2024.10.10
将来は卵1パックの価格が2倍に? 多くの日本人が知らない世界の新潮流、「動物福祉」とは
【投資のプロが語る】ビジネスチャンスが溢れるのは"穴ボコ"だらけの日本!? (全1記事)
リンクをコピー
記事をブックマーク
藤野英人氏(以下、藤野):今は、めちゃくちゃチャンスに溢れているんですよ。私は「自分があと10人ぐらいいたらいいな」と思っています。とにかくやりたいこと、できることが山のようにある。チャンスの塊にしか見えない。少なくとも私の目には投資したい会社がいっぱいあるし、可能性にあふれた社会にしか見えません。
どういうことかと言うと、とにかくムダなことや足りないことが多すぎるんです。でもこれは全部チャンスなんです。新しい産業、新しい会社、新しいコンセプトを作るチャンスが、そこらじゅうにあるように私には見える。
実際に今私が投資している会社には、上場・未上場も含めて、「藤野さん、チャンスがあふれて止まりません」と言う人がたくさんいるんですね。
一方で、世間には「毎日が暗い」とか「これから社会はダメになる」と嘆く人がやたらに多いこともよくわかっています。
「不平不満の種は、全部儲けの種だ」と思うことができるかどうか。
私は「新しい事業を作るとか起業するというのは、穴を見つけてその穴を埋めることだ」といつも言っています。「穴を見つける」というのは不平不満の種ですね。「世の中はこうだからダメだ」みたいに言っているのは全部穴なわけです。この穴がいろんなところに空いているわけですよ。
「日本がダメなところを言ってみな」と言うと、わあっと出てくる。僕から見るとそれは全部チャンスであって、それを埋める人が起業家であり、投資家なんです。起業と言うと、多くの人は「何もないところから高いビルを建てるようなものだ」みたいに思うんですね。徒手空拳で何もないところに建てるのは大変だと思うんですよ。
私の感覚からすると、「そこに穴があるよね。見える?」「見えるよ」「あれを埋めようよ」「埋めよう」と言って、そこらへんの余っている土をぼこぼこ穴に入れればいいわけです。埋めて平らになったら、そこが道になって土地になって開かれていくので、「穴を見つけて穴を埋めよう」と言っています。とにかく日本は穴だらけなので。
例えば僕が投資している会社で、この1年間で急速に有名になったとある会社があるんですが、この会社はまだ上場していない会社で、会社を作ってこの間やっと1年経ったところです。できたてほやほやの会社ですね。
どんなサービスを提供している会社かというと、日本中には空き家がいっぱいあって、空き家問題で困っているんです。その空き家をリノベーションして、自由に泊まれるようにするサービスを提供しているんです。月4万円払ったら、彼らが登録している日本中にある空き家にいくらでも泊まれるんです。
これはまさに穴を見つけて穴を埋めたサービスですね。もちろんそういう会社やシステムを作ったりしないといけないけど、何もゼロから作ってないわけですよ。そこにあるものをつなげただけです。でもそれで多くの人が幸せになって、解決するんです。素敵なことですよね。
これはほんの一例ですけど、こういうのがめちゃくちゃたくさんあるんです。だからこそ私は、日本にはビジネスチャンスが溢れていると思うんです。
2024.11.13
週3日働いて年収2,000万稼ぐ元印刷屋のおじさん 好きなことだけして楽に稼ぐ3つのパターン
2024.11.11
自分の「本質的な才能」が見つかる一番簡単な質問 他者から「すごい」と思われても意外と気づかないのが才能
2024.11.13
“退職者が出た時の会社の対応”を従業員は見ている 離職防止策の前に見つめ直したい、部下との向き合い方
2024.11.12
自分の人生にプラスに働く「イライラ」は才能 自分の強みや才能につながる“良いイライラ”を見分けるポイント
2023.03.21
民間宇宙開発で高まる「飛行機とロケットの衝突」の危機...どうやって回避する?
2024.11.11
気づいたら借金、倒産して身ぐるみを剥がされる経営者 起業に「立派な動機」を求められる恐ろしさ
2024.11.11
「退職代行」を使われた管理職の本音と葛藤 メディアで話題、利用者が右肩上がり…企業が置かれている現状とは
2024.11.18
20名の会社でGoogleの採用を真似するのはもったいない 人手不足の時代における「脱能力主義」のヒント
2024.11.12
先週まで元気だったのに、突然辞める「びっくり退職」 退職代行サービスの影響も?上司と部下の“すれ違い”が起きる原因
2024.11.14
よってたかってハイリスクのビジネスモデルに仕立て上げるステークホルダー 「社会的理由」が求められる時代の起業戦略