2024.12.24
ビジネスが急速に変化する現代は「OODAサイクル」と親和性が高い 流通卸売業界を取り巻く5つの課題と打開策
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菅原聖也氏(以下、菅原):まとめになります。あ、これ1つ目、すみません。授業の中で言い忘れたんですけども(笑)、1つ目ですね。しなやかマインドセットを身につけた人の特徴は、レジリエンスが高い人の1つのモデルである。すみません、言い忘れました。
先ほどしなやかマインドセットの人、硬直マインドセットの人の特徴があったと思います。あの中で障害とか挑戦に対して、しなやかマインドセットの人って障害も乗り越えようとする、挑戦もどんどんしようとするとあったと思うんですね。あれってまさにレジリエンスの高い人の1つのモデルになっていくんですね。
レジリエンスって大きな意味でいくと、折れない心というところもあったりとか、人との関わりをよりよくするとかあったりするので、すべてではないんですけども、とくにチャレンジできる人になるという意味合いでいくと、まさにしなやかマインドセットを持っている人というのはレジリエンスの高い人の1つのモデルになります。なので今回最初の授業でこの話を持ってきました。
それから2つ目ですね。しなやかマインドセットを身につけることがチャレンジできる人につながり、結果として大きな成長につながる。3つ目ですね。しなやかマインドセットを意識して最高の自分像を描くことで大きな夢や目標を持つことができ、大きな夢や目標へ向かって行動することができる。というまとめになります。
太田温子氏(以下、太田):ありがとうございます。では続いて質疑応答の時間に移ります。今回の授業は22時15分まで延長しておりますので、このあともどしどし質問、学んだボタン投稿をお願いします。
さっそく、いただいている質問を見ていきましょう。小林さん「描いた自分像は毎日見返したほうがいいとかってありますか?」と。
菅原:ああ、なるほど。自分の中でしっかりイメージが常にできていれば、毎日見なくても頭に入っていればいいと思います。最初は毎日見ていくことのほうが意識づけできるのであれば、見たほうがよろしいかもしれないですね。自分でどれだけイメージを持って行動に移せるか。日々の行動の中でも、それに近づくための行動ができるかということが大事になってきます。まず最初は見たほうがいいかもしれないですね。
太田:エクササイズinLIFEのところで教えてくださった、寝るときと朝とか、どっちがいいとかあるんですか? 自分のタイミングでいいんですかね?
菅原:そういう意味だと、やはり朝のほうが意識づけという意味ではよろしいかなと思います。日々の生活の中でいろんな行動をしていくと思うんですけれども、その中でも最高の自分に近づくための行動をするという意味では、朝に意識づけをして1日に望むほうがいいかと思います。また、最高の自分を思い描くというのはとても気持ちいいことでもあると思うので、朝やったほうがいいかなと思います。
太田:では続いて、佐々木さんが「無茶ぶりとか理不尽と思うこともチャレンジするべきでしょうか?」と。
菅原:う〜ん、そうですね。チャレンジすることで自分の行きたい未来、掴みたい未来に行けるものなのかどうかというところもあると思うんですよね。逆に無茶ぶりとか理不尽ということは、お仕事の中での話が多いかと思います。逆にその状態があることが会社としていいのかというところもあると思います。
もっと建設的に「こうしたほうがいいんじゃないか」ということを、言いづらいかもしれないんですけれども、上司の方に言って組織としてもっといい方向にもっていくというのも1つの考え方かなと思います。ちょっと難しいかもしれないんですけれども、そういったアプローチもあるのかなと思います。
太田:なるほど。ありがとうございます。では続いての質問です。近藤さん「頭にイメージが入るような具体的な工夫はありますか?」。
菅原:これは最高の自分像のところかなと思います。私は3年でなっていたらなというのを描きましたが、自分の頭に入りやすい絵に描くとか、そのほうが頭に入りやすいというところはあるかもしれませんね。文字でも入るという方もいるかもしれないので、そこはご自身のとくに頭に入りやすい、イメージしやすいような工夫というのを考えていただいたほうがいいかもしれないですね。
太田:先生の絵も参考になりますよね。矢印を作っています。ありがとうございます。佐藤さんが「未来像はたくさんあってもいいのですか?」と。
菅原:なるほど。たくさんあることはいいと思いますね。ただそれがつじつまが合わなくなっちゃうと、「どっちに行こう?」となっちゃうので、いくつかある中でも……
太田:一貫性とか。
菅原:一貫性があるとか、例えばご自身のこと、家族のこととかだと複数あってもよろしいのかなと思います。あまりいっぱいあって行動が分散しちゃうとあれなので、試しにやってみて、活用してみて合わなかったら減らすということをやっていただいてもいいのかなと思います。
太田:より自分がいいと思ったところを集約させていくという。
菅原:そうですね。
太田:ありがとうございます。前田さんが「しなやかに生きるためには上から目線より下から目線のほうがいいですか?」と。
