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祝 メンタリストDaiGo 初回生放送(全10記事)

1日20冊本を読むメンタリストDaiGoの読書術&偏らない本の選び方

1日に10冊~20冊もの本を読む、大の読書家であるメンタリストのDaiGo氏がニコニコ動画のユーザーに向けて本の選び方についてアドバイスを行いました。DaiGo氏によると、専門家におすすめの本を聞く場合は情報が偏らないよう、3~4人に聞き、大きな書店で本を選ぶときは、フロアのドンのような店員さんに聞いたほうが良いとのこと。ぜひ、本を選ぶときは参考にしてみてくださいね。

ちょっと変わった歌が好き

DaiGo氏:みなさん音楽聴きます? 僕、普段あんまり音楽聴かないんですよ。もちろんiPhoneには入ってるんですけど。オーディオブックってわかります? 本をプロのアナウンサーが朗読したみたいなやつがあって。それを普段は自分で2倍速とか3倍速とかにしてずっと聴いてるんです。

あとは、iTunes Uっていう海外の授業が無料で見れたりするんで、そういうのを普段聴いているんで、あんまり曲を聴かないんですよ。

(ニコニコ動画のコメントにて)あ、『褒めろよ』の話しね。そうそうそうそう(笑)。あれは元々『太鼓持ちの達人』というドラマがやっていて、それをうちの会社の社員からおすすめされて見たら、すごいおもしろくて。そのドラマでテーマソングになっていた、GLIM SPANKY(グリムスパンキー)さんだったかな?

『褒めろよ』って歌がけっこうコミュニケーションの真理を突いてると思うんですよ。下手なコミュニケーションの本を読むよりも、あの歌詞を読んだほうが為になるんじゃにかっていうくらいの歌詞で。それで、ブログで昔おすすめしたことがあって。

あとは、一番好きなのが、カラオケでよく歌うのがSEX MACHINEGUNSの『みかんのうた』で、キャラ違いなんですけど筋肉少女帯も好きなんです。変な歌、ちょっと変わった歌が好きなんです。そういうの以外はほとんど歌わなくて。ただ前にまともな歌をテレビで歌おうとしたらひどい目にあったというのもありましたけどね。

人間は17歳の時に聴いていた曲を一生聴き続ける

10代の話に戻るんですけど、一般の会社が調べた統計なのでどのくらい正しいかはなんとも言えないんですが、人間って17歳の時に聴いていた曲を一生聴き続けるらしいんです。

そのテイストの曲だったり、自分の青春時代の時に聴いていた曲をずっと聴き続ける人たちが多いらしいんです。確かに僕も、17の時に聴いていた曲を今でも聴いているし、テイストもそうだなあっていう。

(ニコニコ動画のコメントにて)今、17? いいね。(視聴者の中に)10代の人も13%いるらしいから、17の時に聴いている曲が、人生の価値観とかを作るんじゃないかなと思っているし、是非いろんな歌を聞いてもらえればなと思います。今はニコニコとかでもいろんな人の曲を聴けるし、すごいいい時代だなと思います。

僕の頃は世代的にMDプレイヤーとmp3プレイヤーの中間くらいだったから、今みたいにネットとかでいろんな曲を聴くってことはあんまりできなかったんですけど、その頃はけっこうアニソンみたいなやつとかを聴いてましたね。男子校だったんで友達とかもそういうのが多くて、ALI PROJECTとか高校生の頃よく聴いてましたね。わかる人いるかな? ALI PROJECT。

(ニコニコ動画のコメントにて)MDで笑ったやついる?(笑) 。ちょっとそれはどうなんだ(笑)。あ、V系ね。V系も確かに聴いてましたね。V系の曲って意外と繊細な感じしません? 激しい歌だったりダークな歌詞だったりするけど、よくよく聴いてみたり、歌っている人のキャラクターを見てみると、けっこう繊細な人が多くて、僕それで共感して聴いてたんですけどね。そういうことがありました。

(ニコニコ動画のコメントにて)「ALI PROJECT知ってます」ありがとうございます。今日のコメントを見てても思うんですけど、僕はニコニコにいる人たちとなんか波長が合う気がするんですよね(笑)。B'zとか言われてもよくわかんないからね。

B'zも聴いてたけど、いつもカラオケに行く友達の中に超絶に歌がうまいやつがいて、それでうまい歌を歌ってもしょうがないなって思うようになり、うまいのか下手なのかよくわからない歌ばっかり歌うようになったんですよ。例えば『エアーマンが倒せない』とか『日本ブレイク工業』とかなんだけど……。初回からこんな話で大丈夫なのかこれ(笑)。

