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女性の可愛い・嬉しいをビジネスに。読者モデルから起業家を選んだ理由(全2記事)

読者モデルから女性起業家へ--Instagramビジネスに見出した勝機

「学びを遊びに」のテーマのもと、さまざまな業界のトップランナーを招き、新たな学習体験を提供する「MOA大学」。特別講義で登壇したタグピク株式会社代表の安岡あゆみ氏は、「女性の可愛い・嬉しいをビジネスに。読者モデルから起業家を選んだ理由」というテーマについて語りました。

読者モデルデビューからブランド立ち上げまで

安岡あゆみ氏(以下、安岡):みなさんこんばんは、TAGPICの安岡と申します。本日はTAGPICを創業するまでのお話しと、TAGPICという会社がどんなことを行っているかについて、お話しさせていただければと思います。今日のイベントのテーマが「挑戦」ということなので、私の話で、少しでもみなさんがなにかチャレンジする時のきっかけになれたら幸いです。よろしくお願いします。

(会場拍手)

まず簡単に私の自己紹介と、TAGPICを創業するまでのお話しをさせてください。

まず私はTAGPICを創業する前、読者モデルとして活動していました。12才の時なので、もう16年前ですね。けっこう昔なんですけども、当時父親に原宿の竹下通りに連れて行ってもらって、そこでスナップの撮影をしたんですけれども、そこでスナップとして、出演させていただいたことがきっかけで、読者モデルとしてデビューしました。

そこからいろんな雑誌に出させていただいたんですけれども、読者モデルの雑誌の撮影だけではなくて、例えばテレビの出演だったりとか、あとは映画の出演もさせてもらって、すごくいろんな経験をさせていただきました。

そこからいろんな経験をさせていただいていて、当時すごくファッションが好きだったので服飾の短大に通って、そこからファッションのお仕事をしたいなと思っていた時に、ファッションブランドの立ち上げの話をいただきまして、読者モデルの3名と読者モデルの運営するブランドを立ち上げさせていただきました。

ブランドの立ち上げなんですけれども、当時ファッション関連のプロの人たちがいなかったので、本当に手探りで行っていたんですけれども、ファッションが好きということと、あとお洋服をいろんな人に知ってほしいということで、すごくいろんな経験をさせていただきました。

そこで3年間勤めていたんですけれども、これからどうしようかなと迷った時に、これから同じ会社でずっとやっていくのか、それとも1人でなにかほかのことをかって考えた時に、やっぱりアパレルだったりとかブランドに属していると、そのブランドしか扱えないので、もっといろんな企業だったり、商品を扱っていきたいなと思って、思い切って独立をしました。

クライアントも一切抱えていない状態で独立

それが26歳の時ですね。けっこうその時は、勇気をもって独立をしたんですけども、当時はクライアントも一切抱えていない状態で独立をしました。今考えたらありえないような感じだったんですけど、やっぱりなにか挑戦してみたいなと思った時に、会社に所属しているとできないことが多かったので、思い切って独立をして、その当時撮影でお世話になったクライアント様にお声がけいただいて、独立後もすぐにお仕事をいただけました。

独立してから、いろいろな方々にお仕事をいただいて、比較的順調に売り上げも伸びていきました。

ちょっといやらしい話になっちゃうんですけど、わかりやすく言うと会社員の時よりも、年収も2倍くらいに上がって、非常に個人としては、比較的成功していたのではないかなと思います。ただやっぱり26歳の時だったので、これから1人で会社をやっていくのか、もしくは会社をもっとどんどん大きくしていくのかというので、一番悩んでいた時期でもあります。

私、今28歳なんですけど、やっぱり30歳になるまでになにか成し遂げたいな、というのがすごく心の中にあったんですね。その時に会社を大きくするとなると、1人の力ではなかなかできなかったりとか、あとはやっぱり会社を起こすとなると資金も必要ですし、仲間も必要、あとはもっともっとクライアントを見つけなきゃいけないので、人脈も必要でした。

