
2025.02.12
職員一人あたり52時間の残業削減に成功 kintone導入がもたらした富士吉田市の自治体DX“変革”ハウツー
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DaiGo氏:次は、何を喋ります? 楽しいね、これ。ニコニコ楽しいね。
(ニコニコ動画のコメントにて)「自信のつけ方を教えてほしいです」。「就職の面接で聞くと、おもしろい究極の質問」。「ギャンブルをやめたい」。あぁ。究極質問か。それは面接の見る側ですか? 面接を受ける側ですか?
(ニコニコ動画のコメントにて)「見る側」ね。なるほど。あ、受ける側もいるんだ(笑)。両方いる場合ってさ、どうすればいいんだろう(笑)。
まず、見る側でいうんだったら、何を答えるかよりも、どう答えるかを見たほうがいいですよ。
就活の質問って、だいたい決まってるパターンがあったりとか、プライベートなことを聞いたりしてもいいとは思うんですけど、内容はそんなに問題にならないんですよ。
心理テストと同じで、何を選ぶかっていうのは、僕はあまり信じていないんですよ。猫を選んだからこういう性格ですとか。時々やりますけど。
でも、あれは科学的根拠は無いんですよ。何を見ているかっていうと、どう答えるか。答えるのに詰まっているとか。自信をもって答えているかとか。頭の中で探して、作って答えているとか。そういうのを見たほうがいいです。
目線を見ることもできます。例えば、嘘を言っているかどうかっていう質問をしておくのも手です。
例えば、本に書いたこともあるんですけど、相手から事実を引き出します。「大学はどこですか?」とか「昨日の晩御飯は何を食べましたか?」みたいな、過去の記憶を聞くんです。
聞いたときに、こういうあたりを見たら、その人は記憶を思い出すって作業をするときに、このへん(右上)を見るっていうことがわかるんです。
これは人によって違うんですよ。人間の思考と目というのはすごく密接に繋がっていて、これも1つの説なんですけど、目というのは感覚器官のなかで唯一、脳に一本の神経で直結されているんです。
だから、脳の動きが出やすいんじゃないかっていわれているんですけど、まぁそれは置いておいて。
記憶を辿ってもらう質問をしたときに、「昨日はすき焼きを食べました」とかって言ったら、その人の記憶はここなんです。
逆に「うちの会社に入ったら、どういうことをしてみたいですか?」とか。「今まで行ったことがない海外に行くとしたら、どこに行きたいですか?」っていう、想像をさせる質問をするんです。
そのときに、相手が「海外だったら、ドイツに行ってみたいですね」って言ったら、その人は想像をするときに、こっち。記憶を思い出すときにはこっち(左上を見る)。っていうのがわかるんですよね。
こうすると、どうなるかっていうと、相手に質問をしたときに嘘をついているかどうかがわかるわけですよ。本当のことを言うんだったら、記憶のほうを見て答えますし、嘘だったら、想像のほうを見て答えます。
そういうのを見るのもありだと思います。誠実さをチェックするというか。そういうやり方は結構おすすめです。
だから、「なぜこの人はこういうふうに答えたのか」っていうのを考えるのがいいです。答えるタイミングが異常に速い人っていうのは、答えを最初から用意して作って来ているということがわかるんで、これはちょっと不自然だし。
かといって、答えるまでに時間が掛かっている人は、どういうタイプかというと、自分の中で今答えを作って、体裁を整えようとしているわけですよ。
だからここも、嘘を言っている可能性が高くなったりとかはするので、どういうふうに答えるかを見たほうが面接のときにはいいんじゃないかなぁって思います。
そもそも、短い面接の時間で相手を見るというのはかなり難しいところではあるので、面接官の人は相当の観察能力が無いと、難しいんじゃないかっていうふうには思います。
1冊おもしろい本を読んで、面接で見られる側にも言えることなんですけど、『卒アル写真で将来はわかる』って本。これめっちゃおもしろいですよ。マシュー・ハーテンステインっていう人の本で。
こういう本。これ、結構おもしろくて、賛否両論なんですけど、この中でいちばんおもしろい概念が、人間は直感能力が異常に高いということが証明されているんです。
例えば、大学の授業をワンセメスター(1学期)受けさせて、学生にアンケートを取る。「この先生は誠実でしたか」とか「説明はわかりやすいと思いましたか」とか「有能だと思いましたか」とか。
そういうのをするんです。ワンセメスターだから、授業だったら10~20回。何時間も受けるんです。
それを受けて、決めた人たちのアンケート結果と、そのワンセメスター分の授業を録画して、ランダムに10秒ずつ取って、30秒ぐらいのダイジェストを作った動画を見せて、同じ質問に答えた人たちのアンケート結果が変わらないんです。
つまり、長い時間、授業を受けた人たちのイメージと、たった30秒しか見ていない人たちのイメージはほぼ同じなんです。だから、人間というのはわずか30秒、相手を見るだけでも相手の評価をちゃんとできるっていうのがわかったんですね。
これは更にもっとすごくて。1秒ずつとって、2~3秒の超短い、一瞬しか映らない動画を作ったんですよ。それを見せて判断させても、ワンセメスターを受けた人たちとほとんど同じだったんです。
