ファクタリングの手数料を抑えたい!相場と手数料を安くする10個のコツを解説するよ

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資金調達の方法として注目を集めているファクタリングサービスですが、利用する際には手数料が発生します。

ですが、ファクタリングの手数料は一律ではなくさまざまな要因によって変動します。

そのため、適正な手数料になっているかどうかを判断するためには事前に相場を理解しておくことが重要です。

そこでこの記事では、取引方式に応じた手数料の相場を紹介します。

また、手数料の金額に影響を与える要因や、手数料を抑えるための10個のポイントについても詳しく解説します。

「なるべく手数料を抑えて資金調達をしたい」と考えている人はぜひ参考にしてください。

目次

ファクタリング手数料の相場は取引方式で異なる

ファクタリング手数料の相場は主に取引方式(3社間ファクタリングか2社間ファクタリングか)によって大きく異なります。

ここでは、3社間・2社間ファクタリングそれぞれの手数料の相場と特徴について解説します。

それぞれメリット・デメリットがあるので自社にとって最適なファクタリングを選ぶための参考にしてくださいね。

3社間ファクタリング2社間ファクタリング
手数料※安め(1%~9%)高め(10~20%)
取引関係者・利用者
・ファクタリング会社
・取引先
・利用者
・ファクタリング会社
取引先の承諾必要不要
資金化スピードやや遅い速い(即日~)
おすすめ・とにかく手数料を抑えたい企業
・取引先の協力が得られる企業
・取引先に知られたくない企業
・即日資金調達が必要な企業
  • 自社調べ

3社間ファクタリングは1~9%※が目安

  • 自社調べ
3社間ファクタリング

3社間ファクタリングとは、ファクタリング利用者・ファクタリング会社・取引先の3者が関与する取引方式です。

手数料相場は1〜9%程度※で、2社間ファクタリングよりも大幅に低く設定されています。

  • 自社調べ

これは、ファクタリング利用時に取引先の承諾を得て債権譲渡が行われ、取引先が直接ファクタリング会社に売掛金を支払うため未回収リスクが少なくなることが主な理由です。

そのため、手数料を抑えながら資金調達をしたい企業に適した取引方式と言えるでしょう。

ただし、取引先の承諾が必要な点には注意が必要です。

取引先の協力が得られる場合は問題ありませんが、取引先がファクタリングの利用を好まない場合には今後の関係に影響を及ぼす可能性がある点にも注意しましょう。

2社間ファクタリングは10~20%※が目安

  • 自社調べ
2社間ファクタリング

2社間ファクタリングの手数料相場は10〜20%※と、3社間ファクタリングに比べて高めに設定されています。

  • 自社調べ

これは、2社間ファクタリングが取引先の承諾なしに利用者とファクタリング会社のみで取引されるため、ファクタリング会社の未回収リスクが高くなることが主な要因です。

具体的には、売掛債権が架空であるリスクや、同じ売掛金が複数のファクタリング会社に譲渡される(二重譲渡)リスクなどが考えられます。

ただし、2社間ファクタリングは取引先に知られることなく資金調達が可能なため、取引関係に影響を与えたくない企業にとっては利用しやすいでしょう。

また、取引先からの承諾が不要なため資金化のスピードが速いのも特徴的です。

手数料が高めである点を考慮し、必要に応じて活用しましょう。

ファクタリング手数料に影響を与える5つのポイントとは?

