海外滞在中に日本のサイトにアクセスしたり、日本から中国を含む海外のサイトへアクセスすると、利用制限がかかって閲覧できないことがあります。
しかしVPNを利用することで、多くの場合、安定した通信環境下でより安全にサイトを見られるようになります。
そこでこの記事では、利用制限がかかっている理由やおすすめのVPNサービスを紹介します。
VPNの選び方から注意点、利用手順についても詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
海外から日本のサイト& 日本から海外(中国)のサイトが見られない理由は?

インターネットは世界中どこからでも利用できるように思えますが、実際にはアクセスが制限されるケースも多くあります。
ここでは、制限がかかる主な理由について解説します。
- ジオブロック(地域制限)があるため
- セキュリティリスクを回避するため
- 法律・規制の影響を受けるため地域制限
- 企業の運営方針のため
ジオブロック(地域制限)があるため
ジオブロックとは、特定の国や地域のIPアドレスをブロックし、サイトへのアクセスを制限する仕組みです。
IPアドレスとはインターネット上のユーザーの住所のようなもので、サイト側から見るとどの国からアクセスされているかが判断できるようになっています。
ジオブロックは主に動画配信サービスや音楽ストリーミングサービスなどで導入されており、コンテンツ提供側がライセンス契約に従って特定の国でしか視聴できないようにしています。
セキュリティリスクを回避するため
セキュリティリスクを回避することもアクセス制限を設ける理由のひとつです。
たとえば、銀行や証券会社などの金融機関は不正アクセスを防ぐために国外IPアドレスをブロックすることが一般的です。
また、ECサイトもクレジットカードの不正利用やアカウント乗っ取りを防ぐため、特定の地域からのアクセスを制限する場合があります。
法律・規制の影響を受けるため
国が設定している法律や規制も、海外からのアクセス制限に影響を与えます。
たとえば、中国では政府によるインターネット検閲が行われており、特定のサイトやサービスへのアクセスがブロックされています(グレートファイアウォール)。

国によって国民のインターネット利用を規制する理由はさまざまですが、中国の場合は国内の情報管理を強化する目的で規制が実施されています。
企業の運営方針のため
企業の運営方針によって海外からのアクセスを制限しているケースもあります。
たとえば、企業側が国内向けのサービスとして運営しており、海外ユーザーを想定していない場合などが該当します。
ローカルなニュースサイトや小規模なECサイトでは海外からのアクセスを制限することが一般的です。
また、急激なアクセス増加を回避しサーバーの安定性を確保するため、特定の地域からのアクセス制限を設けているケースもあるでしょう。
海外から日本のサイト& 日本から海外(中国)のサイトを見る方法
海外から日本のサイトを見たり、日本から海外のサイトを見るためにはいくつかの方法があります。
- VPNサービス
- プロキシサーバー
- browserling
- Torブラウザ
- プラグイン
しかし、安全性や快適性、コスト面などを考慮すると、VPNサービスを使う方法がもっともおすすめです。
ここではそれぞれの特徴やメリット・デメリットについて解説するので、ぜひ参考にしてください。
【おすすめ】VPNサービスを利用する
VPN(Virtual Private Network、仮想プライベートネットワーク)は、インターネット上に仮想的な専用回線を構築する技術です。
通常のインターネット通信は接続した国のIPアドレスがそのままサイトに伝わりますが、VPNを利用すると任意の国のサーバーを経由できるので滞在国とは違う国からの接続が可能になります。
つまり、サイト側からは自国からアクセスされているように見えるので、ジオブロックを回避して海外のサイトを見ることができます。
また、VPNは通信が暗号化されるのでセキュリティを強化できる点も大きなメリット。
もっとも強度が高いと言われている暗号化方式「AES-256」に対応しているVPNも多く、公共のフリーWiFiを利用する際も情報漏洩のリスクを抑えられます。
無料のVPNサービスもありますが、セキュリティや通信の快適性を考慮すれば有料VPNがおすすめです。
サポート体制も充実しているため、より安心して利用できるでしょう。
プロキシサーバーを利用する
プロキシサーバーとは、ユーザーとインターネットの間に入りリクエストを代理で処理するサーバーのことです。
