2024.12.19
システムの穴を運用でカバーしようとしてミス多発… バグが大量発生、決算が合わない状態から業務効率化を実現するまで
Can You Keep Donating and Regrowing Your Liver?(全1記事)
リンクをコピー
記事をブックマーク
ハンク・グリーン氏:あなたの肝臓の半分を、移植が必要な方に提供した場合、あなたの肝臓は1年以内に元通りになるようです。では、献血をするように肝臓のかたまりを繰り返し提供し、復元を待つことは可能でしょうか? 答えはノーです。
残念な事実ですが、その理由は興味深いものです。これは肝臓細胞の復元の仕方がポイントとなります。27人の肝臓ドナーの調査によると、肝臓の機能はわずか1ヶ月で通常どおりに回復し、1年以内には元の大きさに戻っていたといいます。さらに肝臓の再生が可能なのは、一度のみではないと考えられています。
あるネズミを使った研究で、肝臓を何度も取り出して再生を検証したところ、なんと肝臓は12回も復元されたといいます。どうやらネズミ類の肝臓の構造は我々人間とは異なるようです。ですので、人間の場合はこのようにはいきません。
また、仮にあなたの肝臓を再度提供できるとしても、医者がそれを奨めることはないでしょう。第一に、あなたが60歳以下の健康体だったとしても、肝臓移植は大きな手術になります。さらに肝臓は再生されますが、厳密にいうと完全な復元とは言えないようなのです。
サンショウウオのような生物は、欠損した体の部位を完全に再生できます。サンショウウオが足を失うと、傷口周辺の細胞が脱分化します。言い換えると、細胞が器官形成前の状態に逆戻りするのです。まだ特定の役割を持つ前の胚となり、骨や皮膚、筋肉など、状況に応じて、いかようにも変化できる状態になります。
これらの胚は増殖し、グループ分けされ、再度、特定の機能を獲得することで足を復元するのです。こうしてサンショウウオの足は新たな完全体として再生されるのです。人間の肝臓だとこうはいきません。人間の肝臓は未分化の代わりに、現状の細胞を増殖させることで欠損した分を復元します。大きさはほぼ元の状態に戻りますが、形や血管の配列などが等しく再生されるわけではありません。
つまり、肝臓の機能が回復したからといって、それは本当の再生ではないのです。これは専門的には代償性過形成と呼ばれるものです。この状態の肝臓だと安全に摘出するのが容易ではなく、移植するときの血管の結合が難しくなります。
肝臓の臓器提供は人の命を救いますが、提供を複数回行うのは、あなたにとっても、移植を受ける側にとってもよくないことなのです。
関連タグ:
2024.12.20
日本の約10倍がん患者が殺到し、病院はキャパオーバー ジャパンハートが描く医療の未来と、カンボジアに新病院を作る理由
2024.12.19
12万通りの「資格の組み合わせ」の中で厳選された60の項目 532の資格を持つ林雄次氏の新刊『資格のかけ算』の見所
2024.12.16
32歳で成績最下位から1年でトップ営業になれた理由 売るテクニックよりも大事な「あり方」
2023.03.21
民間宇宙開発で高まる「飛行機とロケットの衝突」の危機...どうやって回避する?
PR | 2024.12.20
モンスター化したExcelが、ある日突然崩壊 昭和のガス工事会社を生まれ変わらせた、起死回生のノーコード活用術
2024.12.12
会議で発言しやすくなる「心理的安全性」を高めるには ファシリテーションがうまい人の3つの条件
2024.12.18
「社長以外みんな儲かる給与設計」にした理由 経営者たちが語る、優秀な人材集め・会社を発展させるためのヒント
2024.12.17
面接で「後輩を指導できなさそう」と思われる人の伝え方 歳を重ねるほど重視される経験の「ノウハウ化」
2024.12.13
ファシリテーターは「しゃべらないほうがいい」理由 入山章栄氏が語る、心理的安全性の高い場を作るポイント
2024.12.10
メールのラリー回数でわかる「評価されない人」の特徴 職場での評価を下げる行動5選
Climbers Startup JAPAN EXPO 2024 - 秋 -
2024.11.20 - 2024.11.21
『主体的なキャリア形成』を考える~資格のかけ算について〜
2024.12.07 - 2024.12.07
Startup CTO of the year 2024
2024.11.19 - 2024.11.19
社員の力を引き出す経営戦略〜ひとり一人が自ら成長する組織づくり〜
2024.11.20 - 2024.11.20
「確率思考」で未来を見通す 事業を成功に導く意思決定 ~エビデンス・ベースド・マーケティング思考の調査分析で事業に有効な予測手法とは~
2024.11.05 - 2024.11.05