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ミレニアルズは共感を求める オンラインメディアの新しい常識(全2記事)

「共感があれば世界を変えることができる」 米国で圧倒的支持を集めるメディア『Refinery29』が、共感を研究する理由

2017年10月10日、ビジネス+カルチャー+テックの視点から「ダイヴァーシティ」を再定義する越境型カンファレンス、WIRED CONFERENCE 2017が開催されました。イベントには、国内外からさまざまなスピーカーが一堂に会し、「わたし」や「アイデンティティ」をテーマに講演を行いました。トークセッション「ミレニアルズは共感を求める オンラインメディアの新しい常識」では、ミレニアル世代から圧倒的な支持を集める女性向けメディア「Refinery29」のジョン・ブレット氏が登壇。さまざまなSNSを駆使して月間5億人ものユーザーを抱える「Refinery29」が考える「共感」の正体について語ります。

ファッションを民主化したい

ジョン・ブレット氏:私は、今日、ニューヨークのブルックリンから来ました。私が今(妻の)ジリアンと一緒に住んでいて、Refinery29が生まれた場所でもあります。

テクノロジーと、それから本当の人間の共感というものを組み合わせれば、どれだけ離れていても、またどれだけ文化が違っていても関係ないということを確信しています。この組み合わせこそがRefinery29の根幹になっています。

(スライドを指して)これは、WebページとしてRefinery29が2005年の7月10日にリリースしたもので、東海岸時間13時36分に発表しました。いまやこれが年間1億ドルの売上になっているわけです。

これはショッピングツールです。マンハッタンの下部をモールにしてしまおうというアイデアです。プラダのような大手のファッションブランドの代わりに、小さなお店、独立系のクリエイターやデザイナーが中心になっている、という趣旨のショッピングモールです。

そしてその時に、拡張現実というテクノロジーを使いました。いくつもの情報を階層的に示すことによって、ユーザーはいろんな世界の見方を楽しむことができました。この技術を使うことによってスタイルやファッションをたくさんの人の手に届くように民主化したいと思ったのです。

Piera GelardiとChristene Barberichという2人のRefinery29創設者は、ニューヨークファッションウィークに招待状をもらうことができず、中に入ることができませんでした。直接彼らから話を聞いたわけではないので憶測ですが、2人は怒っていたのではと思います。そうでなくても、入れなかったということで非常にショックを受けていたのは事実です。

それがきっかけとなり、こういった排他的なことはやめようと考えたわけです。排他的ではなくてもっと受け入れるべきだと。

ミッションは「共感を広げる」こと

そしてニューヨークの……コンデナストさんには申し訳ないのですが……出版界に1つ荒波を立てようということになり、これを作りました。

(映像が流れる)

あと10分と言われたのでちょっとピッチを早めますね。いまの動画は29Roomsです。これはRefinery29がプロデュースしたライブのイベントです。この中には最先端のアート、ファッション、テクノロジーが集約されています。

29Roomsとは、29のユニークなインスタレーションを意味します。それぞれがインタラクティブです。そしてそれぞれが、アーティスト、ミュージシャン、あるいはデザイナーたちが作っているものです。2005年版のWebページのβ版のようなものです。

29Roomsは、ニューヨークファッションウィークの期間中に開催されます。もちろん、意図的にその時期に開催しています。2つのイベントの違いは、私たちのイベントはオープンで、さまざまな人たちを招き入れているということです。

昨年は2万人が参加しました。開催地はウィリアムズバーグ、ブルックリンでした。世界中のInstagramユーザーの5人に1人が29Roomsについて言及していました。そして2018年には、29Roomsをロサンゼルスで開催します。また、2019年に関しては東京でやるべきではないかと思います。すばらしいイベントになると思います。

