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オープニングセッション〜広がる漫画家の可能性〜 赤松健×小林琢磨(全6記事)

漫画家と経営者 2つの顔を持つ赤松健氏が語る漫画家の可能性とは?

紙本売上の落ち込みによる出版不況から始まり、スマートデバイスの普及やSNSの発達を通して、ここ数年で急伸してきた電子書籍市場。漫画業界でも各社によるデジタルシフトがニュースで取り上げられる一方で、漫画家たちに起こる変化について語られる機会は多くありません。 そこで、ナンバーナインが主催で「いまの漫画家たちが何を考え、どんなキャリアを歩むのか」を考えるオンライントークフェス「漫画家ミライ会議」が開催されました。本記事では、漫画家と経営者、2つの顔を持つ赤松健氏をゲストに招き、漫画家の可能性について語ったセッションの模様を公開します。

漫画家と経営者を両立している赤松健氏

小禄卓也氏(以下、小禄):それでは、ご登壇いただくお2人を紹介したいと思います。赤松健さんと、ナンバーナイン代表取締役社長の小林琢磨さんです!

(会場拍手)

赤松健氏(以下、赤松):よろしくお願いします。

小禄:今、参加者がどれくらいですか? 400! 400名を超えているというところなんですけれども、赤松さん。オープニングトーク、どうやっていきましょうか? まず簡単に自己紹介をしていただいて。

赤松:漫画家の赤松健です。公益社団法人日本漫画家協会の常務理事とか、マンガ図書館Zを運営しているJコミックテラスの取締役会長とかやっています。今、別冊少年マガジンで『UQ HOLDER!』という作品を連載中です。よろしくお願いします。

小禄:ありがとうございます。よろしくお願いします。

(会場拍手)

では、小林琢磨さん、よろしくお願いします。

小林琢磨氏(以下、小林):はじめましての人もそうでない人も、こんにちは! 漫画大好きっ子36歳、ナンバーナインの小林です! 

小禄:以上でよろしいですか?(笑)。よろしくお願いします(笑)。

赤松:え~(笑)。

小禄:もしかしたら、これで離脱した人がいるかもしれないですけど(笑)。赤松さんご自身が興味のあるテーマとかも含めて、お2人にいろいろとお話いただきたいと思いますので、よろしくお願いします。

まずラインナップですね。トークテーマは4つございます。上からいきますと「漫画家と経営者の両立」。

赤松:重めですね、随分(笑)。

小林:これ本当重めですよ! オープニングトークのわりには全部重いんですよ。もっとライトなやつ話せばいいんじゃないかな(笑)。

赤松:私、これ依頼された時に、口論するやつなのかな? と。大炎上みたいな(笑)。

小林:大炎上は一番ダメなやつです。

赤松:ダメだった(笑)。

小林:生ですし。ナンバーナインっていろいろあるんですよ。

赤松:あ~、そっかそっか。

小禄:いろいろはないですよ(笑)。

赤松:じゃあ今日は和やかに、軽めにちょっと。

小林:軽めにお願いしたいです。

漫画家の権利などを守っていく日本漫画家協会

小禄:事前の打ち合わせで赤松さんご本人から「小林さんとケンカしたいんですよね」って言われまして。どうしようかなと思いました。

赤松:漫画家と編集者のケンカみたいな。意見の相違みたいなもののセッションなのかと思って。

小林:ナンバーナインって編集者ではなくてエージェント会社なので、またちょっと違うところはあるんですけどね。

赤松:エージェント。あ~、マンガ図書館Zでもお世話になっております。ありがとうございます。

小林:いや、そうなんです。お世話になってるのになんで「ケンカしたい」って言うのか、本当にびっくりしました(笑)。

小禄:さっそく1つ目のテーマ、みなさんも楽しみにしていらっしゃると思いますので、いきたいと思います。1つ目のテーマ「漫画家と経営者の両立」というところで。

小禄:漫画家と経営者をしっかりと両立させているといえば、赤松さんかなぁと思ったので。ここはぜひ小林も聞いてみたいというお話だったので。

小林:特に漫画家協会って何をされているのかな? とか、どんな方がいるのかな? って、たぶん見ている方も知らないと思うんですよね。せっかく今回、漫画家さんが多く見てくださっているので、ぜひそこらへんをお伺いできればなと。

