2024.12.19
システムの穴を運用でカバーしようとしてミス多発… バグが大量発生、決算が合わない状態から業務効率化を実現するまで
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若林稔弥(以下、若林):ここまでで何分くらい?
工藤雄大氏(以下、工藤):今、25分。
地球のお魚ぽんちゃん氏(以下、ぽんちゃん):ヤバい(笑)。
若林:半分過ぎようとしている。
工藤:過ぎようとしている。
若林:ちなみにこれって、基本的には漫画家志望者みたいな人が「SNSでどうやったらいいのかしら?」と思って聞いているんでしょ?
工藤:はい。
若林:1個、僕からこれはもう、ぜひみなさんに実践してほしいことがありまして。人の話を聞く時は、質問を考えながら聞くというのがいいです。相手の話を聞きながら「今のどういう意味で言ったんだろう?」とか「じゃあこの場合はどうなんだろう?」とか思いながら聞いていると、相手の話の理解度が上がります。そのいろんな質問が浮かび上がってくると思うので、それを後で質問、Q&Aにしてカメントツ先生のDMに送る。
工藤:なるほど。
(会場笑)
若林:そうすると、カメントツ先生が全部答えてくれる。
(会場笑)
工藤:するとすごい勉強になって、TwitterでSNS漫画を出せる、と。
若林:ちなみに、僕「漫画家ミライ会議」1日目、2日目聞いていますけど。ずっと質問を考えながら聞いてて。質問を送って、2回読まれていますからね。
(会場笑)
ぽんちゃん:匿名で。
工藤:ハガキ職人みたいな。
(会場笑)
若林:赤松(健)先生の回と、(吉本)ユータヌキさんと(山科)ティナさんの回で読まれた。
工藤:ここで新事実が発覚しましたけど。
若林:そうなんですよ。
ぽんちゃん:いろんな面から貢献されていますね。
工藤:ありがとうございます。というので、みなさん質問を考えていただいて「漫画ミライ会議」付けて投稿していただければ、目には入るのでよろしくお願い致します。
工藤:お二人ともTwitterで漫画を発表されていると思っているので、そのメリット。改めて「やったほうがいいメリットがあるよ」というところと、もしあればデメリットを併せてお話いただきたいなと思っていて。
若林先生のほうからお願いしてよろしいですか?
若林:さっきカメントツ先生のお話の中で出たんですけど、とにかくフットワーク軽く、いろいろ実験できるというのがまず1個じゃないですか。失敗したら止めりゃあいいし、成功したら様子見ればいいし。自分のペースで更新できるし。
インスタント性、フットワークの軽さというのが、もう最大のメリットですよね。もしそこから仮に人気が出た場合は、要はそれを1つの出版社とかじゃなくて、いろんな方面にプロモーションができる。
工藤:はい、はい。
若林:自分で選択肢を選べる状態になるというのが、これが1個でかいですよね。出版社に持ち込みをしてとやると、出版社内での評価が要るんですけれども。やはりSNSでウケると、いろんなところからお声がけいただくこととかがあったりして、自分で選ぶことができるようになりますよね。
工藤:合うところとか。
若林:この辺かな。あとは何かあります? メリット。
ぽんちゃん:でも、本当に同じことになってしまうんですけど、とにかくフットワーク軽くできるというところ。あと、さっきのカメントツさんの回でも、今も若林先生もおっしゃっていたんですけど「1本描いてダメだったら、捨ててすぐ次に行ける」というスピード感が、Twitterで漫画発表されることの最大なメリットだと思ってて。私自身、今、兼業作家なんですよ。
工藤:そうなんですね。
ぽんちゃん:会社員やりながら漫画描いてて。たぶんそういう方、どんどん増えてきている気はしていて。副業とかもOKな風潮になってきたりする中で、やはりコロナ禍で出版社に持ち込んで、担当さんに付いてもらって、連載会議通してというスパンだと。
工藤:難しいですね。
ぽんちゃん:どうにも時間が足りなかったりとか、体力的に難しい部分もあるんですけど。Twitter上だったら、まず自分のやりたい時間に稼ぐとか、直で反応がもらえるからその後の方法も自分である程度は検討できるところが、Twitter上でこれからの時代、漫画を描いていく時にメリットになる部分かなと思いますね。
工藤:確かに、そのメリットは大きいですよね。専業にしなくても試して行けて、足を少し置けるというか。
ぽんちゃん:そうですね。例えば今、兼業で漫画やってめちゃくちゃそれがヒットしたら、漫画専業になったりすればいい話でもあったりするので。選択肢がいろいろ用意されているのが、SNS上で漫画発表することのメリットだと思います。
工藤:デメリット。
若林:その視点なかったね、さっき未来の話したとき。
工藤:ないですね。
若林:そのとおりだね。
工藤:そうすることによって、漫画家さんが増えますよね。
若林:増える。増える。
工藤:どんどん。
若林:副業で漫画って、ちょうどいいですよね。もちろん、ハイクオリティ漫画は厳しいけど、今、いろんなクオリティの漫画が許容される環境があるからいいよね。
ぽんちゃん:まさしく。
工藤:そうですよね。それで生まれて来られている方もいらっしゃいますし。
若林:そうですね。さすがだわ。
ぽんちゃん:いいえ(笑)。
(会場笑)
工藤:ありがとうございます。ちなみに、デメリットってあります?