ファクタリングの手数料は一律ではなく、さまざまな要素によって変動します。

ここでは、手数料の金額に影響を与える5つのポイントを整理し、どのような条件なら手数料を安く抑えられる可能性があるのかを解説します。

手数料の負担を少しでも軽くしたい人は、ぜひ参考にしてください。

手数料安くなる高くなる
取引方式3社間ファクタリング2社間ファクタリング
取引先の信用度高い低い
売掛金の金額大きい少ない
売掛金回収までの期間短め長め
利用者の取引履歴・利用回数多い少ない(特に初回)

①ファクタリングの取引方式

すでに説明したとおり、3社間ファクタリングと2社間ファクタリングでは手数料の相場が大きく異なります。

取引先の理解を得られ、かつ資金化までに時間の余裕がある場合は3社間ファクタリングを検討すると良いでしょう。

取引先にファクタリングの利用を知られたくない、現金化までのスピードを優先したい場合には2社間ファクタリングを検討してください。

なお、どちらの取引方式を選ぶにしても手数料を安く抑える方法はあるので、記事の後半で紹介する「ファクタリング手数料を安く抑えるために実践してほしい10のポイント」も合わせて確認してください。

②取引先の信用度

ファクタリングの手数料は、取引先の信用度、つまり取引先企業の支払い能力や信頼性を基にリスクを評価し、そのリスクに応じて手数料を設定します。

信用度の高い企業であれば売掛金の未回収リスクが低いため、その分手数料が安くなる傾向にあります。

信用度が高い企業の特徴としては主に以下の特徴が挙げられます。

  • 上場企業
  • 財務状況が良好な企業
  • 格付機関による信用格付けが高い企業
  • 長期的に業績が安定している企業
  • 長年安定した取引を続けている企業 など

上記のような企業の売掛金はファクタリング会社にとって安全とみなされやすいため、手数料が安く抑えられる可能性が高いです。

一方で、経営が不安定な中小企業や新興企業の売掛金は、支払い遅延や未払いのリスクが高いため手数料が高くなることが一般的です。

取引先が個人事業主の場合はそもそもファクタリングを利用できないケースもあるので注意しましょう。

また自身が個人事業主の場合も審査に影響する場合があります。フリーランスで業務をしている場合で、今後業務を拡大していく場合法人化することも検討しましょう。

参考:フリーランスが法人化するベストなタイミングは?手続きも解説!|日本デザイン

③売掛金の金額

売掛金の金額もファクタリング手数料に影響を与える重要なポイントです。

一般的に、売掛金の金額が大きいほど手数料は低くなり、小口債権では手数料が高くなる傾向にあります。

その理由は、ファクタリング会社の収益構造にあります。

手数料は基本的に売掛金額に対する割合で決まりますが、一定の事務手続きや審査コストが発生するため、少額債権では手数料を高くしなければ採算が合いません。

一方、高額な売掛金であれば手数料を下げても十分な利益を確保できるため、利用者にとって有利な条件が提示される可能性が高くなります。

  • 100万円の売掛金に対して手数料が10%の場合、手数料は10万円
  • 1,000万円の売掛金に対して手数料が10%の場合、手数料は100万円

→手数料を5%に下げてもファクタリング会社は50万円の利益が出る

④売掛金の回収までの期間

見逃しがちなのが売掛金の回収までの期間です。

一般的に、回収までの期間が長いほど手数料が高くなり、短いほど安くなる傾向があります。

というのも、回収までの期間が長すぎるとその分ファクタリング会社の未回収リスクが上昇するためです。

たとえば、回収までの期間に取引先が倒産する、資金繰りが悪化するなどの危険性が考えられます。

回収までの期間が長すぎる場合はファクタリングの利用自体が難しくなる場合もあるので、ほどよく期間が短い債権を利用するようにしましょう。

⑤利用者の取引履歴・利用回数

ファクタリングの手数料は、利用者自身の取引履歴や契約回数によっても変動します。

初回利用の企業はファクタリング会社にとって信用情報が少ないため、リスクを見越して手数料が高めに設定されがちです。

ですが、継続的に同じファクタリング会社を利用し問題なく取引を続けている企業であれば、ファクタリング会社もリスクを低く見積もることができるため、手数料の引き下げが可能になります。

