2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
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ドナルド・トランプ氏:アメリカは、イスラム過激派の隆盛により危機に瀕している地域であれば、どんな国家とでも、共に行動するべきです。ただしこれは、双方通行であるべきです。相手国は、我々に対しても、貢献するべきです。これはぜひ心に留めておいてください。彼らもまた、我々に貢献するべきなのです。もはや一方通行はありえません。双方向であるべきです。
アメリカと、アメリカの行動に対し、相手は感謝の意を示すべきであることを心に留めてください。我々は支援はしますが、我々が彼らのためにやったことに対して、感謝の念を示すべきなのです。
イスラム過激派に対する戦いは、我々の母国においても行われています。近年、国境内に入って来た移民の多くが、テロを起こしています。国が把握しているよりも、遥かに多いのです。
我々は、無謀な移民受け入れ政策により、過激派を国内に入れることを止めなくてはいけません。これらの人々がどこから入ってくるのかは、わかっていません。記録されておらず、文書になっていないのです。何もありません。我々は賢く、慎重であるべきです。
いったん立ち止まり、物事を修正すれば、第2のサンバーナーディーノ銃乱射事件や、より凶悪な事件も防げます。私の意見では、わが国史上ただひとの、軍事攻撃による最大の悲劇である、世界貿易センタービルと911を見ればわかることです。軍人ではなく、民間人に対する攻撃である点からすれば、真珠湾攻撃よりも凶悪で、すさまじい悲劇です。
次にISISについての考察です。私には、彼らに対して簡素なメッセージしかありません。彼らに残された日数は、もはや限られています。どこで、どのようになどと、教えてやるつもりすらありません。
(会場拍手)
我々は、予測不可能な国家であるべきです。今の我々は、極めてわかりやすく、派兵でも何でも、その旨をすぐに伝えてしまいます。我々が送り込むべきものは、別のものです。協議を改め、今すぐにでも予測不可能であるべきです。
アメリカはISISの息の根を止めます。私を大統領に選んでいただければ、必ずやISISの息の根を止めてみせます。しかも極めて迅速に。
(会場拍手)
第二に、アメリカの軍備と経済を立て直さなくてはなりません。ロシアと中国は、軍隊の規模を急速に拡大しましたが、米軍はどうでしょうか。我々の究極の抑止力、核兵器は削減の憂目を見ました。核には、時代に即した刷新と革新が必要であり、これは急務です。
現在、現役の米陸軍兵士は、1991年時点の200万人から、130万人にまで縮小されました。海軍の艦艇は、同期間に500隻から272隻にまで縮小され、空軍は、1991年時点の3分の1にまで削減されました。パイロットが操縦しているのはB52で、見た限りでは、会場にいる皆さんが生まれる前に作られたものです。
さてアメリカは、これにどのように対処しているでしょうか。オバマ大統領は、2017年の防衛費を2011年のそれより25パーセント近くも削減することを提案しています。軍事費はひっ迫し、将兵は、地球温暖化について対策を考えるように言われる始末です。
アメリカには、自軍の立て直しにじゅうぶんな軍事予算が必要です。これはもっとも安上がりで、ただひとつの考えられうる投資です。我々は、この世で一番優れた軍備を開発、製造、購買しなくてはなりません。アメリカの軍事力は世界一であるべきであり、何人たりとも疑念を挟むものではありません。
しかし倹約や、支出の精査も大切です。現在、アメリカの負債は巨額に膨らんでいます。あまりにも巨額であるがため、対策に窮しています。しかし、私であれば解決できます。1ドルたりとも無駄にはしません。いや、1ドルたりとも無駄にはできないのです。
我々は、貿易、移民問題、経済政策を変革して、アメリカ経済に力を取り戻し、ふたたびアメリカ第1位の座を取り戻すのです。
これが叶えば、まさにここアメリカ国内で、アメリカ人労働者が職を得て昇給し、税収が上がり、国の経済力を強め、経済大国の地位を取り戻すことができます。これは極めて重篤な問題です。
テクノロジーなどアメリカが卓越した分野を賢く見極め、後続を引き離すことで、強味を握ることができます。これには、3Dプリントや人工頭脳、サイバー戦争などが含まれます。
一流の国家は、軍人に手厚いものです。アメリカは、軍人を大切にします。大切にすることを強調させていただきます。トランプ政権は、軍務に就く男女へ最高の装備と、世界中どこでも、いつでも支援を約束します。退役後に帰国し、市民生活に戻る時も世界一手厚く支えます。これまで我が国の退役軍人は……。
(会場拍手)
これまで我が国の退役軍人は、ふさわしい正当な扱いを受けて来ませんでした。彼らはすばらしい人々であり、相応の扱いを受けるべきです。アメリカは彼らを丁重に扱うべきであり、トランプ政権はそれを実行します。
(会場拍手)
