海外出張に出かける際、海外でもLINEが使えるのか、安全に利用できるのか気になる人は多いのではないでしょうか。
結論を言うと、インターネット環境さえあれば海外でも問題なく利用できます。
ただし、一部の国では利用が制限されているケースがあるため注意が必要です。
また、海外で安全にLINEを利用するためにインターネット環境のセキュリティ性能を高めるVPNの併用をおすすめします。
- 海外のLINE事情
- 海外で安全にインターネットを利用する方法
- 海外でLINEアプリを使う際の注意点
- 各国でLINEの代わりに使われているメッセージアプリ
海外でのLINE事情を解説!使えない国もあるため注意が必要

ここでは、海外のLINE事情について解説します。
結論を言えば、インターネット環境があれば海外でもLINEを利用することが可能ですが、すべての国で利用できるわけではありません。
詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
基本はインターネット環境があれば海外でもLINEが使える
基本的に、LINEはインターネット環境(データ通信)があれば、海外でも日本にいるときと同様に使うことが可能です。
メッセージはもちろん写真や動画の送付もできますし、音声通話やビデオ通話も利用できますよ。
国際通話を利用するとあとから高額な料金を請求されることがありますが、LINEはデータ通信を使って通話ができるのでWiFi環境下であれば余計なコストがかかりません。
そのため、コストを抑えながらコミュニケーション手段を確保できるのがLINEの大きなメリットと言えます。
ただし、一部の国では利用がLINEが制限されているケースがあるので、次項で詳しく解説します。
【注意】LINEの利用が制限されている国もある
LINEはアメリカやヨーロッパ、東南アジアなど多くの国で利用可能ですが、一部の国では使用が制限されているので注意しましょう。
利用が制限されている国としては主に下記が挙げられます(2025年3月時点)。
- 中国
- 北朝鮮
- ロシア
- イラン
- イラク
- トルコ
- 一部の中東諸国 など
LINEが制限されている理由は国によってさまざまですが、多くは政府が情報をコントロールするためと言われています。
基本的に中国や北朝鮮、ロシアのような情報統制が厳しい国では、LINEをはじめ多くのSNSがまったく利用できません。
一方、中東のドバイやアラブなどのように、LINEのメッセージ機能は利用できるものの、音声・ビデオ通話は利用できないという国もあります。
LINE機能の制限状況も国によって異なるため、事前にしっかり確認しておきましょう。
海外で役立つLINEの機能
海外でLINEを使用する際に知っておきたい便利な機能をご紹介します。
渡航先で役立つLINEの主な機能は次の3つです。
- 通訳機能
- ログイン通知機能
- LINEミーティング機能
通訳機能

通訳専用のLINE公式アカウントを友だち追加し、メッセージを送るだけで通訳してくれる便利な機能です。
テキストを入力する方法と、写真内の文字を認識する方法で通訳ができます。
使用できる言語は次の4つです。
- 英語
- 韓国語
- 中国語
- 中国語(繁)

友だち検索で「通訳」と検索し、必要な公式アカウントを追加しましょう。
なお、友だちとのトークルームや、グループトークルームに通訳の公式アカウントを招待すると、送信されたメッセージを双方の言語で通訳してくれます。
通訳が不要になった時は「@bye」とテキストを送信すると、通訳アカウントは自動で退出します。
ログイン通知機能
不正と思われるログインを検知した際、スマホへログイン通知を送信してくれる機能です。
うっかり公共の無料WiFiに接続した時など、アカウントの不正アクセスの危険性がある場合にすぐに問題を察知できます。

LINEのログイン通知機能を活用する場合は、LINEアプリの設定画面より[アカウント] > [ログイン許可] をオフに設定しましょう。
なお、本記事では海外の無料WiFiを安全に使用する方法もご紹介していますので、ぜひあわせて参考にしてくださいね。
LINEミーティング機能
URLを共有するだけで、友だち追加をしたり、グループを作成したりせずともグループビデオ通話ができる機能です。
一度に最大500名まで通話ができ、スマートフォン版・パソコン版のどちらからでもURLを発行できます。

