2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
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山田玲司氏(以下、山田):そして、いよいよ、もう番長ですよ。
乙君氏(以下、乙君):番長なんだ。
山田:田中優さんです。いろんなこと一緒にやらしてもらってますよね。優さんは本当に説明が難しいんです(笑)。ただ、ブルドーザーでガーッと世の中を一気に変えていこうっていう、力技でやっていくのが芸風の。
乙君:芸風?(笑)。
(一同笑)
山田:環境活動家……。まあ、出会いはね、あれなんだよ。最初、チェルノブイリが起こった後に、(忌野)清志郎が『COVERS』出して、反原発とかバーッと盛り上がったり。
俺も清志郎に火ぃつけられて、「このままじゃまずいぞ! 原発を止めねば」と言ってたのが、1986、7年ぐらいですよね?
田中優氏(以下、田中):あれは88年にイベントをやった。
山田:88年ですか。
田中:うん。
山田:86年に事故があって、そっからワーッとムーブメントがあって、広瀬(隆)さんの本があって、その時にいても立ってもいられなくて、そういうパンクバンドをやってたところに、(日比谷)野音で「原発止めよう集会」をやってたのが優さんですね。
田中:はい。実行委員でした。
山田:実行委員ですねえ。
乙君:もうイベンター的なことも?
山田:市民活動を、普通の市民が世の中を変えるっていうことを、ずーっとやられてる方で。
乙君:草の根的なね。
山田:ていうかね(笑)、(田中氏が)おもしろいのが、もともと役人さんで、江戸川区で本当にちゃんと普通に働いていた方なんだけど。
「世の中変えたいから」つって、市民活動をやっていくうちに、そこを辞めて、今はそれが本業になるんだけど、まあ、もともとは番長っていう。
乙君:もともとは番長。
(一同笑)
乙君:最終的に……(笑)。コメントでもありますけど、電気を買わない人……。
山田:電気を買わない人ですね。
乙君:(電気を買わない人)でおなじみの、ということでございます。(ニコ生のコメントに)「今日は岡山から来たの?」っていう……。
田中:そうです。岡山から来たんです。要は、口ばっかりっていうのは嫌いで、とにかく自分からやってみたいって思ってるんで、家でも電気自給してる。
山田:すごいですよね(笑)。
田中:そうそう。でも、ここんところ長雨で太陽光発電があんま発電してくんなくて、近所の旅館とか泊まったりしてるけどね(笑)。
乙君:え(笑)、そこはやっぱ臨機応変にいくんすね?
田中:そう。だって、楽しまないとね、つまんないじゃない。
乙君:なるほどねえ。
田中:僕のポリシーはね、意外なことに、努力・忍耐はしない。
山田:しない、っていう。
乙君:意外ではないですけどね。
(一同笑)
山田:努力・忍耐は嫌いなんです。優さんはね、学生運動終わりぐらいの世代で。で、まあ、学生運動の連中がわりと議論とか口ばっかりだった、みたいなのを見て、「ふざけんな」と思ってて。それで学校を6回も変わるというね。
田中:8回だよ(笑)。
山田:8回ですか(笑)。8回、高校を何度も何度も問題を起こしては辞めて、みたいな。
田中:でも、再び入るところがすごいよね。
山田:そうなんですね。
乙君:自分で?(笑)。
田中:そうですね(笑)。
山田:ポケットにいつもナイフを忍ばせて。
乙君:え!
山田:「いつでもかかってこい」という、そんな青春を送ってきた。
田中:いや、違うんだよ。だから、俺弱いから、ケンカ売られたら刺すしかねえんだよ。
山田:それがおっかないんじゃないっすか!(笑)。
(一同笑)
乙君:ケンカしないっていう選択肢はないんですか(笑)。
山田:そういう奴です、そういう奴。
田中:だから、ある時はすごい危険な感じになっちゃったんで、免許持ってないのに車買ってきちゃったもんね。
乙君:え?
田中:だから、万が一の時には車で轢いちゃえばいいと思って。
山田:免許がないのに、車を用意してたんですか?
田中:そう。でも、そのまんまじゃまずいなと思って、教習所通い始めたけどね(笑)。
山田:(笑)。
久世孝臣氏(以下、久世):免許取る動機がすごいですね。
山田:優さんは大検なんですよね?
田中:そう。大学入学資格検定で。
山田:そうなんですよね。
田中:だから、高校クビになったあげくに卒業できなかったから、大学入学資格検定で取って。で、大学は二部に行ったんだね。
山田:そうですね。働きながら。
田中:そうそうそう。
山田:公務員試験の一番すげーやつを受かってるんですよ、この方は。
田中:辞めちゃったけどね。
山田:辞めちゃってますけど。だから、本当は官僚になる人なんですよ。だから、大学行かずに官僚になれる人だったんですよ。
乙君:あーー。
山田:そういう恐ろしい人なの、この人(笑)。
田中:いやいや。
山田:だから、それでずっと役所にいたから、向こう側の手の内を知りつくしてから、出てるというね。
乙君:あ、なるほど、なるほど。恐ろしい。
山田:恐ろしいです。だから、リアルっていう。
田中:役所っていうのは嘘は言わないんだよ。ただ、隠すんだよ。
山田:そこがねー。
乙君:あー、なるほどね。そんな優さんが好きなアニメは何ですか?
