2024.10.10
将来は卵1パックの価格が2倍に? 多くの日本人が知らない世界の新潮流、「動物福祉」とは
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モーリー・ロバートソン氏(以下、モーリー):「高校生の音楽1」という教科書にいってみましょう。これも付箋がいっぱいあります。
高校生の音楽です。では「青春と音楽」。「翼をください」。
(コメントを読んで)モーリーはアーティストだからザハ支持だろうなと言われたけれど、全然支持じゃないですね。ザハ嫌です。
むしろ今まで使っていた競技場をちょっと一部修復して、最低限の予算でやって、浮いた100億をオリンピックに出ようとしている、それこそ西アフリカの国々の子供たちや選手たちに施設をプレゼントしたり、留学させてあげたい。
日本でトレーニングさせるために。途上国や貧困の国だけど才能あり溢れている人たちを、いっぱい日本に留学させて、それで金メダル取ったらそれは日本の金メダルですよ。
スタッフ:今(コメントの)ツッコミで「まともか」って。
モーリー:まともか(笑)。ごめんなさい。舛添都知事にそっくりと言われてるんですけども、この件に関しては舛添さん以上の対案を出し得ておりません。
「翼をください」がありました。次に「少年時代」井上陽水ですね。
僕が中高生の頃は、井上陽水は不良の聞く音楽だって言われたんですよ。「青いインクが悲しいでしょう」とか「したためています」とか、ああいう曲を聞くとゲバ学生になる、みたいな。先生たち堅かったから、本当に。
そのあと、アニメーションドラえもんの「帰る場所」とかもあります。おもしろいですね。随分と時代が変わったんだなぁという気がしますね。大体ここにあるものって、僕が中学生、高校生の頃は軽音楽と言われるようなものでしたね。それがいつしかメインストリームになって。
エルビスの「ラブ・ミー・テンダー」もある。選曲リスト見てるだけでおもしろいですね。「水戸黄門」しかも伴奏の三連符。「ジャン、ジャジャジャジャン、ジャジャジャジャン、ジャジャジャ、ジャジャジャ、ジャン」ですよね。「人生〜楽ありゃ 苦〜もあるさ〜」みたいな。
今ちょっと俺、ホーミーみたいな声になりましたね。
「ジーンセイラックアリャクモアルサ、モヨ〜〜〜〜ン、イヤヨーイヤヨーーーー、ハムナムナムナムナムナム、ジャンジャカジャンジャンジャンジャン、ジャンジャカジャン、ハヨーーーーイ、ヨーーーイアイガウーウーウーウー」
こういうのを音楽の時間に、生で連れてきたら最高に盛り上がるのにね。いいっすね。だんだんノリノリになってきた。モーリー先生の音楽の授業最高って言わせたい。
(コメントを読んで)三連符好きのモーリーですよ。「倍音出てない」って言われた。それはね、巻上公一さん呼んできて。彼はトゥバ共和国のホーミーの選手権でチャンピオンとった事あるから。本当に。巻上公一inトゥバですよ。
この前、巻上公一さんがね、戦争法案といい原発の再稼働といい、今の政権に一言だけ言いたいのは「やめてください」ということだと、巻上公一さんの名前でツイートしたら、それが100回くらいリツイートされてて、俺なんか巻上さんにすっごい……やめとこ。「頑張ってください」みたいなね。
巻上さんもすごい真面目な人です。俺も真面目です。みんないい人なんだよ。日本社会はいい人が多すぎて、みんなキチキチになって最後キレるんだよ。
音楽でこれおもしろいなと思ったのが「調号と主音」。音楽教育に、一言大いに物申したいことがあるとすると、欧米から輸入した文化じゃない? だからそれを全部日本語に翻訳する過程で、漢字が増えすぎたのね。
だから漢字がごちゃごちゃになると音楽って固いものになっちゃうけど、音楽って基本マリファナを吸って、レゲエを聞いて、次はテクノにいって、最後にダブステップ。そして大人になったらドラムン。これが音楽の本質なんで。
あと、「ア”イヤ”イヤ”イヤ”ー」ですよね。トゥバ共和国。再稼働と安保法案に不賛成な人もいれば、音楽家なんだけども再稼働くらい良いんじゃねえと思ってるけども、決して他の音楽家の前では声をあげられないとかね。
それが音楽の本質なんだから、あんまり漢字を増やしちゃダメだと思うんだよね。
それでこれ何かっていうと、多分英語だとサークル・オブ・フィフスと呼ばれていて、完全5度のサイクルで、完全5度っていうのは。ドレミファソ、ソラシドレ、レミファソラ、ラシドレミみたいに5個動いて、しかも一定のシャープが7つっていう、セミトーンが7つっていう音声の距離のことを言うんですけども、これ数学的に一定の比率なんですよね。
5度と、5度を裏返した4度っていうのがあるんですけども、ドレミファソが5個上じゃない? それは完全5度って言うのね。それが「パーフェクト・フィフス」。そしてドシラソファって逆方向に下にさがると、ドシラソファだから、ドレミファって上がっていくと完全4度なんですよ。
つまり、ドレミファソとドシラソファっていうのは、お互いに裏返しの関係なんですよね。だんだん話わかんなくなってくる人もいると思うけど、数学的にドレミファソっていうのは2分の3の1.5だったかな、周波数の割合が。
そこで物理と引っかかってくるんだよ、音楽は。俺はハーバードでこれは学んだ。
もう物理から音楽にガーっといっちゃったんですよ。ところが、電子音楽だったらドレミファソが1.5の周波数の比率っていうことで物理の側でも認められるのに、ハーバードの当時の音楽学部では1.5という周波数の考え方はない。