トークルーム一覧画面右上にある吹き出しのマークをタップし、「ミーティング」を選択しましょう。
ミーティング作成後 [招待] をタップすれば、簡単にユーザーへミーティングURLを共有できます。
海外でインターネットを利用する4つの手段
海外でLINEを使う際は、安定したインターネット接続が必要です。
海外でインターネット環境を用意する方法としては、主に以下の4つの手段があります。
- スマホの海外ローミングを申し込む
- 海外用のSIMカードやeSIMを購入する
- 海外用のポケット型WiFiをレンタルする
- 海外でフリーWiFiを利用する
特徴やメリット・デメリットを下記の比較表にまとめたので、ぜひ参考にしてください。
それぞれメリット・デメリットがあるので、自分のニーズに合わせて選択しましょう。
| 特徴 | メリット | デメリット | |
|---|---|---|---|
| 海外ローミング | 自分の携帯回線を海外でそのまま利用する方法 | ・手続きが簡単 ・電話番号を変更せずに使える | ・通信料金が高額になりやすい ・データ容量制限がある場合が多い |
| SIMカード・eSIM | 現地の通信会社の回線を利用する方法 | ・通信料金が安い ・データ容量が多いプランが選べる | ・SIMロック解除が必要 ・電話番号が変更されるのでSMS認証などが不便 |
| ポケット型WiFi | 海外利用向けの小型WiFiルーターをレンタルする方法 | ・複数デバイスでの利用に最適 ・設定が簡単 | ・バッテリーの充電が必要 ・紛失や破損時に追加費用が発生する可能性あり |
| フリーWiFi | カフェや空港などのフリーWiFiスポットを利用する方法 | ・無料で利用可能 | ・セキュリティリスクが高い ・接続が不安定 ・使用できる場所が限られる |
スマホの海外ローミングを申し込む
海外ローミングとは、日本で利用している自分の携帯会社の通信回線を海外でもそのまま利用できるサービスです。
手続きが簡単で、複雑な設定もなく、海外に到着後すぐに利用できるのが大きなメリットです。
日本にいるときと同じ電話番号を海外でも使えるため、SMS認証や通話がスムーズにできる点もメリットと言えるでしょう。
ただし、利用料金が高額になりやすいため、長時間の電話や大量のデータ通信を利用したい人には向いていません。
料金プランによっては利用できるデータ容量が制限されているケースもあるので注意してください。
短期間だけ海外に滞在予定の方や、コストはそれほど気にしないという人におすすめの方法です。
海外用のSIMカードやeSIMを購入する
滞在国の通信会社が販売しているSIMカードや、グローバル対応のeSIMを購入する方法です。
スマホにSIMカードを挿入(eSIMはデジタル設定)するだけで、現地の通信回線を利用できるようになります。
通信料金が比較的安く、データ容量が大きいプランも選べるので長期滞在者におすすめですよ。
ただし、SIMカードの場合はカードの抜き差しが必要になるので、海外滞在中に日本用のSIMカードを紛失・損傷しないように注意しましょう。
また、スマホはSIMロックが解除済みのものを用意する必要もあります。
電話番号も変更になるため、通話やSMS認証利用時には注意してくださいね。
海外用のポケット型WiFiをレンタルする
日本で事前に海外利用向けの小型WiFiルーターをレンタルする方法です。
ルーター1台で複数のデバイスをインターネットに接続できるため、スマホのほかパソコンやタブレットなどでもLINEを利用したい人におすすめです。
設定が簡単なので、機械が苦手な人でも扱いやすいでしょう。
ただし、バッテリーの充電が必要で、長時間インターネットにつなぎたい場合はモバイルバッテリーが必要になる場合があります。
また、レンタル費用が割高(1日あたり数百円〜1,000円程度)なので、長期滞在者には向いていません。
紛失や破損時には追加費用が発生することもあるので、事前に確認しておきましょう。
海外でフリーWiFiを利用する
カフェや空港、ホテルなどに設置されたフリーWiFiスポットを利用する方法です。
インターネットの利用に費用が一切かからないため、最も経済的な方法と言えます。
ただし、セキュリティリスクが高く、通信内容が漏えいする危険性があるため、そのまま接続するのは危険です。
フリーWiFiをビジネス利用する時や、LINEなどで個人情報のやり取りを行う時は、必ずVPNに接続し、セキュリティ対策をしたうえで利用するようにしてください。
また、フリーWiFiは接続が不安定な傾向にあります。
利用できるスポットも限られているので、ビジネス目的で海外に行く場合、滞在中の通信環境をすべてフリーWiFiに頼るのはあまり現実的ではありせん。
海外でLINEを使うならVPNを併用しよう
先述した通り、海外でインターネット環境を用意する方法はいくつかありますが、中でもフリーWiFiは無料で利用できる半面、セキュリティリスクが懸念されます。
また、LINEでは個人情報に関わるやり取りも多いことから、「VPN」という通信サービスを併用してセキュリティ対策を行いましょう。
初心者でも理解できるVPNの仕組み