また、過去の取引で遅延やトラブルがないことも重要なポイント。

万が一、売掛金の支払い遅延や契約違反があった場合は手数料が引き上げられる可能性が考えられます。

そのため、ファクタリングを今後も利用する可能性がある場合はしっかりと契約内容を守り、良好な取引実績を積み重ねていくと良いでしょう。

ファクタリング手数料を安く抑えるために実践してほしい10のポイント

これまで紹介してきたファクタリングの特徴を踏まえ、ここではファクタリング手数料を安く抑えるための実践的な10のポイントを紹介します。

  • 3社間ファクタリングを利用する
  • 取引先の信用度が高い案件を対象にする
  • 売掛金の金額が大きい案件を対象にする
  • 売掛金の支払い期日が短い案件を対象にする
  • 隠れコストが発生しないファクタリング会社を選ぶ
  • オンライン完結型のファクタリング会社を検討する
  • 複数のファクタリング業者を比較する
  • キャンペーンを見逃さない
  • 利用回数を増やして実績を作る
  • 手数料について交渉してみるのもアリ

ファクタリングの手数料で悩んでいる人はぜひ参考にしてください。

①3社間ファクタリングを利用する

ファクタリング手数料を安く抑えるためのもっとも確実で簡単な方法は、3社間ファクタリングを利用することです。

3社間ファクタリングは取引先の承諾を得て行うため、ファクタリング会社にとっては未回収リスクが低く、手数料が抑えられます。

取引先に事前に了承を得る手間と時間がかかりますが、コスト面を重視する場合は利用を検討してみましょう。

②取引先の信用度が高い案件を対象にする

一般的に、取引先の信用度が高ければファクタリング手数料は安くなる傾向にあります。

もし複数の売掛債権がある場合は、信用度の高い企業(大手企業や安定した財務基盤を持つ企業など)の債権を優先的に利用すると良いでしょう。

こうした企業は支払いの遅延や債務不履行のリスクが低いため、ファクタリング会社としても安心して取引を行うことができます。

そのほか、取引先が信頼できる企業であることを証明するために過去の取引実績に関連する書類などを提出するのもひとつの方法です。

請求書や入金履歴、契約書などを準備しておき、ファクタリング会社に提示すると良いでしょう。

③売掛金の金額が大きい案件を対象にする

売掛金の金額が大きいほどファクタリング手数料は低く抑えられる傾向があります。

ファクタリングの利用が初めての人のなかには「まずは少額の案件から依頼したい」と考える人もいるかもしれませんが、コスト面では注意が必要です。

というのも、初回の取引に加え少額案件での利用であることが重なると、ファクタリング会社としては取引実績がないため手数料を高めに設定せざるを得ないからです。

そのため、よりコスパの良い資金調達を可能にするためにはできるだけ大きな金額の売掛債権を利用することを検討してみましょう。

④売掛金の支払い期日が短い案件を対象にする

売掛金の支払い期日が長い場合、ファクタリング会社の未回収リスクが高くなるため手数料も高く設定される傾向があります。

そのため、ファクタリングを利用する際は短期間で回収可能な案件を選択するのがおすすめです。

とは言うものの、業種や契約内容によっては支払い期日が120日など長めに設定されていることもあるでしょう。

急いで現金化する必要がある場合は問題ありませんが、少しでも手元に入る現金を多くしたいのであれば、支払い期日が長い案件を後回しにするのもひとつの方法です。

入金額があまりに少なくなってしまうとその後の資金繰りに影響を与える可能性もあるので、自社のニーズに合わせて活用してみましょう。

⑤隠れコストが発生しないファクタリング会社を選ぶ

ファクタリング会社を選ぶ際にはどんなコストがかかるのかを把握しておくことが重要です。

