具体的な話で、孫(正義)さんもよく言っていますが、なんとか×なんとかをひたすら考える。SHOWROOMであれば、当然ライブ配信×ギフティングですよね。かなり掛け合わせにビジネスアイデアやチャンスが眠っていると思っています。
掛け合わせていけば無数にあるので、それを考えてください。すごく具体的なことなのですが、これが1つ。
2つ目がもっと重要なのですが、みんな外を見過ぎなのですよね。フィンテックというワードが流行っている、じゃあフィンテック系やってみようかな。……そんなのうまくいくわけありません。自分の中に聞くのです。
僕はずっと弾き語りミュージシャンをやっていたので、僕よりくわしく投げ銭やギフティングについてわかる人がいるわけがなくて、動画事業者がライブ配信やファウンドビジネスや投げ銭をやったとしても、20年くらいやっているからスキル的に敵わない。
という競争性が、自分の中にあるはずです。起業しようとすると今のマーケティングはどうなのだとか。当然、市場性がないビジネスではしょうがありませんから大事なことなのですが、でも自分自身が燃えない。
さっき自分の世界と言いましたが、自分の世界観が構築できないサービスをやっても仕方がありませんから、まず外を見るというよりは、自分自身はなにが幸せなのだろうということを一番に考えて、自分を見つめ直してほしいというのがメッセージです。
質問者2:ありがとうございます。
はあちゅう:ご質問ありがとうございます。最後に、ご来場の方へメッセージを1人ずついただきたいのですが、時間が押しているようなので20秒くらいずつでお願いします。
(登壇者笑)
家入:そうですね。みなさん大学生さんとかなんですよね、きっと。
さっき話したように、長期で考えると日本の経済なんて、どんどん小さくなっていくのは目に見えていて、豊かさが実ったその先をみなさんは歩むことになっています。かなり、これからしんどい時代になっていくと思うのです。
幸せとはなんだろう、自分の働き方、どうして生きていくのか、なぜ生まれてきたのだろうといったことや、きっと心の悩みなどがこれからどんどんたくさん出てくると思います。
かたや日本の経済が小さくなる原因として少子高齢化や、それによってセーフティネットがどんどん小さくなっていくなど、いろんな課題がめっちゃ山積していて、課題先進国とも言われます。そんな課題だらけの日本に僕らが生きている意味は、きっと課題にどう向き合っていくかということだと思うのですよ。
日本で生まれて、日本で育って、日本で働こうとしていて、日本で起業しようとしていてというのは、きっとその課題に対してなにができるのか、一人ひとりの考えだと思っています。ですからそれは、別に就職することでもいいし、起業することでもいいし。
さっき言ったようにNPOでもなんでもいいのですが、「自分にできることはなんだろう」と考えることがすごく大事です。今日、帰ってからそういうことを一瞬でも考えてもらえたら、うれしいなと思います。ありがとうございました。
(会場拍手)
森川:おそらくみなさんもいろんな不安があると思うのですが、なるべく親や周りの意見を聞くのではなく、自分の心の中にある声を聞いて、まず自分がやりたいようにやるのがいいかなと思います。
ただ、おそらくやりたいことがない人はけっこう多いみたいなので、その時は周りですごいとか、いいといったものからなにかロールモデル的なものを見つけて、それをとりあえずやり切ればいいかなと。
何事も10年間その世界でやるとナンバーワンになれるらしいので、10年間は死ぬ気でがんばってください。
今日はありがとうございました。
(会場拍手)
前田:言いたいメッセージは1つで、こうした場に来ていると就職活動で勝つとか、ビジネスで勝つとか、起業で勝つとかするにはどうするのだろうと、そういったことから『人生の勝算』という本のタイトルにしました。
それぞれの活動における勝算を考えてしまうと思いますが、そもそもそれは自分の人生になにが大事なのかということをわかっている前提だと僕は思っています。
だから『人生の勝算』といっているのは、その本の中でファウンドビジネスがうまくいくのはこういうことだよと書いているのですが、それは実は本筋ではなくて、みなさん自身の人生になにが、どういったイベントが起きれば幸せなのかという定義が実はなされていない人が多いのです。
それをまず最初に設定してから、その中で自分は就活をして、こういう会社に入ることだと思ったら、そのゲームの中で戦っていけばいい。だからビジネスの勝算、起業の勝算ではなくて、自分自身の人生の勝算をまず持つことに時間を割いてほしいなと思っています。メッセージです。長くなりました。
(会場拍手)
はあちゅう:ありがとうございました。今日は3者3様のいろんなキャリアを聞いてきたのですが、共通するのは志のようなものかなと思います。就活生のみなさんも志を大事にして就活をがんばってください。終わります。ありがとうございました。
(会場拍手)
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