VPNとは、接続したインターネット通信網の中に、自分だけが利用できるトンネルを設置することで、外から通信の内容を覗けないようにするセキュリティの仕組みです。
通常、フリーWiFiにそのまま接続すると、簡単に通信の内容を盗み見ることができてしまいます。
そこで、VPNを介してフリーWiFiに接続すれば、外部からの覗き見をシャットアウトできるのです。
公共の場やホテル内にあるフリーWiFiを活用して、LINEやPC作業を行いたい場合は、必ずVPNを介して接続するようにしましょう。
安全に使えるVPNサービスの選び方
VPNサービスには、完全無料で使えるものもありますが、とくにインターネット接続を通じて機密情報や個人情報を取り扱う場合は絶対におすすめできません。
安全に使えるVPNサービスを選ぶには、次の基準を参考にしてみてください。
- 適切な価格設定がなされているか
- 利用したい国にVPNサーバーがあるか
- セキュリティ体制が整っているか
(AES-256ビット暗号を採用しているVPNサービスがおすすめ) - ノーログポリシーを掲げているか
- 十分な通信速度が出るか
- 対応デバイスが自身のニーズに合っているか
- 返金保証はあるか
- サポート体制が整っているか
最低でもこれらの基準をクリアしているVPNサービスを選択しましょう。
本記事でもおすすめのVPNサービスを3社ご紹介していますので、選ぶのが難しいと感じる人はぜひチェックしてくださいね。
海外でVPNを活用するメリット

海外でLINEを利用する際にVPNを活用する主なメリットは次の通りです。
- フリーWiFi利用時のセキュリティが向上する
- アクセス制限を回避できる可能性がある
安全にLINEを利用するためにも、ぜひVPNの利用を検討してみてください。
安全にLINEを利用するためにも、ぜひVPNの利用を検討してみてください。
フリーWiFi利用時のセキュリティが向上する
海外滞在中は空港やホテルなどで、公共のフリーWiFiを利用する人も多いでしょう。
ですが、フリーWiFiはセキュリティ対策が脆弱で、ハッカーによる盗聴や不正アクセスを受けるリスクがあります。
LINEへのログイン情報が盗まれる危険性もあります。
しかしながら、VPNを利用すると暗号化されたトンネル内でデータが送受信されるため、通信内容が暗号化され、セキュリティを向上させることが可能です。
第三者が通信内容を傍受することが困難になるので、LINEへのログインはもちろん、個人情報を含んだ内容のメッセージを送るときでも安心ですよ。
業務連絡用にLINEを使う場合も、VPNでセキュリティを向上させることは重要です。
アクセス制限を回避できる可能性がある
すでに説明したように、海外ではLINEの利用が規制されている国がありますが、VPNはこのような状況でも役立ちます。
VPNを利用すると本来のIPアドレスではなくサーバーが設置されている国のIPアドレスが割り当てられるので、LINEの利用規制がかかっていない国のサーバーを経由すればLINEを利用できる可能性があります。
具体的に言うと、ユーザーが中国にいたとしても、日本に設置されたサーバーを経由してLINEにアクセスすると日本からアクセスしたのと同じ状況と見なされます。
そのため、中国のインターネット規制を回避できLINEの利用ができるようになる、ということです。
ただし、今後政府がVPNの利用を規制する可能性もあるため、事前に滞在予定国のインターネット事情はしっかりリサーチしておきましょう。
海外で安全にLINEが使えるおすすめのVPNサービス3選
ここでは、おすすめのVPNサービスを3つ紹介します。
- MillenVPN
- NordVPN
- ExpressVPN
いずれもセキュリティ体制がしっかりしており、通信状況やサポート体制など使い勝手の面でも安心して利用できるサービスになっています。
それぞれの特徴を解説するので、ぜひ参考にしてください。
MillenVPN

