2024.12.24
「経営陣が見たい数字」が見えない状況からの脱却法 経営課題を解決に導く、オファリングサービスの特長
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MCあまり氏(以下、あまり):ありがとうございます。ちなみに宮川さんはだいぶサービスは成熟してきたと思うんですけれども、ここからまた新たななにかに挑戦というのは、考えていらっしゃいます?
宮川洋氏(以下、宮川):そうですね、我々としてまだやっていない分野をどんどん増やしていくということで、ちょうど2年ほど前からスポーツをやっておりまして。このスポーツの部分では、私見も入っているんですけど。日本メダルが今年は……42ですかね? 過去最高だったということで、日本のスポーツのレベルが上がってるんじゃないかと思っているんです。
私、個人的に高校から大学までテニスをやっていて、プロを目指してたんです。その頃と比べて、ものすごく変わっているものがあるんですね。
これは1つ、今の人はいいなぁと思っているところでもあるんですけれど。例えばYouTube。今は競技の上手い人の動画を毎日見ていれば、自分のフォームや欠点も治ってくるんですよね。
私もテニスをやっていてわかったんですけど、大学ではインターハイなどで上手い人達がいる中に入っていくと自分もうまくなります。当時、テニスはマイナーだったので、テレビでもあまり見れなかったんですけれど。今は錦織(圭)選手のブームもあって、いろんなところで見られます。あらゆる分野のスポーツ動画が今、YouTubeで溢れています。
これに関していろんな方に話を聞いてみると、やはり日本人のテクニックが上がっていることも非常に大きいのではないかなと。
いわゆるテクノロジー分野とスポーツ分野は、実はつながっている。「YouTubeを見ただけでうまくなるの?」となりますが、やはり毎日見ていて、その真似をしていれば、どんどんイノベーションは起こります。本当にそうなっています。
そういう意味では、私は本当にスポーツの一つひとつの分野がメディアみたいにどんどん大きくなっていくんじゃないかなと考えています。我々のメディアをどんどん広げていますが、スポーツ分野のメディアもさらに拡張してやっていきたいなと思っています。
ちょうど2日くらい前に卓球を見たんですけれど。日本の張本(智和)さんが世界ジュニア卓球選手権で優勝しました。あの様子を毎日動画で見ていれば、やはりジュニアの方もうまくなるなと思ったんです。
そういったテクノロジーのイノベーションを実際にみなさんの生活や趣味、スポーツにつながってきている。そういったところでぜひ、みなさんも就職活動の目の前のところで意識しながら、いろんな業種を見ていただきたいなと思います。以上です。
あまり:ありがとうございます。上田さん、そういった意味ではなにか、スポーツとネットメディアみたいなのを組み合わせて新しい化学反応が起きていくようなものは、他のジャンルでもありえそうですか?
上田怜史氏(以下、上田):そうですね……。今、ちょっと予想外の質問で。
あまり:あはは。
上田:あ、そうなんだみたいな(笑)。
山川咲氏(以下、山川):私もちょっとなんか、同じパターンで来てんのに。
上田:そういう非連続性なんだなあと。
あまり:これ、外しという技なんですけど、すいません。もし良かったら。話しやすい方で。
山川:さすが名司会(笑)。
あまり:いやでも、どっちの方が話しやすいですか? ちょっと気になってしまったので。
上田:そうですね。じゃあ、ちょっと僕らがやろうとしていることを。
山川:(笑)。
あまり:そっちの方が大事ですよね。大変失礼しました。はい。
上田:でもけっこう、イードさんのようなメディアを運営されているのと関係あるんですけれど。我々の今やっていることは特定のブランドですね、例えば僕らのクライアントでレッドブルさん。
みんなもけっこうレッドブルを飲むかもしれないですね。レッドブルさんのファンをアンバサダーとしてファンクラブ化して、活性化させるというやり方です。
これはブランドのファンなんですけど、実は世のなかにはいろんな雑誌やWeb媒体があって、ここには特定のカテゴリーについてすごく好きな人たちがいるんですね。この人たちのなかで、よりアンバサダーとして好きな人たちを見つける。
