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肉食昆虫アメンボがトンボを捕獲 自然界の生態を迫力ある写真で表現する図鑑『MOVE』

2017年11月16日、講談社新刊書籍説明会で著者や編集者らが新刊を発表しました。本パートでは講談社の動く図鑑『 MOVE』の編集長・森定泉氏が登場。新刊の内容や、イベントのコンセプトなどを語りました。

『動く図鑑 MOVE』とは何か

司会者:児童書やキャラクター書籍を主に扱う第六事業局です。創刊約6年で累計270万部を突破した人気の学習図鑑、『動く図鑑 MOVE』。その初の体験型企画展を再来週11月29日からスタートさせます。清田さんからお願いいたします。

DVD付 昆虫 (講談社の動く図鑑MOVE)

清田則子氏(以下、清田):みなさま、今日は講談社新刊発表会にどうぞようこそお越しくださいました。

第六事業局の清田と申します。今回の第六事業局は『MOVE』一択でございます。先ほどご紹介がありましたように、11月29日から『MOVE 生きものになれる展』というのがあるんですけども。

『MOVE』は、2011年7月にまったく新しいタイプの図鑑として創刊されました。紙ですけどDVD付きで本当に動くような事典です。今年には250万部を突破いたしまして、来年には300万部を突破する予定でございますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。

それでは、『MOVE 生きものになれる展』に最初からプロデューサーとして関わっている、ドクターモーリンこと森定泉編集長に登壇してもらいたいと思います。

編集長が珍衣装で登場

森定泉氏(以下、森定):はい、どうもみなさん、今日はようこそお越しくださいました。

(会場笑)

『MOVE』編集長の森定です。PRの時は白衣を着ることになっているので、こういう格好で失礼します。図鑑がイベントになったということなんですけど、まずどんな図鑑か説明しないといけないと思うんですけど。

今、清田が話していたように、6年前に創刊されて今、270万部を突破いたしました。創刊1年半でシェアトップになって、今、小学館さんと抜きつ抜かれつでトップ争いをしているんですけども、うちの方が冊数は少ないので人気ナンバーワンは間違いないかなと考えてます。

どういう図鑑かというと、これはジャガーがワニを食べているところというような、昔の図鑑にはなかった迫力のある写真をたくさん載せていまして、下の方に「ポイントは驚きと感動」と書いてあるんですけど、子どもたちに驚きのあるそういう写真や情報を伝えていこうというのがコンセプトです。

肉食昆虫アメンボの生態

森定:これは、僕が一番好きな写真なんですけども、トンボにアメンボが群がってるところなんですけど。アメンボってすごい肉食昆虫なんですね。こういう好奇心を刺激して、興味のきっかけになるというのをコンセプトに図鑑を作っています。

こういう水の上を走るトカゲ、バシリスクとかも載っていて、こういう写真とあと映像はNHKのエンタープライズがDVDを作っているんですけども、子供たちから非常に厚い支持を受けていまして。

毎日ハガキが10通から20通届いています。これは初版10万部の児童書と比べても多いくらいのハガキの返りで、他の図鑑ではない『MOVE』ならではの支持のされ方だと思います。

その厚い支持を背景にイベントをやろうということになりました。それが『MOVE 生きものになれる展』です。

どういうイベントにしようと思ったかというと、ここに「体感」って書いてあるんですけど、迫力のある写真と映像ですごい支持を受けたんですけど、じゃあその先にあるものは何か? と考えた時に、それは体験型イベント、体を使って実際に感じてもらいたいというふうに考えました。

先ほど「好奇心を刺激する」という話をしたんですけど、じゃあイベントの場合それは何か? と考えた時に、想像力を刺激するような体験型イベントにしようということで「生きものになれる」というコンセプトを考えました。

ももクロも応援しています

森定:子どもはごっこ遊びとかもすごい好きだと思うんですけど、実際おもしろい映像を観て「ライオンになってみたい」とか、さっきのバシリスクみたいに「水の上を走るのすごいな」というのを、本気で応援して実現しようというイベントです。次は映像がありますのでご覧ください。

(紹介映像が流れる)

はい、ということで、これは今工場で作っているところです。さっきのも工場だったのでまだ作り途中なんですけど、今VRとかARとかああいうデジタルなものがもてはやされている時に、今回のイベントでは完全なアナログというか手作り感満載のイベントです。

どうしてこういうふうにしたかというと、さっき想像力という話をしたんですけど、VRとかは想像力がまったく必要ないんですね。強引に頭の中に入ってくるというか、もうおもしろさもみんな同じなおもしろさになってしまう。

今回のポイントは子ども向けのイベントということもありまして、想像力の種を会場のあちこちにたくさん仕込んでいます。そういう意味でいうと、一人ひとりがみんな違う体験をできる。想像力と、あと体を使ってフルに、体も頭も疲れるけどもたぶん何か残るんじゃないか、そういうイベントにしようとして、今こうやってがんばって作っているところです。

そういうコンセプトに共感して応援団に就任してくれたのがももクロちゃんZのみなさんです。これ、(当日の配布資料に)「取材ポイント1」って書いてあるんですけど、プレスの発表会にも来るのでモノノフの方々がここにもしも混ざっていたらぜひおいでください。じゃあ彼女たちの思いをちょっと聞いてみたいと思います。

(ももいろクローバーZの動画が流れる)

森定:実際会場には求愛ダンスをテーマにしたアトラクションもありまして、そこではももくろちゃんのみんなが求愛ダンスのやり方とか、求愛が成功すると「やったね!」って褒めてくれたり。

あとうまくいかないと「がんばって!」って励ましたりとかしてくれるので、褒められたり励まされたりしたい方もぜひ会場に足をお運びください。それだけではなくて、次の映像をご覧ください。

『進撃の巨人』ともコラボ

(恐竜の映像が流れる)

森定:『生きものになれる展』の会場には、恐竜も登場します。(映像を指して)これは実際に動き回る恐竜で、みんなが恐竜になれるわけではないんですけど、恐竜に食べられる、恐竜の獲物になるという、そういうアトラクションです。なので恐竜に食べられたい方、ももクロちゃんたちに褒められたい方はぜひ来てください。

あと、講談社のキラーコンテンツであります『進撃の巨人』とキャラになれるコラボグッズを会場限定で発売されます。

これは、『進撃の巨人』のキャラクターがペンギンになったり、スズメバチになったり、あとクズリというイタチになったり、あとミサゴという鷲鷹になったりという、そういうすごくレアなアイテムですのでぜひこれもご覧になってください。

今回のイベントをきっかけに『MOVE』の完全書が7冊登場いたしました。出版不良と言われる時になんでこんなに図鑑が実際に売れていて、こんなに拡大しているのかということも、いろいろおもしろい話がありますので、ぜひイベントだけでなく、図鑑の話も取材していただければと思います。

それでは今日はどうもありがとうございました。

(会場拍手)

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