日本語でフルサポートを受けたい方におすすめなのがMillenVPNです。
ほかのVPNサービスではトラブル時のサポートは英語対応のみというケースが多いですが、MillenVPNは日本企業が運営しているため安心感があります。
ノーログポリシーの採用や強固な暗号化技術「AES-256ビット暗号」など、セキュリティ面も充実しているため安全にLINEを利用できますよ。
NordVPNやExpressVPNと異なり同時接続台数が無制限なので、複数のデバイスでLINEを利用したい人にもおすすめです。
Windowsのみですが、VPNの接続が万が一切断されたときでも安全性を確保できる「キルスイッチ機能」にも対応しています。
料金もかなり安く、一番人気のプランは2年契約で月額396円とコスパ◎なのも嬉しいポイント。
「サブスクプラン」は30日間の返金保証がついているので、万が一海外渡航後につながらなかった場合でも安心ですよ。
なお、対応している国や地域は下記の公式ホームページで確認してください。
NordVPN

信頼度の高さを重視してサービスを利用したい人にはNordVPNがおすすめです。
NordVPNはデバイスを問わず「キルスイッチ機能」を利用できるため、接続が不安定な環境でLINEを使うときにもしっかりプライバシーが保護されます。
強固な暗号化技術「AES-256ビット暗号」の採用はもちろん、上位プランではマルウェア対策や広告・トラッカーのブロッカーにも対応しています(デスクトップのみ)。
ノーログポリシーについては独立した第三者機関による監査を受けており、ログを実際に保管していないことが証明されているので安心して利用できますよ。
サーバー設置数も3社のなかでダントツに多い点もメリットです。
一番人気のプランは2年契約で月額700円なのでMillenVPNよりは割高ですが、サービス内容を考えればリーズナブルな料金設定と言えます。
すべてのプランで30日間の返金保証を利用できるので、使い勝手をじっくり確かめて納得したうえで契約すると良いでしょう。
なお、対応している国や地域は下記の公式ホームページで確認できますよ。
ExpressVPN

VPN接続時の通信速度を重視したい人にはExpressVPNがおすすめです。
ExpressVPNは独自のLightwayプロトコルを採用しているため、安定した状況でのインターネット利用が期待できますよ。
大容量データをやり取りする場合や、LINEでビデオ通話を多く利用する場合などでも安心です。
NordVPN同様、第三者機関によるノーログポリシーの監査を受けているほか、「キルスイッチ機能」「AES-256ビット暗号」の採用など、セキュリティ対策も万全です。
ただし、同時接続できるデバイスの台数は8台と、3社のなかではもっとも少ない点には注意しましょう。
また、月額料金もほかのサービスよりも割高です。
そのため、30日間の返金保証を利用して自分の使い方に合うかどうかをしっかり確かめると良いでしょう。
なお、対応している国や地域は下記の公式ホームページで確認してください。
海外でVPNを経由してLINEを使う手順

