2024.12.19
システムの穴を運用でカバーしようとしてミス多発… バグが大量発生、決算が合わない状態から業務効率化を実現するまで
6 Weird Units of Measurement We're Still Using for Some Reason(全1記事)
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オリビア・ゴードン氏:2017年のハリケーンは散々なものでした。「ハービー」「イルマ」「マリア」の3つは、カリブ海沿岸とアメリカ南部に甚大な被害をもたらしました。
ハリケーンの猛威を目の当たりにすると、通り道に住む生き物はどうやって生き抜いているのか、不思議に思いますよね。
どうやら、迫りくる危険をいち早く察して逃げられる生物がいるようです。人間のように逃げ切れない陸上生物は、できる限りの力で避難するしかありません。驚くべきことに、鳥などの空を飛ぶ生物は、台風の目の中で危機を乗り切ります。
この事実は、気象学者が電磁波のパルスで物体の大きさと形を2次元化する「二重偏波」と「二重偏波探知機」を利用することで判明しました。
鳥でも昆虫でも雨粒ほどフォルムが丸くはないので、周波の形を見れば、嵐の中にあるものは何なのかが判別できます。探知機に映っているものを判別する時、台風の目の中に生き物の姿を確認できます。
台風の中に突っ込んで行くことは大胆不敵で、愚かな考えだと思わざるを得ません。しかし、台風の目の中の天候は穏やかなのです。
台風の目はものすごく低気圧で、嵐を引き起こすのに一役買ってはいるのですが、目自体は比較的暴風が吹いているわけではありません。台風そのものよりも5℃気温が高く、水分を固形化することがないので雲ですらありません。
以上の理由から、鳥や昆虫にとっては台風の目は安全と言えます。故意にそうしているわけでなく、天性の感覚でわかっているのでしょう。古くから台風の目が昆虫や鳥が生息する箇所で形成され、台風の目に遭遇して捕まってしまったかもしれません。
海鳥にも同様のケースが見られます。
台風の目をぐるりと囲むように垂直にそびえ立つ雲の壁は、暴風が吹きすさんでいます。ここに突進するのは本当に危険です。
台風の目の中にいるのは安全かもしれませんが、嵐がなかなか消えなかったら、乗り切ることは難しいでしょう。目の中の鳥たちは、眠ったり、食事をすることなくひたすら飛び続けなければいけないので消耗してしまいます。時には死に至ることすらあります。
しかも、嵐は鳥たちの巣を荒らしてしまうので、安住の地はなくなってしまうのです。渡り鳥だったら何百キロも住処から流されてしまうでしょう。
2005年に西ヨーロッパで発生したハリケーン・ウィルマが、北アメリカから飛来したエントツアマツバメの群れに直撃しました。700を超えるエントツアマツバメが死に、鳥類学者は年間の生息数が半分になったと発表しました。
ハリケーンの状態はさまざまですので、嵐の発生中と消失後、鳥たちに何が起こっているのかを割り出すのは難しいです。しかし、鳥たちの行動を観察し続けることで、正しい情報は引き出せるでしょう。
「安全第一」ではありますが、嵐の発生中に巻き込まれ、巣から離れているような鳥を見かけたら、観察してまとめておくと、生き物たちがどのように熱帯性低気圧と向き合っているのか知ることができます。
これは一風変わった、生物たちの知恵でもあります。
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