2024.10.10
将来は卵1パックの価格が2倍に? 多くの日本人が知らない世界の新潮流、「動物福祉」とは
リンクをコピー
記事をブックマーク
江藤愛氏(以下、江藤):では続いて次の質問です。こちらご覧ください。
「あなたはずばりどっち派ですか?」「1. 1人で住みたい派」「2. 誰かと住みたい派」では皆さん一斉にボタン押してください。どうぞ。
ジェーン・スー氏(以下、スー):これ難しいですよね。どっちかにしなきゃいけない。
江藤:憧れもあるし、実際どうなんでしょうね。
雨宮まみ氏(以下、雨宮):けっこう人の人生観にぐいぐい食い込んでくる。
江藤:そうですよ。今日はリアルにおうちのこと考えてみたいと思います。さあそれではそろそろカウントダウンです。3、2、1、ボタンそこまで。では、結果発表してください。どうぞ。
江藤:「誰かと住みたい」が59パーセント、6割。「1人暮らしがいい」が41パーセントということですね。さあ、スーさんいかがでしょうか?
スー:私は誰かと隣同士で住みたいです。
雨宮:わかりますー。
江藤:隣の部屋?
雨宮:同じマンションの別の部屋。
スー:週末同棲とか週の半分くらいは一緒にいるけどみたいな。
雨宮:1人になりたい時は自分の部屋に帰って、会いたい時にはすぐ10秒くらいで会えるっていう。
スー:そう。ケンカをしてもバーッて出ていって、歩いて自分の家に行けるくらいの距離感。この2つを足して2で割ったくらいが私はちょうどいいです。
江藤:因みにおふたりはどっちを押されたんですか?
スー:一応1人暮らし。
雨宮:私も1にしました。
スー:どっちかっていったらそうでしょう?
雨宮:自分の家だけが欲しいっていう。
江藤:(スーさんに対して)同じ意見?
スー:人と住むんだったら、相当広くないと無理ですよね?
雨宮:個室があって、相手の物音がしないくらいの。
スー:2LDKでリビングは20畳ほしいんですからね。
(会場笑)
江藤:20畳。広すぎませんか。
スー:でも、それくらいないと。
江藤:共同生活はなかなか? 荷物(が多いから)?
雨宮:野生動物の距離感ていうか。人の気配がしたらバッてどっかに隠れる場所がほしいみたいな。
江藤:なるほど。
スー:東武動物公園のゴリラが上野動物公園に行ったらストレスで禿げちゃったんだって。
(会場笑)
スー:上野動物園狭いから。
雨宮:東部動物公園くらいの広さのリビングがいるっていう。
江藤:ゴリラも人間も一緒だと。なるほど。わかりました。
江藤:ではここで最後の質問にいきたいと思います。こちらです。
「あなたは自分のおうちが好きですか?」「1. できることなら仕事にも行かずに、ずっとおうちで過ごしたいくらい『おうちが好き』」「2. ずっとおうちで過ごしたいわけではないけど、居心地は良いので『おうちはまぁまぁ好き』」「3. あえて予定を入れたりはしないけれど、外で過ごすほうが好きで『あまりおうちが好きではない』」「4. 仕事の日も帰って寝るだけで、休日もほとんど外で過ごしたいくらい『おうちが好きではない』
さあ皆さんこちらお答えください。どうぞ。4項目あるんですね。おうちが好きか、好きじゃないか、まぁ好きか。どうでしょうか?
スー:ですよね。
江藤:「おうちはまぁまぁ好き」「居心地がいい」「ずっとおうちにいたいわけじゃないけど」。これ6割。次が「おうちが好き」が24パーセント。
「あまり好きではない」が10パーセント。「好きではない」が3.6パーセント。ですよね、というお答えですかね。
スー:私は2番にしました。
雨宮:私は1番のハードコアおうち好き。
スー:そうなんですか? おうちからできるだけ出たくない?
雨宮:そうですね。だから、ここ来てて、すっごい楽しいですけど、どこかでやっぱりもう、いつでも家に帰りたいという気持ちが。すっごい楽しみな予定のときでも家を出るのに後ろ髪を引かれる。
江藤:おうちが好き。スーさんはまぁまぁですか?