ここでは、海外滞在中にVPNを経由してLINEを使うための方法を解説します。
- 海外渡航前にVPN契約・アプリのインストールを済ませる
- VPNに接続し日本のサーバーを選ぶ
- VPNに接続したままLINEにログインする
日本滞在中に必要な作業があるため、事前にしっかり確認しておきましょう。
いずれもそれほど難しい作業ではないので安心してくださいね。
まず、利用したいVPNサービスが決まったら、日本にいるうちに契約とアプリのインストールを済ませておきましょう。
これらの手順を海外渡航前に済ませる理由は、インターネット規制が厳しい国ではApple App StoreやGoogle Playストアへのアクセスも制限され、インストールができない可能性があるためです。
そのため、日本にいるうちにLINEを利用したいデバイス(スマホ、パソコン、タブレットなど)に対応したVPNアプリをインストールしておきます。
また、LINEアプリの最新バージョンへのアップデートも忘れずに行ってください。
なお、海外で新しくLINEを登録しようとしている人も必要な手続きは日本で済ませておくことをおすすめします。
というのも、LINEアプリを新規登録する際には通話機能やSMSが必要になりますが、通信方法によっては費用がかかったり、SMSなど一部機能が利用できないケースがあるからです。
そのため、海外に着いてすぐにVPNやLINEを使える状況にしておくと安心です。
次に、海外に着いたらVPNアプリを起動してVPNに接続します。
サーバーは複数の国・地域から選択できますが、LINEを利用する場合は日本にあるサーバーを選びましょう。
日本のサーバーを利用することで日本のIPアドレスが割り当てられるため、海外にいても日本国内からLINEにアクセスしているのと同じ扱いになります。
そのため、日本にいたころと同じように快適にLINEを使えますよ。
VPNへの接続が成功したらLINEアプリにログインします。
このとき、VPNへの接続をキープすることが重要です。
というのも、VPNへの接続が途切れるとIPアドレスが自分が今いる海外のものに戻ってしまうからです。
LINEの利用が規制されている国では、VPN接続が切れると同時にアクセスが制限されるため注意してください。
とくにフリーWiFiを利用する場合や混雑している場所などでは接続が途切れやすいため注意しましょう。
なお、VPNが自動再接続に対応している場合は、自動再接続機能を有効にしておくと安心ですよ。
海外でLINEを使うときに注意すべきポイント
ここでは、海外でVPN経由でLINEを使うときに注意してほしいポイントを解説します。
- 公共のフリーWiFiを使う場合はVPNを経由する
- 滞在国で規制されている行動は控える
- LINEを利用するためのデータ通信料が発生する
- 突然の規制強化に備えて複数のVPNを用意しておく
海外でLINEを使用する際は、セキュリティや通信環境に注意を払うことが大切です。
いずれも重要なポイントばかりなので、事前にしっかり確認しておきましょう。
公共のフリーWiFiを使う場合はVPNを経由する
海外旅行中にはホテルやカフェ、空港などで公共のフリーWiFiを利用する機会も多いと思います。
ですが、これらのネットワークはセキュリティが十分でない場合が多く、第三者からの不正アクセスを受け個人情報が漏洩えいするリスクがあります。
そのため、公共のフリーWiFiを利用する際には必ずVPNを経由するようにしましょう。
VPNを利用すると通信内容が暗号化されるため、第三者にデータを盗まれるリスクが低下します。
本来のIPアドレスも隠されるため、オンライン上におけるプライバシーの強化にも役立ちますよ。
LINEで個人情報をやりとりしたり、ビジネス上の重要な内容を扱ったりする場合は忘れずにVPNを活用しましょう。
LINEを利用するためのデータ通信料が発生する
皆さんご存じの通り、LINEアプリの利用自体は無料ですが、海外でもLINEを利用するためのデータ通信料はかかるため注意が必要です。
冒頭では、海外でインターネットを利用する手段として、4つの方法をご紹介しました。
- スマホの海外ローミングを利用する
- 海外用のSIMカードやeSIMを購入する
- 海外用のポケット型WiFiをレンタルする
- 現地のフリーWiFiを利用する
この中でデータ通信料がかからないのはフリーWiFiのみですが、何度もお伝えしているように、フリーWiFiの利用にはセキュリティ対策が必須です。
また、同じ通信サービスでも、日本滞在時のデータ通信料と海外でのデータ通信料は異なるケースが多いため、必ず事前にインターネットの利用料金を確認しておきましょう。
滞在国で規制されている行動は控える
VPNを使うと通信内容が暗号化される、本来のIPアドレスが隠され匿名性が高くなると解説しましたが、何をしても問題ないというわけではありません。
たとえば、中国では使用が許可されているVPNはありますが、VPNを使って中国政府の批判をしたり、国内外の情報をむやみに拡散したりするなどの行為をすると罰則の対象になる危険性があります。
そのため、滞在国で規制されている行動は控えるのが鉄則です。
どんな行為が規制対象となるかは国によって異なるので、事前にしっかりとした確認が必要です。
LINEもVPNも、個人的な連絡や通常業務の範囲内での利用にとどめるようにしましょう。
突然の規制強化に備えて複数のVPNを用意しておく
中国などインターネット規制が厳しい国では突然規制が強化され、それまで使えていたVPNサービスが急に使えなくなることも珍しくありません。
信頼性の高いVPNサービスであれば対応策を案内してもらえますが、状況が改善するまでの間は安全なインターネット通信を確保できなくなってしまいます。
そのため、インターネット規制が厳しい国に行く場合、万が一に備え複数のVPNサービスを契約しておくと安心ですよ。
サービスAが使えなくなってもサービスBが使えればカスタマーサポートへの問合せができますし、急にLINEが使えなくなって音信不通になることもありません。
ビジネスにおいても業務が中断されることもないので、影響を最小限に抑えられるはずです。
海外でLINEのデータ通信量を抑えるためのコツは?