(一同笑)
田中:僕、『MASTERキートン』とか『パイナップルARMY』とか、ああいうの好きだねえ。
山田:浦沢(直樹)作品だね。
乙君:『パイナップルARMY』?
田中:同じ人。
乙君:浦沢先生ですか?
田中:そう、浦沢さんは絵描いた人で。で、ラデック・鯨井さんは、後の名前だけど、あの人が原作者でね。で、『SEED』っていう漫画の時には、そのラデック・鯨井っていう名前になってんだけど。実はその人ガンで死んじゃったんだけど、生前、僕知り合いになったんですよ。
山田:あ、そうなんですね。
田中:すっごいおもしろい人でさ、いい人だったね。
田中:その人とのつながりで、『美味しんぼ』の雁屋哲さんとも知り合ったの。
山田:はいはいはい。
乙君:あーー。
山田:きました、その話題(笑)。
江守正太氏(以下、江守):出てましたもんね?
田中:そうなんだよ。出てるんだよ。
山田:実は『美味しんぼ』に出てます。
久世:えーーっ!
乙君:『美味しんぼ』に出てる?
田中:そうなの。104巻、105巻のところでさ。
乙君:104巻とかのレベルで(笑)。
久世:すごい、すごい!
山田:出てます。
久世:山岡さんと共演したんですね。
田中:そう。だから。
乙君:ヤバい! それヤバい! 山岡士郎と共演って。
久世:海原雄山と共演するって。
田中:だから、漫画読んだ時にさ、「あれ? 海原さんいたかな?」とか思っちゃったね(笑)。
(一同笑)
田中:やっぱリアルなんだよ。
乙君:(笑)。
田中:「いねーし」みたいな。
山田:(笑)。
乙君:なるほど。
山田:最初にある雑誌が創刊されるイベントに、俺、お客として普通に見に行ったの。そしたらそのイベントで、いろんなトークをする人、歌う人が出てくるんだけど、優さんが出てきて。だから、本当十何年前に、そん時に初めてオフグリッド(注:電気代ゼロの生活)の話したんだよね。
乙君:ほうほう。
山田:要するに電力会社から電気を買わなくても、屋根の上にパネルつけて、蓄電池で自分でまかなえるから、これからは全部そういうふうになっていくんだ、と言っていて。
「すげー、これ。リアルな話だな」と思って、会いに行きたくなって、会いに行ってるんです、実は。
乙君:なるほど、なるほど。
山田:そしたら、本当にそれを始めてる。それで、だから、電気代、電力会社からきているコードを切る、っていうイベントをしましたよね。
田中:やった。
山田:やりましたよね(笑)。YouTube見れば出てきますんで。それで、「さよなら、電力会社」っていう。
田中:だから、今ではね、水道も井戸に切り替えちゃって、つながなくなっちゃったし。
乙君:井戸でやってるんですか?
田中:そう。新聞もやめちゃったし。だから、インターネットがあるからさ、テレビもいらないし。そういう暮らしが現実にできんだよね。
そしたらね、普段の生活の金がほとんど必要なくなってきちゃってさ、こういう暮らしってのは、たぶんこれからの暮らしになるんだろうな、っていう感じがするよね。
山田:それを、だから、実際に優さんやってるから。
乙君:そこは一番すごいですよね。
山田:すごいねえ。
乙君:なんだかんだやっぱ説得力、「俺やってるから」って言われるとね。
山田:そうなんですよ。
乙君:そんなお三方を交えて今日は、環境問題スペシャルということで、この4人で話されると、やっぱり専門的なほうにどんどんいっちゃうんで。
今日はもう素朴な疑問をみなさんから募集しまして。そしたら、かなり来まして。そんなにみんな関心あったのかと、うれしいんですけども。まあ、1つ1つ片付けていきたいんですけど。
山田:いや、まずね。
乙君:はい。
山田:いや、だからね、これね、すごいんだよ。このね、メンバーがどれぐらいすごいかっていうとね、まず枝廣さんはゴアと一緒に仕事してるじゃん。
乙君:はいはいはい。
山田:その後、名だたる人たちですよね。アウトプットがわりと世界規模の人が多いですよね、。江守さんは、実は地球シミュレーターやってたの。
乙君:……地球?
山田:地球シミュレーター。
乙君:地球。
山田:地球シミュレーター。
(一同笑)
乙君:地球のほうね。
山田:スーパーコンピューターのすげーやつ、京だっけ? あん時って。
江守:いや、地球シミュレーターっていう名前です。
山田:地球シミュレーターっていう名前、そうそう。
江守:京の前です。
山田:京の前か。あ、そうそう。だから、ものすごいパワフルなコンピューターの中に架空の地球をつくって。
乙君:このままいくとどうなるのか。
山田:どうなるかっていうことを、ずっとやってた人なんですね。
乙君:ずっとやってたんですか?
江守:ずっとそういう仕事ですね。
乙君:なら、もう何聞いても大丈夫じゃないですか。
山田:そうね、うん。
乙君:(笑)。
江守:見せます?
山田:そうですね。ちょっとそのへんから。
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