スー:そうですね。ずっといると気が滅入ってくるんで、たまに外には出たいですけど、基本的は家が好きですね。ずーっとだとちょっと……。
雨宮:なりますよね、ちょっと。
スー:リハビリも含めて外には行きたいなと。
江藤:雨宮さんは、休日中はもう家がいい?
雨宮:家がいいです。確かにずっと家にいると姿勢的にこんな(背筋を伸ばした)姿勢じゃなくて、寝て本読んだり、テレビ見たりしているから、体の調子が多分背骨とか歪んでくると思う。
江藤:あんまり良くはない。
雨宮:出たほうがいいとは思います。
江藤:今のおうちが好きではないという意見もあるんですね。やっぱり。
スー:引っ越したい人いるんじゃないんですか。隣の人がちょっとうるさいとか。
江藤:今のおうちにやっぱり満足してない。
雨宮:家にいる時間って無駄みたいで嫌だって人もいますよね。何かしてるほうが好きとか。
スー:休日家にいるとすごい嫌だって言う人たまにいます。
江藤:確かに、私、おうちがすごく好きなんですけど勿体ないと思っちゃって出かけるんです。でもすぐ帰りたくはなるんです。複雑ですね。
こんな感じなんですけど。皆さんおうちが好きという意見もありながら、好きじゃない、どうにかしたいという気持ちもそれぞれお持ちだと思いますが。
いかがですか? こうした質問に答えてみて。こうやって改めて自分の家について考えたり暮らしについて考えると、ちょっと納得いってないなという思いにもなると思うんですよ。
スー:そうですね。100パーセント自分の納得いくところには住めないですね。
雨宮:そうですね。状況的にも生活のサイクルとかもありますしね。
江藤:皆さんにも発見・気付きがあったと思います。そこでですね、皆さんでおうちについてのグループワークをしていきたいと思います。
「皆さんは自分のおうちで過ごす、どんな時間が好きですか?」これを皆さんに考えていただきたいと思います。お席に付箋をご用意してあるんですね。その付箋1枚に1つ、思いつくだけ書き込んでください。
どこで何をするのが好きかできるだけ具体的に書いていただきたいと思います。お時間3分ほどご用意しております。もし何かわからないことがありましたら、お近くのスタッフに聞いてみてください。
(客席でグループワークが開始される)
(グループワーク中)
江藤:さあ皆さん、残り1分です。どうでしょうか? 手はまだ動いていますか? もう止まっている方もいるかもしれませんが。できるだけ具体的に書いていっていただきたいと思います。
普段の生活で「あー私これ好きだな」って、ほんの些細なことでもいいのでぜひお書きいただいて。後で皆さんで共有したいなと思いますので、書いてみてください。
雨宮:けっこう皆さん細かく書いてくださっている様子が。
江藤:そうですよね。どんどんペンが走っている方もいらっしゃいますね。さあ、それではお時間きましたが、皆様準備はよろしいでしょうか? 3分経ちました。ではここから、テーブルごとに皆さんで意見を出し合う時間を取りたいと思います。
皆さんで今自分が書いた、どんなことをしているのが好きかというのをチームごとに話していただきたいんですが。
あらかじめ今回リーダーを決めさせていただきました。皆さんのホルダーにテーブルごとのアルファベットが書いてあるんですが、そこに文字が赤い方いらっしゃいますか?
文字が赤い方、手を挙げてください。今日、その方がリーダーです。リーダーの位置は把握できましたでしょうか? その方がまとめてください。
皆さんで出し合った意見をテーブルの中央にある白い紙に貼っていっていただきたいと思います。貼っていく際は、場所ごとにグルーピングをお願いします。
例えば、台所とかリビング、お風呂ですとか。そういった感じでリーダーが中心となって皆さんの意見をまとめていってほしいと思います。お時間3分ほど用意しておりますので。どうぞ。
雨宮:普通に遊びに来たのに、既にリーダーまで指定されているっていう。
江藤:B班はテキパキテキパキ。立ち上がっている方がリーダーですかね。
スー:どこの場所に集中するか気になります。お風呂場なのか。何をするかよりも場所がすごい気になります。
江藤:1人暮らしってもう基本的に1K。
スー:広くて1Lですからね。
江藤:っていう中で、ベッドなのか机のところなのか。
スー:すごいいっぱいできてますね。皆さん。
江藤:1テーブルがだいたい7人くらいいらっしゃいますので、それぞれの好きなものというのが、かぶっているのがあれば、「えっこれ?」っていうびっくりするのもあったり。
いいですか。皆さんの意見楽しみなのですが。では、そろそろ3分が経ちますので。皆さん付箋の張り出しは終わりましたか?