ドレミファソでおたまじゃくしが5個分進んだことであるって、覚え直させられたんですよ。あまりにも硬直してて、科学性が音楽学部の人になかったのね。だからヨーヨーマを排出した音楽学部であったにもかかわらず、自分の意思で自らそこを落第してみました。
以来おたまじゃくしは使っておりません。物理です! サージ・モジュラー・シンセサイザー万歳。シュトックハウゼン! はい。ということで、「サークル・オブ・フィフス」ね。ドレミファソが完全5度なんですけども……。
猫がソファーをひっかいてバリバリ。イネ、それは皮のソファーなんだ。もう何万回と賽の河原のようにやってるのはわかる。イネちゃんです。イネが自己主張を始めました。お、飛ぶかな? 飛ばなかった。おっ飛んだ。ありがとう。
でね、要はドからソって1.5じゃないですか、2分の3。そしたら、ソからレっていうのは2分の3のさらに2分の3だから、2分の3の2乗なんですよ。
4分の9なんだけど。このサイクルが、そういうふうに理解すると全然違っておもしろく見えるのと、もうひとつ。
DJソフトの「Mixed In Key」っていうのは、まさにこれを色のついた12分割のホイール、カラーホイールっていうものにマッピングをして、隣り合うキーだったらメロディーが重なる可能性が強いので、コメント欄に入れといた1A、2A、3Bとかそういう記号、どこに位置するのかっていうので、わゆるYahoo検索みたいな検索をかけることによって、DJのキーがハーモニーで合うmixを見つけられるんですよ。
これ非常に重要なんですけど、この教科書を作った人達はそんな意識はないですよね。だから本当に、ダブステップとマリファナとレゲエとドラムンと、トラクター、ネイティブインストゥルメントから逆算して、モーリーチャンネルからここにいって欲しいと思います。
これが最高。ポピュラー音楽。マイケルです。ポピュラー音楽、ホール&オーツでもなくレッドツェッペリンでもなくクイーンでもなく、マイケル・ジャクソンです。
「4ビートのリズムと即興を重視した演奏が特徴」だって。ジャズの4ビート。シャッフル? リズム&ブルース? マイケルジャクソンですよ。マイケル・ジャクソンは出てくるけども、クインシー・ジョーンズは出てこないわけだよ。やばくねえか?
こっちはザ・ビートルズです。あのね、このザ・ビートルズの曲の版権を、最盛期のマイケルジャクソンが全部買ってしまったっていう話も、ここで線でくっつけたいですよね。
そしてポール・マッカートニーが自分で再発をしたいから、一部緩くしてよって言ったら、その時にマイケル・ジャクソンのあのかわいいかん高い声で、「ポール、これはビジネスだからね」って言われたんだって。
という話を、忌々しそうにポール・マッカートニーがしているインタビューを読んだことがあります。
やっぱりこのマイケル・ジャクソンをちゃんと語るのであれば、保健体育と並べる必要があるんだよね。度重なる整形がどうしたとか、そういうこともあるけども、マイケル・ジャクソンのパイレーツ・オブ・ペンザンスがついている特別な遊園地仕立ての、ネバーランド・ランチ。
彼の大邸宅の敷地ですよね。そして彼の個室の壁の中にグラビアがあった。子供専用部屋。そこでマイケルジャクソンが、子供に性教育を施していたという疑惑。これをちゃんと報じて欲しいと思うんだよね。
ということで、最後は西洋音楽史というのがあるのか。西洋音楽史でおもしろいのは、古代中世の音楽から古典派の音楽っていうところまで上に書いてあって、下は日本の音楽史で、原始時代、古墳・飛鳥時代から鎌倉時代までっていうふうに、すごいおおざっぱに(笑)。
この年表に意味あるのか(笑)? だってさ、ヨーロッパっていう西洋が生まれた源流は、ギリシャ・ローマなわけでしょ。それとビザンチウムじゃないですか、ヘレニズム世界っていう、今のシリアとか、あそこら辺がけっこう発祥の地だったりするわけで。パレスチナとか。
ああいうところのグッチャグチャの、メソポタミアとか知っといたほうが、ヨーロッパ音楽の源流を知る上でもとか思うんだけどねー。西洋というものが独立的に存在していて、イスラムとか中東とか関係ないんですよ。ところがイスラムに征服されているんですよねオーストリアまで。
その時期にコーヒーが伝わったんですよ。それまではコーヒーは、イスラム世界ではカフワと呼ばれていたとか、豆知識の「コーヒーの歴史」みたいな本好きで、僕いっぱい読んでたんですよ。
あのね聞いて。10年以上前のモーリー・ロバートソンはまったく政治性がなかったの。日本は農耕民族なの、そして西洋は狩猟民族なの。僕はその農耕と狩猟を両方受けついだ選ばれた人なの、みたいな。星の王子様だったんですよ。
だからあの幸せな時期に帰してほしい。
「あの時の歌は聴こえない〜 人の姿も変わったよ〜」「欽ちゃんのドンといってみよう!」ってのがニッポン放送でやってて、それを広島で受信してたの。そしたらその中にダジャレコーナーがあって、「この前の洪水で常磐銀行が流されてしまいました」て言うと、そこで音が「と〜きは〜なが〜れ〜た〜」ってなるんですよ。それを聞いて死ぬほど笑ったわけ。
いい時代だったよな。あのサブカルに俺は戻りたい。
狩猟民族、農耕民族、一神教、多神教。中沢新一さんが3.11のあとで、こういうこと言ったんです。
「原発は一神教だ。多神教の日本にはいらない」彼の中ではチベットでモーツァルトが演奏しているわけですよ。中沢さんの言ったことが本当かどうか確かめるために、僕は池田有希子さんと一緒にチベットに行ったわけ。モーツァルトはいなかった。大丈夫。中沢さんには最後まで頑張ってほしい。
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