たとえば、ファクタリング会社によっては買取手数料のほかに審査手数料や事務手数料、振込手数料などが発生することがあります。

ひとつひとつは大きな金額ではなくても複数積み重なることで最終的な支払い額が予想以上に高くなることもあるでしょう。

悪質な業者の場合は、契約後に追加費用を請求してくるケースがあるかもしれません。

そのため、隠れコストを避けるためにも事前に契約内容をよく確認し、すべての費用について明確にしておくことが大切です。

ファクタリングの手数料については後述する「ファクタリング手数料に含まれる費用を知っておこう!悪質な業者には要注意」で解説しているので、ぜひ参考にしてください。

⑥オンライン完結型のファクタリング会社を検討する

手数料やそのほかのコストを安く抑えたい場合は、オンライン完結型のファクタリング会社を検討してみましょう。

というのも、オンライン完結型の場合は事務手数料や営業コストなどが削減され、その分手数料が安くなっているケースが多いからです。

また、直接担当者と対面するやり取りが不要なため、担当者の出張費(交通費)なども発生しません。

ただし、ファクタリングを利用するべきかどうかを担当者に相談したい場合や、ファクタリングと合わせて自社の財務・経営コンサルティングも依頼したい場合などではしっかり対面でやりとりした方が安心感があります。

ニーズに合わせて検討してみてくださいね。

⑦複数のファクタリング業者を比較する

ファクタリングの手数料を安く抑えるためには、複数の業者に相見積もりを出し比較することが重要です。

だいたいの手数料は公式ホームページなどで確認できますが、正確な手数料は実際に見積もりを依頼しなければわかりません。

同じ条件の売掛金でも会社によって手数料の設定基準が異なるため、1社だけで決めるのはリスクがあります。

複数のファクタリング会社を比較検討するには時間がかかりますが、後悔のない資金調達をするための重要なステップです。

各社の違いを見極めるためにも最低でも3社以上の業者に見積もりを依頼し、条件を比較すると良いでしょう。

⑧キャンペーンを見逃さない

ファクタリング会社のなかには定期的にキャンペーンを開催していることがあります。

キャンペーンの内容は手数料や事務手数料の割引などさまざまですが、こうしたキャンペーンを見逃さずに活用することで、通常よりもコスパ良くファクタリングを利用できる可能性があります。

キャンペーン内容は定期的に変動するため、複数のファクタリング業者を比較し、どのようなキャンペーンを提供しているのかをチェックするようにしましょう。

⑨利用回数を増やして実績を作る

定期的にファクタリングを利用する予定がある場合は、とくに問題がなければ同じファクタリング会社を継続的に利用するのもひとつの方法です。

というのも、ファクタリングの手数料は利用者の信用度によって変動するため、実績を積み重ねることで優遇を受けられる可能性があるからです。

初回利用時はファクタリング会社側も利用者の経営状況や信用度を正確に把握できていないため、手数料がやや高めに設定されがちです。

しかし、複数回にわたって問題なく取引を完了させることで信用度が向上し、手数料の引き下げや条件の緩和が期待できる可能性があります。

継続的な利用によって単なる取引相手としてではなく、資金繰りのパートナーとしての関係性を構築することができれば、より有利な条件でファクタリングを活用できるでしょう。

⑩手数料について交渉してみるのもアリ

ファクタリング会社や利用状況によっては、手数料の引き下げ交渉に挑戦するのもおすすめです。

初めてファクタリングを利用する場合であっても、一定の売掛金額を継続的に取引できる場合や取引先の信用力が高い場合などではファクタリング会社にとっても安定した顧客となるため、手数料の引き下げに応じてもらいやすいでしょう。