ここから皆さんの中でディスカッションしていただきたいと思います。グループ毎にこの人の過ごし方いいなとか、ぜひ真似したいというのを皆さんで話し合って、1チーム1テーブル1つ選んでください。
数がたくさんあると大変だと思うんですが、リーダーが引っ張っていって、一番いいなと思う過ごし方を選んでください。どうぞ。
これは難しいですよ。きっと。
雨宮:素敵だな〜みたいなやつなのか。すごい自堕落でこれっていいよなっていうやつなのか。
江藤:ダメだけど、好き。憧れていていいなっていろんな意見が。
(グループディスカッション中)江藤:女子だけのっていいですよね。こう話し合っていると。
スー:そうですね。和気藹々と。
雨宮:すごい衝撃的な過ごし方とかあったら、後で見たいですよね。
スー:そうですね。
江藤:これ出せなかったけど、これ最高だったとか。
雨宮:「これやってんの!?」みたいな。
江藤:さあそれではよろしいでしょうか? この辺りで皆さんのディスカッションタイムは終了とさせていただきます。どうでしょう、決まりましたでしょうか?
皆さんの決めた意見を発表していただきたいのですが、ぜひ聞いてほしい!というチームの方いらっしゃいますか?
会場:はい。
江藤:いいですね。元気な声聞こえました。じゃあそこのAグループ。ぜひ。
いいですね。こういうのでもパッと手が出てくるの。
スー:素晴らしい。
Aグループの代表者(以下、A):すみません、もう酔っぱらっているんですけど。
スー:いいですよ
(会場笑)
A:私共のチームはですね、ベッドで猫と添い寝。
会場:(共感して)あーー。
江藤:猫飼って買っている方いらっしゃるんですか?
A:こちらのお姉さん。
スー:それは幸せそうですね。
江藤:皆さん選んだのは、いいなという憧れの部分で?
A:そうですね。皆さんがパッと目がいったというか。想像もパッとつくし、幸せそうな光景が目に浮かびますよね。
雨宮:なるほど。どんな猫なんですか?
A:白猫です。
雨宮:ディティールまで。細やかに想像したかった。いいなと思って。
(会場笑)
スー:頼りになるのは人間以外っていう。
江藤:いいですね。ベッドで猫と。
スー:白猫と。
江藤:白猫ですね。他に何かこんな意見があったんだってありますか? 何かおもしろかった。
A:2位がですね、ベランダでトマトやシソの生育を見守る。
ゲスト・会場:(共感して)あー。
スー:今年始めたんですけど、うち秋トマト実ってますよ。
江藤:いいですね! 緑が家にあるって素晴らしいですよね。
スー:本当に。オススメですよ。
江藤:もう1チームくらい聞いていいですかね?
スー:せっかく手をあげているので。
江藤:Cチームどうぞ。
Cチームの代表者(以下、C):私があげたやつなんですけど、女子のアイドルのライブDVDを流しながら断捨離。
雨宮:DVDをつけつつ、断捨離をするんですね。
スー:誰のライブを見るんですか? DVDは。
C:HKT48っていう。指原莉乃ちゃんが好きで。
雨宮:当然振りもやりつつ?
C:ちょこちょこ、はい。
スー:へー。楽しそう。
江藤:ライブDVDとかCDとかが貯まっていく一方。ねぇ。でも断捨離をしていく。
スー:断捨離をしながら。
江藤:これ皆さんいいなっていうのはどんな意見だったんですか? まとまったのは。
C:想像すると、おうちの中でアクティブでいいなって。
江藤:なるほど。確かに。いいですね。
雨宮:ライブDVD見ながら踊ってたりすると、良い運動になりますし。
江藤:ストレス発散になりますよね。
江藤:そして、もう1チーム挙げてくださった、Dチームの一番良い過ごし方。
Dチームの代表者(以下、D):うちのチームは2つにわかれたんですけれども。1個が好きなバスソルトを入れてひたすら湯船に浸かる。もう1個は土曜日『ジェーン・スー 相談は踊る』を聞きながらビールを飲む。
ジェーン:(立ち上がって)さすが!
