2024.10.21
お互い疑心暗鬼になりがちな、経営企画と事業部の壁 組織に「分断」が生まれる要因と打開策
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はあちゅう氏(以下、はあちゅう):では次にSHOWROOMからの質問にいきたいと思います。「動画配信でファンをつけるために意識していることはありますか?」というコメントが来ています。
動画でファンをつけるために。まだまだSHOWROOMは初心者なので、ぜんぜん玄人の人が見たらできていないことばかりだと思うんですけど、唯一がんばっているのは毎日配信することです。
やっぱり毎日やるって、けっこう体力を使うんですよね。自分の予定の中に今までなかったことを1つ作るって、なにかを辞めなくちゃその時間は捻出できないです。なかなか朝の8時に起きてっていうのは最初はできると思ったんですけど、やっぱり夜遅くなっちゃったりして「私、明日7時に起きて8時に配信するのか……つらいな」と思うことはあるんです。
でも、そこでがんばってやっているというのが伝わることも絶対に無駄にならないと思うので、引き続きがんばろうかなと思っています。
あとはもっと、本を売るというだけのことではなくて、長いスパンでSHOWROOMを考えています。私、本も書いていきたいんですけど、大きく言うと、いろんな人生の可能性を発信している人になりたいんです。
例えば私が会社員ももちろんすごく楽しかったんですけど、会社員ではない自由さをフリーランスになって味わってみて「自分にとってはフリーランスが合っているな」と思ったんです。そこでフリーランスの楽しさだったりとかを発信していきたいなと思って、日々ネットなどで書いているんです。
生配信も今後絶対、これで人と繋がれるということが、誰かの力になったりすると思うんです。とくに私はこれから、たぶん女性としてのライフイベントも、妊娠出産子育てみたいなことがあったときに、絶対、こんな毎日じゃ書けないと思うことがあるはずなんですよね。
そういう書けないときにも、動画の配信だったらできるし、こうやって人と繋がることはできると思うので、そういうものも常に自分の中で育て続けたいなという気持ちがあります。
はあちゅう:今度はちょっとリアルの方で、そろそろたぶん時間だと思うので最後の質問を受けたなと思うんですが。なにか質問とかありますか?
質問者4:さっき次の小説に向けての課題とかおっしゃっていたと思うんですけど、文章をうまく書くために、毎日なにか努力しているとか練習していることってありますか?
はあちゅう:文章を書くためにがんばっているのは、いい言葉にたくさん触れることと、それを書いて残しておくことです。
昔、中学とか高校のときとかに英単語の意味をノートに書いていたみたいに、自分が触れたことのない単語だったり、触れているけど自分からは使わないなっていう言葉や表現をたくさん書き溜めて使ってみたりしています。
ただそのまま使ったり、同じ描写のところで使うと、パクリっていうことになってしまうと思うので、少しカスタマイズしたり、違うシチュエーションでこの単語をあえて使ってみようみたいな感じでやったりします。
言葉集めは常にしていて、小説とか読んでいても「この表現がすごい綺麗だ」と思ったら刻みつけるように書いてみたり、そこだけ何回も繰り返して読んだりします。
そうやって1回自分の中を通って、あとで書いたもの・出てきたものは、たぶん自分のものになっていると思うので。最初は借り物の言葉をマネしてみて、そこから自分の言葉にしていくっていうのを意識しています。
はあちゅう:(SHOWROOMからの質問に対して)ご質問ありがとうございます。本来は、こんなふうに見ている人と、アバターと本物と両方いるっていうことがやりたかったんです。コメントがここに映るとかだったら、六本木のニコファーレみたいにもっとすごい不思議な感じになったかもしれないですけど。
本がきっかけとは言え、せっかくSHOWROOMを始めたので。始めたものをいろんな方に繋げていきたいと思うので、今日初めて使ってみてくれた人こそ、たぶん先入観なく、このツールを「なんなんだこれは」っていう思いで今見ていると思うんです。
なのでぜひ、「こういうことに使ったらいいんじゃないですか」みたいなアイデアをもらえるとうれしいです。たぶんこの空間に慣れてきたら、見えないものが今、見えているんじゃないかなと思います。
だいたいしゃべれた気がします。
司会者:開始がちょっとだけ遅かったので、もうお1人か2人くらい、質問を受けましょうか。
はあちゅう:聞いてみたいこととか、なにかありますか。
司会者:あとコメント欄でこれがあったとか。
はあちゅう:むしろ「晩ご飯を教えてください」とか。晩ご飯は、楽屋のお弁当がこのあと食べます。
質問者5:小説を出す際に、例えばペンネームじゃなく本名で出そうかなんて考えたりは、ありましたか?
