2024.12.19
システムの穴を運用でカバーしようとしてミス多発… バグが大量発生、決算が合わない状態から業務効率化を実現するまで
Ed Helms' 2014 Cornell Convocation Speech(全1記事)
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エド・ヘルムズ氏:ご紹介ありがとうございます。拍手には及びませんよ。残念ながら二日酔いですから。とても太刀打ちできません。背後からは制服の威圧感。怖くなんかないぞ!
(会場、笑)
こんにちは。先生方に学生のみなさん、ご友人、ぴよぴよのご兄弟姉妹の皆さん。なんて素晴らしい日なんでしょう。誇らしい瞬間です。君たちの顔は希望にあふれ、この上なく幸せそうで60代は高利子の学生ローン返済が待っていることに気づいていない。
心配しないで、有意義な金の使い方ですよ。
(会場、笑)
授業料がどこに消えたのかが気になります? ちなみに、私のギャラは400万ドルって知ってました? でもチャリティのために、100ドル差し出すことだって厭いません。私はそういう人間です。400万ドルのギャラって聞くと、高額に聞こえるかもしれないけど、覚えておいて。私はこれから106時間ずっと休まずしゃべり続けます。
コーネル大学を卒業する皆さん、おめでとう! ちなみに、私の部屋は404です。スタットラーと私は、いつでも機会さえあれば予備の枕を使うことができるんだ。
赤いセーターを着ているクマのマスコット、コーネルについて、少しだけ話してもいいかですか? 最近のニュースをチェックしてる? 私たちは新たな冷戦の最前線にいるっていうのに、君たちはすごく共産党員っぽいマスコットを掲げているよね。キャンパス中が共産党員のプロパガンダ一色で、私はショックでした。
(会場、笑)
プーチン氏がやってきて、演説を行うでしょ。私は、コーネルが大学に別館を作ろうとしてると聞いても驚きません。明日にはそれが丸ごとクリミア半島の最初の都市計画になるでしょうからね。自然が美しいフィンガー・レイク地区なんかがね。なぜだかよくわからないんだけど。
(会場、笑)
私はスピーカーの一員として、ここにいることを本当に誇りに思います。毎日私たちの父親世代がよく言っていたようなことを80回も文学的にツイートする米国上院議員のコーリー・ブッカー、偉大なニューヨーク市長、マイケル・ブルームバーグ。
彼らは勇気とビジョンをもって、歴史上最もつまらないテレビチャンネルを発明しました。それから忘れちゃいけないのが、偉大なるカリフォルニア州の当時米国下院議員だったナンシー・ペロシもスピーカーでしたね。彼女は前妻ですけど(『The Daily Show』で共演)。彼女、元気にしてるかな?
(会場、笑)
そして私、エド・ヘルムズです。君たちはラッキーですよ! 今日は私のこれまでのリッチで変化に満ちた人生からすごいアドバイスがあるんだ。私から君たちへのアドバイスは、とにかくすごいから! ムービー・スターになろうぜってことです。
(会場、笑)
君たちは、ムービー・スターになるなんて、大変じゃないかって思ってるかもしれないけど、全然そんなことないんですよ。もし誰かが君に、『The Hangover(二日酔いのコメディ映画)』とか『The Hangover 2 』とか、とにかく『The Hangover』シリーズへの出演をオファーしてきたとする。
そうしたらまず『The Hangover』を撮るんだ。そうするといくつかのシリーズにも出演することができる。これが、ズバリ! エンタメ業界の秘密だ。
ちなみに君たちは、私が本当はバーナードじゃないことに気づいているんでしょう? そのとおり。バーナードは実在しない人物です。彼はTVショーのキャラクターで、私は彼を演じている俳優に過ぎません。
(会場、笑)
実在しない人物を呼んでスピーチしてもらうっていうのはすごく奇妙です。海軍兵学校がキャプテン・クランチ(シリアル食品のキャクター)をスピーチに呼んだり、レプラコーン(妖精)がノートルダムでスピーチしたり。ライス大学がアンクル・ベンを呼んだり。パデュー大学はカーネル・サンダースを呼ぶかもしれないね。
(会場、笑)
