
2025.02.06
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Why Don’t Humans Have Penis Bones?(全1記事)
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陰茎の骨。文字通り、陰茎の中にある骨のことです。実在している骨で、変な意味ではなく、真面目な意味で、科学的な話題の対象とされるものです。
しかし、陰茎骨に関心を払っている人はそんなにいないのではないでしょうか。その骨についてどうこう言ってみたところで、人間にはそんなものはないのですから。
ごくまれにカルシウムを増強したために陰茎骨らしき骨を持つ人も存在しますが、それは本物の陰茎骨ではありません。
ネズミしかり、猫しかり、犬にだってほ乳類の大多数には陰茎骨があります。陰茎骨を持たないほ乳類を挙げる方が難しいでしょう。
小さなナキウサギですら、陰茎骨を持っています。
人間に最も近いとされる、チンパンジーもそうです。
ヨウモウザルのような少数の霊長類は人間と同じですが、ほ乳類のメスの中には、陰茎の変種のような「陰核骨」を持っているものもいます。
どういう経緯で、人間の陰茎骨がなくなったのでしょうか。何年もの間、この問題は科学者を悩ませてきましたし、性行為ではより一層の困惑を招いてきたことでしょう。
まず、陰茎骨についてわかることは、動物にはさまざまな陰茎骨があることです。指の爪ほどの小さなものもあれば、絶滅した恐竜のように1.5メートルもの陰茎骨もあります。この記録的な大きさの骨は、オークションで8,000ドルで売られていました。
陰茎骨は形にも違いがあります。比較的真っすぐなものもあれば、釣り針のような形もありますし、三つ又の形もあります。
生物学者曰く、陰茎骨は体の骨の中で最も多様性に富んだ骨で、生殖にとって重要なものであるとしています。しかし、どういった点で重要なのかはハッキリとはしていません。
一説によると、生殖行為中にオスの陰茎骨の刺激によって、メスの排卵が促されると卵子が排出されるので、受胎を成功させるのに役立っているそうです。
人類の排卵は自発的なものです。しかしフェレットやネコ、ネズミなどの動物たちは、生殖行為を行っている時のみに誘発されて排卵します。
ただ、陰茎骨があることと、誘発性の排卵動物であることに関係はあまりはありません。誘発性の排卵動物として有名な猫の例を取ってみましょう。彼らが持っているのは、体の大きさの割に小型の陰茎骨で、自発的な排卵動物の代表格である犬や狼のものよりも小さいです。
他の可能性としては、陰茎骨はメスの膣口へ挿入することを容易にするためと考えられています。しかしそこにも問題はあります。陰茎骨の大きさは個体差がありますし、オス・メス間にも、大きさの違いがあります。
2016年に発表された研究について話を移します。2人の人類学者が陰茎骨の進化には、生物学的な発見があるとしました。
彼らは、「長時間挿入説」として知られる第3の可能性を提唱。どうやらそれが的を得ていたようなのです。その可能性については、すでに検証済みです。
「長時間挿入」は長く性行為を行うための考え方です。より長い挿入時間はメスが行為を途中で止めたり、他のオスと性行為を持つことを防いでくれるので、当然、オスの精子は卵子に着床しやすくなります。
骨は支え棒のような役割を果たすので、長時間の性行為にはうってつけなのです。精子が通るための尿道の位置を含め、正しい勃起状態を保ちます。
学者たちは、陰茎骨の有無と長さが生殖行為の長さと相互関係にあることを突き止めました。一般的に、挿入時間を3分以上に長引かせられた動物には陰茎骨があります。
人類を含む、陰茎骨のなくなった種の挿入時間は短くなります。研究結果によれば、典型的な挿入時間はおよそ2分だそうです。
9,500万~14,500万年前に進化を終えている陰茎骨は、霊長類と肉食動物が分かれる前の、有胎盤哺乳類における最初の進化なのです。つまり、陰茎骨は私たちの祖先の初期段階と言えるのです。
さらに、繁殖期が定まっていて、多婚性の霊長類はより長い陰茎骨を持っていることも突き止められています。つまり、陰茎骨は交尾の際に他のオスの精子を打ち負かさなければいけない種には有効です。
一夫多妻のハツカネズミですが、性的な制限を加えた実験では、27代にも渡って、陰茎骨の長さが変化したそうです。
ネズミが性的抑圧を受けると、陰茎骨は大きくなるのです。
しかし、一夫一婦制を多く採用している人類が性的抑圧を受けることはあまりありません。何百年も前に発展した一夫一婦婚は、陰茎骨の消失に一役買ったのではないでしょうか。もうそんな骨は必要ありません。
科学的な根拠を話すと、人間の陰茎には「陰茎ワナ靭帯」という結合組織があって、陰茎骨がなくても性行為に十分な硬度を保てる仕組みになりました。陰茎骨はなくなりましたが、その代わりに、精子が然るべきところへと辿り着けるような身体となったのです。
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