2024.12.19
システムの穴を運用でカバーしようとしてミス多発… バグが大量発生、決算が合わない状態から業務効率化を実現するまで
短所なんて存在しない! 自己肯定感を爆上げする思考法(全1記事)
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自分を変える3週間! 自己肯定感が高まる習慣力
三浦将氏(以下、三浦):三浦将と申します。大学を出てから広告会社に勤めまして、その後外資系企業のほうに(転職しました)。なかなかチームをうまく進められないっていう課題があって、コーチングとかコミュニケーションを習い始めて、それがおもしろくなるというか、むしろこちらが自分の仕事なんじゃないかなと思って、完全に転職をしました。
今は株式会社チームダイナミクスという会社で、企業の人材育成やリーダー育成のお手伝いをしていたり、コーチングをやったり、このように本(『自己肯定感が高まる習慣力』)を書いたり。あとは講演会に呼んでいただいて、いろんなところで講演をさせていただいています。
『自己肯定感が高まる習慣力』という本です。これはデータでもあるんですけど、日本は他の欧米諸国などの先進国諸国などと比べて、幸福度や自己肯定感が極端に低い状態にあります。
そんな中で、私が個人のコーチングをやっている時に、会社の社長さんですとか、あるいはオリンピック選手ですとか、いわゆるトップビジネスマンやトップアスリートのコーチングをさせていただくことがあるんですけど、そういう人でさえ自己肯定感が低いことがけっこうあると経験してます。
そういう人たちの自己肯定感を上げるプロセスをお手伝いする中で、非常に効果的な方法がいくつかあったので、それをご紹介する本になります。
自己肯定感とは何か?
まさに自己否定をせずに、自己肯定をしている感覚ですね。自分の中の「感覚」です。
大事なことは、良い時とかうまくいってる時は自分を肯定しやすいと思うんですけど、この自己肯定感はそういう時だけじゃなくて、うまくいってない時も含めて自分に対してオッケーを出せるという、そういう状態です。
今流に言うと、すごくウェルビーイングな状態という言い方もできるんじゃないかなと思います。
自己肯定感が低いと、やはり何かを達成しても達成感がなかったりとか、充実感がなかったりすることがあったりします。自己肯定感は幸福度ですね、「幸せな感覚」にすごく関連してます。密接な関係があるし、私はもう自己肯定感は幸福度の土台だと思ってるんですね。
なので(自己肯定感が低いと)、やっぱり仕事をやっていても楽しくなかったり、幸福感がなかったりっていう。そういったものに非常に影響することがあります。
あと自己肯定感が低いと、なにかと自己否定をしてしまうんですね。それはどう影響するかというと、仕事をやってうまくいく時はいいんですけど、失敗した時に立ち直りが遅かったり、立ち直ることができなかったり、あるいは本当に辞めてしまったりすることがありますよね。
ビジネスってなかなか1回でうまくいかないことが多くて、何回も何回もやって、物事をなしていくことが大事なんですけど。それができなくなっちゃうのはすごく大きなことかなと思っています。
自己肯定感を上げる3つの法則
まず1つは、多くの人が自分自身の価値に気づいてないことがあります。例えば、自分の長所だと思ってることと短所だと思ってることがあったとします。自己肯定感の低い人って、自分の短所をいっぱい言えるんですよね。
でもこれ、短所だと本人が思っているだけだったりするんですよね。例えば「自分は仕事が遅い」って思っている、それを短所だと思っているかもしれないんですけど、それは周りから見たら「じっくりと確実な仕事をしてくれる」という、長所かもしれないと思うんですね。
だから短所とか長所という捉え方ではなくて、「自分の特徴」って捉え方をするといいと思うんですよね。自己理解を深めるという意味で、自分の短所・長所に関しても書いていただいて、短所を「これを長所に変換できるとしたらどういう感じなのかな」と自分で考えてみるのもいいですし。
あるいは親しい人とかに聞いてみる。「これどう?」って言った時に、意外と周りはあなた自身が短所だと思ってることを「すごい長所だ」って受け取ってる場合もあったりするんですね。そういうものを教えてもらうのもいいですね。
ちゃんと自分自身っていうものを理解しながら、自分に対する間違った評価を変えていくのが、まず1つすごく大事です。
あと本にも書いたんですけど、「自分自身の中に自分を応援するコーチを宿す」ということですね。私、これすごく好きな言葉なんですけど。私自身コーチなんですけど、コーチって「応援してくれる人」だと思うんですね。コーチが「何やってんのお前」とか言ったら、それはもうコーチじゃなくなっちゃうわけですね。
アドラー心理学的に言うと、「勇気づけ」「勇気くじき」という言い方をします。どうしても勇気くじきをする人がいたりします。そんな中で、自分自身が自分自身に対して勇気くじきしたら、誰も勇気をつけてくれないことになるわけですね。
