2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
南カリフォルニア大学マーシャル経営大学院 卒業式 2014 イーロン・マスク(全1記事)
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イーロン・マスク氏:5、6分のスピーチで思いつく限りの真実を語らないといけないわけですね? では、やってみますか。いくつかありますがどれも重要なことだと思います。聞いたことがあるようなものもありますが、言う価値はあると思います。
まず言いたいことは、「超多忙であれ」ということです。何を仕事にするかにもよりますが、特に最初の職場ではとにかく忙しく働く必要があります。「超多忙」とはどういうことでしょうか?
弟と私が起業したときは、アパートの代わりに小さなオフィスを借りて、寝泊まりをしていました。シャワーはYMCAで済ませていました。とにかく大変で、コンピュータも1つしか持っていませんでした。昼にWebサイトを更新し、夜はプログラミングをしていました。毎日、どんなときも。
当時いたガールフレンドもオフィスで寝泊まりしていたほどです。起きてる時は常に働く。特に起業する人には言っておきたいことです。他が週に50時間働くなら自分は100時間働く。そうすると会社としては、本来の2倍仕事量をこなせたことになります。
次に言いたいのは、起業するにしても就職するにしても何より大事なのは、すごい人達を引きつけるということです。
素晴らしいと思えるグループに参加するにしても、会社を作るにしても、すごい人達を集めるというのは必須です。いかなる会社も、商品やサービスを生み出すために集められたグループなのです。
グループの仕事を信頼し、正しい方向において結束することが会社に成功をもたらします。ですから起業するのであれば、何がなんでもすごい人達を集めましょう。
3つ目、雑音にも注意しなければなりません。商品の改善に関係のないことにお金を使ってしまったりと、これには多くの会社が混乱していますね。
例えばテスラでは、一切宣伝にお金を使いません。商品である車そのものを良くするため、全てのお金は研究開発とデザインに使います。これこそが正攻法だと思います。
いかなる会社においても、「努力がいい商品やいいサービスというかたちで、結果に表れているか」。これを常に考えなければいけません。結果が出ていなければ、その努力はやめる必要があります。
4つ目は、「トレンドを追うな」ということです。ちょっと言いにくいのですが、「体や原則で考えろ」というようなことです。というのも、憶測で理由付けをするより、自分に考えることのできる最も基本的な事実に要約して、そこから理論を導きだすということです。
これは、本当に意味のあることなのか、ただ他人がやっていることなのかを判断するいい方法です。全てに対してその考え方が使えるわけではありませんし、結構な努力が必要なので難しいのですが。しかし、何か新しいことがやりたいのならこれは最善の方法だと思います。
最後に言いたいことは、今こそリスクを負う時だということです。あなた達にはまだ子どもがいませんよね? それから債務も(笑)。
(会場笑)
歳をとるにつれ、やらなければいけないことは増えます。家族を持てば、自分自身だけでなく家族のためにもリスクを負わなければなりません。難しいことに取り組むことは、より困難になります。ですから今こそが、チャンスなのです。
こういった義務に取り組む前に、今リスクを負ってほしいのです。大胆にやりましょう。あなた達ならできます。ありがとう。
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