海外でLINEを使用する際、なるべくデータ通信量を抑えてコストを削減したいと思う方も多いでしょう。
ここでは、無駄なデータ使用を避ける方法を詳しく解説します。
- LINEアプリで写真・動画の画質設定を変更しておく
- LINEアプリでビデオ通話の画質設定を変更しておく
- 海外でLINEを使わないときは機内モードをオンにしておく
- アプリの自動更新設定をオフにしておく
- 位置情報サービスをオフにしておく
ひとつずつ解説するので、海外でのインターネット費用を節約したい人は参考にしてください。
LINEアプリで写真・動画の画質設定を変更しておく
LINEの利用がメッセージのみという場合はそれほど気にしなくてもOKですが、写真や動画を利用することが多い場合は、設定を変更しておくとデータ通信量を節約できます。
必要に応じて試してみてください。
- 「写真と動画」メニューの開き方
-
- LINEアプリを立ち上げ歯車マークの「設定」をタップする
- 「写真と動画」をタップする
- 「写真と動画」メニューでできること
-
- 送信する写真の画質を調整する
- 写真の自動ダウンロードをオフにする
- GIFファイルの自動再生をオフにする
- 動画の自動再生をオフにする
LINEアプリでビデオ通話の画質設定を変更しておく
LINEでビデオ通話を利用する際、画質にそれほどこだわりがない場合は画質を落としておくとデータ通信量の節約になります。
- ビデオ通話の画質を調整する方法
-
- LINEアプリを起動する
- 歯車マークの「設定」をタップする
- 「通話」をタップする
- 「通話の詳細設定」をタップする
- 「1:1ビデオ通話の画質」をタップし「通常画質」を選ぶ
ビデオ通話の画質調整は通話品質が不安定な場合にも有効です。
WiFi接続時のみ高画質で表示する設定も可能なので、用途に合わせて活用してください。
データ通信を使わないときは機内モードをオンにしておく
海外でLINEを使わないときはスマホの機内モードをオンにしておきましょう。
機内モードをオンにするとモバイルデータ通信や通話が完全に遮断されるため、無駄なデータの消費を防げます。
特に海外ローミングなど、データ容量に制限がある場合は、こまめに機内モードをオンにすることでデータ容量を節約できます。
機内モードをオンにするとスマホのバッテリーの節約にもなるのでおすすめです。
アプリの自動更新設定をオフにしておく
アプリの自動更新設定がオンになっていると、新しいバージョンがリリースされた際にバックグラウンドで自動的に更新されます。
利用しているアプリの数が多い場合はかなりのデータが消費される可能性があるため、あらかじめ自動更新設定をオフにしておくと安心ですよ。
ほとんどのスマホで「更新オフ」か「WiFi接続時のみ更新」かを選べるため、自分の都合が良い方法を選ぶとよいでしょう。
位置情報サービスをオフにしておく
位置情報サービスをオンにしているとアプリやシステムがバックグラウンドで位置情報を取得し、データを消費する場合があります。
そのため、とくに必要がないときは位置情報サービスをオフに設定しておくことをおすすめします。
地図アプリなど、本当に位置情報が必要な場合のみ活用するようにしましょう。
位置情報サービスをオフにしておくとスマホのバッテリー消費も抑えられるので一石二鳥ですよ。
海外各国でLINEの代わりに使われているメッセージアプリ
日本では多くのユーザーがLINEを利用していますが、海外ではLINE以外のメッセージアプリのほうが浸透していることもあります。
現地の人とメッセージのやり取りが必要になった時は、必要に応じて利用するアプリを使い分けるのがおすすめです。
韓国:KakaoTalk

