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Honorary Degree Recipient — Nathan Fillion | Convocation 2025 | Concordia University of Edmonton(全1記事)

成功の秘訣は才能じゃなく“行動” 運を呼び込む3つの習慣

【3行要約】
・「成功するには運が必要」と多くの人が思いがちですが、その本質は準備と行動にあると俳優ネイサン・フィリオンが指摘しています。
・コンコルディア大学で名誉博士号を授与された彼は、卒業式スピーチで「運は粘り強さと準備が好き」「感謝が視野を広げる」と語りました。
・彼は「大胆なふりをすれば本当の自信がついてくる」と説き、これから社会に出る若者たちに「準備と感謝の姿勢」で人生に挑むよう励ましています。

自己紹介と“スピーチの資格なし”宣言

Nathan Fillion(ネイサン・フィリオン)氏:こんにちは。先ほどのすばらしいご紹介をいただいた上で恐縮ですが、まだ「この人誰?」と思っている方も、きっといると思います。それでぜんぜんかまいません。傷ついてなんかいません。ただ1つ言えるのは、きっと、あなたのお母さんにとっては、私はなかなかの大物だということです。

(会場拍手)

いい感じの滑り出しですね。本日は、ここにお招きいただき、本当に光栄です。ただ、その前に、どうしても触れておかなければいけない「ここでは誰もが気づいているのに、あえて口にしてこなかった大事な話」があります。

実は私、コンコルディアを卒業していません。在学はしていましたが、その後コンコルディアからアルバータ大学に編入し……そこでも卒業していません。ニューヨークに引っ越して、ソープオペラ(昼ドラ)に出演するために、中退しました。

ですので私は、「卒業式のスピーチをするには、まったくもって資格がない人間」です。そのとおりです。でも心配はいりません。みなさんは、意外と「いい手」に委ねられています。こういう卒業式のシーンは、テレビの中で何度もやってきましたから。

(会場笑)


成功の3ステップその1 ラッキーであれ

今日は「成功」について話したいと思います。これに関しては、私にも少しくらいは語る資格があるんじゃないかと思っています。

ここまでの人生で、ずっと自分を支えてくれた「とてもシンプルな成功の3つのステップ」を、みなさんと共有したいと思います。いつでも必ず効いてくれた3つのステップです。書き留めていただいてもかまいません。

まず1つ目は、「ラッキーであれ」ということです。「ラッキーであれ」と聞くと、自分ではコントロールできないもののように聞こえるかもしれません。雷に打たれるとか、学校でたまたまいい駐車スペースが空いているとか、そのくらいの話に聞こえるかもしれません。
でも、真実は違います。

運は、自分でつくることができます。どうやってつくるのか。それは、きちんと顔を出すことです。そこにいることです。一生懸命働くことです。人に親切でいることです。少し怖いなと思うことにも、「イエス」と言ってみることです。

物事が派手に失敗して、目の前で大爆発したように感じる時にも、そこから立ち上がることです。仕事の現場で言えば、その爆発の現場から、スローモーションで歩いて去っていくような気持ちでいることです。私は現場では、そんな感じでやっています。

そうやって、「運が好んでやってくる場所」に、自分を連れて行ってあげてください。運は、粘り強さが大好きです。運は、準備が整っている人が大好きです。

そして運は、あなたが疲れていて、緊張していて、「自分はここにいていいのか?」と思っているまさにその時。それでも「よし、やってみよう」と飛び込んだ瞬間に、ひょっこり顔を出します。

私の人生で一番大きな出来事は、待っていたから起きたわけではありません。「運」がドアから入ってきた時に、それを受け止める準備ができていたから起きたのです。時々、そのドアには「非常口」と書いてあることもありましたが……結果は同じです。

自分で「星の配置」をそろえることだってできます。私は天文学者ではありませんが、天文学者の役をテレビで演じたことならあります。


成功の3ステップその2 感謝すること

2つ目は、とても大事なことです。それは、「感謝すること」です。ラッキーな人と、そうでない人の違いには、共通点があります。それが感謝です。

ラッキーな人は、物事がうまくいった時、それにちゃんと気づきます。チャンスの訪れや、差し出された手、静かな支えに気づきます。そして、「ありがとう」と声に出して言うだけでなく、立ち居振る舞いや、選択の仕方、困難への向き合い方の中にまで、それがにじみ出ています。