たぶん、ここから先は僕の考えですけど、人間は直観による観察能力がいちばん高いんですよ。ところが、面接する場合だったら、エントリーシートとか見て、「こいつはこういう部活をやっているし、こっちのこいつはこういうコンテストで優勝をしているなぁ」とか、余計な情報をあとから見ることで、判断が曇るんです。
だから、もちろんある程度は見る必要がありますけど、自分の初見の直感っていうのが結局いちばん高くなる可能性があるっていうことを示している本なんです。
他にもおもしろい話があるんですよ。大統領選の選挙結果というのを子供は70パーセント近くの確率で予想ができるとか。子供に大統領の2人の写真を見せるんです。見せ方がおもしろくて、ゲームの中に出て来るんです。
ゲームの中で子供が、川を渡ろうとしているときに、船が2つあって、船の船長の写真が、2人の大統領候補の写真なんですよ。
「どっちの船乗りの船に乗っていきますか?」っていう話を聞いたときに、子供が選ぶ側の人が、約70パーセントの確率で当選するっていうのがわかったんです。
おもしろいですよね。大人はできないんです。子供の直感っていうのは余計な判断が無くて、人柄だったりとかに左右されないで、パッと見た写真だけでそれだけの的中率を誇る。
写真とかを一瞬見るだけでも、相手の心ってこれだけわかるんですよ、ってことが紹介された本なんです。結構おもしろいので、ぜひ読んでみてください。意外と薄くて読みやすいんです。本を紹介する番組だなぁこれは(笑)。
僕は本が大好きで、本があればずっと生きていけるぐらいの感じなんですよね。本を書くようになって、いちばん良かったのは、出版社さんが本をときどき贈って来てくれるんですよ。それでたくさん本を読めるようになって、そっちのほうが嬉しいんですよね。
(ニコニコ動画のコメントにて)次、行きます? 「好きなバンドは?」。最近気になっているバンドがあるんですよ。たぶん、ニコニコから出た人だと思うんですけど、和楽器バンドっていうバンドありますよね。千本桜をハイクオリティな動画でやっているのを見て、おもしろいなぁって。尺八の人(神永大輔氏)がめっちゃかっこいい。
坊主頭で顔にメイクをしている。あの人がすごくかっこいいなって思って。ミュージッククリップが売ってるんですよね。それをずっと見てます。
ライブはまだ行ってないなぁ。最近よく聞いてます。ライブに行く時間がなかなか無くて。ニコニコを放送する時間をちゃんと確保しようとするとですね……。ちゃんと継続的にやっていきます。ニコニコいいね。
(ニコニコ動画のコメントにて)「運を良くするには?」。なるほどね。実は今、運を良くすることについての本を書いているんですよ。でも、運の本って観念論というか……。だと思いません?
「いいことをすれば運が良くなります」とか。引き寄せの法則みたいに。べつにロンダ・バーンさんを馬鹿にするわけじゃないんですけど、「思えば叶います」みたいな。
「んなわけねーだろ!」みたいな。それで今研究をしていて、まず「運がいい」というのは心理学的にはどういうことなのか。
そして、心理学的に運を良くする方法って無いのかっていうのを調べているんですけど、実は結構あるんですよ。
わかりやすい例でいうと、最近お金拾いました? 最近どれぐらいの人がお金を拾ったか聞いてみましょうか。お金を拾った人は教えてほしいです。500円とかでも全然いいんですけど。
そう、他人のね。自分の拾ってどうするの(笑)。道端に落ちている小銭とかでいいんですよ。1円でも全然OK。
(ニコニコ動画のコメントにて)1円スルーしちゃったんだ? 勿体ないなぁ。これは、落ちていることに気づくことが大事なんです。
(「最近お金を拾ったか?」という質問のアンケート結果が表示される)
はい。えぇ、意外と拾ってないんだねぇ。拾ったのは23パーセントの人だけか。拾ってないのが76.7パーセント。
これは、何の話をしたかったかというとですね、まず2つのグループを作るんですね。Aグループというは、自分が運がいいと思い込んでいる人たち。
Bグループは、自分は運が悪い、もしくは普通だと思っている人たち。道を歩かせるんですけど、その道の途中にあらかじめお金を所々に落としておくんですよ。
それでどれぐらい気が付くのかっていう実験をしたらですね、運が単なる確率論だとしたら、Aグループの人もBグループの人も、同じだけしかお金を拾わないはずですよね。
ところが、自分は運がいいと思い込んでいる人たちは、そうじゃない人たちに比べて、道端に落ちているお金に気づきやすかったということがわかったんです。
つまり、運がいいというのは、足元に落ちている小さな幸せに気づける思い込みをもっているかどうかということがわかったんです。
自分が運がいいというようになりたいんだったら、運がいいと思い込めるような、暗示だったり習慣だったり行動だったりとか、そういうものをつくると運が良くなるっていうのがわかったんです。
だから、運がいいからお金を拾うんじゃないんです。運がいいと思い込んでいるからお金を拾えるんです。
これが、いわゆる運の科学、運の心理学っていうジャンルに入るもので。こういうのをまとめて本にしたいなぁって、いろいろリサーチしているんです。
めちゃくちゃ大事なんですよ。気づけるってことが大事なんです。ありがとうございます。
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