プロキシサーバーを利用することでサーバー所在地のIPアドレスを使ってサイトにアクセスできるため、特定のジオブロックを回避することが可能になります。
ただ、プロキシサーバーを経由することで通信速度が低下する点には注意が必要です。
また、VPNに比べるとセキュリティ面でも不安があり、個人情報が漏洩するリスクに注意しなくてはいけません。
初心者にとっては設定が少し難しい点もデメリットと言えるでしょう。
browserlingを利用する
「browserling」は、さまざまなブラウザやOS環境でウェブサイトをテストできるオンラインサービスです。
本来はウェブサイトのデザインをチェックするためのツールですが、海外のサーバー経由でインターネットにアクセスできるので、ジオブロックのあるサイトを閲覧することが可能です。
特別な設定が不要で手軽に使えるため、初心者でも扱いやすい点がメリットです。
ただし、無料で利用できるのは1回3分間のみなので、ビジネス用途には向いていません。
時間制限のない有料プランもありますが、月額19ドル〜29ドル(1ドル150円とすると2,850〜4,350円)ほどかかります。
VPNであれば1カ月数百円で利用できるので、コスト的にもVPNのほうが利用しやすいでしょう。
Torブラウザを利用する
Tor(The Onion Router)ブラウザは、複数の中継サーバー(ノード)を経由して通信を行うことで匿名性を高めるウェブブラウザです。
ユーザーの本来のIPアドレスを隠せるため、ジオブロックを回避し、プライバシーを保護しながらサイトを閲覧できます。
インストールするだけで無料で利用できる手軽さが魅力ではあるものの、悪意ある運営者が中継サーバーを管理している場合にはユーザーの情報が盗まれるリスクがある点には注意しなくてはいけません。
また、通信速度も遅めなので、安全性や快適性を重視してサイトを閲覧したい場合にはVPNのほうが安心感があります。
ブラウザのプラグインを利用する
VPN機能に対応したプラグイン(追加機能)を活用すれば、ジオブロックを回避してサイトを閲覧することが可能です。
とくに有名なのはChromeの「Hotspot Shield」で、インストール後すぐに利用でき手軽に使える点がメリットです。
ただし、利用できるのはプラグインを設定したブラウザのみという点には注意しましょう。
また、無料で利用できるのは7日間なので、長期的な利用には向いていません。
利便性を考慮すればVPNサービスのほうが使い勝手が良いでしょう。
おすすめのVPNサービス3社を厳選して紹介
海外から日本のサイトを見る場合や、日本から海外のサイトを見る場合にはVPNサービスの利用がおすすめです。
ここでは、セキュリティレベルが高く、サポート体制も充実しているサービスを紹介します。
いずれも30日間の返金保証がついているので、安心してお試しができますよ。
ぜひ参考にしてくださいね。
MillenVPN|高コスパ&安心の国産VPN

MillenVPNは日本製のVPNサービスを利用したい人におすすめです。
2年契約プランでは月額396円(税込)とリーズナブルな価格設定ながら、世界137カ所2,000台以上のサーバーを利用できます。
インターネット規制が厳しい国でも利用しやすい環境が整っているので、中国本土から利用したい場合にもおすすめですよ。
同時接続台数の制限もなく、固定IPも利用できるためビジネス利用でも使い勝手が良いでしょう。
サポートは完全日本語対応なので、コストを抑えつつ安心感のあるVPNサービスを利用したい人はぜひ検討してみてください。
サーバーの設置国は下記の公式ホームページで確認してみましょう。
NordVPN|圧倒的な実績と信頼のVPN

NordVPNは世界的に有名なVPNサービスで、実績豊富なVPNを利用したい人に適しています。
サーバー数も118カ国7,361台と圧倒的にもかかわらず、2年プランでは月額540円〜という安さで利用できますよ。
ノーログポリシーを採用しており、さらに第三者機関による監査も受けているため、プライバシー保護を重視したい人でも安心して利用できます。
ただし、短期利用の場合は割高感がある点と、中国本土からの接続が安定しない点には注意しましょう。
サーバーの設置国は下記の公式ホームページで確認してみてください。
ExpressVPN|通信速度&安定性が魅力のVPN

ExpressVPNは、業界トップクラスの通信速度と安定性が魅力のVPNサービスです。
サイトの閲覧だけではなく、オンライン会議やストリーミング再生など高速接続が求められる場面でも快適に利用できるでしょう。
