2024.10.10
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ひかり氏:皆さん、こんにちは。「ホンネのOL“婚活”日記TV」です。私はパーソナリティーのひかりです。今日も、皆さんから届いた「恋愛お悩み相談」について答えていきたいと思います。
今日はHくん、高校3年生の男の子からいただきました。
2年半つき合っていた彼女と別れました。彼女とは高校に入学してから知り合い、交際をスタートさせました。たびたび喧嘩はありましたが、とっても幸せで、私にとってかけがいのない日々でした。
友達にも、「二人はとてもお似合いだし、将来、必ず結婚する」と言われるほどで、私たちも結婚を意識した交際をしていました。
私たちは二人とも進学する大学が決まり、学校は違いますが、とても近くの大学に進むことになりました。進学先が違っても絶対一緒にいられるから、お互い大学が決まるまではがんばろうと約束をしていました。
しかし、期末テストが終わっても、なかなかお互いのスケジュールが合わず、一緒にいられることがありませんでした。
一緒に帰る日が少なくなり、1年のときから毎日していた夜の電話もなくなりました。会えないつらさに限界を感じた私は、彼女の声がどうしても聞きたくて電話をかけました。
すると、彼女から出たのは、「別れてほしい」という言葉でした。
理由は、高校2年の秋、大喧嘩をしたときに私が彼女にキレてしまい、彼女をとても傷つけたことでした。
「大学に行き、ほかの人といろいろ関わって結婚相手を決めたい」とも言われました。
私は、何度も何度も引き止めましたが、結局、別れることになってしまいました。次に進もうとしましたが、やはりどうしてもダメでした。彼女のことを、自分と一緒にいることによって幸せにしたい、彼女を一生大切にしたい。このような思いしか、わいてきません。
本気でどうしても彼女とやり直したいです。そのために力を貸してください。
というお便りです。
なるほどなぁ。高校3年生で、こんなふうに結婚を意識して付き合っていた、すごく大好きな人と別れるのは、本当につらいことですね。
ただ、厳しいことを言ってしまうと、彼女のことを幸せにしたいと書いてあるけれど、もし彼女がHくんと一緒にならないことで幸せになれる場合、Hくんはどうしますか? ということなんです。
自分と一緒にいることによって相手を幸せにしたいというのは、愛は愛でも「自己愛」に近いもの。本当に相手を好きになるということは、「相手がハッピーなら自分もハッピー」ということだから、彼女が本当に別れたがっているのであれば、Hくんはつらいと思うけれど、別れるしかないかな、という気がします。
究極の愛情というのは別れるときに見えるものです。心から大好きな人に「別れよう」と言われたときに、自分はどうしても別れたくなくても、別れてあげられるかどうか。
でも、それが最後にできる、唯一の愛情のような気がするんですね。だから、Hくんも、もし本当に彼女のことが好きだったら、今は彼女とちゃんと別れてあげることが、彼女のために唯一できる愛情だと思って、きちんと別れてあげたほうがいいと思います。
ただ、Hくんの男らしさや、彼女を一生大事にしたい、幸せにしたいという思いが、このメールでもすごく伝わってきたので、いい恋愛がこれから先、もっともっとできるんじゃないかな、という気がします。
あと、これは特に期待をしないで聞いてほしいんですけど、「別れることでやり直せること」も現実的にあるんですね。つまり、別れることによって、彼女が今までHくんからもらっていた愛情に対して初めて気づくこともあります。
人って、当たり前にあることには気が付かなくて、失ってみて初めてその大切さに気付いたりするものなんですよね。
今までHくんが彼女にそそいだ愛情に、彼女が別れてから気付く可能性もあるし、彼女がこれから先、ほかの人と恋愛をすることによって、よりまたHくんの魅力を知って、「やり直したい」と言ってくる可能性もあると思います。
だから、次に進むためにも、もしかしたら彼女ともう一度やり直すチャンスをつくるためにも、今はHくんがちゃんと別れてあげることが大切だと思います。
今日は失恋がテーマでしたが、私自身も、すごく好きな人に「別れよう」と言われたときは、本当に目の前が真っ暗になったことがあります。でも、だんだんと彼が元気なくなっていくことがすごくつらかったから、最後は泣く泣く別れた経験があります。
でも、それだけつらい思いをした経験というのは、決してマイナスではありません。つらい経験をしたからこそ、今の私は、人の痛みを少しだけれどわかるようになったから、こうやってコラムニストの仕事をやらせていただいていますし。
今日のHくんも、大好きな人との別れを経験をしたからこそ、より人の痛みがわかるいい男になるような気がします。
だから、どんなことも絶対にマイナスにはならないので、その経験や感情を大切に自分の胸に納めていくと、きっと、いつか人生の彩りに変わるときがくると思いますよ。
それでは今日はここまでです。皆さんに素敵な恋が訪れますように。
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