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音楽で感情を操る方法とは?(全1記事)

音楽の「感情別」のフォルダ分けをオススメする理由

音楽が我々に与えている力について考えたことはありますか? メンタリストDaiGo氏によると、心理学の実験から、我々は音楽に感情を引っ張られていることがわかったそうです。つまり言い換えると、我々の心を音楽で操ることができるんです。そのためにDaiGo氏は音楽を聴いてアーティストごとではなく、感情ごとにフォルダ分けするのがいいと言います。喜怒哀楽別に分ける、もしくはお気に入りの数曲だけからでもやってみてください。そうすると作ったフォルダから自分の気分にあった音楽を聴くと落ち着いたり、気持ちを抑えたりできるでしょう。音楽が趣味としてだけでなく、ストレス等を感じずに自分の気持ちと上手く向き合えるように有効活用できるかもしれません。

音楽で感情を操る方法とは

DaiGo氏:こんにちは、メンタリストのDaiGoです。今回の話は、ちょっと変わった音楽を使った話にしたいと思います。前回もちょっと変わった話をしましたけれど、今回はより変わっています。皆さん、音楽ってどういう風に使ってますか?

使ってますか、というと言い方が悪いのですが、おそらく多くの人は、ただ単に楽しむためだったりだとか、どんどん聞いていると気分が乗ってきますから、普通に趣味として聞いている人が多いと思うんですが、実は音、特に曲ですね。音楽っていうのは、人間の感情を引き出す効果があるというふうに言われています。

音楽が人に与える影響

つまり、音楽を使って自分の感情を創り出すことができるわけですね。実際これは心理学の実験で行われていて、とあるアスリートのドキュメンタリー映像を実験で流すわけですよ。もちろん、ドキュメンタリーの映像の音は全部切ってあるんですけど、そこに音楽を一緒にかけてドキュメンタリーの映像を見てもらうわけです。

それで、アップテンポでテンションの高い明るい曲をかけながらドキュメンタリーの映像を見てもらうと多くの人が、その人はすごくイケイケで活動的な人で明るい人生を歩んでいる人なんだな、とそのアスリートに対して明るい印象を持ったわけですよね。

逆にその映像に対して悲観的な曲とかテンションの低い悲しめの曲を流すとそのアスリートは、すごい不遇の下積み時代じゃないですけど、下積み時代を過ごして、怪我とかに悩みながら歩んできたみたいな。あんまり明るい性格ではなくて、影のある性格みたいなふうに、同じ映像を見ているにも関わらず、かかっていた音楽の印象をそのまま感じてしまうと。

つまり自分の感情や相手に対する印象が、音楽に引っ張られて決まってしまっているわけです。だからこれを上手に使えば、音楽によって自分の心、自分の感情、相手の感情をコントロールすることができるということです。これでおすすめしているのが、感情フォルダという考え方です。

音楽を感情フォルダ分けする

どういうことか説明します。皆さんは音楽を聴くと思うんですが、その音楽に対していろんな思い出がありますよね。例えば、この音楽はテンションが上がったときに聴くとか、この音楽は昔の自分の失恋を思い出すとか、そういう音楽をいくつかストックして、アーティスト別に普通って並べてしまいますよね。

でも、僕はそういう並べ方はしないんです。どういうふうに並べるかというと、自分の感情別に音楽をフォルダ分けします。アーティスト別じゃないと落ち着かないという方もいると思うんですけど、iPhoneとかの機能にはアーティスト別に表示する機能があるので、それはそれで別に使っていただいて、それとは別に、ぜひ感情別にフォルダを分けてみてください。

おうちのレコーダーとかでも感情ごとにアルバムを分けるとかでもいいと思うんですけど、こうするとどうなるかというと、音楽を使って自由自在に自分の感情をコントロールすることができるようになるわけですよね。明るい活動的な自分を創り出したいってときには、明るい曲を聴けばいいですし、リラックスしたいってときには、ちょっとほわほわした感じの曲だったりだとか(笑)。なんとなくお客さんとか人が来たときに差し障りの無いBGMを創り出したいとかだったら、ボサノバとか流すってのももちろんありですし、いろんな使い方ができます。

さらに、音楽っていうのは自分の感情を代弁してくれるってことがわかっているんですね。だから例えば、もし万が一あなたが失恋しているのであれば、僕はあなたに失恋ソングを聞きまくるってことをおすすめします。

普通に考えたら、そんな失恋ソングを聞きまくったらかえって落ち込むんじゃないかって考える方が多いと思うんですけれども、実は失恋して心が悲しんでいるときに明るい曲を聴くと、かえって気が滅入って落ち込みます。おそらく、そうなった経験が言われてみればあるなという方もいると思うんですけど、つまり自分の悲しいって外に出せない、特に人に話せないときはそうなんですが、自分の悲しいっていう気持ちを代わりに出してくれるような音楽を聴くことによって、自分の悲しい感情をスッと抑えることができるわけですよね。

だから、自分の感情に合わせて音楽を聴くことによって自分の心を落ち着かせるっていう使い方もできるわけですよ。だから、こういう考え方も踏まえるのであれば、音楽はやはり感情フォルダ、つまり感情ごとにフォルダ分けして音楽を聴くことによって、自分の心をコントロールすることができるツールになるということですね。

すべての音楽を感情フォルダで分ける必要はないと思うんですが、自分のお気に入りの音楽とかあるいは自分の喜怒哀楽だけでもいいですからね。3曲とか5曲ずつくらい感情フォルダに振り分けてみて心をコントロールするのに上手に使ってもらえればなと思います。是非試してみてください。メンタリストのDaiGoでした。

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