やっぱり自分は、自分の中にコーチを宿す。自分を勇気づけてくれる、応援してくれる、心のエネルギーを上げてくれる、そういったコーチになること。これをやってもらいたいですね。
うまくいかなかったことがあったりしても、「ダメだな」ではなくて、「ここまでやったじゃん」「じゃあ今どれぐらいきてる?」って。うまくいかなかったかもしれないけど、例えば6合目まで来てるんだったら、「じゃああと4合登るだけだよね」「6合まで来てんじゃん。あとまず1合登ろう。2合登ろう」って、そういうふうに語りかけてくれるようなコーチを、自分自身でする。
これはまさに習慣ですよね。これをやってみること。みなさんの心のエネルギーをいつも上げることになると思います。
私がやってることは「心のエネルギー」が一大テーマなんですよね。心のエネルギーをいかに上げていくか。これはもう才能のレベルを完全に超えると思うんですね。ある意味で、やり抜く力がどんどん高まることなんで、ぜひぜひ2つ目の「自分の中にコーチを宿す」(を実践してほしい)です。
3つ目が本当にシンプルなことで、「感謝の習慣をつける」ということですね。これはすごくパワフルです。
感謝の反対って何でしょうか? 感謝の反対は、「感謝しない」ではなくて、「当たり前」なんですね。物事を当たり前だと思うと感謝できなくなるわけです。
でも、感謝できることっていっぱいあると思うんですね。今日、朝起きただけでも感謝だし、注文した料理が出てくるのも感謝ですね。これは「当たり前」ではない。じゃあ「ぜんぶ自分でやれ」って言われたら、すごく大変なことになるわけですね。
時間どおりに電車が来てくれるのも感謝だし、やっぱりそういったことへの「感謝」を、自分が常にたくさんすることですね。
そういうことをしていくと、人に対していろいろなことができる人間になっていきます。そうすると、相手から感謝されるんですね。「返報性の法則」なんてよく言いますけど、相手から感謝されることが増えるんですね。
これはすごく自己肯定感に影響するんです。「自分は感謝されるに値する人間だ」という観念がどんどん強くなっていくことによって、自己肯定感は上がっていきます。
自分を変えたいと思っている方へ
習慣をつけられるようになるためにいくつかポイントがあるんですけど、大きなところはまず「目的・目標を明確に持つ」ことですね。
今回も、「自己肯定感を上げて何をしたいんだ」っていうことですね。自己肯定感を高めることによって、例えばこういう仕事ができるようになりたいとか、こういう人と関係性を持てるようになりたいとか、それを明確にすることが大事です。
習慣を実践していく上ですごく大事なことは、一つひとつのハードルを上げすぎないことです。何かをやる時も、本当に軽く飛び越えられることからやっていくのがすごく大事です。
なぜならば、人間やることがいっぱいありますよね(笑)。やることがいっぱいあって、仕事のプライオリティもいっぱいあって、その中にすごく高いハードルの習慣を毎日やろうと思ったら、人間できないんですね。
多くの人はそれをやって、ダイエットなんかもいきなりものすごくきついダイエットをやって、3日で終わっちゃうようなことがある。あるいは、運動なんかもいきなりたくさん運動しなきゃいけないってやって、やめちゃうことがある。
同じように、自己肯定感を上げる習慣をつける時も、できるところからやっていくことがすごく大事です。それを毎日やっていけば、ちょっとずつ筋力がついていく感じで、できることのハードルに対して、ちょっとずつ高いところを越えられるようになる。そうすると、やがて効果もどんどん上がっていくことになるので。
これは人によって違うと思います。自分が「これぐらいなら毎日できるな」というところから始めていただければ、それを続けることによって確実に自己肯定感は高まっていくと思います。ぜひぜひやってみてください。
今回はご視聴いただきありがとうございます。この『自己肯定感が高まる習慣力』という本です。「高める」ではなくて「高まる」です。この習慣をやっていくと自然に高まるというところなので、ぜひ取り組んでいただきたいと思います。
実は私もかつては自己肯定感が低かった人間なんです。自己肯定感が高まるメリットは、とにかく人生が楽しくなります。幸せ感が上がります。すごくだいそれたことではなくて、一つひとつここに書いてあるような習慣を、自分が越えられるハードルのレベルで毎日続けていただければ、それだけで変わっていきます。
まず3週間続けていただくと、今度はその後どんどん続けられるようになっていきます。みなさんがまた、さらに幸せな生活を送るために書きました。ぜひぜひお手に取ってみてください。ありがとうございます。
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