値下げ交渉をする際には、継続利用や売掛金の増額を前提に交渉するなど、ファクタリング会社にとってもメリットとなる条件を盛り込むようにしてください。

また、すでに同じファクタリング会社で何度も取引実績がある場合は、「これまでの実績を踏まえて手数料を優遇してもらえないか」と直接相談するのも効果的です。

ファクタリング会社としても信用できる顧客を逃すリスクを考え、可能な範囲で手数料を下げる可能性があります。

適切な交渉を行うことでファクタリングの手数料を抑えより有利な条件で資金調達ができるので、ぜひ検討してみてください。

手数料の下限値が低いおすすめのファクタリング会社5選

ここでは手数料の下限値が低く設定されているファクタリング会社を紹介します。

法人でも個人事業主でも利用しやすく、オンライン手続きにも対応している会社をピックアップしました。

ただし、手数料の下限値が低く設定されているから必ず安い手数料で利用できるとは限りません。

手数料の金額は契約内容や会社によって異なるため、必ず複数の会社に相見積もりを取るようにしましょう。

手数料入金スピード買取限度額オンライン
PMG2%~最短2時間50万円~3億円以上
QuQuMo online2社間:1%~最短2時間上限なし
日本中小企業金融サポート機構1.5%~最短3時間上限なし
ビートレーディング2%~最短2時間上限なし
トップ・マネジメント3社間:0.5%~3.5%
2社間:3.5%~12.5%
最短2時間30万円〜3億円

PMG

PMG
PMG
法人個人手数料ノンリコース有無審査時間入金スピード対応エリア
2%~あり最短20分最短2時間全国
2社間3社間最低取引額上限取引額オンライン土日対応24時間対応
50万円3億円以上
特徴
・最短2時間のスピード入金、毎月1500件以上の取引実績あり
・審査は最短20分
・リピート率96%、他社からの乗り換え率98%※PMG社調べ
・5000万円以上の現金化も相談可能。個人事業主へも対応
・毎月の運用状況をブログで報告しており、信頼感がある
・北海道~沖縄まで営業所があり、オンラインのみならず窓口対応も全国

独立系ファクタリング企業として2年連続売上No.1の業績があるファクタリング会社です(※1)。

3社間・2社間ファクタリングの両方に対応可能で、手数料は2%〜と低めに設定されています。

PMGでは24時間365日ファクタリングサービスを利用できる点が強み。

オンライン手続きにも対応しているので、急な事業資金の需要にもしっかりと応えてもらえますよ。

ファクタリング以外にも財務分析や税金・社会保険料などの支払いに関するアドバイスなど事業支援サービスも実施しているので、長期的な視点で財務状況を改善したい場合にもおすすめです。

QuQuMo online

QuQuMo online
法人個人手数料ノンリコース有無審査時間入金スピード対応エリア
1%~あり最短40分最短2時間全国
2社間3社間最低取引額上限取引額オンライン土日対応24時間対応
なし上限なし
特徴
・最短2時間で入金
・オンラインで完結
・必要な書類は請求書・通帳の2点でOK
・申込みはサイト内の見積依頼にて登録可能で、面談は不要
・TOPページに利用者の事例が紹介されており、調達額や振込までの時間の目安が分かる

QuQuMo online(ククモオンライン)で利用できるのは2社間ファクタリングのみですが、手数料が1%〜と安めに設定されています。

法人の場合は必要な書類が請求書と通帳の2点のみなので、サクッと手続きできるのも嬉しいポイント(※)。

オンラインで土日の利用にも対応しているので、急いで資金が必要という場合に活用できますよ。

電子契約サービス「クラウドサイン」を利用して契約を行うので、セキュリティ面でも安心感があります。

  • 個人事業主の場合は、開業届または青色・白色の確定申告書一式、健康保険証の提出も必要

一般社団法人日本中小企業金融サポート機構

一般社団法人日本中小企業金融サポート機構
一般社団法人日本中小企業金融サポート機構
法人個人手数料ノンリコース有無審査時間入金スピード対応エリア
1.5%~あり最短30分最短3時間全国
2社間3社間最低取引額上限取引額オンライン土日対応24時間対応
なしなし×
特徴
・買い取り金額の上限下限はなし
・過去には3万円~2億円の実績あり
・支援総額201億円、取引社数8130、対応業種27の実績あり(2023年時点)
・手数料は1.5%、業界では低水準
・審査最短30分、最短3時間入金を非対面で完了できる
・必要書類は2点のみ!通帳のコピーと売掛金に関する資料