最後に、アメリカは自国の利益に基づいた外交政策を展開する必要があります。ビジネスでも、核心的利益を見失えば成功しません。国にもまた同じことが言えます。
1990年代に起こったことを見てください。ケニアとタンザニアのアメリカ大使は攻撃を受け、我々にとってもこれは恐ろしい時間でした。17人の勇敢な海兵が、米艦コール上で死亡しました。
それに対して、我々はどうしたでしょうか。アメリカは、中国の世界貿易機関への参加により多くの力を注ぎ、これはアメリカにとって災厄でした。率直に言って、我々はアルカイダを止めることよりも、こちらに多くの時間を割いたために、ウサマ・ビン・ラディンを炙り出すチャンスを、みすみす見逃したのです。
その結果、世界貿易センターとペンタゴンは攻撃を受けました。繰り返しますが、アメリカ史上最悪の攻撃でした。アメリカの外交政策の目標は、アメリカの安全保障という核心的利益であるべきです。以下は、私の主張する優先順位です。
中東における我々の目標とは、テロリストを排除することと、過激な変革ではなく、地域における安定を促進することです。
我々は、敵以外の何者にもなりえない集団を見極めなくてはいけません。どうか信じてください。どんなことをしてあげたとしても、敵対して来る集団というものは、存在するのです。我々は、どの集団、どの人々がそうなのか、きちんと識別する必要があり、そのような人々を支援してはいけません。逆に、真の友であると立証された人々に対してのみ、寛容であるべきなのです。
(会場拍手)
アメリカは、ロシア・中国との平和と友情とを望んでいます。我々とこの二国間には、大きな違いがあるため、目をよく開けて見る必要がありますが、敵対する運命にはありません。利害一致する、共通の立ち位置を模索するべきです。
例えばロシアは、我々と同様イスラムのテロリズムの脅威を経験して来ました。私は、緊張は緩和できると信じています。私は、ロシアとの関係改善は、アメリカ優位の立場からのみ可能だと考えています。
良識から言えば、このような恐ろしい敵意の堂々巡りは終わらせなくてはなりません。じきに理想的な形で終わるでしょう。両国のためによいことです。
ロシアは合理的にはなりえない、と言う人もいます。では確かめてみようではありませんか。私の政権下でうまく取引ができなければ、単なるよい取引ではなく、素晴らしい取引ですよ―、アメリカのみならずロシアにとっても良策である取引ができなければ、速やかに交渉の席から離れるのみです。簡単なことです。ぜひ確かめてみましょう。
中国との関係を改善することも、重要な一歩です。そしてそれは、より豊かな時代の構築へとつながります。中国は、力を重んじます。中国はこれまでにないほど、アメリカに対して経済的に優位に立っているため、アメリカにまったく敬意を払わなくなっています。
現在アメリカは、中国に対して莫大な貿易赤字を抱えています。均衡をとる道を、速やかに探る必要があります。強く賢いアメリカは、今より良い中国の友となるでしょう。
中国の南シナ海での行為を見てください。あのような行為を放任して良いわけがありません。アメリカに対しても、アメリカ大統領に対しても、まったく敬意を払ってはいないではないですか。
二国の利害一致を求めるか、別々の道を行くかのどちらかです。必要があればとるべき道です。
私が大統領に選ばれた暁には、NATO同盟国でサミットを開催し、アジアの同盟国とも、別のサミットを開催します。そこでは、拠出金額の再配分についてだけでなく、共通の課題について、新鮮な目線で新たな戦略について話し合われます。
例えば、NATOの時代遅れの使命や構造を刷新し、冷戦後に直面した共通の課題である、移民問題やイスラムのテロリズムなどの対策に取り組みます。
(会場拍手)
他に選択肢がない場合、私は軍事展開は厭いません。しかしアメリカが戦えば、必ず勝利しなくてはなりません。
(会場拍手)
ここぞという場合を除き、無駄に精鋭部隊を戦闘に投入することはありません。いよいよ派兵するのは、大勝利を収める計画がある時のみです。
(会場拍手)
我々の目標は平和と豊かさであり、戦争と破壊ではありません。これらの目標を達成する最良の手段とは、規律ある、計画的で継続的な外交政策です。オバマ大統領とクリントン国務長官のそれは、真逆でした。無謀で指導者不在の、目的意識のない外交政策です。
通った跡は破壊され、焼き尽くされます。何千もの命が失われ、何兆ドルも浪費された挙句、中東ではさらに事態が悪化しました。オバマ・クリントン政権における外交政策の戦略について、きちんと説明できる方がいらっしゃいましたら、ぜひうかがいたいものです。完全なる失策でした。
また、私はアメリカの経済的資源の活用を厭いません。財務レバレッジや経済的制裁などは大変わかりやすい手段ですが、選択的な利用と全体像の把握は必須です。
我々は、ルールに則った行動を取らない者に、このような力を行使します。アメリカを正当に扱わない者に、と言い替えることもできます。アメリカの友であれ敵であれ、私が砂の上に境界線を引けば、その境界線を守らせます。絶対にです。
(会場拍手)