話が脱線する前に、なんで私がこんなこと言ってるのかわからない人のために、私がこの偉大なコーネル大学のスピーチに最も身近な人物であるということを説明させてください。私は以前、NBCテレビの『The Office』(イギリスで社会現象をおこしたテレビドラマ)という番組でアンディ・バーナードを演じていました。
イラク戦争に反対という理由で、スピーカーに反対運動が起こった大学があるというのに、この学校は8年間、国営テレビで流れていたんです。私がここでスピーチすることに反発はありませんでした。ビクビクしてたけど! メールが来たとき、訴訟かと思ったくらいです。今回のこのスピーチに呼んでいただいたことに心から感謝しました。
コーネルにいるバーナードファンのみなさんはよくご存じのことと思いますが、『The Office』のファミリーは私だけではありません。キャスト、クルー、ライターも含め、みんなが最高の仲間でした。とても感謝しています。
(会場、拍手)
今ここにいることをとても誇りに思うし、すごく懐かしくもあります。純粋にアンディ・バーナードを演じることが大好きでした。驚くかもしれないけど、バーナードからは本当に多くのことを学びました。
『The Office』のエピソード、ご覧になってますか? 簡潔に述べると、彼はアンガー・マネジメント(イライラや怒りの管理)の問題を抱えていて、不機嫌で自暴自棄になっていました。そして、すごくいかがわしいファッションセンスでした。でももしあなたが寛大なら、彼は思いやりがあって、優しくて器の大きい人になりたかったのだということがわかるでしょう。
みなさんご存じのように、彼はどんなにドワイトのことを怒っていても、アンジェラのことを心から愛していても、心の内を率直に話しました。彼は君たちに感情を言いふらしたいわけではなかったのだけれど、彼にはどうすることもできなかったのです。
みなさん、演じることで自分の願望が満たされている、ということに私が気づいたときの驚きを想像してみてください。彼の愚かさは、誠実さや正直さでもあるのです。
私はいつも、俳優ヘルムズはアンディよりも優れていると信じていました。なぜなら、仕事のスキルは上だし、人としての思慮深さもあります。でも、演じ始めて彼が私に気づかせてくれたことがあります。
私は洗練された自分をイメージしています。望んだことは、もっと自由に、もっと愚かにということでした。アンディのように自分の感情に正直にです。策略の少ない世界を生きるために、私は自分の日常生活でも、愚かであるよう心がけているんです。
今、我々は4年間の膨大な学びを終えて、自分の人生をじっくり考えるときです。たくさんの地球上にある偉大な考えを教わり、夜遅くまで終わらない試験や論文に取り組んできたことでしょう。どうぞ、愚かでいることを覚えていてください。
奇妙に聞こえるかもしれません。常識や判断力に欠ける人間のように思われてためらうかもしれません。でも、私が君たちに伝えたいことは、「常識」や「判断」はちょっと過大評価されすぎているのではないか、ということです。「知恵」だって、しゃれすぎて失笑してしまいます。「愚かさ」は喜びや感嘆、好奇心を見下した言葉です。
ジョージ・バーナード・ショウ(文学者)が、スケートを練習している人は足元がふらついていて、自分で自分を馬鹿にしているみたいだ、と言いましたが、何事も前進するためには、毅然として自ら笑いものになる必要があります。この世界が、私たちに愚かでいるための機会を限りなく提供してくれていると気づくまで、その意味が理解できませんでした。
愚かさについて、いくつか見てみましょう。私は、フィリップという名の素晴らしい友人と一緒に大学に通っていました。彼は、「Trans Am」っていう名前のすごくかっこいいバンドにいて、もし知らなかったらチェックしてほしいんだけど、そのバンドは卒業後にすごく売れたんです。
彼らはインディー・ロック・スターとして、とても成功しました。そして私は映画製作者やコメディアンになろうと思って、ニューヨークに引っ越しました。そんなある日、私はフィルに電話して、「君たちのミュージック・ビデオを作ろうよ」と言ったんです。私は自分が言ってることの必要条件などは考えていませんでした。彼は、「いいね、やろう!」と答えました。
当時、私は22歳でブルックリンのウィリアムバーグに住んでいました。周りにはの友人がたくさんいて、私たちは友人みんなに声をかけて、ケント・アベニューにある倉庫の建物で「Trans Am」のコンサートを茶色一色に染めました。