ノーログポリシーに関して第三者機関による監査を受けている点も高評価のポイントです。
ただ、現状では中国本土で利用する場合は接続が不安定になるケースが多いようなので、利用するエリアには注意が必要です。
また、同時接続台数が8台と少ない点や、月額料金も上記の2社に比べると割高(2年契約で月額4.99ドル)な点も事前にしっかりと検討しましょう。
サーバーの設置国は下記の公式ホームページで確認してください。
参考:世界中のVPNサーバーロケーション | ExpressVPN
VPNを選ぶときにチェックしてほしい6つのポイント

ここでは、VPNを選ぶときにチェックしてほしい6つのポイントについてまとめました。
基本的に上記で紹介した3社から選べば間違いありませんが、自分でサービスを選びたいという場合は下記を確認してみてください。
- 利用したい国にサーバーが設置されているか
- 通信速度は速いか
- セキュリティとプライバシーは強固か
- 対応デバイスがニーズに合うか
- 料金プランは適正か
- カスタマーサポートが充実しているか
ひとつずつ解説します。
利用したい国にサーバーが設置されているか
海外から日本のサイトを見る・日本から海外のサイトを見る場合にもっとも重要なのは、利用したい国にサーバーが設置されているVPNを選ぶことです。
たとえば、海外から日本のサイトにアクセスする場合には日本国内にサーバーを持つVPNが必要になります。
同様に、日本からアメリカのサイトを見たいならアメリカにサーバーがあるVPNを利用することが重要です。
さらに、快適性を重視したい場合はサーバーの数にも注目してみましょう。
たとえば、アメリカの場合はNordVPNは20カ所、ExpressVPNは24カ所にサーバーを設置しています。
サーバーが多いほど混雑を避け快適に接続できる可能性が高くなるので、自分が利用したい国のサーバー数も確認してみてください。
通信速度は速いか
VPNを利用すると暗号化処理が行われるため、どうしても通信速度が落ちてしまいます。
そのため、快適に利用するためには高速なサーバーを提供しているVPNを選ぶことが重要です。
この記事で紹介した3社はいずれも速度低下を最低限にとどめるよう対策していますが、実際に接続してみないとわからないという人も多いでしょう。
その場合は、無料のお試し期間を設定しているVPNサービスを選ぶことが重要です。
もし通信速度に満足できなくても対象期間内であれば全額返金になるため、ノーリスクで利用できますよ。
セキュリティとプライバシーは強固か
VPNはインターネットの通信を暗号化し、第三者からの盗聴を防ぐ役割を果たします。
ですが、すべてのVPNサービスが同じレベルのセキュリティを提供しているわけではありません。
とくに、AES-256(Advanced Encryption Standard 256-bit)のような強力な暗号化技術を採用しているか、ノーログポリシー(ユーザーの利用履歴を記録しない方針)を掲げているかを確認することが重要です。
無料VPNなど信頼性の低いVPNを使用すると、個人情報や閲覧履歴が第三者に漏れるリスクもあるため慎重に選びましょう。
また、キルスイッチ機能が搭載されているVPNであれば、万が一接続が切れた際にもIPアドレスが漏れる心配がないため安心して利用できますよ。
対応デバイスがニーズに合うか
VPNを選ぶ際には、自分が使用したいデバイスに対応しているかどうかもチェックしましょう。
基本的に、パソコン(Windows・Mac)、スマホ(iOS・Android)に対応しているVPNがほとんどですが、事前の確認は必須です。
また、1つのアカウントで同時接続が可能な台数も合わせて確認が必要です。
たとえば、パソコン・スマホ・タブレットなど複数のデバイスでVPNを使いたい場合、同時接続台数が少ないとその都度ログイン・ログアウトの手間が発生します。
同時接続台数が無制限のサービスもあるので、自分のニーズに合わせて検討してみてください。
料金プランは適正か
VPNサービスを選ぶ際には料金とサービス内容のバランスを確認しましょう。
同じ価格帯でも、提供されるサーバーの数や対応地域、通信速度、セキュリティ機能に違いがあります。
自分に必要な機能が備わっているかをチェックし、コストに見合ったサービスかどうかを判断することが大切です。
また、VPNサービスは契約期間によって月額料金が変わることが多いです。
基本的に年単位の契約だと割引率が高くなるため、長期利用を予定している場合は検討してみましょう。
