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乱立する業務改善ツール、社内プラットフォームは“生きた化石”… 創業50年企業を変えたkintone全社導入の舞台裏
Do Epsom Salt Baths Do Anything?(全1記事)
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マイケル・アランダ氏:長い距離を走ってクタクタに疲れたり、あるいは足の爪が食い込んだりしていれば、エプソムソルトが効果的だというネットの記事を読んだことあるかもしれません。

お風呂にエプソムソルトを振りかけ、ゆっくり浸かれば、ほら! 気分がとても良くなるという話です。
肌が柔らかくなったり痛みが和らぐだけでなく、エプソムソルトを使うことで「ミネラルレベルが上がる」とか、「体の毒素が抜ける」と言う人もいます。これは一体どういうことでしょうか。インターネット上のほとんどの情報は話がうますぎます。
エプソムソルトとは硫酸マグネシムのことで、マグネシウム、硫黄、酸素が含まれた物質です。「エプソム」という名前は、イギリスの「サリー」というロンドンの南西にある小さな町に由来しています。

1600年代にサリーは、自然に湧いた温泉に硫酸マグネシウムが豊富に含まれているものがあるということで有名な温泉街になりました。

健康問題を治してくれるという話の大半は、エプソムソルトに含まれているマグネシウムのおかげだと言います。体内で起こる化学反応にはマグネシウムが使われ、それによって骨が強くなり、神経細胞の電位も適切になり、心臓のはたらきも安定します。どれも良いことづくめですね。
ですが、1つ問題があります。お風呂に入れたエプソムソルトのマグネシウムが体内に取り込まれるということを裏付ける証拠がないのです。
エプソムソルトを入れたお風呂に数分浸かると、血中のマグネシウムと硫酸濃度が上昇したという報告はあります。ですが、浸からなかったグループと比較した実験ではありませんし、査読を経てジャーナル誌に発表された論文でもありません。つまり信頼できる結果はまったく存在しないのです。
それでも、入れる塩の量を増やせば効果があるのではと考えるかもしれません。ですが実際、肌は高性能なバリアなので、肌に触れた物質を吸収するということはありません。
それでほとんどの専門家は、お風呂に浸かっている間にミネラルが摂取されたとしても肌からはほとんど吸収されないだろうと言います。
ですが、わずかでも吸収されたなら、マグネシウムが足りていな人には効果があるのではないでしょうか。もし十分なマグネシウムを摂取できていれば、それ以上に摂取しても意味はありません。
逆にマグネシウムが足りていなければ、ナッツや葉野菜などマグネシウムをより効率よく摂取できる方法はいくらでもあります。

硫酸マグネシウムは便利な薬ではありません。直接飲めば一般的な下剤になるだけです。直接注射すれば、高血圧の妊婦の発作を予防できます。すごいですね。
ですが、お風呂に入れれば筋肉の痛みを緩和できるのでしょうか。ソルトがなにかの効果を及ぼしている可能性はありますが、それはほとんどが、効くはずだと思えばほんとに効くというプラセボ効果でしょう。
効能があったとしてもそれは温かいお湯と、お風呂のリラックス効果によるもので、必ずしもソルトは必要ありません。

はっきりした検証が行われるまで確かなことは言えませんが、普通のお風呂に比べてエプソムソルトのお風呂に効果があるわけではない、と言っていいでしょう。
ですが、エプソムソルトに害があるわけでもありません。とくに効果があるわけではなかったとしても、エプソムソルトを入れたお風呂が好きなら気にせず浸かってください。
科学的な証拠があるわけではないなんて野暮なことは言わないでくださいね。
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