2024.10.10
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ロードバイクの選び方とは?初心者にも分かりやすくタイプ別に教えてもらいました!(全1記事)
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けんたさん:「ロードバイクこれから買います! ヨッシャ!」ってなった時に、いろんなメーカーさんあって、そのメーカーさんごとにいろんなロードバイクを出してる、と。「これはこうです。これはこういう特徴があって……」ってよく言ってますけど、ぶっちゃけよくわかんないという人がとても多いと思うので、今日はこのTREK WORLDに来させてもらったので、ここにいるジャジャーン! Trekの野口さん。
野口忍氏(以下、野口):はい、こんにちは!
けんたさん:こんにちは、とてもいい体格をされている方なんですけどね。
野口:ありがとうございます(笑)。
けんたさん:もともとスプリンター系だったのか、どうなのか。
野口:もともとは、マウンテンバイクのクロスカントリーをやってまして。
けんたさん:あ、クロスカントリー、クロカンだったんですね。それはいい体格になりますよね。
野口:3度アジアチャンピオンになりました。
けんたさん:うわー! アジアチャンピオン3回なってるという。
野口:今はちょっと……(笑)。
けんたさん:いやいや(笑)。まあ、そんな野口さんに、ロードバイクの種類とか、Trekにはどんなものがあるのかお話をしていただければなと思います。さっそくちょっとやっていただこうかなと思います。
野口:はい、わかりました。
けんたさん:よろしくお願いします。
野口:お願いします。
けんたさん:さっそくなんですけども、いろんな自転車がある中で、「山登りたいです」とか、「長距離走りたいです」とか、「とにかくカッコいいのがいい」とか、そういういろんな人がいると思うんですけど。
野口:そうですね。Trekの強み・売りというのは、それぞれの目的に応じて、究極のロードバイクをつくるというところで、3つのラインナップが用意されてます。
けんたさん:あ、らしいですね。ちなみに、それは……?
野口:まずこちら、MADONEです。
けんたさん:カメラさん、ここにグーッとここ来て、MADONEが。
野口:これがどういうバイクか。
このMADONEの特徴は……。
けんたさん:ケーブルがぜんぜんないんですかね。
野口:そうなんです。もう究極のエアロロードバイク。
けんたさん:エアロロードバイク。
野口:まあ、エアロロードバイクって何かというところなんですけども、自動車でもそうなんですが、みんな空力を考えて、車体の外観をつくってると思うんですけども。
けんたさん:はい。
野口:自転車も同じような考え方で、空気の流れをしっかり考えて、フレームの形状、形、デザインをつくることで、速く走れると。
けんたさん:要は、空気抵抗が少ないってことですか?
野口:少ないです。
けんたさん:なるほど。
野口:例えば、フレーム。じゃあ、真正面から見てみましょうか。
無駄なものが一切ない。
けんたさん:無駄なものがないっすね。
野口:ですよね。普通はケーブルが出て。
けんたさん:そうですよね。ここにニョロニョロって出てますよね。
野口:そうなんですよ。
けんたさん:どこにあるんですか? ケーブルって。
野口:これ、全部このフレームとハンドルバーから入って、フレームの中に入っています。
けんたさん:あ、全部中で、こう、ゴチャゴチャしてるんですかね?
野口:そうなんですよ。
いろんなメーカーさんが、こういう空気抵抗に優れたエアロロードバイクを出されてますけど、ほとんどのメーカーさんがある1点妥協されるんですよ。妥協せざるをえない。
けんたさん:そうなんですか? 初めて聞いた。
野口:何だと思います?
けんたさん:何だろう。
野口:どこかに妥協するんですよ。
けんたさん:1個妥協するところ。
野口:まあ、基本1個ですね。そうですね。主なポイントとして、1個妥協しています、多くが。
けんたさん:ブレーキ?
野口:正解です(笑)。
けんたさん:当たっちゃった(笑)。
野口:MADONEの場合は、ブレーキ自体もフレーム形状に合わせて、Trekが独自で開発してつくっています。
けんたさん:ブレーキがついて初めてフレームとして完成みたいな。
野口:もうトータルパッケージですね。例えば、おもしろいテクノロジーが、これ、ベクターウィングというんですけど。
けんたさん:ベクターウィング?
野口:ベクターウィング。
これは何かというと、中にケーブルが通ってるんですけど、ハンドル切った時に、アウター受けというワイヤーが通ってるパーツを、ちょっと逃げをつくらないといけないんです。
けんたさん:なるほどね。そっか、そっか。そのために、ここがパカパカするようになってる。
野口:そうなんですよ。究極のスピード、速度を求める方には、非常におすすめです。
けんたさん:Trekのレースにも出してるんですか?
野口:そうですね、もう本気で。ツール・ド・フランスで別府史之選手が使ってるのもこれ。
けんたさん:乗ってるやつですもんね(笑)。そうですよね。ありがとうございます。
野口:はい。
野口:EMONDA SLR9という、一番最高級グレードのモデルになるんですけども。
けんたさん:(EMONDAを持ち上げて)あ、軽い!(笑)。めちゃめちゃ軽い。
本当だ、バランスが。これ、すごいや。
野口:まあ、これで、そうですね、このスペックでいくと、5.5キロとか。
けんたさん:5キロですか! 5キロって(笑)。
野口:5キロ台です。
けんたさん:5キロっていったら何を想像しますか?