日本中小企業金融サポート機構はファクタリング会社としては珍しく、一般社団法人が運営する非営利団体です。

そのため、手数料が1.5%〜と低く設定されているのが魅力。

これまでの支援総額は318億円、取引社数は13,190社、対応業種は27種(2024年12月時点)という豊富な実績もあるので、ファクタリングの利用が初めてでも安心して利用できますよ(※)。

必要書類は通帳のコピーと売掛金に関する資料(請求書・契約書など)だけなので手軽さも魅力です。

また、日本中小企業金融サポート機構は経営革新等支援機関として認定されていることから、ファクタリング以外の企業経営や財務に関するサポートも相談できます。

ニーズに応じて活用してみましょう。

ビートレーディング

ビートレーディング
ビートレーディング
法人個人手数料ノンリコース有無審査時間入金スピード対応エリア
2%~あり最短30分最短2時間全国
2社間3社間最低取引額上限取引額オンライン土日対応24時間対応
なし上限なし
特徴
・2013年のサービス開始から、累計取扱高1300億円、取引件数5.8万社突破
・申込み~契約までオンラインで完結し、最短2時間で振込完了
・地上波TVで紹介実績あり(LPにYoutube埋込あり)
・全国に5拠点(東京、仙台、名古屋、大阪、福岡)あり対応が早い
・売掛先が個人事業主の場合でも利用可能なケースがある(要相談)

ビートレーディングは累計取扱件数5.8万社、累計取扱高1.3兆円の実績があるファクタリング会社です(※)。

手数料は2%〜と安く設定されており、入金まで最短2時間のスピード感が魅力。

オンラインや電話のほか、LINEから見積もりを依頼することもできるので使い勝手が良いでしょう。

必要書類は通帳のコピーと売掛債権に関する資料の2点だけでOKです。

ビートレーディングはこれから着手する予定の将来債権を利用した「注文書ファクタリング」にも対応しているので、該当する案件がある場合は相談してみてください。

専任のオペレーターがついてくれるので、初めて利用する人でも質問しやすいでしょう。

トップ・マネジメント

トップ・マネジメント
トップ・マネジメント
法人個人手数料ノンリコース有無審査時間入金スピード対応エリア
0.5%~12.5%あり最短30分最短2時間東京
2社間3社間最低取引額上限取引額オンライン土日対応24時間対応
30万円3億円×
特徴
・サービス開始から10年、累計買取100億円突破、通算45000件の取引実績あり
・取引上限が3億円と高い水準
・最短即日、夕方に申込みでも当日夜には対応が可能
・3~6ヶ月など、長期の売掛金にも対応可能
・建設、製造、システム開発系などに多い長期売掛金も歓迎
・利用者の声では20万円~8000万円まで実績がある

トップ・マネジメントは創業15年、累計買取高100億円、取引実績は45,000件と豊富な実績があるファクタリング会社です(※)。

3社間は0.5%〜3.5%、2社間は3.5%〜12.5%と手数料が安めに設定されているだけでなく、上限も公開されているので初めて利用する場合でも安心感があります。

トップ・マネジメントは3社間・2社間以外のファクタリングにも対応しており、多様な選択肢があるのが魅力。

コストを最大限に抑えた2.5社間ファクタリングサービス(電ふぁく)や、請求書がなくても見積書・受注書・発注書で資金調達できるサービスなどさまざまな手段が用意されています。