そこで1000人とか2000人が集まって、火を使おうとしたら、セッティングを間違えてて彼自身が火事になってしまいました。今思えば、恐ろしいことです。でも私は、プロモーター、ビデオ・ディレクター、カメラマン、ヘア・メーキャップ・アーティスト、舞台監督、食事の世話係を、どう手配するのかもまったくわからないのに、一度にやってのけたのです。10種の詐欺を完璧にやってのけたんです。
(会場、笑)
とてもかっこいいミュージック・ビデオになって、カメラの中ではフィルムが引っかかり、500ドルの保証金で借りた車いすは、酔っぱらいのどんちゃん騒ぎのせいで川に投げ込まれました。私は出演者や作業員を監督することの難しさを痛感しました。ロックコンサートのど真ん中で、私は冷静さを失い、親友をみんな失いました。私が思い出せるのは、スローモーションで動くマッシュルームのような美しい空だけです。
(会場、笑)
ビデオは、とてもかっこよくて、ありがたいことに20年を経ても、YouTubeで見ることができます。是非見てみてください。今となっては、それは大失敗にすぎません。失敗は自分でなんとかできる愚かさです。残念な結果に結果を重ね、それが、良いもしくは悪い矢となり、帆を調整するときに、前を向いてセンスや判断力を磨いています。
私が愚かではなかったら、きっとぼんやりとした後悔と感嘆しかなかっただろうと思います。そこにあるのは役に立たない、虚無感です。はっきりした目的のないときに有効なのは、愚かさだけです。私たちは行動を起こす前に、目的がはっきりするまで待つべきかもしれませんが、そこには多くの時間やエネルギーを無駄にするリスクがあります。
たとえば大学卒業のように、人生における多くの場合でも、私たちははっきりしたゴールは定まっていません。私たちは選択肢の多さに圧倒され、自分の望む成功というものに不安を抱いています。心配せずに、愚かに、そして一生懸命働いてください。それが正しいかどうかがわからなくても、です。
私が飛行機に乗っていたとき、アリが搭乗していました。おそらくアクシデントで乗り込んでしまったのでしょう。チケットカウンターでは彼を見なかったから(笑)。
どちらにしても、彼の家は遠かったのです。彼はきっと今頃、高速で国を横断していることと思います。30000フィートのところでも、彼は一人ぼっちでアームレストの上を必死に行進していました。彼は着実に、小さいながらも一歩ずつ香りをたどって歩いていました。ちょうど赤ちゃんの前進のようにです。まったく愚かなようですが、これも驚くべき価値のあることです。
私の焼け落ちたミュージック・ビデオの監督としての仕事の後、私は25歳で突然仕事を辞めました。そして、本気でコメディの世界に進みました。私がコメディの仕事で5ドルを得るまでに、数年がかかりました。だから、私はコマーシャルの仕事を始めました。それは吹き替えの仕事です。
90年代後半のテレビやラジオを注意深く聞けば、私が「2ワッパー2ドルはバーガーキングだけ」とか、「アクアのリキッドクリスタルテレビジョン」とか言っているのを聞くことができるでしょう。あれは私です。
(会場、笑)
吹き替えの仕事を得るためには、オーディションに行きます。今でも私はお金がたくさん欲しいので、マンハッタン中できる限りたくさんのオーディションに行きます。週5日、何年もそんなことをやっています。そして、仕事になるのは1パーセントほどです。残りの99パーセントのオーディションは煙の中に消えてしまいます。でも意気消沈することはありません。
多くの無駄なオーディションは、時間とともにきっと何か価値がある豊かなものになると思うのです。それが私にコメディをさせてくれて、仕事にも熱心に打ち込むことができる原動力になるのです。毎日、都市から都市へと飛び回り、ひとつひとつのオーディションでそれを確認しています。
気が狂いそうになるほどの多くのオーディションを受ける、というショウビジネス流の儀式も、私にとっては自然体になりつつあります。99パーセントは仕事にならないとわかっていても、ナーバスになることもなく、ただ私のやり方で歩み続けるだけ。
