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祝 メンタリストDaiGo 初回生放送(全10記事)

デスクに置くと仕事がはかどる意外なもの メンタリストDaiGoの心理テクニック

メンタリストのDaiGo氏がニコニコ動画のユーザーに向けて、「仕事の作業能率を上げる方法」についてレクチャーしました。簡単な方法としては、「デスクに動物の子供の写真を飾る」というテクニックがあります。ある研究では、大人の猫(ネコ)や大きな動物、猫の赤ちゃんや動物の子供の写真を飾った場合、子猫や動物の子供の写真を置いたときだけ効率が上がったという結果が出ているのです。その他にも、何かの作業をしているときに目の前に鏡を置くなど、すぐできる集中力アップのテクニックをご紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。

人工知能の研究に携わっていきたい

DaiGo氏:(ニコニコ動画のコメントにて)「人工知能の話」ね。僕がやってたのは、人工知能材料なんですよ。どれぐらい興味があるのかな?

普通のフラッシュメモリとかHDDって、0と1で記憶するんですよ。フラッシュメモリは違うけど、HDDの表面には小さい磁石がいっぱい並んでるんです。

N極・S極があって、それが上を向いているか、下を向いているかっていう状態だけでデータを記憶しているんです。だから、0と1でしか記憶ができないんですね。

これは二次記憶っていうんです。僕がやってた材料というのは、その小さい磁石がいろんな方向を取れるんです。360度、あらゆる方向が取れる。

そうすると、普通、これが並んでたら、00、11、01、10っていう、この4種類しか取れないんです。2個の記憶する磁石があった場合。

僕がやってた材料っていうのは、あらゆる方向に取れるんで、多値記憶っていうんですよね。無限に記憶ができるんですよ。

だから記憶媒体として使うんだったら、容量がすごく増えたりとかって、多値記憶っていう性質があったりとか、あとはメモリー効果とか。普通、金属って思い出したり、連想したりとかってしないんですよ。しないんですけど、僕がやってた金属は過去の状態を思い出したりとか連想したりする力があって。

その記憶行動って、数学的にはニューラルネットワーク、脳のネットワークと一緒だっていうふうに言われたんですよね。

それを聞いて、僕は「研究したい!」って思って、やりはじめたんですけど。まぁ、なかなか大変でね。研究職って本当にすごいと思うんですよ。頭が下がりますよ。本当に大変な研究で。

僕の先輩にもすごく優秀な人がいたんですけど、それで僕は思ったんですね、やりながら。自分よりもはるかに優秀な人がたくさんいるから、人工知能の研究には携わりたいなと。

この業界の発達には寄与したいなって思ったんですけど、違う形でできないかなって、心のどこかで思っていて。

これでこういう、世の中に研究とか価値をわかりやすく説明・提案することによって資金が集まったりとかね。注目が集まったりとか。そういう方向から研究に携われたらいいなぁって思って、メンタリストのほうに入っていったんですね。

これを話したのは初めてですね。テレビで喋ると難しすぎてカットされるんですよ。

デスクに子猫の写真を飾ると作業効率が上がる

(ニコニコ動画のコメントにて)コメントが来た。「仕事の能率を上げるにはどうすればいいですか?」。

仕事の能率を上げるっていっぱいあるんですけど、めちゃくちゃ簡単な方法と、最近僕がやっている方法との両方を話すとですね、1つがデスクに動物の子供の写真を飾るんです。

そうすると、作業効率が上がるんですよ。30~40パーセントぐらい上がります。僕も猫好きです。動物の子供だったら、なんでもOKです。

なぜかというとですね、諸説あるんですけど、その実験自体は、大人の猫や大きな動物の写真を飾った場合と、子猫とか動物の子供の写真を飾った場合とか、何も置かない場合とを比べたとき、動物の子供の写真を置いたときだけ、能率が上がったっていう結果しかないんですよ。

解釈としては、人間の赤ちゃんもそうですけど、弱い生き物がいると、「自分が守ってあげなくちゃいけない」っていう感覚が働くんですよね。だから、そういう人間の脳の機能が動いて、「がんばらなくちゃ!」っていうほうに変わったんじゃないかっていう説もあります。

鏡を置くと作業に集中しやすくなる

あと、僕がやっている方法は、鏡を置くことです。例えば執筆作業をしているときに、自分が映るようなでかい鏡を前に置いて、やるんですよ。

そうするとですね、作業に集中しやすくなるんです。なんでかというと、皆さん、鏡を見たら何をします? 100均とかの鏡でもいいんですよ、前に置けば。鏡を見ると、だいたい髪を直したりしません? 服装を直したりとか。

(ニコニコ動画のコメントにて)「ウインクする」? ウインクするは珍しいなぁ。大丈夫か(笑)。「微笑む」(笑)。鏡見て微笑んでたら怖いわ(笑)。いいですね、こういう会話ができるって。「顔を作る」ね、なるほど。

鏡を置くと、自分の髪型とかを直すんですよ。これは何をしているかっていうと、自己認識っていうんです。心理学でいうところの。

自分の理想の姿ってあるんですよ。誰でも。僕にもありますし、今こうやって話している人にもあると思うんですけど。理想の自分が頭の中にあって、その自分に近づけようとするんですよ。鏡に映っている自分を。

だいたい人間って理想のほうが高いので、髪がちょっとこうなってるなぁとか、襟がよれているから理想と違うなぁとか。自分を直そうとするんです。理想に近づけようとする。

こういう機能を利用するんです。仕事しているときに鏡があったりとか、集中したいときに鏡があると、集中力が切れて、顔を上げると、怠けている自分が映るんですよ。

そうすると、自己認識して無意識にそれを直そうとするんです。「いけない」と。怠けている自分が映っていると。

「自分は怠けた人間じゃなくて、勉強・仕事に集中する人間なんだ」って思いたいので、人間は。だから、自然と作業に集中しやすくなるっていうのがわかってるんです。おもしろいでしょ。

日常だと、エレベーターの近くに鏡ってありません? あれも同じなんですよ。イラッとしたときとか、揉めごととか喧嘩が起きそうになったときに、自分が映るじゃないですか。

そうすると、自己認識の効果が働いて、「いけないいけない、こんなことで怒っちゃいけない」「割り込んじゃいけない」そういう認識が働くんです。

エレベーターホールとか揉めごとが起こりやすいところ、「俺が先なんだ!」とか、そういう場所にあえて置いてあるんですよね。結構いいやり方ですよね。

ちなみにこれはダイエットにも使えます。実験だと、お菓子を置いておくんですけど。お菓子の前に鏡を立てた場合と、鏡を裏側にして立てた場合とで実験すると、鏡を表側にして食べ物を食べようとしたときに、自分が映るときのほうが、食べる量が減るんです。

ダイエット中の人は、「あぁ、食べちゃいけない」と。鏡があると、お菓子を食べようとしていた自分を認識できるんですね。鏡が無いと、パクパク食べちゃったりとかするんですね。

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