菅原:あ〜なるほど〜。下からである必要はないかもしれないですけれども、自分を謙虚に置くことは大事かなと思います。やっぱり謙虚さを持って人から学ぼうとか、失敗から学ぼうという気持ちが大事だと思いますね。日本人って謙虚というのと自信がないというのをイコールに見がちな人もいると思うんですけれども、謙虚さと自信がないというのは別だと思っています。
太田:控えめが美徳みたいな考えもありますもんね。
菅原:謙虚というのは自分はまだこれからもっと学んでいくという意味で、自分はもうできてると思っちゃうと学ぶところが減ってきてしまいます。そういう意味では謙虚であることは大事だと思います。一方で、やってきたこと、できていることに自信を持つことが前へ進む力にもなります。謙虚さと自信がうまく同居しているというのが大事かなと、私は思っています。
太田:ありがとうございます。続いて横山さんから「未来像にウェイトを置きすぎると不安が増すと思います。先生は自分の未来のバランスをどのように考えていますか?」と。
菅原:描いているのは最高の自分像なので、そこに1歩でも近づこうと思って努力しています。なので達成できたらいいんですけれども、3年後に達成できなくてももうちょっと先で達成できればいいですし。自分の行動が作れて、1歩ずつ成長できるという実感が持てればいいかなと私自身は考えていますね。
太田:ありがとうございます。井野元さんが「来週から付きっきりの介護で今不安で泣きそうなんですが、思いっきり泣くこともレジリエンスを高めることにつながりますか?」と。
菅原:レジリエンスで感情の話って、去年もさせていただきました。ネガティブな悲しい感情を抑えることが必ずしもいいわけではなくて、悲しいときはしっかり悲しんで、悲しんだうえで次につながるという部分もあります。思いっきり泣くことは大事かなと思います。
まだ私は経験がないんですけれども、介護ってすごく大変で、やはり1人で抱えてしまうとたぶん大変だと思います。いろんな人の協力を得ながら介護に取り組むことが大事なんだろうなと思います。すみません、私も経験がないので具体的なことが言えなくて。
太田:ありがとうございます。横山さんから「将来のイメージは3年後くらいがいいのでしょうか?」と。
菅原:私もどのあたりがいいかなと思って、今回は3年後というかたちにしました。実はあのエクササイズって、楽観性を高めるという意味でのエクササイズとして紹介されているんです。そこで1年後、5年後、10年後を描きましょうとあったんですけれども、今回は時間がないので3年後に絞ったということもあります。
目標達成的な位置付けで考えると、3年後くらいが1番イメージしやすいかなと。近すぎると最高って描きづらいですし、遠すぎるとちょっと遠い未来なのでイメージしづらいなと思います。3年後とか、あるいは5年後くらいをイメージするとやりやすいかなというので、私のそこらへんのバランスで3年後にしました。
太田:ありがとうございます。とくに絶対ということではないということですよね。なるべくイメージしやすいとき(がよいですね)。
菅原:もしくは1年後、5年後、10年後くらい、3つくらい描くと10年後に向かって5年後の自分像、そして1年後をどうするってステップで目標が立てられます。そういうやり方もあるかもしれないですね。
太田:いいですね。ありがとうございます。ではIzumiさんが……あ、先ほどのと似てますね。3ヶ月後や半年後も短期でイメージするのも、もちろんオッケーということでしたよね。
菅原:そうですね。
太田:小関さん「未来像をうまく描けないとき、ロールモデルを参考にしてもいいのでしょうか?」と。
菅原:それはいいやり方だと思いますね。自分の知り合いの方で尊敬している方とか、あるいは著名人でもいいのかもしれません。そういったところも参考にしながら描いていただけるといいかなと思います。
太田:ありがとうございます。「3年後の自分を目指して今の一歩を褒めるのはいかがでしょう」とさゆりさんからいただきました。
菅原:なるほど。すばらしいですね。自分が一歩を踏んだこと自体を褒めるというのは大事です。少しずつですね。いきなりそこに行くものじゃないので、でも少しずつ近づいている自分を認めてあげるというのはすごく大事だと思います。
太田:ありがとうございます。横山さん「自分一人ではなく、周りの人にもシェアするほうがよりしなやかさを増し、自己実現のスピードを上げられますか?」と。
菅原:あ〜なるほど。これは未来像の話になるかと思います。人に自分の未来像を話すというのはすごく力になりますね。自分の中でとくに人に話すというのは、悪い言い方だとプレッシャーになるかもしれないですけど、自分は達成するんだということの宣言にもなります。
あと自分はこうなりたいと言うと、けっこういろんな人が協力してくれるという面もあるんですね。周りの人に自分はこうなりたいんだと言うことは、ほかの人の協力を得たり、同じような人と出会うことにつながりますのでとてもいいことだと思います。
太田:質問をいただいてありがとうございます。コメント欄からも1つだけ取り上げさせていただきます。市村さん「自分の褒め方を教えてください」と。
菅原:お〜なるほど。自分の褒め方ですね。
太田:先ほど教えてもらった、頭がいいとかじゃなくて努力をしたとかですかね?