先ほどのお話だと、テニスの雑誌があって、毎月読むぐらいの人たちなんです。自分たちでも道具にこだわりがあって、口コミするような人です。
僕たちはそういう人たちをテニスのアンバサダーとして組織化して、その人たちと一緒にテニスの楽しさを広げていく。それを、メーカーさんとやっていくような活動が、1つのその方向性としてあります。まだ言えないんですけど、いくつか話がですね、これから立ち上がっていきます(笑)。
あとは海外ですね。今、日本はオリンピックに向けて、非常にその文化だったり国の素晴らしさ、景色だとかいろんなものがあるんですけど。日本を好きな人が今、すごく増えてきています。
僕たちはいろんな国の親日な方たちをアンバサダーとして組織化して、その人たちを通じていろんな日本の文化だったり食だったり、いろんなものを発信をしてもらう。これも言えないんですけど(笑)。始めていく予定です。
山川:秘密主義ですね(笑)。
上田:はい(笑)。ASEANから、ちょっと。
あまり:やっぱり、ログミーに書かれてしまう可能性がありますから。
上田:そうですね(笑)。
山川:その危険がありますからね(笑)。
上田:そうね。確かに(笑)。
あまり:ありがとうございます。ではですね、今すごく新しい視点で。
山川:また新しい質問?(笑)。
あまり:いや、新しい視点でですね、みなさんがどういうふうに今までのものを壊してきたか、これからはこういったものに挑戦をしたいというのを、うかがいたいんですけど。
そういった目線を持つにはどうしたらいいかとか、こういうふうにやっているというのをぜひ、本日お集まりいただいている学生のみなさまにアドバイスをしていただきたいと思います。
では、まず川原崎さん。ぜひ今日集まって来ていただいている若い方々にアドバイス、いただけますか? 常識を壊すにはこういう考え方が大事だぞ、と。
山川:私から言いましょうか?(笑)。大丈夫?(笑)。
川原崎晋裕氏(以下、川原崎):大丈夫です。いや、トリはそちらの方が良いと思うんで。
山川:(笑)。
川原崎:僕が仕事をやっていて本当に実感しているのが、よく「アイデアに価値はない」って言葉があるじゃないですか。あれって、アイデアを思いついたって、結局はそれを実行してみると、思いもよらない壁があったりすごく難しかったりするんですよね。だから本当に、その言葉に僕は共感していて。
その次の段階で、「じゃあそれを実際にやってみました」と。そして、たまたまうまくいきました。これにも僕、ぜんぜん価値がないと思っているんですよ。
アイデアを思いついて、それを1回試して、たまたまそれがウケました、というところまでは、わりと誰でも僕はいけると思っているんです。それを1年とか2年とか3年とか、ずーっと継続し続けるところをやった人が、本当にすごい人だと思っています。
世のなかにはまぐれ当たりもある。まぐれがたまたま当たって、それにたまたま投資家の方たちがお金をくれて。でもやってみたらぜんぜん、思ったよりも辛いことがその後に大量に待っている。
結果、「ぜんぜんうまくいきませんでした」みたいな事例もある。とくに学生起業とかで、よく聞いたりするんですよね。
なので、本当に先ほど言ったことですね。アイデアというのは、僕はとくに価値ないと思っていますし、それを1回やってたまたまうまくいったからと言って、それをあまり信用しちゃダメです。
それをずーっと継続してみて、やり続けられたら、そこは本当に価値があることだと思うので。一生かけてやってもいいんじゃないかなと思います。
あまり:ありがとうございます。あ、ぜひこういった時は拍手を送ってあげてください。はい。ありがとうございます。
(会場拍手)
山川:笑顔とね(笑)。
あまり:はい。そうですよね。みなさん自由な発想で生きてらっしゃるから、スマートフォンさえあればってとこがあるんですけど。それを続けることの難しさって多いですよね。
川原崎:本当、難しいですねえ。
あまり:ありがとうございます。ではですね、続きまして宮川さん。みなさんにアドバイスを。
宮川:そうですね。私がたまに「続けてることってなんかありますか?」と聞かれた際に話すんですが。けっこう私も古い人間ではあるんですけれど。ちなみにみなさんのなかに新聞をとってる方って、どのくらいいるんですか?