でも、ついに『The Daily Show』(アメリカのコメディチャンネルで放送されるニュース風番組)のオーディションで実現したのです。私はとても神経質になっていて、でもワクワクもしていました。
私は全然仕事がなくても自信たっぷりで挑みました。決してコメディが得意だったからではありません。ヒット・コメディには疎かったのですが、だからこそオーディションでは力を出すことができました。
もしかしたらばかげていると思うかもしれないことでさえ、何をするにも一生懸命やれば、将来のドアが開き、その時には見えなかった可能性が見えてくる瞬間があります。
2か国間を移動し、私のアームレストからトレイテーブルに歩みを進め、スターバックスのブラウニーにたどり着いた私のアリを覚えていてください。かっこいいよね! 自分が森を抜けてあんな大きなサイズのチョコレートケーキにたどり着いたらどんな気持ちだろう。
(会場、笑)
愚かさだけが自身を意図的に怖がらせます! 自分自身を怖がらせることはいいことです。怖いし、誰にとっても楽しくはない。でも、君たちはそれをするべきです。なぜなら、潜在的に成長を促進するからです。
『The Daily Show』のとき、私は基本的な会話が政治的なので、すごく不安でした。各通信員がカメラマンよりもたくさんイベント会場に派遣されて選挙の夜を面白くするようにと監督されました。私たちはそれを生放送番組でやったのです。それは本当に恐ろしいシチュエーションでした。でもパフォーマーとしてもっとも大きく成長させてくれました。
そしてケイジャンが私に電話をくれて『Greg Daniel’s Show』に呼んでくれました。『The Office』撮影中で2006年のことです。グレッグはサード・シーズンに合わせてくれました。作家はアンディー・バーナードという新しいキャラクターを考えてくれて、グレッグは私にアンディ―を演じさせたいと思ってくれました。私は本当にワクワクしていました。
そのとき『The Daily Show』は4年半続いていました。私は番組のためにこっそり足をストレッチしていました。バージョンアップした体で『The Daily Show』で演じる能力がありました。
正直に言いましょう、私はがくがくしていました。私は本当に、病気になりそうでした。
その頃、ニューヨークで成功して、ロサンゼルスに引っ越して素晴らしいと感じていました。でも、ひとつ大きな問題があって、番組は終わりの8エピソードしかなくてその8エピソードは2か月間だけだったのです。突然、この刺激的な可能性は恐ろしい選択になって、『The Office』で働くことが、素晴らしいチャンスになったのです。
なぜなら、『The Daily Show』の仕事を8週間だけのために辞めてやることは、自分を怖がらせるレッスンだったからです。それは蹴散らしました。 私は『The Daily Show』の仕事が本当に好きです。でも私は常に成長し続けるために、自分を地獄に陥れ、そこから崖を這い上がる必要がありました。
私はばかげているものほど、どんなバーナードよりもバーナードを演じています。そして6エピソードを演じ終えたときに、私の生活はすっかり変わっていました。私はレギュラーの座を勝ち取ったのです! 私は8週間だけでなく、8年間の素晴らしい仕事を得ました。本当に素晴らしいことです。
(会場、拍手)
表彰台の上には、アリがいます。そして彼はしきりに他のところへ行きたがっています。彼に栄光あれ! 彼の過去や未来に繰り広げられたばかげた挑戦はチャラにしようじゃないですか。
私たちは過去から学び、未来の計画を立てることができます。私たちの意識はときにあまり遠くに行き過ぎ、現在を価値のないものと思いがちです。
私はソチ・オリンピックの開会式を見ていて忘れられなかったことがあります。全選手がスタジアムに大きなラインを描きながら入ってくるところをiPhoneで撮影をしているのです。私はテレビの前で叫んでいました。「NBCが全部記録してるんだから、iPhoneで撮影するのはやめろー! 録画セットして、今その瞬間を楽しめ!」
心理学者のリンダ・ヘンケルが実験で発見したことによると、私たちはiPhoneに記録したことはあまり覚えていないそうです。なぜなら、デバイスに私たちの代わりに覚えておくという仕事をさせるからです。現在の瞬間を記録することは直観に反しています。まずこれを学ぶことにとても大切です。