(会場笑・拍手)
スー:もう1回、何だって?
D:土曜日に、『ジェーン・スー 相談は踊る』を聞きながらビールを飲む。
スー:ありがとうございます。さすが、素晴らしい。
江藤:いいですね。
スー:偶然7時から9時でラジオやってるんですよ、私。土曜日、TBSラジオで。
(会場笑)
江藤:今週の土曜日皆さんで聴かないとですね。
スー:ちょっと試しにやってみてください! 騙されたと思って! AMラジオで聞きながら。ありがとうございます。
江藤:やっていただきたいと思います。皆さんありがとうございました。
雨宮:ラジオの話出た時に、Fチームがすごいざわついてたんですけど。
江藤:えっ、どうしました?
雨宮:Fチームは何があったんですか?
江藤:ちょっとFチームの皆さん。
スー:何かざわざわしてた。
雨宮:そういう話と真逆の何かが上がっていたのでは。
Fチームの代表者(以下、F):「バスソルトを入れて」という話が出て、そういう女子な方向もあったかと。
スー:(女子的なものとは)全然違うのを言っちゃったんですね。
雨宮:Fチームは何だったのかすごい知りたくなります。
F:私たちのところでは、ソファーで昼寝っていう。
スー:ははははは(笑)。おっさんか!
F:でも、ソファーの置けるスペースが必要だよねってことで憧れの。
雨宮:最大限ていねいな暮らしがソファーで昼寝だったんですね、Fチームの中では。
F:ていねいな暮らしの中で、五徳の汚れ取りとか拭き取りとかもあったんですけど、一番声が多かったのがソファーを置いてお昼寝するといいよねと。
スー:五徳のね。重曹とかでやるんでしょう、それ。
雨宮:エラいです。私は五徳の掃除の仕方をあまり知らなかった時期があって、折れてました。風化して。
スー:そんなことあるんですか?
雨宮:五徳折れるんだなって思って。
江藤:経験ですね。いいですね。そのチームそれぞれの意見があったと思います。皆さん、どうもご協力ありがとうございました。
スー:盛り上がりましたね。
江藤:盛り上がりました。これであっという間に第1部終了なんですよ。早いんですよ。これで終了となりますが、第2部は皆さんのアンケート結果を踏まえながらお二人とトークを進めてまいりたいと思いますので、お二人にはいったんご降壇いただいて、また改めて第2部で登場していただきたいと思います。
ジェーン・スーさん、雨宮まみさん、ありがとうございました。
(会場拍手)
関連タグ:
2024.11.13
週3日働いて年収2,000万稼ぐ元印刷屋のおじさん 好きなことだけして楽に稼ぐ3つのパターン
2024.11.11
自分の「本質的な才能」が見つかる一番簡単な質問 他者から「すごい」と思われても意外と気づかないのが才能
2024.11.13
“退職者が出た時の会社の対応”を従業員は見ている 離職防止策の前に見つめ直したい、部下との向き合い方
2024.11.12
自分の人生にプラスに働く「イライラ」は才能 自分の強みや才能につながる“良いイライラ”を見分けるポイント
2023.03.21
民間宇宙開発で高まる「飛行機とロケットの衝突」の危機...どうやって回避する?
2024.11.11
気づいたら借金、倒産して身ぐるみを剥がされる経営者 起業に「立派な動機」を求められる恐ろしさ
2024.11.11
「退職代行」を使われた管理職の本音と葛藤 メディアで話題、利用者が右肩上がり…企業が置かれている現状とは
2024.11.18
20名の会社でGoogleの採用を真似するのはもったいない 人手不足の時代における「脱能力主義」のヒント
2024.11.12
先週まで元気だったのに、突然辞める「びっくり退職」 退職代行サービスの影響も?上司と部下の“すれ違い”が起きる原因
2024.11.14
よってたかってハイリスクのビジネスモデルに仕立て上げるステークホルダー 「社会的理由」が求められる時代の起業戦略