なお、実際に使ってみて納得したうえで契約したいという人は、お試し期間を設けているサービスがおすすめです。
多くのVPNサービスでは30日間の返金保証を提供しているため、満足できなかった場合は対象期間内であればリスクなく解約できますよ。
カスタマーサポートが充実しているか
VPNを利用する際は接続トラブルや設定の問題が発生することもあるため、サポート体制がしっかりしているかどうかも重要な判断基準になります。
海外企業が運営しているVPNサービスでは日本語での対応が限られているケースがあるため、英語が苦手な場合は日本語対応のカスタマーサポートがあるかどうかを確認しましょう。
また、24時間対応のライブチャットやメールサポートがあるVPNならトラブルが発生した際にすぐに対応してもらえるため安心感があります。
実際の利用者の口コミをチェックし、サポートの対応が迅速かどうかも確認しておくと良いでしょう。
VPNを利用して海外のサイトを見るときの注意点
ここでは、VPNを利用して海外のサイトを見るときに注意してほしいポイントについてまとめました。
- サイト・サービスによってはVPNが規約違反になる可能性がある
- 国によってはVPNが規制されていることがある
- 安全に利用したいなら無料VPNの利用は避ける
- 規制強化により一時的にVPNが利用できなくなる場合がある
- サイト閲覧中はVPNを接続したままにしておく
事前に確認が必要な場合もあるので、上記5つのポイントは必ずチェックしてください。
サイト・サービスによってはVPNが規約違反になる可能性がある
VPNを利用する際は、アクセスしたいサイトやサービスの規約を事前に確認することが重要です。
というのも、サイト・サービスによってはVPN経由のアクセスが禁止されているケースがあるからです。
利用規約違反となった場合にはアカウントが停止されることもあるので注意してください。
また、VPNを利用することで匿名性が確保されますが、だからといって違法コンテンツへアクセスしたり、不正行為を行うことは禁止されています。
法的な責任を問われる可能性もあるため、個人利用の範囲内で正しくVPNを活用することを心がけてください。
国によってはVPNが規制されていることがある
日本を含む多くの国ではVPNの利用自体は合法で、個人用途・ビジネス用途の範囲内でVPNを使う分には問題はありません。
ですが、国によってはVPNの利用が規制されていることがあるため注意が必要です。
下記はVPNの利用を規制している国の一例です。
- VPNの利用自体を違法としている国
-
- 北朝鮮
- イラク
- オマーン
- ベラルーシ
- トルクメニスタン など
- 国が認可したVPN以外は利用できない国
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- 中国
- ロシア
- イラン など
- VPNは利用できるが使用制限がある国
-
- トルコ
- シリア
- エジプト
- ウガンダ
- アラブ首長国連邦 など
違反した場合は処罰の対象となる可能性もあるため、渡航前にその国のインターネット規制について最新情報を調べておくことが重要です。
なお、VPNを利用できる国であっても政府に対する批判をしたり反政治的な活動に利用した場合には罰則対象になる可能性もあります。
VPNの利用を規制する理由は国によってさまざまですが、その国の方針に沿って個人用途・ビジネス用途の範囲内で利用するようにしましょう。
安全に利用したいなら無料VPNの利用は避ける
VPNサービスのなかには無料で利用できるものがありますが、安全性・快適性を重視するなら無料VPNの利用はおすすめできません。
というのも、多くの無料VPNでは十分なセキュリティ対策が実施されていないからです。
通信内容が暗号化されていない、利用データが第三者に販売されるなどのリスクがあります。
とくに、個人情報やビジネスの機密情報を扱う際に無料VPNを使うと情報漏洩のリスクが高まります。
また、無料VPNは通信速度も遅いので、快適に利用できるとは言えません。
これはユーザー数に対してサーバーが少ないことが大きな理由です。
さらに無料VPNは広告表示が多いケースもあるので、利用中にストレスがたまる人も多いでしょう。
したがって、安全かつ快適にVPNを利用したいならこの記事で紹介したような信頼性の高い有料VPNを選ぶことをおすすめします。
規制強化により一時的にVPNが利用できなくなる場合がある
現在VPNの利用ができている場合でも、中国のように定期的にインターネット規制が強化される国では一時的に利用が制限されることがあります。