しかしながら、他の大統領候補者と同様、私は戦争や侵略行為を第一に推すものではありません。外交政策は、外交交渉なしには成り立ちません。超大国というものは、警告と制限が、真の力の証だと理解しています。
これまで国政にこそ関与していませんでしたが、私は胸を張ってイラク戦争反対を表明し、中東の不安定化を招く要因になると何年も訴え続けて来ました。悲しいかな、私は正しかったのです。
最大の利益を享受したのが、イランでした。イランは、イラクを組織的に支配し、何十年来狙って来た、豊かな原油資源を手に入れました。
さらにISISです。私の目標は、何世代も堪えうる外交政策を打ち立てることです。私が、アプローチの手腕や現実的なアイデアを持つ、才能あるエキスパートを求めているのは、そのためです。立派な経歴こそあれど、長い失策の歴史と、敗北続きの戦争しか自慢することのない、取り巻きを求めているのではありません。新しい人材が必要なのです。
(会場拍手)
我々には、新たな人材が必要です。旧態依然とした人材は、ニューヨークタイムズやテレビ報道では調子の良いことを言いますが、率直に申し上げて、やっていることがめちゃくちゃです。
最後に、私は同盟国と共に、西洋の価値観と制度の普及に尽力します。全ての人に共有されず望まれない普遍的な価値観ではなく、西洋の文明とその功績の普及に力を入れ、推し進めれば、軍事介入よりも、前向きな改革を促進できると理解するべきです。
(会場拍手)
以上が私の大統領としての目標です。党を問わず、すべてのアメリカ人が支持するような重要な外交政策、アメリカの友や同盟国が尊敬し歓迎する外交政策を具現します。
世界は、アメリカが敵を求めて海外に行くのではないことを知るべきです。それどころか、敵が友に、旧友が同盟国になることが我々の幸いであり、まさに求める所なのです。アメリカは同盟国を欲しているのです。
アメリカは、世界に平和をもたらします。世界には破壊が、破壊兵器が多過ぎます。兵器の力が、今日の世界における、ただひとつにして最大の課題なのです。
これらの目標の達成のため、アメリカ人は、自国とそのリーダーシップに誇りを持つべきです。なぜ自国の政治家が、母国の防衛よりも、他国の国境守備に心血を注ぐのか、今一度、アメリカ人の多くが疑問を持つべきです。アメリカ人の皆さん。
(会場拍手)
アメリカ人の皆さん。貿易においても、アメリカに第1位の座を取り戻します。
(会場拍手)
貿易、移民問題、外交政策においての第1位です。雇用、収入、アメリカ人労働者の保護が、つねに私の最優先事項となります。
(会場拍手)
自国の利益を最優先にしなかった国が、繁栄したことはありません。アメリカの友と敵は、どちらも自国の利益をアメリカよりも優先しています。我々もまた、これらの国々にフェアに接する一方で、同様に自国の利益を優先するべきです。我々は、自国や自国民を、誤ったグローバリズムの美辞麗句のもとに犠牲にすることをやめます。
国と州は幸せと調和の根本であり続けます。私は、アメリカをがんじがらめにして引きずり降ろそうとする、国際労働組合には懐疑的で、決して加入しません。
(会場拍手)
私の政権下では、自国の管理能力を減少させるような協定は決して結びません。
(会場拍手)
例えば北米自由貿易協定は、アメリカにとって失敗でした。各州における製造業・雇用が流出しました。私は、実際にこの目で確かめたのです。ペンシルバニアやニューヨーク、その他多くの州を視察しましたが、これらの州には何も残っていませんでした。製造業が失われてしまったのです。
このようなことは、二度と繰り返しません。逆はありますが。強調させていただきます。二度と繰り返しはしません。我々は雇用を守り、新たな雇用を生み出します。
後日、アメリカを搾取するつもりでアメリカを去った企業には、相応の報いを与えます。これらの企業は、人員を削減して去りました。アメリカからうまい汁を吸って去ったわけです。これらの企業には、相応の報いを与えます。同じことは、決して繰り返されません。
トランプ政権は、アメリカ国民に、自分たちが外国民の後回しにされるような思いは、二度とさせません。
(会場拍手)
私は大統領として、アメリカの利益という曇りないレンズを通して世界を見ます。私は、アメリカの最大の守護神にして、最も忠義ある闘士となるでしょう。成功するために謝罪することは二度とせず、その代わり我々が、我々たるゆえんであるユニークな遺産を大切に守ります。
アメリカが最強になった時、世界は平和で豊かになるでしょう。アメリカは、永遠に平和の維持者としてあり続けます。人命と人道を守り、その上で自分たちの役割を果たします。そのためには、ふたたびアメリカを強くしなくてはなりません。
(会場拍手)
そして常に、あらゆる角度から見ても、他に選択肢はありません。アメリカを、ふたたび尊敬される国家に、真に豊かな国に戻さなくてはなりません。我々がそれを実現できれば、今世紀は、世界がかつて経験がないほど、平和で豊かになるかもしれません。ありがとうございました。
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