中国で安全にLINEを使うためのおすすめVPNサービスを紹介!手順や注意点も解説するよ

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中国では厳しいインターネット規制により、LINEをはじめ多くの海外アプリが利用できない状況が続いています。

ですが、VPNというサービスを利用すると中国による規制を回避し、LINEを利用することが可能になります。

そこでこの記事では、中国でLINEを利用する際におすすめのVPNサービスを紹介。

合わせて、中国でLINEが使えない理由やVPNを使うメリット、VPN利用時の注意点などについても詳しく解説します。

これから中国に渡航する方や、現地でLINEを使いたい人に役立つ情報を網羅していますので、ぜひ参考にしてくださいね。

目次

中国でLINEを使うときにおすすめのVPN5つ

世界的に有名なVPNサービスはいくつもありますが、必ずしも中国で快適に利用できるとは限りません。

そこで、ここでは、中国でLINEを使うときにおすすめのVPNサービスをピックアップして紹介します。

ただし、中国の規制状況によってはここで紹介しているサービスが使えなくなることもあるので、公式ホームページで最新情報を確認するようにしてください。

MillenVPN

中国でのLINE利用にもっともおすすめなサービスは、日本企業が運営しているMillenVPNです。

通信規制が厳しい環境でも使える「MillenVPN Native OpenConnect」を提供しており、追加料金なしで利用できるのが大きなメリットです。

トラブル時の対応やカスタマーサポートもすべて日本語で対応してもらえるため、VPNの利用が初めてという人でも安心して利用できますよ。

サーバー設置数は1,300以上で国内トップクラス同時接続できるデバイスの台数も無制限データ容量も無制限と、サービス面が充実しているのも高評価のポイントです。

ノーログポリシーの採用や強度の高い暗号化方式の採用など、セキュリティ面の対応もしっかりしているので安心して使えるでしょう。

どの料金プランも比較的安価ですが、2年契約の「サブスクプラン」であれば月額396円(税込)で使えるのでコスパ重視の人におすすめです。

30日間の返金保証にも対応しているので、中国の規制強化により接続できなかったという場合でも安心ですよ。

Surfshark

Surfsharkはオランダの企業が運営しているVPNサービスです。

サーバー設置数は100カ国3,200以上と、今回紹介しているVPNのなかでは群を抜いています。

また、地理的制限や政府による検閲など制限があるエリアでもVPNを利用できるようにする「NoBorders」を搭載しているのも高評価のポイントです。

2年契約プランであれば月額308円〜の低コストで利用できる点も魅力。

いずれのプランも30日間の返金保証があり、iOS・Android向けのアプリは7日間の無料トライアル期間もあるので安心して使い始められますよ。

ただし、Q&Aページやカスタマーサポートは英語対応のみである点には注意してください。

スイカVPN

スイカVPNは日本企業が運営するVPNサービスです。

Shadowsocks(※)に対応しているのが大きなメリットで、中国でもほぼ問題なく使えると評判です。

スマホ向けのアプリもリリースされたので、LINEの利用もスムーズにできるでしょう。

日本企業が運営しているため、サポートも日本語で受けられるのが嬉しいポイント。

利用期間に応じて1カ月〜2年の間で料金プランを選べる点も魅力で、3カ月以降のプランでは割引価格で利用できますよ。

