2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
Why Does the Wind Howl So Creepily?(全1記事)
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ハンク・グリーン氏:それは真っ暗で嵐の夜のことでした。
どこからともなく不気味なキーキーと聞こえます。風が木々を揺らすヒューヒューという音が聞こえ、物語の主人公が悲惨な目に遭うのは容易に想像できます。
ところでこのヒューヒューという音はなぜ発生しているのでしょうか。ホラーの定番である枯れ木の森は、生い茂った元気な森より音が発生しやすいのでしょうか。
そもそも音は、周りの空気の振動が耳に伝わる現象です。振動が早ければ高い音が鳴り、ゆっくりした振動なら低い音が鳴り、大抵の音はその中間の振動です。
特定の音が聞こえるということは、その空気も振動も特定の周期のはずです。
こうした振動は、1秒間にどれぐらい振動が往復したかを意味する「ヘルツ」という単位で表されます。空気は木やビルといった障害物の周りで曲がることでこうした振動を作り出します。
例えば空気が木にぶつかると、二手に分かれてから反対側で合流します。ですが、偶然性や、風速、木の表面の状態などによって、合流する際には片側の空気の勢いがわずかに強くなります。その結果、もう片側の空気を押し出すのです。
圧力を受けた反対側の空気は次第に最初の空気より勢いを増して、逆に押し返すようになります。こうして押し合いのサイクルが始まります。
このやり取りの往復が続くと、高周波と渦を木の周りに作り出し空気を振動させ合うようになります。これは「カルマン渦」と呼ばれています。この押し合いの周期は、風速と障害物の大きさによって決まります。
音は空気の振動でしたが、速い風が木やビルを通り過ぎると渦ができ、その渦が人間にはヒューヒューと聞こえる周波数の音を作り出し、わたしたちにはゾッと聞こえるわけです。
同じ風であっても木やビルの形状の違いによって作り出される音も微妙に異なり、木々の中から聞こえる音はヒューヒューと聞こえます。木が葉っぱで生い茂っていれば、葉っぱが空気の振動を吸収して音も鈍いものになります。
ですが冬場や枯れ木のように葉っぱがない場合、ヒューヒューという音は遠くまで響くわけです。
ですが、風は何にもぶつかっていないのに音を鳴らす時もあります。これは空気中に圧力の違うポケットがあちこちにできていて、そこに流れ込んだ風があたかも木にぶつかって巻き込むかのように曲げられることで起こっています。
これが何もない開けた場所でも風がヒューヒュー音を鳴らす理由です。風の強い辺ぴな場所がゾッとするのはこういうわけだったんですね。
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