赤松:経営者とは関係ないですけど、漫画家協会の宣伝はしたいところではあるので。

小禄:そのへんも兼ねて。

赤松:公益社団法人日本漫画家協会は、今は会長がちばてつや先生、理事長は里中満智子先生。あと松本零士先生とか、この間お亡くなりになった『釣りキチ三平』の矢口高雄先生とかいろいろおられる、基本的には漫画家の権利とかを守っていこうというような団体ですね。

特に私が入ったあとなんですけど、著作隣接権だとか、著作権侵害の非親告罪化、TPPですよね。それとか児ポ法改正案、青健法だとか。ブロッキングの問題とか、静止画ダウンロードの違法化。そこで政党が「漫画家としてはどう思ってんの?」っていうのを、まずうちに聞きに来るんですよ。日本で唯一で最大の公益社団法人。漫画関連では公益はうちだけなんです。

そこで「こういうふうに思っていますよ」っていうのを、立憲民主党さんとか自民党さんとかに説明して「そうなんだ。じゃあこの法律はこういうふうにした方がいいよね?」「そうです」とか「いや、それは違います」とかって、主に言っているのは日本漫画家協会ですね。

小林:なるほど、なるほど。

小禄:ロビー活動といいますか、ちゃんと法制度のところから漫画家の意見を伝えていくみたいなことを。

赤松:そうですね。

小林:何人くらい所属されているんですか?

赤松:今は2,000数百名ですね。

小林:そんなにいらっしゃるんですか! 

赤松:あの、文美保険(文芸美術国民健康保険組合)……。

小禄:えぇ、えぇ。漫画さんが入れる保険。

赤松:けっこう人気がありますよね。

小林:なるほど、なるほど。そこに入ると、その保険が使えるっていう。

漫画家であることを示す「漫画家証明書」とは?

赤松:あとあれですよね。いろんな電子書籍の会社がいっぱいあるので、そこの契約書の問題とかで相談受けてみたり。ちょっとしたイベントなんかもやったりするんですけど、今はコロナの関係でなかなか難しいですけど。基本的には「漫画家の証明書」みたいなのがもらえるんですよ。

小林:へー! 「あなたは漫画家ですよ」っていう証明書がもらえるんですか(笑)。

赤松:あとは、いろんな困った時に助け合うみたいなかたちですね。

小林:入会するのに条件とか必要なんですか? 「何ページ以上漫画描いてないといけない」とか。

赤松:単行本が出ていたら望ましいですよ。

小林:望ましい。

赤松:でも雑誌のゲラとか送ってもらっても、ぜんぜん入れるし。

小林:なるほど、なるほど。

小禄:電子書籍だけでも大丈夫なんですか?

赤松:それを印刷して送ってもらって……「本当にこれはそうなの?」っていうのはちょっとダメな場合もありますけど(笑)。最近はゆるいです。私が入ってから、申し込みに推薦人がゼロでも大丈夫。昔は「推薦人として理事が2人」っていうのがあって、すごく入りにくかった。

小林:それはすごく入りにくい!

赤松:私の代から推薦人ゼロのままネット経由で申し込むことができるようになって、それで増えたっていう。

小林:最近だとWeb漫画家さんがすごく増えているので、紙の単行本ってけっこうハードルが高くなっているのかなと思うんですけど。Web漫画家さんたちでも入れるようになると、もっと素敵ですね。

赤松:そうですね。今後はどんどん増えていくと思いますよ。日本漫画家協会で検索してもらえば出ますので。ネットで推薦人ゼロで申し込みできるので、お願いします!

小禄:ぜひ興味がある方は。

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