どのプランも30日間の無料トライアルを利用できるので、使い勝手をじっくり確かめることも可能です。

ただし、MillenVPNやSurfsharkと比べると料金が割高なので、コスパ重視の人は注意してください。

  • Shadowsocks:VPNとは異なる技術を採用したプロトコル。VPNに比べて通信速度が速く検閲回避に強いと言われている。

セカイVPN

セカイVPNは日本の企業が運営しており、中国在住の日本人からも高い評価を受けている歴史あるVPNサービスです。

MillenVPN同様、サポートはすべて日本語で対応してもらえるので安心感があります。

最大のメリットは、無料トライアル期間が最大2カ月と圧倒的に長い点です。

中国への滞在が1〜2カ月程度であれば、セカイVPNを使えばコストをかけずにVPNを利用できますよ。

ただし、無料トライアル期間後の料金プランは月額1,100円の1プランのみという点には注意しましょう。

お得な年間プランはなく、また月額料金もほかのVPNサービスより割高なので、短期利用者向けのサービスと言えます。

また、サーバー設置数が10カ国と少ない点や、同時接続できるデバイスの台数が3台と少ない点にも注意しましょう。

ほかのVPNと比べると通信速度もそれほど速くありませんが、LINEの利用であれば問題なく使えるでしょう。

UCSS

UCSSは韓国の企業によって開発されたサービスです。

Shadowsocksと言ってVPNとは異なる仕組みで構築されていますが、中国のインターネット規制を回避し安全な通信を行うという目的は同じです。

中国専用のプランが用意されておりVPNよりも安定かつ高速な通信が可能なので、通信環境の良さを重視したい人におすすめですよ。

スマホやパソコン、タブレットなどのあらゆるデバイスで利用可能なので、LINEの利用だけではなくビジネス用途においても高いパフォーマンスを期待できるでしょう。

ただし、料金はやや高めに設定されている点には注意が必要です。

ほかのVPNサービスのような無料トライアル期間や返金保証もないので、VPNでLINEを使いたいだけならほかのサービスを検討したほうがよいでしょう。

中国でLINEが使えないのはなぜ?2つの理由を解説

ここでは、なぜ中国でLINEが使えないのかについて、理由を簡単に解説します。

  • インターネットの通信規制が導入されているため
  • 中国政府が管理しやすい国内アプリを優先しているため

ひとつずつ解説します。

インターネットの通信規制が導入されているため

中国でLINEが使えない理由は、中国政府の厳格なインターネット規制(グレートファイアウォール、GFW)により、国外の通信アプリがアクセス遮断されているためです。

GFWの目的は、中国国外の情報が国内の世論や国民感情に影響を与えるのを防ぐことと考えられています。

そのため、中国が望ましくないと判断した特定のサービスやウェブサイトへのアクセスは制限され、中国国内から利用することはできません。

とくにLINEのようなメッセージアプリは通信内容が第三者に見られるリスクが低い仕様になっているため、政府の監視が及びにくいことからアクセスが制限されています。

中国政府が管理しやすい国内アプリを優先しているため

中国でLINEが使えないもうひとつの理由は、中国政府が管理しやすい国内のアプリを優先しているためと考えられています。

これらのアプリは中国政府の規制管理下にあるため、内容をいつでも監視できるのが大きなメリット。

メッセージのやりとりだけではなく、決済やショッピング、ニュース配信など多くの機能を利用できるアプリもあることから、中国政府が国民を監視するのに適したサービスになっていると考えられます。