一方、「自分は運がない」と感じている人は、同じようなチャンスを与えられても、見逃してしまいます。起きなかったことばかり見ていて、実際に起きた良いことに目が向かないからです。

感謝は、あなたを謙虚にするだけではありません。感謝は、あなたを「よく見える状態」にしてくれます。そして、よく見えることこそが、偶然を「チャンス」に変えていきます。だから、ラッキーでいたいなら、毎日感謝してください……月曜日は別として。月曜日はやっぱり最悪です。

感謝は、あなたの足元を地面につなぎとめてくれます。物事がうまくいっている時に、調子に乗って嫌な奴にならないようにしてくれます。そして、「誰もひとりでは成功できない」ということを、思い出させてくれます。

拍手がやんで、スポットライトが消えたあとも、感謝し続けてください。感謝は、使えば使うほどよくなるものだからです。そして、みなさんの卒業証書とは違って、感謝はただです。これだけのメリットがあって、無料です。なかなかの掘り出し物だと思いませんか。

私はウォール街の大物ではありませんが、ウォール街の大物の役をテレビで演じたことならあります。


成功の3ステップその3 自信は行動のあとに来る

3つ目は、「大胆であるふりをすること」です。本当に大胆でいることは、とても難しいことです。でも、「大胆なふりをすること」は、意外と簡単です。これは本当に効きます。自信というものは、行動したあとからついてきます。逆ではありません。「緊張しないで」とよく言われますが、それはまるで選択肢が並んでいて、「じゃあ今日は汗だくでボロボロの自分でいこう」と自分で選んでいるかのような言い方ですよね。

緊張してしまうのは、ごく自然なことです。それで大丈夫です。ただ、「緊張していないふり」をしてください。今の私のように。

今日、名誉博士号をいただくということは、私にとってもまったく初めての経験です。私は、本物のドクターなんかではありません。

(会場笑)

今の“ドクターじゃない”っていうジョーク(肩書きDoctorのオチ)に気づいて笑ってくれた人がいたんだね、ありがとう。

それで思い出しました。2つ目のステップ、感謝の話に戻るようですが、コンコルディアのみなさん、本当にありがとうございます。

この信じられないほど寛大な名誉博士号を授与していただいてからというもの、これでこれからどんなことができるかを考えると、ワクワクが止まりません。

オンラインフォームのプルダウンメニューで、肩書きに堂々と「Doctor(博士)」を選べるようになります。本物のお医者さんたちと一緒に紹介される時、「ドクター、ドクター、ドクター」と呼ばれるようになるかもしれません。

「ミスター・フィリオン」と呼ばれた時に、「いえ、『ドクター・ミスター・フィリオン』です」と言い返すこともできます。飛行機の中で「お医者さんはいませんか!?」と叫ばれた時に、立ち上がりたくなる衝動と戦うことになるでしょう。

そして何より、母が……ええ、母は亡くなっていません。生きています。ようやく私のことを「大学を中退した息子」と紹介しなくてすむようになります。

これは確かとは言えませんが、病院の駐車場で、少しはいい場所に停められるようになるかもしれません。

あなたはやり遂げた、外に出て実践しよう

さて、話をみなさんに戻しましょう。これが私のステップ、私なりの「成功の秘訣」です。どう使うかは、みなさん次第です。心から、みなさんの幸運を祈っています。

でも1つだけ、2025年の卒業生のみなさんに、はっきり伝えたいことがあります。みなさんは、やり遂げました。今、ここに立っています。この瞬間を手にするだけの努力を、ちゃんとしてきたのです。

だから、外に出て、ラッキーでいてください。外に出て、感謝する人でいてください。外に出て、「準備ができているふり」をしてください。最高の冒険は、たいていそうやって始まります。

ありがとうございました。そして、おめでとうございます。

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