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「これだ」を見つけたら、バカみたいに突っ走れ ハリウッド女優が語る“非現実的なくらい自分を信じる力” [2/2]

「これだ」を見つけたなら、バカみたいに突っ走りなさい

みんなも、「本気で欲しいもの」が何かしらあるはず。きっとこの会場にいる全員に、「猛烈に欲しいもの」がある。もしかしたら、ここにいる誰かは「作家になりたい」のかもしれない。有名じゃなくていいから、ちゃんとした書き手になりたい、とか。

あるいは「すばらしい監督になりたい」と思っている人もいるでしょう。「とにかく1つでもいいから仕事を取れる女優になりたい」というのでもいい。何を望んでいても、全部それでいいんです。

でも、「これだ」と思えるものを見つけたら、私は全力でおすすめしたい。とことん、バカみたいに突っ走りなさい、って。自分に向かって「常識外れな可能性」を吹き込み続けて、「それは常識外れなんかじゃない」と信じ込む必要があるんです。「高望みしすぎ」なんてものはない。「自分には手が届かないはずのこと」を、自分の人生に期待することは、愚かでも、偶然でもない。


繊細すぎる人は、痛みの分だけ“受け取れる”ものが増える

正直、私はもう「他人がどう思うか」はどうでもいい。私の人生のほとんどは、「誰かに言われた一言」から立ち直る作業の繰り返しでした。あるいは、「自分について誰かが言ったこと」を耳にして、それから立ち直ろうとする日々。

それが「繊細すぎる人」が抱える宿命なのかもしれません。ここにいるみなさんの中にも、きっと心当たりのある人がいると思う。でも、「繊細すぎる」ことには、ちゃんとメリットもあるんです。

人の言葉が刺さった時、他の人は大して気にしていないのに、自分1人だけ深く傷ついてしまう。でも、その「痛みの深さ」のぶんだけ、あなたは何かを人より多く受け取っている。そのダメージに見合うだけの「見返り」を、あとで必ず受け取ることになる。

だから私は、今はもう、自分が繊細すぎることを後悔していません。だからみんなにも伝えたい。「あなたの物語をめちゃくちゃにしようとしてくる人たちの声なんか、聞かなくていい」と。

エマーソンにいるあいだに、あなたたちは「一見すると手が届かないような可能性」に火をつけてもらった。それが、これからの現実になりうる。そして、それを現実に変えられるかどうかは、「自分自身をどれだけ説得できるか」にかかっている。自分で自分の最大の味方にならなきゃいけないんです。

大事なのは、人生というコースをどう走るかを自分で決めること

これが、私からのアドバイス。というか、ここまで話したことが、一番伝えたかった「本題」です。

でも最後に、もう1つだけ小さな「告白」をさせてください。さっき話した「障害物コース」の話、あれは、実はただのメタファーでした。……というのは冗談です。違います。違う。本当にあの出来事は実際に起きたんです。本当にあったし、ものすごくトラウマになった。でも、私はなんとか生き抜いてきた。

今日それを持ち出したのは、「古傷を蒸し返したいから」じゃありません。伝えたいのは、「他人がどう思うか、何を言うか」は、結局のところ大して重要じゃないということ。人生という名の「障害物コース」をどう走るかは、自分で決めなきゃいけない。最初から最後まで、完璧なルートを設計することなんてできないんです。ある程度は「流れに任せる」ことも、人生の舵取りの一部。だから、人生が展開していくのを、そのままちゃんと見てあげてください。


時間がかかったからこそ、信じる力をやめずにいられた

私にとって一番良かったのは、「うまくいくまでに時間がかかったこと」です。本当に長いあいだ、何もうまくいかなかった。若いうちに大成功してしまわなかったからこそ、私は「非現実的なくらい自分を信じること」をやめずにいられた。

顔をしかめたくなるような不合格通知を、数えきれないくらい受け取りながら、それでも続けてこられた。例えば、エレベーターに乗り込んで「上に行きます」と一言言うだけの役のオーディションに行って、それすら落とされたことだってある。

でも結局のところ、大事なのは「自分を信じる力」です。「拒絶されるのは平気」とまでは言わない。正直、簡単なことじゃないし、今だって本当はしんどい。でも、耐えられないことではない。

さっき言ったみたいに、このスピーチだって、私は2回目のチャレンジでようやく任せてもらえた。それでいいんです。敏感であること。なんでも深く感じ取ってしまうこと。それも全部あっていい。そして覚えていてほしいのは、みんなまだとても若いということ。だから、きっと何だって受け止めていける。

卒業しても、私たちは「お互いから卒業するわけじゃない」

それからもう1つ、大事なこと。みんなはエマーソンを卒業するけれど、「お互いから卒業するわけじゃない」ということです。

確かに、今はとても怖い時代です。だからこそ、互いにしがみついていてほしい。大きな夢というのは、1人では実現できません。一緒に叶えてくれる「すばらしい人たち」がいて初めて、現実になる。私は本気でそう信じています。

だから今、ここにいるみなさんのことを、私はとんでもなく誇りに思っています。泣きそうなのをこらえるのが大変なくらい。これからどんな未来が、みんなの前に現れるのか、見るのが楽しみで仕方ありません。


自分の信じる価値のために声を上げ続けて

最後に1つ。みんなには、「しばらく休んでいいよ」と言わせてください。それだけのことを、もう十分やり遂げたんだから。そう、本気で言ってます。

この週末くらいは、思いっきり休んでください。いや、夏いっぱい休んでもいい。レイバーデイくらいまでね。……まあ、レイバーデイが来たら、もうほとんどサンクスギビングみたいなものだし、その後はホリデーシーズンに突入するし。だから本腰を入れるのは、新年になってからでもいいかもしれないわね。

とにかく、「ちゃんと勝ち取った勝利」の時は、ちゃんと祝わなきゃいけない。そして今日という日は、紛れもない「ピュアな勝利」です。だから私は、これからも自分が信じるもののために、そしてエマーソンが掲げている価値のために、声を上げ続けてほしいと願っています。

そして、偉大なる2025年卒業生のみんなへ、本当におめでとう。私の“相棒”、エル・ウッズ(『キューティ・ブロンド』シリーズの主人公)なら、きっとこう言うはず。「やったわね!」

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