そのため、LINEがシェアを拡大するのは難しく、規制が解除される見込みも低いと考えられています。

今のところ香港やマカオ、台湾ではLINEが使える

中国との関係が深い香港・マカオ・台湾などの地域では、今のところLINEは問題なく利用できます。

これは中国本土とは異なり、インターネットの規制がそれほど厳しくないことが大きな理由です。

LINEのほか、中国で規制されているFacebookやX(旧Twitter)などのサービスも利用できます。

ただし、国際情勢の変化によっては状況が変わる可能性もあるので、上記のエリアに行く場合はその都度最新情報を確認するようにしましょう。

中国でLINEを使うための4つの方法を比較

中国でLINEを使うための方法は大きく分けると下記の4つがありますが、それぞれにメリット・デメリットがあります。

  • 国際ローミングを使う
  • 香港のSIMカードを購入する
  • VPN付きWiFiルーターをレンタルする
  • VPNサービスを契約する

各方法で準備する手間や使い勝手、コストなどが大きく異なるため、自分のニーズに合わせて検討してみてください。

①国際ローミングを使う

国際ローミングとは、日本で使っている通信会社の回線を海外でもそのまま利用する方法です(ドコモ、ソフトバンク、auなど)。

簡単な設定変更だけで中国でもインターネットが使えるので、新たにサービスを契約する手間などはかかりません。

日本のLINEアカウントをそのまま中国で利用できるうえ、日本の電話番号も継続して使うことが可能です。

ただし、通信費用が高額になりやすいため、メッセージや写真を頻繁に送ったりビデオ通話で会議をするなどデータ通信を多用する場合にはおすすめできません。

通信会社のプランによっては海外での利用に容量制限が設けられているケースも多いので注意してください。

そのため、国際ローミングの利用は短期滞在者向きで、LINEは必要最低限しか使わないという人やコストをそれほど気にしないという人に向いているでしょう。

②香港のSIMカードを購入する

香港のSIMカードを使うと香港の通信回線を利用していることになるため、グレートファイアウォールを回避でき、中国でもLINEを利用できるようになります。

利用期間にもよりますが、国際ローミングよりも安価で済むためコストを重視したい場合におすすめです。

香港のSIMカードは香港のほか、Amazonなどでも購入が可能です。

ただし、中国同様、香港もいつ通信規制の対象になるかわからないので、確実な方法とは言えません。

また、SIMフリーに対応したスマホが必要になるので、手元にない場合は新たに調達する必要がある点にも注意しましょう。

③VPN付きWiFiルーターをレンタルする

中国に対応したVPN付きWiFiルーターをレンタルすれば、規制を回避してLINEの利用が可能になります。

ルーターが1台あればスマホやパソコン、タブレットなど複数デバイスを同時に利用できるため、ビジネス用途としても使い勝手が良いでしょう。

ただし、レンタル費用が1日あたり数百円〜1,000円程度と高額なため、長期滞在者には向いていません。

また、常にルーターの持ち運びが必要で、バッテリーを充電しておく手間がかかる点にも注意が必要です。

渡航前に契約し、事前に受け取る・帰国後に返却する必要があるため、頻繁に中国に行く人には面倒に感じるかもしれません。

④【おすすめ】VPNサービスを契約する

セキュリティ面コスト利用までの手間を考えると、もっともおすすめなのがVPNサービスの契約です。

VPNを経由すると通信内容が暗号化されるため、中国以外の国のサーバーを経由することでLINEを利用できる可能性があります。

ただし、中国の規制状況によっては一時的に接続が不安定になる可能性がある点には注意が必要です。

同時に接続できるデバイス台数が無制限のVPNもあるので、ビジネスユーザーにも使い勝手が良いでしょう。

月額料金が約400〜1,300円程度とコスパが良いのも嬉しいポイントです。

無料お試し期間を設けているサービスも多いので、1カ月程度の滞在であれば費用をかけずに利用できますよ。

スマホやパソコンにアプリをダウンロードし設定する手間はかかりますが、それほど難しくはないので心配いらないでしょう。

なぜVPNを使うと中国でもLINEが使えるの?VPNは違法なのかについても解説

ここでは、中国でVPN経由でLINEが使える仕組みについて簡単に解説します。

また、中国でVPNやLINEを使うことが違法にあたるのかについて、現地情報を交えつつ解説します。

ぜひ参考にしてください。

中国でVPN経由でLINEが使える仕組み

VPN(Virtual Private Network、仮想プライベートネットワーク)とは、インターネット上に仮想的な専用回線を作り、ユーザーのデータを暗号化することで安全かつ匿名性の高い通信を実現する技術です。

VPNを使わずに中国国内からLINEにアクセスすると、IPアドレスによりユーザーが中国国内からアクセスしていることがわかるため通信が制限されてしまいます。

ですが、VPNを使うと通信が暗号化されインターネット上の位置情報が中国以外の国のIPアドレスとして認識されるため、グレートファイアウォールを突破することが可能です。

つまり、VPNを使えば、ユーザーが中国にいるにもかかわらずあたかも日本からLINEにアクセスしているように見える、というわけです。

セキュリティレベルが高いVPNサービスを使えば基本的に通信内容を第三者に盗み見られる心配がないので、安心してLINEを利用できますよ。

中国でVPNやLINEを使うのは違法なのか?