私は『The Office』での素晴らしい数年間を過ごした後、『The Hangover』の台本を受け取りました。知ったら驚くと思うけど、私は台本を受け取ったとき悩みました。なぜなら、私は頭の中ですべてのシナリオを演じてしまったからです。
私は『The Daily Show』と『The Office』の間に思いました。自分は、スマートで洗練されたコメディアンになろう。それが私のブランドで『The Hangover』に出てくるような奴らではない。分別や常識を身に着けて、実際そうあろうとしました。傲慢で大惨事に対する恐れで頭がいっぱいでした。
私が本当に必要とされた瞬間、目の前にある台本は本当にばかげていたのです。私は思わず笑ってしまいました。監督は現代コメディーの巨匠トッド・フィリップでした。私はこの映画を作るのが本当に楽しかった。この話はリアルに起こったことなのです。
そしてこれが今のところ、私の考える将来というものです。一瞬一瞬集中して、現在をリアルに味わうことは素晴らしいことです。答えは極めて明らかです。
アンディ―・バーナードに話を戻しましょう。『The Office』のシリーズ最終章で、彼はとても核心をつくことを言っています。彼はここコーネル大学の入学スタッフになるために、古臭い田舎町の製紙会社を後にします。
彼は新しい仕事にワクワクしていました。でも突然、寂しさに襲われます。そこを去る前に、「自分が今、古き良き日々にいることを知る方法があればいいのに」と言います。私はこのセリフが大好きです。私はカメラの前でこれを言うとき、涙ぐんでしまったほどです。あの世に送る方法があったら、どんなにすばらしいことでしょう。
でも私が考えているのは、何が古きよき日なんだろうということです。そして、どうしてここに古きよき日があるんだろう。なぜなら、私たちが振り返るとき、私たちは自分自身が本当に好きだからです。そして、古きよき日は最良の思い出として思い出されます。
大学における愚かさ。大学は四六時中、古きよき日やその理由について考えるところです。それこそが、愚かさにとって偉大な支援者です。残念なことに、大学で培った活力と好奇心は現実世界に踏み出す時、あっという間にバスに押しつぶされます。
でも忘れないでください。君たちは新しい環境に新入りとして参加します。不死身で好奇心に満ちた他の子供たちに出会うために飛び出してきたのです。引っ越してきたばかりのお隣さんには親切にしてあげください。
これから4年間は熱心に働き、でも面白いジャズコンサートや詩の朗読会にも行ってみなさい。パーティーもいいけどね。もしかしたら、夜更かしして討論して経済学のクラスをさぼったかもしれない。クラブに行ってあなたの好奇心の世界を探ったりもしたでしょう。
どれもみな、素晴らしいことを教えてくれます。でももう大人になって、そういうばかばかしさから卒業するときです。若気の至りには陥らないでください。私は君たちに、愚かさこそが人生のうまみだから、それを古きよき日に追いやるなと伝えたくてここに来ました。それを胸に抱きながら、古きよき日を創造し続けてください!
ひとつ聞いてもいいですか? 君たちはこれまで心の奥からの声に耳を傾けて、ワオ! と思ったことはありますか? 孔子、マーク・トウェイン、シェイクスピア、アリストテレスはまさに核心をついているよね。内側からの真理が心に響き渡るのはそれが理由です。
我々はすでに知っているように、それに気づくことはとても大切なことです。なぜなら私たちは皆素晴らしく、深い存在だから。心の奥底のどこかで、私たちは人間の秘密をシェアする。すべての文系と理系は人生をどう生きるかということを究明するためにあります。
これまでの人生でどれだけの秘密を解き明かしたでしょうか。逆に、責任感を持てとは私はいいません。素晴らしいコーネル大学の教育を受けたのだから、偉大であり続けてください。
それをどんな小さなことにであれ、自分の行動に活かしてください。外の世界は調和と皮肉で形作られています。かといって、闘う必要はありません。
愚かであれ!
ありがとうございます。おめでとう!みなさんの幸運を祈ります。
(会場、拍手)
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