PR2025.11.27
数理最適化のエキスパートが断言「AIブームで見落とされがちな重要技術」 1,300社が導入した「演繹的AI」が意思決定を変える
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けんたさん:これ、ちなみに……。

野口忍氏(以下、野口):これはPROCALIBERというモデルで、本格的なクロスカントリーバイクです。
けんたさん:これは29インチ?
野口:これは29インチですね。そして、ほぼハードテールと呼ばれる、前にはサスペンションがあるんですけど、後ろにはサスペンションがないモデルです。
けんたさん:ないですね。
野口:ただ、これには、DOMANEのIsoSpeedテクノロジーがついているんです。

けんたさん:あ、出た出た。
野口:得意の。
けんたさん:見たことある(笑)。
野口:Trekしか使わない、Trekのテクノロジー。これで快適性を獲得しているんですね。
けんたさん:サスペンションがついてないけど快適ですよ、っていう。
野口:はい。車体もカーボンで、重量軽いんで、登りが非常に軽いです。
けんたさん:うんうん。
野口:クロスカントリーの場合、下りももちろん楽しむんですけど、そういうジャンプしたりというより、どちらかというと下りもスムーズに速く走るのが目的なんですよね。なので、もちろんサスペンションもないですし、29インチのほうがそういった方にはおすすめかなと。
けんたさん:へぇ。
野口:これは同じ29インチで、こっちもクロスカントリー用のバイクです。

ただ、こちらにはギアに、このサスペンションがついています。

多くのマウンテンバイクには、前後にサスペンションがついてるタイプが多いんですけど。これは後ろにはついてるんですが、ストローク量と呼ばれる、サスペンションが伸び縮みする量が比較的少ないんですよ。
けんたさん:短いですね。
野口:そうなんです。少ないと何がいいかというと、登りでのロスを最小限に抑えられるんです。
けんたさん:なるほど。
野口:ただ、下りは高速で走った時にちゃんと動いてくれるので、それなりに衝撃を吸収してくれつつ、コントロール性にも長けるので、速く走れるバイクですね。
けんたさん:なるほど。登りのロスというのは、(サスペンションが)重くなるからってことなんですか?
野口:重くなるっていうよりも、動きすぎると、ペダリングした時に沈み込んでしまうような動きになるんですね。
けんたさん:あ、なるほどね。
野口:それがやっぱり、登りでいうとロスにつながってしまう。
けんたさん:そっかそっか、踏んだ時に一緒に沈んじゃうから、パワーが逃げちゃうというか。
野口:なので、それを防ぐための機能があります。これはクロスカントリーのTOP FUELというモデルです。これには「リモート」という、ワイヤーがここにあるんですけど。

これを引くと、ワイヤーが引っ張られるじゃないですか。
けんたさん:あ、引っ張られますね、ここね。

野口:そして、リリース。

けんたさん:はい。
野口:これが引っ張られるとどうなるかというと、完全にロックするんです。
けんたさん:あ、ここがもう動かなくなる。
野口:動かなくなる。
けんたさん:えーー、すごいっすね。
野口:だから、すごい路面状況がきれいなところとか、登りでは、ロックさせて、一切無駄をなくして。そして、下りに入る瞬間にこれをリリースしてバンバン動かしながら、楽しく下っていくという。
けんたさん:楽しい。やっぱりロードにはない、この感じね。
野口:いや、めっちゃ楽しいですよ。
けんたさん:自分でこう、操ってる感が。
野口:そうなんですよ。本当、まさにそう。
けんたさん:ヤバいっすね。
野口:ちなみに、いいイメージあります、ここに。

これは、ロックセクションが多くて、バイクをコントロールしないといけない。バイクを操らないといけないので、あんまり楽しめないかなっていう状況ですね。
じゃあ、こういうところを走るバイクはどれかというと、前後ともにサスペンションが動く量が。
けんたさん:ストロークが。
野口:はい、ストロークが長いやつがあるんです。それが、例えばこのあたりですね。REMEDY。

けんたさん:すごいこう……、幅が。
野口:すごいっすよ。これが160ミリのサスペンションですね。

なので、逆にこれをクロスカントリーで使うと、サスペンションがちょっと動きすぎて、逆にロスが発生するという感じです。
けんたさん:へぇ。バイクごとに用途があるんですね。
野口:もうぜんぜん違います、はい。
けんたさん:そうなんだぁ。
野口:クロスカントリーバイクから、よりダウンヒル、下り系のバイクになるにつれて、乗り手の、ライダーのポジションがだんだん後ろにシフトしていくんです。

けんたさん:へぇ。前かがみからどんどんこう、後ろになってくる。
野口:そうそう。後ろに体重バランスを持っていくことで、勾配のきつい下りでも安定して走れるような。
けんたさん:なるほどね。
野口:はい。
けんたさん:へぇー。
野口:それがわかりやすい例がこちらです。REMEDYというモデルで、先ほどのああいうところを走るのには最適かなと。
けんたさん:へぇ。
野口:これは完全に、100パーセント、ダウンヒル。下りだけのバイクです。

けんたさん:(笑)。
野口:これは登れないです。
けんたさん:すごいですもん、この……。

野口:すごいでしょ、この角度。
けんたさん:(重心を後ろにかけて)たしかにこうですね、乗った感じ。
野口:そう、そうなんです。はい。サドルの角度とか見てもらっても、どう考えても登るスタイルではない。

けんたさん:そうですね(笑)。
野口:もっとこう、ずっしり構えて、重心が後ろにあって。その代わり、ストローク量はモトクロスのオートバイ並みです。
けんたさん:はい。
野口:すごいジャンプしても、しっかりと衝撃吸収してくれます。
けんたさん:すごいなぁ。
野口:マウンテンバイクでも走る用途に応じて、いろいろあるんですよ。
けんたさん:深いですね、やっぱり。マウンテンバイク、サスペンションがついていたらみんな同じというわけじゃないんですね。
野口:ぜんぜん違います。先ほどのクロスカントリーのバイクで、例えばダウンヒルコースの激しいコースも、下れなくはないんですよ。でも、どうなるかというと、スピードが遅い。
けんたさん:なるほどね。
野口:遅いとどうなるか。楽しくない。これは逆のことが言えます。サスペンション多いと重量も多いです、重たいです、クロスカントリーバイクに比べると。するとどうなるかというと、登れない(笑)。こぎづらい(笑)。ということが正直ありますね。
けんたさん:下り専門の。
野口:そうです。そして、先ほどのREMEDYやSLASHというモデルは中間です。

まあ、登りもできますけど、どちらかというと下りを楽しむようなバイクですね。
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