結論を言えば、中国では政府が認めた一部のVPN以外の利用は違法とされています。

過去にはVPNソフトウェアを販売し利益を得ていたことが理由で逮捕された事例もあり、未許可のVPN利用は中国の法律に抵触する可能性があるため、慎重に判断する必要があります。

とは言うものの、これまでVPNやLINEの使用が原因で外国人が摘発された事例はありません。

これは、中国政府の主な規制対象が中国国民であることが大きな理由と考えられています。

しかしながら、前例がないからと言ってVPNの使用にまったくリスクがないわけではありません。

中国政府がVPNへの規制を実施しているのは事実なので、下記のような違法と認識される可能性がある行動は避けるのが鉄則です。

  • VPNを営利目的に使う
  • 反政府的な発言をする
  • 海外情報を拡散する など

中国でVPNを使用する場合は個人・ビジネス用途の範囲内でのみ使用し、中国政府の意図に沿った行動を心がけましょう。

中国でVPNを利用する5つのメリット

ここでは、中国でVPNを利用するメリットについて解説します。

  • 中国が利用を制限しているサービスを使えるようになる
  • 個人のプライバシーを守れる
  • スムーズな情報収集が可能になる
  • 円滑なビジネス活動が可能になる
  • 地理的制限があるサービスを利用できる

LINEの利用以外にも多くのメリットがあるので、ぜひ参考にしてください。

中国が利用を制限しているサービスを使えるようになる

繰り返しになりますが、中国でVPNを利用する最大のメリットは、中国政府が利用を制限しているサービスが使えるようになることです。

中国では主に海外サービスが規制されており、直接アクセスすることはできません。

ですが、VPNを使うとLINEをはじめ、Googl関連サービスYouTubeFacebookInstagramX(旧Twitter)など幅広いサービスの利用が可能になります。

通信内容が傍受されないため個人のプライバシーを守れる

中国ではインターネット上の通信が政府によって監視されるリスクがありますが、VPNを利用することでこのリスクを軽減できます。

セキュリティレベルが高いVPNサービスでは強固な暗号化方式である「AES256」を採用しているケースが多いため、第三者によって内容を解読される心配はありません。

また、VPNはIPアドレスを隠す機能も持っているため、インターネット上での行動履歴を追跡されにくくなり、匿名性が保たれます。

フリーWiFiを利用する場合でも個人のプライバシーが保護されるので、安心してインターネットを利用することが可能になります。

スムーズな情報収集が可能になる

中国では多くの海外ニュースサイトやサービスが制限されており、必要な情報にアクセスしづらい状況があります。

しかし、VPNを利用すれば日本や欧米のメディアから最新のニュースを得ることができるので、多角的な視点で情報を比較・分析することが可能です。

また、Google ScholarやPubMedなどの学術データベースを活用して専門的な知識を深めたり、X(旧Twitter)やInstagramを通じてリアルタイムのトレンドを把握したりすることもできます。

円滑なビジネス活動が可能になる

中国では多くのビジネス向けツールが規制対象となっており、通常のインターネット接続では利用できません。

たとえば、Google関連サービスをはじめ、検索エンジン(Google、Yahoo!など)やオンラインストレージサービス(Dropbox、Google Driveなど)は通常時は利用できません。

ですが、VPNを利用することでこれらのツールへのアクセスが可能になるため、日本にいたときと変わらずに業務に取り組めます。

また、VPNは通信内容が暗号化されるため、ビジネスデータや機密情報の送受信においても安全性が確保されるので安心です。

地理的制限があるサービスを利用できる

VPNを利用すると地理的制限を受けているサービスやコンテンツにもアクセス可能になります。

たとえば、ネットバンキングのなかには海外からのアクセスを制限しているところがありますが、VPNを利用し日本のサーバーを経由してからアクセスすることで利用が可能になります。

大手の銀行などではVPNを利用しなくてもログインができるケースもありますが、VPNを使うとセキュリティ面で安心感があるので積極的に利用したほうがよいでしょう。

中国でVPN経由でLINEを使うときに注意すべき5つのポイント

中国でLINEを使う場合はVPNの利用が必要ですが、ここでは中国でVPNを使う際に注意してほしいポイントをまとめました。

  • 規制強化に備え複数のVPNを用意しておく
  • セキュリティがしっかりしたVPNを選ぶ
  • 無料のVPNサービスは利用を避ける
  • 日本語でサポートを受けられるVPNを選ぶ
  • 中国政府を刺激するような行為は避ける