自社にとって一番良いファクタリングサービスがどれかわからないという場合は、トップ・マネジメントに相談すれば最適な方法を提案してもらえるでしょう。

コンサルティングサービスを含め、経営に関する相談も可能なため、必要に応じて活用するとよいでしょう。

ファクタリング手数料に含まれる費用を知っておこう!悪質な業者には要注意

ここでは、ファクタリングの手数料に含まれる費用の内訳について解説します。

近年ではファクタリング会社を装った悪質な業者の存在も確認されているため、不当な費用が請求されていないかをしっかり確認する必要があります。

まずは本来のファクタリング契約で請求されうる費用にはどのような項目があるかを知っておきましょう。

もしも不明瞭な費用があったり不信感を感じた場合には、契約を控えるか、専門家に相談することをおすすめします。

ファクタリング手数料に含まれる費用一覧

ここでは、ファクタリングの手数料に含まれる費用の内訳について解説します。

基本的にファクタリング契約で請求される可能性がある手数料は下記のとおりです。

買取手数料(基本手数料)

ファクタリングの利用時にかかる手数料で、ファクタリング会社の利益になります。

審査費用

売掛金の信用度や利用企業の経営状況を確認するための審査にかかる費用です。

無料の会社もあります。

振込手数料

ファクタリング会社が売掛債権の買取費用を利用者の口座へ送金する際の手数料です。

数百円〜が一般的ですが、ファクタリング会社が負担するケースもあります。

事務手数料

契約書の作成や売掛金の確認作業など、事務処理にかかる費用です。

債権譲渡登記費用

ファクタリング会社によっては利用時に債権譲渡登記が必要になるケースがあります。

登記費用としては7,500円ほどかかりますが、司法書士へ依頼する場合は別途5〜10万円ほどの費用がかかります。

また、登記を行うと売掛債権を第三者へ譲渡したことが取引先に把握される可能性があるため、慎重に判断しましょう。

印紙代

債権譲渡契約を行う場合に印紙代が発生する可能性があります。

出張費・交通費

ファクタリング会社の担当者が自社まで出向いて面談してくれる場合などで発生する可能性があります。

ただし、これらの費用設定や金額はファクタリング会社によって異なります。

そのため、契約前に内訳を確認し適正な料金設定かどうかを見極めることが重要です。

こんな手数料が請求されていたら要注意!悪質な業者の可能性も

ファクタリングを利用する際、不明瞭な手数料が請求されている場合は注意が必要です。

あくまで一例ですが、下記のような請求があった場合は悪質な業者の可能性があるので注意してください。

保証に関する費用が請求されている

ファクタリング契約は売掛債権の売却により資金を得る方法です。

融資ではないため、基本的に保証に関係する費用は発生しません。

コンサルティング料やアドバイス料などが請求されている

ファクタリング会社によっては財務コンサルティングなどを実施していることがありますが、依頼していないのに請求されている場合や不要なサービスを押し付けてくる場合は悪質と判断できます。

紹介手数料や仲介手数料が請求されている

直接契約なら不要なはずの手数料が発生している場合も悪質と言えます。

契約後に追加費用を請求してくる

後払い手数料や追加保証料などと称して契約後に追加費用を請求してくる業者にも注意が必要です。

手数料に消費税が加算されている

ファクタリングは非課税取引に該当するため、手数料に消費税を加算している業者には注意が必要です。

ただし、債権譲渡登記を行う際は消費税がかかる場合があります。

上記以外にもさまざまなケースが考えられます。

あやしい費用項目が含まれている場合は一度契約内容を確認し、他社と比較してみると良いでしょう。

そのほか、下記のような業者にも注意してください。

  • 契約書を作成せず詳細な手数料を提示しない業者
  • 相場よりも異常に高い手数料を請求してくる業者
  • 買取手数料は安いが、不要な手数料を請求してくる業者 など