若林:デメリットね。どうだろう。
工藤:炎上ってどうなんですか?
若林:炎上は真面目な話、そんなにデメリットじゃない気がしてる。
工藤:はい、はい。
若林:作品で炎上する分にはね。作品で炎上すると、結局「何で炎上しているんだ?」って、みんなが見に来てくれる。それでアクセスや実売が増えるというのは、もう容易にあって。
もちろんアンチとか敵は増えるんだよ。それはもともと自分のことを知らなかった人たちの中で、味方になってくれる人、敵になる人がどんどんオセロみたいに白黒はっきりしていったというだけの話。
工藤:そもそも、全員に好かれるわけではなくて。
若林:そう、そう。それが加速されましたねというだけの話かなと思うので。
工藤:なるほど、なるほど。
若林:言動とかで炎上すると、メリットない(笑)。
工藤:わかります。
(一同笑)
若林:(笑)。誰の話かしら。誰の話だ(笑)。
工藤:言動で。
若林:さ、どうですか?
(会場笑)
若林:いかがですか?
ぽんちゃん:炎上で言うと(笑)、今ちょっと巻き戻しちゃいますけど、バズりと炎上って本当に表裏一体というか、似た側面があると思って。どっちもよりいろんな人に言及されるという、メンションされるという意味では、まったく同じ構造だと思っていますね。
それが、バズりの場合はポジティブなことだったり、炎上はネガもポジもどっちも……ネガのほうがちょっと多いかもしれないけど、という構図はまったく一緒だと思うので。この言及されるポイントを、いかに「人が嫌にならないか」というところでチューニングしていって、漫画を作るという考え方はありだなと思いますね。むやみやたらに炎上させよう、という考えじゃなくて。
工藤:炎上を狙うわけじゃないけれども、ユーザーの反応の仕方とか似ているから、そこはチューニングが必要で。たまにそれで炎上してしまうことがあっても、若林先生が言うように、そんなデメリットでもない。
若林:炎上させようと思って炎上させるのって、そもそも難しくない?
工藤:そうですね。聞いたことない考え方。
ぽんちゃん:そうですね。だからやはりバズも一緒で、バズらせようと思ってすべてがバズるわけでは、やはりなくって。
工藤:ありがとうございます。そこでSNSのバズというところについて、ぽんちゃん先生に「バズる時はこういったことを意識したほうがいいんじゃないか?」というところで、話したいところがあるというようなことだったのでそれを聞いてみたかったんですけど。「バズるだけだと意味がない」という。
ぽんちゃん:ああ、バズる。
工藤:作家さんのほうで、バズった後のことだったりとか、バズる前の準備が大事だったりするところを、事前打ち合わせで言っていただいていたなと思っていたので。それを聞きたかったんですけども。
ぽんちゃん:それは「バズった後に何があるか」。
工藤:バズった後。
若林:バズっただけじゃダメなのよという。
ぽんちゃん:そう、そう。
若林:その先も考えてという話?
工藤:そうですね。漫画の向こう側でいいです。
ぽんちゃん:次で話しましょう。
若林:そもそも、バズっただけじゃお金にならないからね。
工藤:そうなんですよ。
ぽんちゃん:そうですね。ちょっと話したいですね。次のところで。
“17.4万いいね!”を記録した、Twitter連載漫画の舞台裏 作者がネタ解説しながら考察する「なにがここまでバズったか」
Twitterで“12万RT”集めた漫画に秘められた、共感性と意外性 作者が実践する「この要素で何ポイント」というバズらせ方
“バズり”と“炎上”は表裏一体で、構造的にはまったく同じ 発信時に意識すべきは「言及されるポイント」のチューニング
SNSへの投稿がバズった後、その“続き”を投稿する恐怖 RTが減って感じる「よかった、もうがんばらなくていいんだ」
バズらせたいSNS投稿で意識すべき“ツッコミ待ち”の精神と、 受け手が「どんなコメントを付けてRTするかな?」への想像力
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