女性:うちの猫のほうが重い(笑)。
けんたさん:あ、本当ですか(笑)。猫のほうが重い。ちょっともしかしたら……。
女性:太めの猫(笑)。
けんたさん:太めの猫かもしれない(笑)。
野口:軽いことのメリットは、やはり日本の地形って登り、峠もあるので、そういうところで楽にといいますか、他のバイクに比べると楽に登れるバイクです。
けんたさん:やっぱり軽いというのは、そういうことなんですね。
野口:はい、そういうことです。
アルベルト・コンタドール選手。
けんたさん:コンタドール選手。
野口:今年で引退を。
けんたさん:らしいですね。
野口:発表をしましたけども、今年もツール・ド・フランスで使用したモデルと同じ。
けんたさん:あ、同じモデルなんですね。
野口:はい。
けんたさん:へぇー。
野口:コンタドールのために開発された、と言っても過言ではない。
女性:けんたモデルじゃなくて?(笑)。
けんたさん:ケンタドール?
女性:ケンタドール(笑)。
けんたさん:ケンタドール(笑)。
野口:やっぱり軽さからくるペダリング、普通に自転車にまたがってぺダルを踏んだ時の軽さとか、反応性が抜群です。
けんたさん:抜群にいいんですね。
野口:はい。
フレーム単体重量で、これはちょっと実際はペイントがあるので、これは640グラム。フォークもちょっとついてますけどね。
けんたさん:フォークなしでフレーム単体で。
野口:フォークなし、フレーム単体で、50センチのフレームサイズで、610グラムですね。
けんたさん:むっちゃ軽い。マジで軽い(笑)。
野口:まあ、業界最軽量と言えるかと思います。
けんたさん:ということで2つ、エアロロード系と、軽量、超軽量ロードバイク。……これだけですか?
野口:もう1つあります。
けんたさん:もう1つある! ほうほう。ちなみに……?
野口:もう1つはDOMANE。
けんたさん:DOMANE。
野口:じゃあ、これいきましょうか。
これは、SL5というミドルグレードのものです。ハイエンドも同じテクノロジー使ってます。何かというと、見ていただきたいのが、ここのパイプ。
ここは、シートチューブというんですが。
上からシートマストキャップという、サドルを固定する部分をかぶせているんですね。
けんたさん:はい。
野口:そして、この部分をトップチューブと呼ぶんですけども、さっき言ったシートチューブとこのパイプは、通常は完全にジョイントされてるんです。
こういう形で固定されています。
ただ、これは、挟み込みながらここにピボットがあって。
けんたさん:ありますね。
野口:ここにベアリングが入ってるんですけど。下からの衝撃を、うまくしなることでいなしてくれます。
けんたさん:いなしてくれる、へぇ。
野口:実際にお見せしましょうか?
けんたさん:え、あ、いいんですか?
野口:はい。
けんたさん:これはすごいな。
野口:フロントディレイラーのあたりから、ボトルケージをつけるネジ、このあたりをちょっと見といてくださいね。ここを中心にしなります。上から力かけると。いきますね。
けんたさん:これ、しなりじゃなくて、こっちを見てしまう。
野口:(笑)。
けんたさん:押し込む時のこの筋肉が見たいぐらいですけど、ちょっと1回見ましょうか。
野口:いきますね、ここ。
けんたさん:ちょっと待ってくださいね。今、ピントちょっと合わせるんで。……はい、じゃあ、お願いします。
野口:はい。
わかります?
けんたさん:前にちょっと出てる感じがしますね。
野口:通常のカーボン製のロードバイクというのは、ここからしなることはありえないんです。
けんたさん:うんうん。
野口:フロントのホイールの中心から、ギアのホイールの中心までが、ちょっと長めに設定されています。
けんたさん:なるほど、なるほど。
野口:ストレートでまっすぐバーンときているものが多いんですけど、これは前にこう、曲がってる感じなんですね。
けんたさん:ちょっとシュッとなってますよね
野口:これが特徴的で。どういうことかというと、コーナリングのコントロール性がすごく扱いやすいんですよ。
けんたさん:これはもしかしたら、噂の石畳をイメージしてるわけですね。
野口:そうですね、石畳をイメージして。もともとはプロサイクリストのレジェンドでもあるファビアン・カンチェラーラ。
去年引退しましたけども、ファビアン・カンチェラーラ選手のためにつくられたバイクなんですよ。
けんたさん:へぇー。
ここにもしなるギミックがあって。
野口:ここにもあります。
けんたさん:ここにもしなるギミックがあって。
野口:あとは全体的なフレームの設計、ジオメトリというところも。
けんたさん:ジオメトリも、乗りやすいというか、快適な仕様になっている、そういうロードバイクなんですね。
野口:そうですね。
けんたさん:まとめると、Trekは主に3つの種類のロードバイクがある、と。
野口:はい、そうです。
けんたさん:MADONE。
EMONDA。
そして、DOMANE。
野口:そうですね。
けんたさん:エアロ系か、超軽量か、あとは快適か。そういったふうにロードバイクを自分のスタイルで選んでいただく、と。Trekなりに、すごくこだわって突き詰めたものが、3車種あるということなんですね。
あなたのロードバイク選びに、少しでも役立てればいいなと思います。野口さん、ありがとうございました。
野口:はい、ありがとうございました。
けんたさん:またよろしくお願いします。いや、すごい。この握手がね、もうね。
野口:いやいや(笑)。
けんたさん:力強い。持ってかれる(笑)。
野口:普通だったんですけど(笑)。
けんたさん:みなさん、どうもありがとうございました。さよなら、バイバーイ。
野口:さよならー。
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