菅原:そうですね。努力をしてうまくいくこともあれば、うまくいかないこともあると思います。けれども、まず努力したということが大事になってくるかと思います。それで自分を認めてあげるということが大事かなと。
今の未来像でいくといきなりは行けないんですけど、それに少しでも近づくための行動ができた。それはうまくいく、いかないはあるかもしれないですけれども、そこがうまくいかなければ、またうまくいく方法を考えればいいですし。まず一歩を踏んだということを自身で認めてあげるということが、1つの褒め方になるかなと思います。
太田:ありがとうございます。コメントをありがとうございます。質問もいただき、たくさん答えていただきました。
菅原:ありがとうございました。
太田:では次回の授業のことについて教えてください。
菅原:次回の授業に向けて、ぜひみなさんに準備していただきたいことがあります。1つは今やりました、最高の自分像をぜひ完成させていただきたいと思います。次回も授業の中で少し……次回授業が初めての方もいらっしゃるので少し時間を取るんですけれども、なかなか描き切る……思い描けないという人もいると思います。次回の授業は1ヶ月後くらいだったと思いますので、それに向けて完成させていただきたいと思います。
もう1つ、次回の授業のテーマは次のテーマでお話します。『心の抵抗に気づいて行動を選べるようになる』。最高の自分像を完成させている中で、「こんなこと書いちゃって大丈夫かな」とか「書いたけどできないんじゃないか」。そういった心の抵抗とか、あと最高の自分像を描きました。でも向かって行動するけども行動ができないとか。そういうところでやっぱり心の抵抗って出てくると思うんですね。
太田:そうですよね。
菅原:そういうのをぜひメモしておいてほしいと思います。また最高の自分像に限らず、仕事とかの中でチャレンジの場面があって、そこでもし心の抵抗があったらぜひメモしておいてください。次回の授業でまたみなさんの経験をもとにエクササイズしていただきますので、そのときにパッと出ていただくとエクササイズにすぐ取り組めますので、ぜひメモしておいていただきたいなと思います。
太田:ありがとうございます。次回の授業ですね。こちらを見ておきましょう。
Schooのホームページ上でも第2回が4月21日(日)21時から、続いてはサブタイトル『心の抵抗に気づいて行動を選べるようになる』を行います。ぜひ生放送でお待ちしております。こちらの受けたいボタンを押していただくと、授業前にリマインドメールが届きますので、ぜひご活用ください。それまでの課題というか、メモをお願いします。
菅原:準備していただければと思います。
太田:では最後に先生からお知らせです。
菅原:我々の日本ポジティブ心理学協会からのお知らせになります。1つは第4期ポジティブ心理学プラクティショナー養成・認定コース。これが東京で5月11日から開講します。今申し込みを受け付けています。私も第2期で学んだ人間で、それの4期になります。
3月30日、来週の土曜日に無料説明会が開催されます。これは4期のプラクティショナーコースと、あと私が9月から担当しますレジリエンスのコースの合同の無料説明会になっています。
それからもう1つ、第1期ウェルビーイングプラクティショナー養成・認定コース。これは関西での開催になります。これが5月18日開講で、同じく申込受付中になります。4月20日に無料説明会、これはレジリエンスは入らず、関西の開講のものだけの無料説明会があります。
ポジティブ心理学とかレジリエンスを深く学びたい方向けになっておりますので、ぜひ興味のある方はホームページを見ていただければなと思います。以上になります。
太田:ありがとうございます。ここまでで本日の授業は終了です。本日お越しいただきました先生は、一般社団法人日本ポジティブ心理学協会認定レジリエンス・トレーナーの菅原聖也先生でした。先生ありがとうございました。
菅原:ありがとうございました。
太田:受講生のみなさんも最後までご受講ありがとうございました。引き続きSchooで学んでいきましょう。それではみなさん、さよなら〜。
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