懐かしいね。すいませんね。世代がちょっとアレなんですよね。バンプも聴くんだけど、知的すぎて歌えなかったんだよね。『K』とかは好きですけどね。『日本ブレイク工業』反応しすぎだろみんな(笑) 。

漫画家の原哲夫氏と荒木飛呂彦氏と一緒に食事をした

(ニコニコ動画のコメントにて)アニメ見ますよ。「ジョジョ」とかね。漫画そんなに読まないんですけど、漫画だと『ジョジョの奇妙な冒険』と『北斗の拳』は大好きでめちゃくちゃ読みます。好き好き言ってたら、原哲夫先生と荒木飛呂彦先生と2人同時に食事をする機会を作ってもらえたりとかですね。

『攻殻機動隊』もね。いいですね。全然心理分析と関係なくなってきましたけど(笑)。『攻殻機動隊』の話をちょっとすると、確か『攻殻機動隊』の映画が98年か99年だったんですけど、その時僕は小学生の高学年か中学生の前半とかだったんですけど、その時に見た電脳の世界に憧れて、それで人の脳とかに興味を持ったんですよ

それで大学に入ってから、人工知能の材料みたいな、記憶材料を作る研究室に入って、それで研究していた中でメンタリズムとか心理学とかに興味を持っていったところがあるんですね。

大学とかで授業とかもしているんですけど、ぶっちゃけて言うと学歴だけ見たら心理学専門じゃないんですよ。学歴だけ見たら僕はどちらかというと応用物理学が専門なので、ちょっと違うんですね。だから「心理学じゃねーだろ」というご指摘はおっしゃるとおりなんです。

だから、最近やってる仕事とか本とかも、研究者というよりはジャーナリストに近いんですよね。いろんなジャンルの心理本とか論文とかを読んで、わかりやすくそれを説明するという仕事が多いんで、心理学者ではないんです。

メンタリストと名乗ったのもそれで。心理学者と名乗るとまじめに心理学をやっている人に失礼なので。でもそういうメンタリズムの話とかを見て心理学科に入りましたというメールをもらうと、すごく嬉しくなるんです。

本を探すおすすめの方法

前に慶応で授業をした時に、慶応の学生さんに「DaiGoさんに憧れて心理学科に入りました」と言われた時は、なんて返したらいいのかわからなくなりましたね(笑)。「いや俺、物理なんだけどなあ(笑)。でもありがとう」みたいな感じだったんですけど。

だから、専門家の本でもすごくわかりやすく書く人もいるんですけど、大体専門家の人におすすめの本を聞くと、自分の学説に近いものを紹介してくるんですよ。だからみなさんが、例えば大学の教授だったり専門家に、おすすめの本を聞く時は気をつけたほうがいいです。専門家に聞くんだったら3人とか4人とかに聞いたほうがいいんですよ、偏っちゃうんで。

偏らないようにしたいのならおすすめなのが、紀伊國屋とかのでかい書店の専門書のフロアにいる無口でそこそこ年齢いってる店員さん。そのフロアのドンみたいな人がいるんですけど、その人に聞くと下手な専門家よりよっぽど本の知識ありますね。

「最初はこの本がおすすめで、これはちょっと偏ったこと言ってるんだ」とか、けっこう知ってるんですよ。本のおすすめは本の専門家に聞くのがいいですよ、ジャンルの専門家に。

古典催眠と現代催眠の違い

(ニコニコ動画のコメントにて)「ヒプノセラピーってどう思いますか?」どうなんですかね。じゃあちょっと催眠術の話題いきます? 昔、催眠術の練習していたことがあって、実際にかけてたこともあるんですよ。実際けっこうかかるんですけど、難しいのはかかってるのかどうかわかんないんですよ。

催眠の専門家でも、かかってるフリをしてる人と本当にかかってる人の区別があんまりつかないらしいんですよね。僕はかかったことがないんですけど、それからこれはちょっと違うんじゃないかなと思って、やらなくなりましね。

ヒプノセラピー、催眠療法と言われているものといわゆる催眠術は全然別物で、催眠療法のほうは元々、現代催眠の父と言われているミルトン・エリクソンという精神科医がいるんです。