中国でLINEをスムーズに使うためにも、しっかり内容を把握しておきましょう。

規制強化に備え複数のVPNを用意しておく

中国では定期的にインターネット規制が強化されることがあります。

そのため、現在利用できるVPNサービスであっても、突然利用ができなくなることがあります。

ですが、サポート体制がしっかりしているVPNサービスであれば代替サーバーや設定変更の案内が来るため、再び利用できるようになるのが一般的です。

ただし、いつ規制が強化されるのか、どのVPNサービスが利用不可になるのかはユーザー側が把握することはできません。

そのため、万が一の場合に備えてあらかじめ信頼できるVPNサービスを複数契約しておくと安心です。

いずれかが規制を受けてもほかのVPNでアクセスを維持できるので、LINEが使えず音信不通になったり重要な業務中断されるリスクを最小限に抑えられるでしょう。

セキュリティがしっかりしたVPNを選ぶ

中国で利用するVPNサービスを選ぶ際にはセキュリティレベルの高いものを選ぶことが重要です。

不正アクセスやデータ漏洩を防ぐためには、強固な暗号化技術「AES256」を採用しているVPNや、ノーログポリシー(ユーザーの利用履歴を保存しない方針)を採用しているVPNがおすすめです。

また、DNSリーク保護やキルスイッチ機能を備えたVPNは、万が一VPNの接続が途切れた場合でもデータが漏洩しないように対策されています。

加えて、過去にセキュリティ事故の報告がないか、VPNプロバイダーの口コミや評判も事前に調べてみましょう。

無料のVPNサービスは利用を避ける

無料のVPNサービスは一見魅力的に見えますが、中国での利用は避けるべきです。

というのも、無料VPNのなかには利用者のデータを第三者に販売することによって運営資金を確保している悪徳業者がまぎれている可能性があるためです。

中国の検閲を避けるためにVPNを使っているのに、無料VPNを使うことでプライバシーが守られないなら元も子もありあません。

また、無料VPNは有料VPNと比べてセキュリティレベルが低いサービスも多いため、重要なデータが漏洩するリスクも高まります。

さらに、無料VPNはサーバー数が少ないため通信が混雑しやすく、接続が不安定になりがちなので使い勝手もそれほど良ない可能性があります。

通信速度が出ないものも多いので、ビジネス業務や重要な活動に支障をきたすかもしれません。

そのため、中国で安全かつ快適にインターネットを使いたいなら信頼できる有料のVPNサービスを選ぶことをおすすめします。

日本語でサポートを受けられるVPNを選ぶ

世界的に有名なVPNは海外発のサービスが多いため、必ずしもすべてのサポートを日本語で受けられるわけではありません。

公式ホームページの契約関連の案内は日本語ですが、実際にトラブルが発生した際の問合せなどは英語対応のみというケースも多いため注意が必要です。

英語のサポートで問題ない人であれば気にする必要はありませんが、中国でのインターネット規制は状況が頻繁に変化するため、トラブル時には対応方法を日本語で案内してほしい人は日本語でのサポートが充実したVPNを選びましょう。