はあちゅう:それは編集者さんに聞かれたんです。「はあちゅうでいいんですか?」って聞かれたんですけど。私はもう「はあちゅう」で通していこうと思っているので、はあちゅうにしました。たくさんあると混乱しませんか?
たぶん、記者さんが来ても「はあちゅう(本名は伊藤春香)」みたいなことになってややこしくなっちゃうので、通して「はあちゅう」となりました。あとは、あちゅうはとにかく検索しやすいんです。絶対私のことが書いてあります。はあちゅうでエゴサーチすると。
(会場笑)
私、感想をすごくリツイートしているのですが、あれがやっぱり効果あるんです。『半径5メートルの野望』という本が今あちら(会場)で発売中なんですけど、あの本が最近2回も立て続けに重版がかかったんです。
普通だったら3年前の本なんて売れていないはずなんです。でも、誰かが日本中のどこかで読んでくれていて、それを私がリツイートすることによって、最近私のことを知った人が知って買ってくれるっていう。この仕組みを常に回し続けなきゃと思って、はあちゅうを使っています。
質問者5:ありがとうございました。
はあちゅう:ありがとうございます。とくになさそうですか? じゃあ最後の質問お願いします。
質問者6:先ほど、「疲れたな」「もう寝ようかな」と思ったときに、「いやいや、キンコン西野さんならまだ起きているな」と思ってがんばるというお話があったと思うんですけど、その他にも「疲れたな」と思っているときの原動力みたいなものはありますか?
はあちゅう:ありがとうございます。原動力は、やっぱり同世代でがんばっている人、結果を出している人に一番エネルギーをもらうことが多いです。Twitterとかで「まだ起きている人がいるな」「この人こんな仕事してるな」「この人めっちゃバズっているな」っていう時に憎たらしく思うし、でも私もがんばらなきゃって気持ちが沸いてきますね。
私、すごく嫉妬するんです。すべての業界のあらゆる人に嫉妬しているんです。でもやっぱり嫉妬はエネルギーになるなとも思っていて、あんなふうに初版で何万部って作っちゃう西野さんが、どこかではやっぱり羨ましいんです。
羨ましいっていう気持ちは、自分がああなりたいっていう気持ちの裏返しなので、じゃあ西野さんのこれをマネしようとか、そういうのは常に考えています。
あと原動力と言えば、待ってくれている人がいる、一緒にがんばってくれている人がいるうのはすごく支えになっています。
こういうSHOWROOMとかも、毎日毎日来てくれる人がいるんです。「おはようございます!」と一番に書き込んでくれる人がいると、「待っててくれてたんだ」「がんばろう」って思うし。あとは、ここに立っていらっしゃる須田さんって編集者さんが「この時間に会社にいるのかな」って思うぐらいの時間に、いろんなことを書いて送ってくれたりして。その人に売り上げで返したいと思ったり。
ふだん疲れているときって、自分だけががんばっている気持ちになっちゃうと思うんです。でも、そういうときに「自分だけじゃないんだ」と思い出すことによって、もう一歩がんばれるなっていうのがあります。
質問者6:どうもありがとうございます。
司会者:あとは大丈夫そうでしょうか。じゃあ最後に。
質問者7:今日はどうもありがとうございました。先ほど「小説とはなにか」という質問を振り返ったと思うんですけど、お答えいただいた内容は書き手としての1つの答えだったと思うので、たくさん物語を読まれてきたはあちゅうさんにとって「読者としての小説はどんなものだったのか」を教えていただけないでしょうか。
はあちゅう:2つあって、これは自分の本のあとがきにも書いたものなんですけど、小説ってビジネス本と違って、すぐに効いてくるものじゃないなと思っているんです。
ビジネス本は、著者が答えをくれるんです。でも小説は著者に問いかけをもらって、その答えをずっと探し続けなきゃいけないと自分は思うんです。なので、ビジネス本は即効性のある栄養ドリンクだとして、小説はもっともっと漢方薬のようにじわじわ体の中に滲んできて、いつかふっと効果あったと思うようなものかなって思っています。
