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DaiGo氏:こんにちは、メンタリストのDaiGoです。今回のテーマは、ちょっとタイトルとは変わるんですけど、「やってはいけないことを我慢できるようになる方法」というのをご紹介したいと思います。
タイトルと近いもので例えば、タバコの本数を減らしていくとか、あるいは、食べ過ぎの人が食べる量を減らすとか、お子さんがゲームをずっとしていてそのゲームの時間を減らしたいという方に使えるテクニックです。
これはハワード・ラクリンという方が提唱した方法なんですけど、何かをやめたいと思ったら時間を制限したりとかやめようって思うんじゃなくて、毎日同じ量だけやるっていうルールを作ったほうが一番よく効くと言われています。
例えば、食べ物だったらよくありますよね「今日だったら……ドーナツ1個食べてもいいかな、今日だけだから」っていう甘えって人に起こりやすいですけど、今日ドーナツを食べてしまったら明日も明後日も明々後日もその次も全く同じ時間に同じ量だけドーナツを食べなきゃいけないと決めるわけですね。
こうするとどうなるかというと、その場ではこれを食べたら明日も食べなくちゃいけないって思うとさすがに今日だけだったらまだいいけど、この先ずっと食べなくちゃいけないってなったら体も太っちゃうし、体にもよくないからしんどいからやめようって言う風に我慢できるようになったりとか、あるいは飽きてきます。禁止されると人はそれを求めますが、逆に毎日毎日同じようにやりなさいって言われると好きなことでもしんどくなってくるわけですよ。
例えば代表格がゲームです。もし、皆さんの子どもが1日3時間とかあるいは5時間とかゲームをする、それで困っているなら「ゲームは1日1時間にしなさい」と禁止するのではなくて、「今日もし5時間やるんだったら明日も明後日も明々後日もずっと5時間やり続けなければいけないよ、それでもいいの?」というわけですね。
こうするとどうなるかというと、例えば仮に子どもがゲームをやり始めたとしましょう。最初は楽しいです、1日3時間も5時間も好き放題できますから。ところが、だんだん飽きてくるわけですよ。飽きてきた頃に皆さんがやるのは、「ほら、つまらないでしょ」とアシストするのではなくて、「ダメじゃないの、5時間やるって決めたんだから。今日はまだ3時間しかゲームやってないわよ、あと2時間やりなさい」というわけですね。
こうするとどうなるかというと、もうやりたくなくなってきますよね。だんだんそれが苦痛になってきます。自然とゲームをする時間が減っていって最後にはほとんどやらなくなるというところまでもっていきます。
すごいなるほどな、という方法なんですけどこれを多くの人は逆に使ってます。「1日3時間必ず勉強しなさい」「帰ってきてから1時間は宿題やりなさい」っていう風に義務を決めているわけですよね。これをずっと言い続けることによって量が下がる、つまり勉強する時間が下がっていってしまい逆効果ですね。こういう使い方をしてしまっているわけです。
ですから、今度からはやらせたくないことっていうのは、禁止したり制限するのではなくて、毎日同じだけやらなくちゃいけないって決めるのがいい方法だと思いますので是非試してみてください。すごい効果があがります。
メンタリストのDaiGoでした。
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