本とかも出てて、ちょっと学術書系っぽい読みづらい本とかもあったりするんですけど、興味がある人は読んでみるとおもしろいと思います。そっちのほうがコミュニケーションとかにも活かせます。実際にイギリスのメンタリストのダレン・ブラウンも、エリクソンの催眠の技術を使っていると言われます。

よくある催眠術とかのイメージで、ペンライトとか見せて「だんだん眠くなりますよー」っていうのはショーとかでやる古典催眠。

現代催眠というのは、例えば気温が高くなってきて暑い時に、ネクタイを締めていたとしますね。ネクタイをちょっと緩めながら窓をチラッと見てから相手のほうを見ると、相手は「暑いんだな」と思って「窓開けましょうか?」とか「温度を下げましょうか?」とか言います。

つまり相手に気づかせるということなんですけど、これはエリクソン派の人たちから言うと、ネクタイを緩めて視線を窓におくるという行動で、相手に「冷房のスイッチを入れさせる」あるいは「窓を開けさせる」という暗示をかけたと解釈するんです。

だから直接言わないんです。動作とかボディランゲージとかで相手に行動を起こさせる。まさにメンタリストっぽいやり方なんですね。これを現代催眠と言うんです。

この話をすると初回から小難しい話で終わっちゃうんで、興味のある人はウィリアム・ハドソン・オハンロンが書いているミルトン・エリクソン入門の本が、金剛出版さんから出ているんですけど、その本はすごいわかりやすいです。ちゃんと学術書の体をとってるんですけど、一般人が読んでもわかりやすいので、それはけっこうおすすめかもしれないですね。

(ニコニコ動画のコメントにて)「リンクはよ」ちょっと待ってね(笑)。エリクソンの本はいっぱいあるから、ちょっと検索するね。『ミルトン・エリクソンの催眠療法入門―解決志向アプローチ』ですね。

オハンロンがやってたセミナーをそのまま文章に起こしているんですよ。だから普通の人でもけっこう読める。あと、コミュニケーションでもけっこう使えるような感じでまとまってて、読みやすいしおすすめです。

ひたすら本を紹介する番組にすればいいんじゃないかな!

(ニコニコ動画のコメントにて)「自分の本のリンクも貼れ」確かに(笑)。

1日に本を10冊~20冊読んでいる

全然関係ないんですけど、みなさん読書好きですか? 僕も読書めっちゃ好きで、忙しい時でも1日10冊くらいは読むんです。仕事がそんなに詰まってない時は20冊くらい読むんですけど、最近すごくいい物を買って、別に僕はAmazonの回し者じゃないんですけど「Kindle Voyage」。

これね、超おすすめ。何がおすすめかというと、これ文庫本と同じくらいの重さなんですよ。100グラムあるかないかの重さで、すごい画面が見やすくて、電池が3週間くらい切れないんです。3週間は言いすぎたかな。でもしばらく切れなくて、暇さえあればこれを読んでます。

Kindleで読んでおもしろかったら紙の本を買うといいです。だからKindleはずっと使ってて、仕事の出張だったりとか、あとお風呂の中で読むのがめっちゃ好きで、ひたすら読んでますね。だから一体いくらKindleにつぎ込んだかわからないくらい本を買ってます。

(ニコニコ動画のコメントにて)「防水?」防水じゃないんですよ! だからこれをジップロックに入れて読んでます。防水にできればいいんですけどね。防水といえば、今はなくなっちゃったけど秋葉原にあった、モディクルーっていう防水にしてくれるサービスがあるんですね。

真空蒸着みたいなやつで、iPhoneとかの電子機器の基板に薄いナノ粒子かなんかの膜が貼られて防水にできるやつがあって、やりたくてしょうがないんですけど、今は横浜と名古屋にしかないらしくて、仕事で近くに行った時にやろうと思ってるんですけどね。

ケースに入れるやつもあるんですけど、毎日開けたり閉めたりするからすぐ壊れちゃうんですよ。ジップロックで十分ですよ。100均のジップロックを二重にすれば意外といける。大丈夫。

そういえばお便りコーナーというのもあるらしくて、みなさん是非お便りください。お便りフォームがあるので、そこからいただければいろんな質問に答えます。コメント読みながら喋るのがけっこう大変なので(笑)。本当は全部読みたいんだけど、全部読んで答えるとなると僕もけっこう早口だけど間に合わないので(笑)。

(ニコニコ動画のコメントにて)「メールじゃだめなの?」メールでも全然オッケーですよ。でもせっかくニコニコだから、ニコニコの機能を使いたいじゃんっていうのがあって。

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