中国政府を刺激するような行為は避ける

中国でVPNを利用する際は、政府を刺激するような行為を慎むことが大切です。

具体的には、VPNを利用して政府の政策を批判する、VPNの利用について公の場で発言するなど、不適切な行動を取ることは避けましょう。

このような行為は中国の法律に違反する可能性があり、最悪の場合、罰則を受けるリスクがあります。

VPNは通常の業務や情報収集のためのツールとして利用し、法律や規制を遵守することが重要です。

中国でVPNを経由してLINEを使う手順

ここでは、VPNの利用が初めてという人に向けて、VPNを経由してLINEを使う手順を解説します。

  1. 中国渡航前にVPNアプリをインストールしておく
  2. VPNに接続する
  3. VPNに接続した状態のままLINEにログインする

3ステップで簡単に利用できるようになるため、ひとつずつ確認しておきましょう。

STEP
中国渡航前にVPNを契約しアプリをインストールしておく

中国ではインターネット規制によりアクセスができない可能性があるため、日本にいる間にVPNを契約しておきましょう。

VPN契約後は使用するデバイスごとにアプリのインストールが必要です(スマホやパソコン、タブレットなど)。

中国ではGoogle PlayストアやApple App Storeへのアクセスが制限されることもあるため、必ず渡航前に必要なアプリをインストールしてください。

VPNアプリの使用方法や設定方法を事前に確認しておくと、現地で戸惑わずに利用を始められるでしょう。

なお、中国ではLINEそのもののダウンロードや更新も難しい場合があるため、忘れずにLINEアプリを最新バージョンに更新しておきましょう。

STEP
VPNに接続する

次に、VPNアプリを起動しVPNに接続します。

VPNサービスによって世界中のサーバーを選択できますが、日本のサーバーを選ぶとLINEの利用がスムーズです。

ただし、中国のインターネット規制は変化することがあるため、接続がうまくいかない場合は別のサーバーへの切り替えも試してみてください。

STEP
VPNに接続した状態のままLINEにログインする

次に、VPNに接続した状態でLINEを開き、ログインします。

このとき、VPN接続が途切れるとIPアドレスが中国のものに戻ってしまいLINEが使用できなくなるため、接続を維持することが重要です。

とくに公共のフリーWiFiや電波が不安定な環境ではVPN接続が切れやすいので、定期的に接続状況を確認しましょう。

また、VPNに自動再接続機能がある場合は「有効」にしておくと接続が切れても自動的に再接続されるため安心です。

中国でLINEの代わりに使えるメッセージサービスはある?

VPNは中国でLINEを使うために便利なサービスですが、規制が強化されるたびに使えなくなるのは不便ですよね。

そこで、ここではVPNを使わなくても利用できる中国のメッセージサービスを紹介します。

ただし、ここで紹介するサービスは中国政府の監視下にあるため、メリットとデメリットを考慮して利用を検討してください。

WeChat(微信)

WeChatはテンセント社が運営している中国最大のメッセージアプリです。

下記のようなサービスに対応しているため、もっともLINEと近い感覚で使うことが可能です。

  • テキストメッセージ・ボイスメッセージの送受信
  • 写真や動画の送受信
  • 音声通話
  • ビデオ通話
  • グループチャット
  • SNS機能(モーメンツ)
  • ニュースの閲覧( トップストーリー)
  • 決済機能(WeChat Pay)

中国ではキャッシュレス決済としてWeChat Payを使う人が多いので、WeChatは中国人の生活に広く浸透しているサービスと言えます。

また、WeChatはスマホだけではなくWindowsやMacにも対応しているため、個人の連絡手段以外にビジネスの連絡手段としても有効です。

QQ

QQはテンセント社が運営しているメッセージアプリで、WeChatに次ぐ人気があります。

利用できる機能はWeChatと似ていますが、QQではオンラインゲーム配信(主にパソコンゲーム)や音楽、ビデオなどのエンタメ系のコンテンツが充実していることから、若者や学生の利用が多いようです。

コミュニティを作って趣味が共通する人とオンラインで交流したりアバターやテーマをカスタマイズしたり、よりカジュアルな用途向きのメッセージアプリと言えるでしょう。

DingTalk

DingTalk(ディントーク)はアリババグループが運営するメッセージサービスです。

主に企業内のコミュニケーションやプロジェクト管理に使用されており、中国版のSlackとしてよく知られています。

DingTalkで利用できる主な機能は下記のとおりです。

  • メッセージの送受信
  • 連絡先管理
  • タスク・スケジュール管理
  • グループチャット機能(1,000人が参加可能)
  • ビデオ会議機能(300人以上が参加可能)
  • ライブ配信機能(1,000人が参加可能)

日本向けにはライト版のアプリ「DingTalk Lite(ディントーク・ライト)」が公開されています。

ビジネスツールとして圧倒的な人気を誇るサービスなので、中国企業との連絡用として活用できるでしょう。

まとめ

中国でLINEを使うためにはいくつか方法がありますが、セキュリティ面や手軽さ、コスパの良さなどを考慮すればVPNサービスの利用がおすすめです。

ただし、中国ではインターネット規制が強化され突然使えなくなる場合もあるので、複数のVPNサービスを用意しておくと安心ですよ。

無料トライアル期間を利用できるサービスであればコストを抑えて運用できるので、ぜひこの記事で紹介したサービスを検討してみてください。

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