あともう1つは、小説は心に寄り添ってくれるものだなとは、読者としてはいつも思っています。
ビジネス本やエッセイだったりとか、そういうものも癒やしてくれる効果があったりとか、人生を変える効果はあるんです。でも、すごく心に残っているものは、私の場合はやっぱり小説だったりするんですね。
それは作りごとの中のもののはずなのに、本当にその人たちがいたかのような気持ちになってくる。その人たちの人生のことを考えたりする中で、「この本が私の人生ですごく支えになっているな」「寄り添ってくれているな」と思うことが多いので、そういうことがあるので、小説は私にとっては特別です。
質問者7:ありがとうございます。
はあちゅう:じゃあ、そろそろ……。
司会者:これで質問タイムは終わりということで、今日せっかくみなさんお集まりになって、今日、重版もめでたく決まったので、なにか今後こんなことしたらいいんじゃないかっていうアイデアがもしある方いたら、ぜひ。なんでもいいので。
はあちゅう:そうですね、なかなか難しいかもしれないですね、ここで発表するのは。
司会者:もし今日言いづらかったらサロンの中で、ぜひ。
はあちゅう:私がオンラインサロンであとでスレッドを立てるので、そこにもしよかったら。今日、初めてサロンの中にいる人たちがこうリアルに集まったんです。
こういう人たちがいるんだっていうことがわかったと思うので、これを使って、こういうことしたい、こういうところが活かせてないんじゃないかみたいなことが、あとからこ思い浮かんでくると思うので、ぜひ教えてくれるとうれしいです。
司会者:はあちゅうさん、最後にSHOWROOMをご覧になっている方もたくさんいらっしゃるので、一言お願いします。
はあちゅう:そうですね、今、視聴者が724人なので。1回発売日に1,000人達成したことがあったんです。無理矢理長くして。でも夜の配信で724人いたのは初めてですね。
読書会FacebookやSHOWROOMでとかで、いろいろアイデアをコメントで書いてくれている人がいます。「お話聞けてよかったです」とか、感想をいろいろ書いてくださっている方ありがとうございます。「嫉妬をうまく使いこなすって大事ですね」とか、いろいろこうやってリアルタイムでみんなの気持ちが見れるってすごくおもしろいと思っていて。
吹き出しがみんなの中にある感じっていうのかな。本当は声に出せないことがここにあるんだろうなと、すごい思います。よかった、楽しかったですとか言ってくれてる人がいる。ありがたいですね。SHOWROOMをご覧のみなさんは、明日の朝8時にもまた配信しますので、よかったらまた見に来てください。
もしみなさん、今日始められた方は、バックグラウンド再生といって、他のことをしながらでも聞けるようになっているので、よかったらSHOWROOMも見てください。じゃあこれでSHOWROOMを終わります。どうもありがとうございました。また明日もよろしくお願いします。
(会場拍手)
今日はお忙しい中、集まってくださってありがとうございました。
みなさんが思っているような話が聞けたかどうかはわからないんですけど、「こんなことを思いながら、この人は本を1冊書いたんだな」っていうことを、持ち帰ってもらえると、すごいうれしいです。私は今後もPR活動をめちゃめちゃがんばっていくので、ぜひそこにも見てもらえたらうれしいです。そんな感じです。
司会者:本日は、50名くらいの方が来てくださったんですかね。サロンメンバーのたぶん3分の1の方がリアルでこちらに、すごい出席率だと思います。平日の夜なのに本当にみなさんありがとうございました。 はあちゅう:ありがとうございました。
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