もし、自社だけで判断が難しいという場合は専門家への相談窓口を利用してみてくださいね。

不信感を感じたら専門家に相談しよう

中小企業が資金調達の選択肢を増やせるよう、経済産業省もファクタリングの利用を推奨しています。

ですが、ファクタリング会社を装った悪質な業者の存在が確認されているので利用には十分に注意しなくてはなりません。

少しでも不信感を持った場合は専門家へ相談してみましょう。

弁護士に相談するのも良いですが、費用が気になる場合は下記のような公的機関を利用してみてください。

ファクタリングの相談先
受付時間電話番号
金融庁金融サービス利用者相談室平日10~17時0570-016811(IP電話の場合は03-5251-6811)
日本貸金業協会貸金業相談・紛争解決センター平日9~17時0570-051051(IP電話の場合は03-5739-3861)
一般社団法人ファクタリング事業推進協会平日9~18時0120-123-022

金融庁の下記ホームページではファクタリングの利用に関する注意喚起が掲載されているので事前に目を通しておきましょう。

また、不審な業者に関する相談窓口以外に、資金繰りに関する相談先も掲載されています。

ニーズに応じて活用してみましょう。

ファクタリングの手数料についてよくある質問

ここでは、ファクタリングの手数料についてよくある質問について解説します。

  • ファクタリング手数料に消費税はかかる?インボイスの対象になる?
  • ファクタリング利用時に会計処理は必要?
  • ファクタリングの手数料は分割払いしても大丈夫?

1つずつ解説するので、ぜひ参考にしてください。

ファクタリング手数料に消費税はかかる?インボイスの対象になる?

ファクタリングは非課税取引に該当するため、買取手数料に消費税はかかりません。

そのため、インボイス制度の対象にもなりません。

もしも手数料に消費税が加算されていた場合は悪質な業者である可能性が考えられるため注意してください。

ファクタリング会社に確認したり、相談窓口に問合せしたほうが良いでしょう。

ただし、債権譲渡登記が必要な場合、手数料が発生します。

まったく消費税が発生しないわけではないので自社のケースに合わせて内容を確認しましょう。

ファクタリング利用時に会計処理は必要?

ファクタリングは売掛債権の売買取引なので、利用時には会計処理が必要になります。

3社間ファクタリングと2社間ファクタリングでは段取りが異なるため、必要になる仕分けも異なる点に注意が必要です。

基本的に会計処理が必要になるタイミングは下記のとおりです。

3社間ファクタリング
  1. 売掛金が発生したとき
  2. ファクタリング契約を結んだとき
  3. 売掛金が入金されたとき
2社間ファクタリング
  1. 売掛金が発生したとき
  2. ファクタリング契約を結んだとき
  3. 買取金が入金されたとき
  4. 売掛金が入金されたとき
  5. ファクタリング会社に回収金を送金したとき

手数料の勘定科目は、「売上債権譲渡損」または「売上債権売却損」として仕分けします。

会計処理を誤ると税務上のトラブルにつながる可能性もあるため、しっかり確認しておきましょう。

ファクタリングの手数料は分割払いしても大丈夫?

ファクタリングサービスは貸金業ではなく売掛債権の売買にあたるため、手数料の分割払いはできません。

分割払いができる場合はファクタリングではなく貸付取引に該当するので、貸金業の登録がない会社が実施していた場合は悪質な業者の可能性があります。

契約内容をよく確認し、適正に運営されているファクタリング会社を選びましょう。

まとめ

ファクタリングは売掛金を早期資金化できる便利な手段ですが、悪質な業者に引っかからないためにも手数料の相場を把握し、適正な条件で契約することが重要です。

取引方式ごとの特徴などファクタリングの仕組みを理解し、自社の資金繰りや経営方針に合った方法を選ぶことで余計なコストを抑えられるでしょう。

この記事を参考にして信頼できるファクタリング会社を選び、安全な資金調達を実現してくださいね。

手数料※入金スピード買取限度額オンライン
PMG2%~最短2時間50万円~3億円以上
QuQuMo online2社間:1%~最短2時間上限なし
日本中小企業金融サポート機構1.5%~最短3時間上限なし
ビートレーディング2%~最短2時間上限なし
トップ・マネジメント3社間:0.5%~3.5%
2社間:3.5%~12.5%
最短2時間30万円〜3億円
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