ただ、一時的に利用できなくなった場合でも、信頼性の高いVPNサービスであれば代替サーバーや設定の変更方法が案内されることが一般的です。
その後は再度VPNを利用できるようになることが多いですが、常にVPNを利用できる状態を保つ必要がある場合は、あらかじめ複数のVPNサービスを用意しておくと安心ですよ。
ひとつのVPNが制限された場合でも別のVPNを使って問合せすることもできるので、慌てずに対処できるでしょう。
サイト閲覧中はVPNを接続したままにしておく
VPNを利用してサイトにアクセスする際は、VPNを接続したままにしておくことが重要です。
なぜなら、途中でVPNが切断されるとIPアドレスが元の状態(滞在国のIPアドレス)に戻ってしまい、ジオブロックがあるサイトへのアクセスが制限されるからです。
そのほか、中国などインターネット規制が厳しい国でVPNを利用する場合、VPN接続が途切れた状態で通信を続けると政府による検閲の対象になる可能性もあります。
個人情報や機密情報が漏れる危険性もあるため、サイトを利用するときは常時VPNを接続した状態をキープしましょう。
もし、VPN接続が切れた際にインターネット通信自体を自動で遮断したい場合には、「キルスイッチ機能」を搭載しているVPNサービスの利用を検討してみてください。
VPNを使って海外から日本のサイト& 日本から海外(中国)のサイトを見る手順
ここでは、VPNを使って海外サイト・日本サイトを見る手順を具体的に解説します。
- VPNサービスを契約しデバイスにダウンロードする
- VPNにログインし、サーバーを選択する
- 見たいサイトにアクセスする
- 利用後はVPNの接続を切る
注意点を交えながら解説するので、ぜひ参考にしてください。
①VPNサービスを契約しデバイスにダウンロードする
まずは、VPNサービスを契約します。
契約手続きはオンラインで完結するので、それほど時間はかかりません。
契約後は公式ホームページやアプリストアからアプリをダウンロードしましょう。
ほとんどのVPNはWindows、Mac、iOS、Androidなどの主要なOSに対応しているので、自分の用途に合わせてダウンロードしてください。
なお、海外渡航先でVPNを利用する場合は、日本にいる間に契約・ダウンロードを済ませておくと安心です。
というのも、中国のようにVPNが規制されている国では、VPNの公式ホームページへのアクセス自体が制限されている可能性があるからです。
渡航先によって状況が異なるため、事前に現地の情報を調べておくと安心ですよ。
②VPNにログインし、サーバーを選択する
VPNアプリのインストールが完了したらログインをし、初期設定を行います。
下記のポイントに注意して接続先のサーバーを選択してください。
- 海外から日本のサイトを見る場合→日本のサーバーを選択する
- 日本から海外のサイトを見る場合→目的の国のサーバーを選択する
サーバーを選択したら、「接続」ボタンを押してVPNを有効化します。
接続が完了するとIPアドレスが変更され、選択した国のインターネット環境でサイトへのアクセスが可能になります。
③見たいサイトにアクセスする
VPN接続が完了したら、目的のサイトにアクセスしてみましょう。
もし閲覧できない場合は、下記で紹介している対策方法を試してみてください。
④利用後はVPNの接続を切る
利用が終わったら、VPNをオフにして接続を切っておくことをおすすめします。
これは、VPNを使い続けると通信速度が低下し、デバイスのバッテリー消費も増える可能性があります。
設定画面から簡単にオフにできるので、確認してみてください。
VPNの利用についてよくある質問
ここでは、VPNを利用して海外から日本のサイト&日本から海外のサイトを見るときによくある質問について回答します。
- 海外から・日本からアクセスできないサイトは?
- VPN利用時の通信速度が遅いときはどうすればいい?
- VPN経由で海外のサイトが見られないときの対処法は?
- スマホからでも海外のサイトを安全に閲覧できる?
ひとつずつ解説します。
まとめ
海外から日本のサイトにアクセスしたり、日本から中国を含む海外のサイトにアクセスするにはいくつか方法がありますが、セキュリティ・通信の安定性・コスパ・使い勝手などを考慮すれば、VPNサービスの利用がもっともおすすめです。
ただし、安全に利用するためには無料のVPNを避け、セキュリティレベルが高い信頼できるVPNプロバイダーを選ぶことが重要です。
国ごとの規制状況やサイトの利用規約を確認し、適切な使い方を心がけましょう。

