2024.10.10
将来は卵1パックの価格が2倍に? 多くの日本人が知らない世界の新潮流、「動物福祉」とは
3 Times Science Debunked the Paranorma(全1記事)
リンクをコピー
記事をブックマーク
ハンク・グリーン氏:不気味な幽霊やUFO、不思議な浮遊灯など、世の中には科学的に説明不可能で奇妙な物語が存在します。
しかし、キャンプファイヤーで聞く気味の悪い話でさえ、正しい質問といくつかの注意深い観察によって、その偽りを暴くことができます。
科学者たちはこのような奇妙なことに関して観察し、完璧な合理性を見出しました。それでもいくつかのケースは、未だに科学的説明がまとまっていません。
例えば、英国の恐ろしい研究室について。
1990年代後半、そこの研究室で働いていた人はしばしば恐怖や震えを感じることがあり、ある技術者は恐ろしい灰色の奇形を見ることさえありました。しかし、科学者はそれには理由があるに違いないと考えました。
この技術者はフェンシングの選手で、今後の競技会に向けて練習するため、ある日フェンシングの薄い剣であるフォイルを研究室に持ち込みました。彼がクランプの中にフォイルをセットした時に刃が振動したのが、まるで幽霊がそれを振っていたように見えたのです。
もちろん幽霊ではありません。
さらに実験室の周りを観測した結果、部屋には低周波の音波が含まれていることが分かり、最終的に研究室の新しいファンにその原因があることに辿り着きました。そして研究室で起こっていた恐ろしいことの原因が、すべてこのファンにあることがわかりました。
音波がその共振周波数にあったため、フォイルが振動しやすくなっていたのです。
すべての物にこの共振周波数があり、ガラスの周りに指を走らせると素敵な小さな音が鳴ります。
このときの周波数は約19ヘルツ、すなわち毎秒19振動であり、人間の可聴域以下にあります。これをインフラサウンドと呼びます。
研究によると、強力なインフラサウンドは不安やめまいの原因となる可能性があり、これが心霊現象のように思えることがわかっています。なぜなら超音波は人体の組織を振動させ、バランス感覚、呼吸数、血圧に影響を与えるからです。
さらに眼球の共鳴周波数も約19ヘルツなので、幻影が見えることさえもあります。だから技術者が見た幽霊は、彼の眼球の振動によって引き起こされたものであり、非常に奇妙で気持ち悪いですが少なくとも幽霊ではありません。
いくつかの話では、科学的に説明のつかない現象がカメラによってよく捉えられると言われます。
インターネットでは、複数の翼を持つ長い棒状の昆虫が映った写真がたくさん存在し、UFOやエイリアン、および次元間の生き物として扱われてきました。しかしそれはただの虫であることが判明し、ほとんどの場合は蛾であることがわかりました。
これらの心霊写真が作成される原因は、カメラの仕組みにあります。昆虫はカメラで1つのイメージを記録するよりも、もっと早い速度で翼をばたつかせます。
そのため、カメラが1フレームを記録している間に、蛾のような虫は何度も翼をばたつかせ、さらにはカメラに映る領域内を移動します。その結果、蛾は複数の羽を持つぼやけた細長い棒状のものに見えます。
長時間露光の撮影を試みたことがある人は、おそらく次のような画像を見たことがあるでしょう。
棒状の部位の長さは、昆虫の動く速度やカメラからの距離に関連し、より速くそしてより近くで飛ぶと、次元間を行くミステリアスなものに見えます。未確認動物学の学者は、それらを「ロッド」または「スカイフィッシュ」と呼びます。
私はこの名前が好きですし、私たちの周りを飛行しているスカイフィッシュはイケてると思いますが、実際はただの蛾です。
最後に、テキサス州のマルファに訪れたことのある人は、ハイウェイ67で降りてUFOを遠方から見たことがあるでしょう。
夜になると、度々マルファライトと呼ばれるものが地平線上に現れ、宇宙船のように点滅しながら飛行します。またそれを見渡せる場所もあります。
しかし彼らは宇宙人ではありません。
現地の大学生は、この原因が車のヘッドライトにあると考え、2004年にこの現象を明らかにする実験を行いました。彼らは、ライトを監視するためのカメラと、ハイウェイ67の交通量を測定するためのボックスを設置しました。また、マルファライトが見られるエリアから、直接ハイウェイを見えるかどうかを確認するために、道路を行き交う車を追跡しました。
その結果は驚くべきものではありませんでした。マルファライトはおそらく、高速道路から反射したヘッドライトが原因だと判明しました。
マルファライトの数は交通量に直接関連しており、追跡していた車がどのライトに一致するのかさえも確認できました。
2008年、同様にライトが街灯やキャンプファイヤーに関連していることを発見した他のチームによって、この調査結果の支援がなされました。
あなたは見ているものが、車のヘッドライトなのかエイリアンの宇宙船なのかどうかを判断するのは簡単だと思いますが、マルファライトは実際のヘッドライトのように見えないので非常に判断が困難になります。
マルファライトは拡大されて揺らめいたように光ります。それは、光線が曲がったものが蜃気楼のように見えます。
具体的には、上位蜃気楼として知られているもので、実物があるべき場所よりも上方にイメージが見えます。
通常は地表で空気が暖められるので、暖かい空気の上に冷たい空気が重なりますが、冷たい空気の上に暖かい空気が重なった時に上位蜃気楼は現れます。
温度が異なると空気の密度も異なるため、光を違った角度で屈折させます。光線が温度逆転を通過すると、実際に物体がある場所の上にイメージを作り出します。
マルファライトに関しては、明らかに道路を走る車のヘッドライトだということが言えます。決してエイリアンの宇宙船ではありません。
世の中には、十分なデータがなく未だに説明や検証ができない多くの現象が起こっています。しかし、時には正しい質問と健全に疑念を抱くことが必要です。
関連タグ:
2024.11.13
週3日働いて年収2,000万稼ぐ元印刷屋のおじさん 好きなことだけして楽に稼ぐ3つのパターン
2024.11.11
自分の「本質的な才能」が見つかる一番簡単な質問 他者から「すごい」と思われても意外と気づかないのが才能
2024.11.13
“退職者が出た時の会社の対応”を従業員は見ている 離職防止策の前に見つめ直したい、部下との向き合い方
2024.11.12
自分の人生にプラスに働く「イライラ」は才能 自分の強みや才能につながる“良いイライラ”を見分けるポイント
2023.03.21
民間宇宙開発で高まる「飛行機とロケットの衝突」の危機...どうやって回避する?
2024.11.11
気づいたら借金、倒産して身ぐるみを剥がされる経営者 起業に「立派な動機」を求められる恐ろしさ
2024.11.11
「退職代行」を使われた管理職の本音と葛藤 メディアで話題、利用者が右肩上がり…企業が置かれている現状とは
2024.11.18
20名の会社でGoogleの採用を真似するのはもったいない 人手不足の時代における「脱能力主義」のヒント
2024.11.12
先週まで元気だったのに、突然辞める「びっくり退職」 退職代行サービスの影響も?上司と部下の“すれ違い”が起きる原因
2024.11.14
よってたかってハイリスクのビジネスモデルに仕立て上げるステークホルダー 「社会的理由」が求められる時代の起業戦略