なにかやりたい方がいらっしゃれば、このセッションのあとでぜひお話をしましょう。冗談じゃありませんよ。

それではもう1点、このスライドの後ろのをご注目していただきたいと思います。イベントにいらっしゃった方みなさんが見たメッセージです。「あなたの力は、これらの壁を超えて輝きます」。これは共感に関するメッセージです。私たちだけではなく、みなさんについて、みなさんが持っているパワーについて伝えているメッセージです。

このメッセージは、Refinery29にとっても重要な意味を持っています。みなさんそれぞれがパワーを持っています。そういったパワーに、心より敬意を表します。その力をぜひどこに行くときも携えていただきたいのです。

EmpathyLab(共感研究室)

ではEmpathyLabについてお話しましょう。5分以内でやっていきます。EmpathyLabは、コロンビア大学とのパートナーシップで進めております。彼らの中には「Digital Storytelling Lab」というグループがあります。

我々のミッションは、共感を、政治、教育、メディア、テクノロジー、デザイン、そしてヘルスケアなどさまざまな分野でやっていくことです。

またそれ以外にも、これはまだ実験段階なのですが、なんとかしてブランド同士をつなげようと思っています。そしてブランドとチェンジメーカーとをつなぎ、さまざまなコンテンツを通してプラスの価値を広めていけたらという試みです。その、とってもいい動画があるのですが、今は時間がないので飛ばします。

ちょっと不思議な質問に聞こえるかもしれませんが、例えば爆弾を作る場合、破壊ではなくて「理解」と「思いやり」を広める爆弾を作ることができたらどうなるでしょう? 現状を考えてみてください。これは非常に重要な疑問、少なくとも思いを馳せていただきたいような疑問だと思います。

我々は、チェンジメーカーに向けてシリコンバレースタイルのアクセラレータープログラムを使っています。そしてRefineryはそれを支援しています。ぜひブランドのスポンサーの方々にも支援をいただければと思います。

力のあるプロジェクトは世界を変えられる

(スライドを指して)こちらのイメージは、Empathy Lab1.0が実施するコンテンツの6つを示しております。これがこの6つのプロジェクトに携わっていただいている方々です。非常におもしろいプロジェクトなのですが、やはり時間がないので飛ばしていきます。先に進みます。最後の部分まで巻いていきますね。

右上の彼は、マーク・ストランドクイストです。彼のプログラムは Performing Statisticsと呼ばれており、彼のプロジェクトは子どもたちに関するシステムを変えていくことです。

とくにバージニア州においては、毎年約1万人の18歳以下の子どもが司法制度の下に更生センターに入れられます。ほとんどの子たちが黒人など、非白人の子どもたちです。彼は収監中の子どもたちに美術を教えていました。そしてその結果を見せながら、更生センターの人たちや警察官とワークショップを行い、既存の更生プログラムの改善策についてなどの話をしました。

これが、その少年院、更生センターで、バージニア州にあります。21歳以下の約280人の収監者がいました。ちょうどこんな若者たちです。

マークのチームの取り組みによって、今年この更生センターは閉鎖することになりました。本当にすばらしい結果でしょう?

(会場拍手)

小さな例ではありますが、共感があれば世界を変えることができるということです。

最後にこれをぜひ読んでいただきたいと思います。Google翻訳をかけてみたらまったく違うものになってしまったので、英語でしか持ってくることができませんでした。ごめんなさい。これはマーガレット・ミード(注:米国の文化人類学者)が書いたものです。

(スライドより)Never doubt that a small group of thoughtful, committed, citizens can change the world. Indeed, it is the only thing that ever has.(知識や覚悟があっても小人数では世界を変えられない、とは思ってはいけない。実際に世界を変えてきたのはそうした人間たちなのだから)。

彼女はすばらしい作家で、そして私のヒーローです。この言葉にあるように、思慮深い、そして熱意に溢れた少数の一般市民が世界を変えることができると私は信じています。まさにこれしか、世界を変えることはできないのだ、と。

それではどうもありがとうございました。

(会場拍手)

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