そんな時に当時上場企業の役員をしていた友人がいて、のちのちTAGPICの役員になる人なんですけれども、その人に相談していたところ、「もっと会社としてちゃんとやってみないか」というところで、当時私はInstagramにすごくはまっていたので、ブロガーでブログを書いて商品をプロモーションするのが、Instagramにもそういう流れがくるんではないかな、と思って立ち上げたのが、私が創業したTAGPICになります。

TAGPICを立ち上げた時の話を振り返ると、1年半前なんですけど、1ヶ月でボードメンバーを決めて、事務所を決めて、登記もしてホームページも作って、事業内容の資料も作って、本当に盛りだくさんのことを1ヶ月で行いました。

人間やればできるなっていうところで、みなさんもそれを感じて欲しいなと思うんですけれども、1ヶ月くらいで創業して、まあいろんなスタッフもいたり、あとはみなさんもたぶんご存知の堀江貴文さんだったりだとか、あとはインスタグラマーとしても有名なGENKINGさんとご一緒させていただいたり、あとは当時女子高生社長として活動していた、椎木里佳さんだったりだとか、いろんな方々とご一緒させていただきました。

ちょっと今までの流れを振り返ってみると、おそらく他の企業家の方とはちょっと違った道のりを歩んでるかなと思います。

ただ、やっぱり読者モデルの時に感じたことだったり、あとは自分が当時インフルエンサーって言葉はなかったんですけど、インフルエンサーとして活動していたことが、すごくTAGPICを創業する時に役立っていたり。

あとは後付けにはなっちゃうんですけど、読者モデルとして自分が活動している時に、そういう仕事をもっともっと増やしていきたかったり、あとは自分と同じようにフリーで活動している人が、たくさん活動できるような場を作りたいなとTAGPICを開業しました。

拡大するインスタグラマー市場

ここからはInstagramのビジネスについてご説明したいと思います。今みなさんInstagramに毎日投稿している方とか、頻繁に使っている方ってどれぐらいいらっしゃいますか?

(会場挙手)

今日は若い人も多いので、比較的いつもよりInstagram使っている人多いですけれども、5年前に使っている人となると、一気に人が少なくなるかなと思います。

私とInstagramの出会いが、約5年前になります。Instagramってご存知の方も多いと思うんですけれども、今Facebookの傘下に入っています。5年前だとFacebook社が買収する前の段階で、海外ではすごく流行っていたんですけれども、日本では使っているユーザーはまだ少ない状態でした。

その時にInstagramと出会って、今よりもフォロワーとか、「いいね」よりは画像の加工アプリとして使っている人が多かったんです。けっこうInstagramを使うと、おしゃれですごくかわいい写真が撮れるとか、あとは今はもう主流なんですけど、こういうスクエア型の写真っていうのが、当時はすごく珍しかったんですね。

そういったところで私もブログとかTwitterにアップするときも、インスタで撮った写真をアップしたりしてました。そういうことを5年間くらいやっていたら、徐々に徐々にフォロワー数が伸びていって、インスタグラマーとして当時お仕事させていただいていました。

インスタグラマーの仕事ってどんなものかというと、簡単にご説明すると、例えばサントリーさんとかイオンさんとか、あとはラグジュアリーブランドのHERMESさんとかですけれども、商品をご提供いただいて、Instagram上で拡散するのがインスタグラマーのお仕事になります。

こういった流れが海外はけっこう前からあったんですけど、日本でも最近かなり主流になってきています。世界で活躍するインスタグラマーの人たちを見ていくと、国内の人だとローラさんだったりだとか、あとは中村アンさんですね。そういったモデルさん系が多いです。

Instagram上ですごく人気が出た人で、GENKINGさんだったりだとか、Instagramをきっかけにメディアに露出する方も増えてきています。一方海外で見てみると、海外ではユーザーが日本の何倍もいるので、普通のブロガーの人だったりだとか、あとはカメラマンの人ですね。そういった人たちでも数百万フォロワーたくさん持っている人がいます。

実は海外だと、本当にトップのインスタグラマーだと、こういう1投稿で5,000万くらい価値があるという人たちもいます。なのでインスタグラマーとしての市場というのが、どんどん今拡大している状況です。

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