2025年初めの時点で、韓国におけるKakaoTalkのアクティブユーザー数は約4,890万人。
同国のインターネットユーザーの約97.2%が、KakaoTalkのアクティブユーザーであると言われています。
韓国ではLINEよりもKakaoTalkの利用が主流となっていることがわかりますね。
中国:WeChat

「中国版のLINE」とも言われている国民的なメッセージアプリです。
テキストや画像のやり取り、音声・ビデオ通話だけでなく、支払いや乗換案内などの公共サービス、デリバリーなど生活インフラ化しているのも大きな特徴となっています。
台湾・タイ・インドネシア:LINE

台湾、タイ、インドネシアでは、日本と同様にLINEの普及率が高まっていると言われています。
とくに台湾では日常生活でもよく利用されているようです。
アメリカ:Facebook MessengerやiMessage

アメリカでは、メッセージアプリとしてFacebook Messengerを利用するのが主流となっています。
また、Appleユーザーの間ではシンプルなiMessageも利用されています。
そのほか、若者の間ではSnapchatやWhatsAppなどのアプリも人気です。
ヨーロッパ:WhatsAppやViber

WhatsAppはヨーロッパで広く普及しており、日常のみにとどまらず、ビジネスシーンでも活用されているスタンダードなメッセージアプリです。
LINEにビジネス向けサービスの「LINE公式アカウント」があるように、WhatsAppにも
「WhatsApp Business」という事業者向けのサービスが用意されています。
また、Viberもヨーロッパでは広く普及しているメッセージアプリです。
海外でLINEを利用するときのよくあるQ&A
海外でLINEを利用するにあたって、よくある疑問と回答をいくつかピックアップしました。
- VPNの利用は違法?
- 海外でもLINE電話は無料?
- 海外からLINEをしていると相手にわかる?
気になる項目があれば参考にしてみてくださいね。
まとめ
海外でも、インターネット環境さえあれば日本滞在時と同じくLINEを利用できます。
安全にインターネット通信を利用するためには、VPNの併用をご検討ください。
とくに、フリーWiFiなどセキュリティリスクの高いインターネット接続を利用する場合には必須です。
VPNは、セキュリティリスクを軽減できるだけではなく、利用制限がかかっている国でもLINEを使える可能性があります。
ただし、国によってはVPNの利用自体が規制されている場合があるため、事前にしっかりリサーチしましょう。
どのVPNサービスを選ぶべきか迷った場合は、この記事で紹介した3つのサービスを検討してみてください。