(会場挙手)
宮川:おおー! いるじゃん! いいっすねえ(笑)。
あまり:これ予想外でした?(笑)。
山川:(笑)。どよめいてましたもんね(笑)。
宮川:私、社会人をもう20何年やってますけど、ずっと新聞の切り抜きやってるんですね。毎日新聞が来て、朝刊と夕刊があるんですけれど、真剣に見るというより、ある程度の時間を決めてばっと見て。インスピレーションで「この記事は後でもう一度読み返したい」という記事を切り抜いて、クリアファイルに入れて1ヶ月分ぐらい溜めて、後からもう1回見る。それを何回も何回もも繰り返すっていうことをやってるんです。
先ほど川原崎さんも言っていましたけど、これを28年ぐらい続けていまして。28年続けてるなかでビジネスとか、本当にオーソドックスな新聞というのは情報しかないんです。
1ヶ月後とか3か月後とか1年後、それも同じ記事を見返すとまったく違う発想が自分に出てくるわけですよね。なぜかというと、経験している知識が違ってくるからです。私、それをずっと続けています。
ちなみにこれ、新聞じゃなくてもいいんです。雑誌でもいいと思います。なにか自分が定期的にとっている情報というものでやってみてほしい。
できれば日刊、週刊、月刊でもいいんで、それを見る。それを自分でファイリングする。ファイリングするだけじゃなくて、それを何ヶ月後かに1回見直していく。そうすることによって、情報を消費しているだけではなくて、自分に溜まってくる。
そのアイデアがまた自分の企画となり、新しいアイデアとなり、人とのコミュニケーションの1つのきっかけになる。そういうことになるんではないかなあということで、私としては「継続は力」ということで。
基本的に考えてるのは、99パーセントは基本で、1パーセントがニュアンスというかセンスであるということで。この99パーセントの基本のところをみなさん忘れないで、がんばっていただきたいなと思っております。以上です。
あまり:ありがとうございます。
(会場拍手)
あまり:では上田さん。次はちゃんとアドバイスです(笑)。
山川:(笑)。
上田:はい。良かったです。また変えられるのかと(笑)。すごく今いい流れで、またちょっと似たようなこと言うんですけど。
僕のすごく大好きな言葉で「凡を極めて非凡に至る」があるんですよね。これはすごいところに到達するには一つひとつの積み重ねをやっていかないとそこにたどり着かない。凡を極めて非凡に至るんだというところがあります。
みなさんもこれから社会人になる時にいろいろ情報収集をして、こうやってお話を聞いて最初に決断をするこのタイミングだと思うんですよね。
ただ、天職ってなかなか1発目でわかるかって言うと、わかんないと思うんですよ。「この会社だ!」と思って入っても思い違いというか、「ちょっと考えと違ってたな」「思ってたのと違うな」もあると思うんです。
やっぱり与えられた環境のなかでしっかりベストを尽くすために、情報収集を一生懸命やってほしいですし。1回入ったら、すぐ成果を出そうと思わずに、急がば回れで深く潜って、しっかりとそのビジネスを学ぶことがとっても大切だと思います。
ベンチャーでも大手でもそうなんですけど、みなさんがもし本当にやりたいと思うことが出てきた時に、それは会社のなかで出るかもしれないし、他の会社でやりたいことが見つかるかもしれない。
いずれにしても手を挙げた時に、「この人に任せよう」「やってみて」と思ってもらえるような人材になる必要があると思います。それは入った環境のなかでベストを尽くすこと、学ぶことだと思っているので、まずそこにしっかりフォーカスして、目の前のコントロールできるところでお仕事に打ち込んでほしいなと思います。
あまり:ありがとうございます。では山川さん、ばっちりと締めていただいて。
山川:プレッシャーはやめてください(笑)。はい。今日はありがとうございました。そうですね、なんか伝えたいことというか、常識を変えることが大事じゃないじゃないですか。常識を変えるために、なんか奇抜なことをやろうとかというのが大事なわけじゃなくて。
私は本当に純粋に人間であること、これが生きていく上で大事だと思っているんですね。
自分が「常識を変えよう」と思ってやってきたかというと、そうじゃなくて。人間として、私が純粋な気持ちで「絶対にこれがあるほうがいい」「絶対こうなったほうが素晴らしい」と本当に思うから、そこに人が集まって事業になり、お客さんが集まり、広がっていくと思っています。そこで常識が変わる。
でも、始まりは1人の信念だし、本当に純粋にどこまでなにを思っているのかだと思うんですね。私は、自分が1人の人間としていつもそこにいることをもっと大事にしています。
みんなは今、たぶんそうだと思うの。純粋で人間的だと思うんだけれど、社会に入ったりすると「あいつすれちゃったなぁ」みたいなこと、すごくあると私は思っているんです。なので、社会に出て力を磨くことと同じだけ、自分の人間性を磨くこと。純粋性を磨くこともすごく大事だと思っています。
その先に自分が信じるものが、もしかしたら常識を変えるものになるかもしれないと思っています。
私は33年間、自慢できることは自分が今までの人生で1つも妥協していないと言えること。努力を重ねて、その先に力を付けて、本当にやりたいことにいつかきっと出会うと思う。出会った時、やりたいことができる自分になっておくことが今、みんなにすごく必要なんじゃないかと思っています。がんばってください。
あまり:ありがとうございます。本日のテーマの「常識を変える仕事」でいうと、なにか特殊なことを特殊な人がやっているのかと思ったんですけど。
今お話を聞いてると、いわゆる「継続は力なり」「急がば回れ」とか、純粋な自分で自分らしくい続けることということをずーっとみなさん続けていらっしゃったから、結果的に常識を変える事業や、サービスを生み出したんだと思いました。
本当にぜひこれからも、まだちょっとCRAZY、結婚というところは早いと思うんですけれども。あと出版ですとか、とくに報道なんか、最近は新聞こんなにとってるってのは僕は知りませんでしたから(笑)。
ぜひご興味ある方はこのゲストのみなさんのサービス、チェックしていただければと思います。それではゲストのみなさんに、もう一度大きな拍手をお願いします。
山川:どうもありがとうございました。
(会場拍手)
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