
2025.02.12
職員一人あたり52時間の残業削減に成功 kintone導入がもたらした富士吉田市の自治体DX“変革”ハウツー
「お金がないから何も出来ない」人は「お金があっても何も出来ない」(全1記事)
リンクをコピー
記事をブックマーク
ーープロの投資家は世の中のどんなことに注目し、投資の参考にしているのか。その頭の中をのぞいてみよう! 今回のテーマは「藤野英人の『心に残るお金の名言ベスト3』」。古今東西さまざまな名言の中で、藤野さんの心に響いたものを紹介します。
藤野英人氏(以下、藤野):(1つ目の)「お金がないから何もできないという人はお金があっても何もできない」。けっこうきつい表現かもしれませんが、でもこれって本当なんですよね。
「お金がないから何もできないという人はお金があっても何もできない」というのは、逆も言えるんです。どういうことかと言うと、何かをやろうと思った時には、お金がなくても関係ない。何かをやろうとする力が大事だ、とも読めるんです。
仕事柄、お金持ちや起業家・投資家と会う機会が多いので、「どんな子ども時代だったんですか?」「どんな学生時代だったんですか?」「若い時はどうでしたか?」と、その人たちに過去の話をいろいろ聞くんです。その時に、「金持ちだった」とか、もともとお金を持っていたという人はほとんどいないんですよ。
でも、思ったことはありませんか?若い時に「もっと親がお金持ちだったらなぁ」「もっとイケメンで生まれたらな」「美女で生まれたらな」と。「もっと幸せな人生だったのにな」「恨むぞ」「親ガチャに負けました」みたいに悔んだりします。その気持ちはわかります。なぜかというと、僕もそう思っていたから。
藤野:でも、そういったものは全く関係ないんですよ。それよりも、その人が世の中のためにどういう行動をして、何をして、どうやって社会のために価値を与えたかのほうが大事なんですね。
実はお金って、日本の中でたくさん貯め込まれているんですよ。日本には個人金融資産として2,000兆円ものお金があって、そのうち半分の1,000兆円が現預金なんです。もう山ほどお金があるから、お金を出す人はいっぱいいて、投資家もいっぱいいるんです。
では何がないかというと、アイデアと勇気がないんです。アイデアがあって勇気を持ってる人にはお金が集まる時代になったということなんですね。
なので、「お金がないから何もできないという人はお金があっても何もできない」というのは、裏の意味がすごく大事です。「お金がなくてもやる気があればなんとかできる」というふうに読んでもらいたいな思います。
逆に不幸せなのは、「今だめなのは金がないからだ」ということを考えて、口にして、行動している以上は、そこから抜け出せないとも言えるんだと思います。
ーー続いてはベンジャミン・フランクリンの「お金は良い召使いであるが、同時に悪い主人でもある」。
藤野:これもお金の1つの本質です。ベンジャミン・フランクリンさんが言っていますが、お金は良い召使いだから、自分の言うことをよく聞いてくれます。でも一方で、悪い主人でもある。そして、お金に使われてしまうことになるわけです。これはお金の二面性を表してる言葉じゃないかと思います。
でも、よく考えてみてください。お金には意志がないんですよ。お金って、ただそこに存在しているだけで、お金を使うのは僕らです。だから、良い召使いになるのか、悪い主人になるのかは僕ら次第。僕らがお金とどう向き合うのかがとても大事です。
この『お金のまなびば!』では、いろんなゲストの方を招いて対談したり、お金の話をしています。
実はお金儲けの話だけじゃなくて、人生をどう生きるか、人生をどう楽しむのか、自分たちが主人公としてお金とどう向き合うのかをいろんな題材で伝えたい、というところがすごく大きいですね。だから、その思いも込めてこの名言を書きました。
ーーそして、クリント・W・マーチソンの「お金は肥料のようなものだ。ばらまけば役に立つが、1ヶ所に積んでおくとひどいにおいがする」。
藤野:お金は肥料だ。まあ、お金って目的じゃないから肥料ですよね。お金は食べられないし、お金は肥料だから「どう使うか」です。
使い方はさまざまですよね。1ヶ所にまとめてお金を置いておくのは役に立たないどころか、結果的に言うとネガティブな効果がある。イメージで言うと、貯金ばっかりしてしまうような状態かもしれません。
ばらまけば役に立つんですが、ばらまくとはどういうことかと言うと、投資や消費や寄付をすることです。
例えば、投資をすれば、その会社が大きくなる。消費をすれば、その会社が売り上げを上げる。寄付をすれば、その団体が成長することになるから、自分のお金をばらまくことによって社会が動いていきます。そこに肥料をあげることによって、果物が実ったり野菜ができたりするわけです。
私たちが、この『お金のまなびば!』を通じてずっとみなさんに話している価値観は、ある面で見るとお金のばらまき方なんですね。社会に対してお金を使うことによって社会に貢献し、社会に貢献することによって、結果的にそれが自分のところにリターンとして帰ってくる。
それは、ある時は儲けとして返ってくるけれども、ある時は「社会を良くする」とか「感謝される」ことで返ってくるということを伝えたいために、この『お金のまなびば!』というYouTubeの番組を作っているわけです。
なので、「お金は肥料のようなものだ。ばらまけば役に立つが、1ヶ所に積んでおくとひどいにおいがする」というのは、ある面で見ると、なぜ僕らが『お金のまなびば!』を作っているのかという理由の1つを書いたものじゃないかなと思います。
2025.02.13
“最近の新人は報連相をしない”という、管理職の他責思考 部下に対する「NG指示」から見る、認識のズレを防ぐコツ
2025.02.06
すかいらーく創業者が、社長を辞めて75歳で再起業したわけ “あえて長居させるコーヒー店”の経営に込めるこだわり
2025.02.13
AIを使いこなせない人が直面する本当の課題 元マッキンゼー・赤羽雄二氏が“英語の情報”を追い続ける理由
2025.02.12
マネージャーは「プレイング3割」が適切 チームの業績を上げるためのマネジメントと業務の比率
2025.02.12
何度言っても変わらない人への指示のポイント 相手が主体的に動き出す“お願い”の仕方
2025.02.13
「みんなで決めたから」を言い訳にして仲良しクラブで終わる組織 インパクトも多様性も両立させるソース原理
2025.01.07
1月から始めたい「日記」を書く習慣 ビジネスパーソンにおすすめな3つの理由
2025.02.10
32歳で「すかいらーく」を創業、75歳で「高倉町珈琲」で再起業 「失敗したからすかいらーくができた」横川竟氏流の経営哲学
2025.02.14
報連相ができない部下に対するコミュニケーションの取り方 「部下が悪い」で終わらせない、管理職のスキル向上のポイント
2025.02.10
A4用紙を持ち歩いて殴り書きでアウトプット コクヨのワークスタイルコンサルタントが語る、2種類のメモ術
着想から2か月でローンチ!爆速で新規事業を立ち上げる方法
2025.01.21 - 2025.01.21
新人の報連相スキルはマネージメントで引きあげろ!~管理職の「他責思考」を排除~
2025.01.29 - 2025.01.29
【手放すTALK LIVE#45】人と組織のポテンシャルが継承されるソース原理 ~人と組織のポテンシャルが花開く「ソース原理」とは~
2024.12.09 - 2024.12.09
『これで採用はうまくいく』著者が語る、今こそ採用担当に届けたい「口説く」力のすべて
2024.11.29 - 2024.11.29
【著者来館】『成果を上げるプレイングマネジャーは「これ」をやらない』出版記念イベント!
2025.01.10 - 2025.01.10