2024.12.19
システムの穴を運用でカバーしようとしてミス多発… バグが大量発生、決算が合わない状態から業務効率化を実現するまで
How Close Are We to the Perfect Smart Home?(全1記事)
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ハンク・グリーン氏:食べ物の期限を教えてくれるスマート冷蔵庫から、スマートフォンで消灯できるオフィス用の照明など、インターネットと繋がっているものがたくさんあります。
このスマートデバイスのコレクションは、「Internet of Things(IoT)」と呼ばれ、それは私たちの家や店、さらにレストランに変化を与えています。そして、そのうちさらに多くのことが可能になるかもしれません。
漫画やSFで見たことあるような革新的で完璧に自動化されたスマートホームでは、基本的に家は自動的に起動します。それはいつでも人が必要なものを把握しており、バーチャルアシスタントが質問に答えたり、電化製品をコントロールします。
まだその時はきていはいませんが、すべてのことができるスマートビルディングのある未来は、それほど遠い未来ではないかもしれません。
最初に開発すべき主要な種類のテクノロジーはほんの一部で、私たちはそれらを理解するための道をすでに進んでいます。
実際のスマートホームでは、すべてのデバイスを完璧に同期すること、相互に通信させること、そして家の周りで起こっていることを知るために十分に強力なシステムが必要となります。環境が整えば、スマートアラームが朝に鳴った瞬間から、リビングの照明が点灯し、コーヒーが淹れられ、好きなチャンネルのテレビがつきます。
しかし、そのシステムは先のことを知っておく必要があります。そうすれば、あなたのルームメイトがすでに起床していてテレビを見ていたときに、チャンネルが変わることはありません。
このようなシステムには強力なハードウェアが必要となり、現時点でのキッチンカウンターの小さなスピーカーは、効果的ではなくなります。
しかし、非常に良い回避策があります。ほとんどのスマートデバイスは、先進的なデータ処理機能を担う遠隔の強力なセントラルコンピュータとすでに接続されています。
だから、家のすべてのことを把握して最適な操作を自動的に行うことができる、複雑なプログラムを作動させるためのスーパーコンピュータは自宅には必要ありません。
データはインターネットを介してリモートコンピュータに送信され、処理後にデバイスへ指示がいきます。
しかし、接続されたシステムに十分なコンピュータパワーがあったとしても、家全体を自動化できるソフトウェアを設計する必要があります。私たちはスマートフォンアシスタントを持っていますが、それほど大したものではありません。スマートフォンアシスタントは特定の支持しか理解できない上に、混乱することも多々あります。
完璧なバーチャル執事を作るためには、自然言語処理と機械学習という2つのコンピュータサイエンスの進歩が必要です。
自然言語処理は、私たちが自然に話す方法を理解できるプログラムを設計するのに非常に重要なものです。つまり、あなたのスマートホームは、原文、それぞれの文脈、複数の意味を持つ単語、その他の言語を構成するすべてのものを理解する必要がありますが、言語は非常に複雑であるため、完璧に理解できるコンピュータはこの先なかなか完成することはないでしょう。
しかし、コンピュータがデータを収集して自身に教える機械学習が役に立ちます。無数の単語や文法のルールをスマートホームにプログラミングする代わりに、ソフトウェアは何をすべきかを自身に教えることができます。
世界中のデバイスは、人々が与える指示に関するデータを収集し、そのプログラミングとアルゴリズムに対応して適応させます。あなたはすでに、このバージョンを使用しているアシスタントを電話の中に持っているでしょう。それが新しいスラングやファッショントレンドなどを学ぶ方法です。
もちろん、これらが私たちのことを完全に理解する学習ができるまでに至っているわけありません。そして、正直なところ、最近私は人々が話していることを時々理解できないことがあります。
より高度な機械学習があれば、スマートホームははおそらくすべての質問に対して適切に応じることができるでしょう。それが収集したデータに基づいて、午後5時以降に夕食のレシピを提案するだけでなく、午後にコーヒーを淹れることまで学んで実行します。
ですから、忠実なバーチャル執事が欲しいなら、まだ希望はあります。
最後におそらく非常に重要なことですが、スマートホームは完全に安全である必要があります。
詐欺師からWiFiのネットワークを保護するルーターや、その他のデバイスを備えていることに加えて、自宅のデバイスには攻撃をシャットダウンする機能が必要です。
インターネットに接続されているすべてのものは、ワイヤレスネットワークのアクセスポイントになります。ですから、ハッカーたちはスマート水槽などを使って、アカウントやパスワードを取得する可能性があります。
馬鹿げたことに聞こえますが、それは実際に昨年の夏にカジノで起こっています。
完璧なスマートホームは、現在ある攻撃と、アプライアンス構築後に発見された脆弱性の両方から保護する必要があります。
すべての企業が、水槽のような小さな物を悪用されることを想定して作っているわけではありません。したがって、誰もがこの保護する波に乗る必要があります。
そしてデバイスを作成した企業がそのビジネスから降りたり、ソフトウェアの更新を中止したとしても、自分自身で保護する必要があります。
同様に、1年後に新しい冷蔵庫を購入すべきではありません。なぜなら、それを構築したスタートアップが行き詰まり、新しいウイルスが流出するからです。
その完璧なスマートホームのセキュリティを得るためには、すべてのアプライアンスをアップデートし続け、どんなに小さくても長期的にそれらのアップデートを持続可能にする方法を見つけ出す必要があります。
完璧なスマートビルディングは、私たちが住むところから買い物の仕方、そして仕事のやり方まで、いつか私たちの生活に変化をもたらすでしょう。
しかし、それが実現する前に構築すべきコンピュータ科学の開発はたくさんあります。今のところ、私たちの技術はまだ完璧とは言えませんが、それが実現する社会はすぐそこにあります。
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